さだまさよし with 仲井戸"CHABO"麗市「CHABOの恩返し①」Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
今日はMt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREへ、「CHABOの恩返し①」を観に行く。
今年のCHABOは各種イベントやジョイントライブを中心に活動していく模様で、
この「CHABOの恩返し」は昨年の還暦祝いのお返しという趣旨で行われるらしい。
会場のMt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREは、二度目の来場。
もともと映画館だったということもあり、指定席でゆったりと観られるのが嬉しい。
開演時間19時の15分前ぐらいに会場へ到着。
立見まで出る盛況ぶり、“さだまさよし”効果なのか女性率がいつもより高い。
わたしの席は、1階G列17番。ステージ向かってやや右寄りの前から7列目。
それほど大きくない会場だし、客席がほどよいスロープになっているので観やすい。
ステージには機材が並べられているだけのシンプルなセット。
予定より少し遅れて、19時10分ごろスタート。
まずはCHABOがひとり、ハンドマイクを手に登場。
「やだね、ギターが持ってないと・・・」と言いつつも、今日の趣旨説明を含めた名司会ぶり。
そしてCHABOの呼びかけに応えて、“さだまさよし(岡本定義+山崎まさよし)”がステージに登場。
緊張からなのかステージに登場するなり、ギタースタンドを倒してしまう岡本定義。
それでも二人とも自然体な雰囲気で、並んで椅子に腰かけてアコースティックギターで弾き語り。
さだまさしの「関白宣言」をもじったテーマソングで客席をあたためてから、
CHABOのカバーで「HIMAWARI」「ホームタウン」を演奏。
2本のアコースティックギターのからみと、ボイスサンプリングによるリズムセクション。
CHABOへのリスペクトが随所に感じられるカバーが、とっても好印象。
それから二人のオリジナル曲を、次々に演奏していく。
岡本定義はCHABOに雰囲気が似てると話していたが、確かに似てるような気がする。
ヴォーカルの線がちょっと細いような気もしたけど、そこがまた繊細な感じがしてイイ。
山崎まさよしはギターとキーボードを交互に演奏し、透き通った声で唄を聴かせる。
アーティストっぽいアーティストというのだろうか? ものすごい才能を感じさせる。
静かに聴かせる曲ありハードに乗せる曲ありのステージ、55分ほどで終了。
そのままセットチェンジをはさんで、20時10分ごろCHABOのステージが始まる。
ハンチング帽をかぶってアロハを羽織り、いつもどおりのたたずまいのCHABO。
Dobroを弾きながら、「Sweet Home SHIBUYA PLEASURE PLEASURE」を唄う。
「また逢いましょう」とステージを去ろうとするCHABOに、お客さんから悲鳴があがる。
いつもどおりのセリフやアクションだけど、いつもと客層が違うからかリアクションがすごい。
いつもよりもアップテンポの「Good Day」に続いて、“Simon & Garfunkel”のカバーで「4月になれば彼女は」。
5月2日に行われた武道館でのイベントについて話したあと、初期のRCから「国立市中区3-1」を演奏。
“The Beatles”武道館公演にまつわる話から、“The Beatles”のカバーで「All My Loving」。
シュール路線から一曲ということで「幻想の旅人の唄」。幻想的なライティングがとっても効果的。
CHABOはギターの弦をはじくように弾き、いつもとは違ったニュアンスをかもし出している。
「あいつらがオレの曲を唄ってくれたんで仕返しする」とCHABOは言い、山崎まさよしの「君とピクニック」。
オリジナルはヴォーカルが多重録音されているため、本人でさえライブで演ったことがないのだそうだ。
リズムボックスをバックに、CHABO流の解釈で見事に唄いきる。雰囲気がCHABOにピッタリだ。
続いて、“COIL”のカバーから「エピローグ」。波の音をバックに、ポエトリーリーディング風の演出。
「今日は機嫌がいいんで、もう一曲カバー」と言いながら、James Taylerの「You Gotta Friend」を演奏。
そして最後に、“おまけ”ということで「プレゼント」。「いい日がありますように・・・」というCHABOのメッセージ。
今日の選曲は、温かくSweetな曲が中心。いまの日本の状況に対するCHABOの気持ちが伝わってきた。
「演奏時間は同じ」とCHABOは言っていたけれど、“さだまさよし”よりやや長めの1時間15分ほどのステージ。
アンコールの手拍子の中、ステージには椅子とマイクが三つ並べられる。
そして21時30分から、CHABOと“さだまさよし”とのセッションが始まる。
「こんばんはガロです」「こんばんはアルフィーです」と言いながら、まずはBluesを一曲。
リラックスした雰囲気で演奏したあと、「カビ」というなかなかマニアックな選曲。
そして“さだまさよし”のコーラスをバックに、「ティーンエイジャー」を演奏。
三人がそれぞれヴォーカルをとるけど、それぞれイイ味を出していて良かった。
それから“Cream”のカバー「Crossroads」、“The Beatles”のカバー「Get Back」を続けて演奏。
激しいギターバトルとヴォーカル合戦に、お客さんも総立ちで応える。
そして最後は「OK! CHABO!!」の掛け声とともに、もうこの曲しかない「雨あがりの夜空に」。
アコースティックギターだけの編成だけど、かなりRockした演奏。
エンディングでは山崎まさよしが、カズーで梅津さんのサックスを再現。
“好き”という気持ちがぎゅっと詰まった、とっても心温まる「雨あがりの夜空に」だった。
SE「What a Wonderful World」が流れる中、三人は深々とお辞儀をして退場。
とっても楽しいステージは、22時05分ごろ幕を閉じた。
帰り際、会場の廊下で寺岡呼人とLeyonaに遭遇。
これから楽屋を訪ねるという感じで、みんなCHABOが好きなんだな・・・と嬉しくなった。
いつものように飲んで帰ろうと、渋谷の街を散策。
ところが渋谷の街が激コミ! 人がうじゃうじゃ歩いている。
金曜日だからというのもあるのだろうけど、ここまで混んでいるのは久しぶり。
どのお店を覘いても超満員なので、あきらめて調布へ。
「かれんど」でキーマオムライスを食べながら、しっとりとした打ち上げ。
こんなのも、たまにはイイかな~と思った。
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