VA「Japan Jam 2011」幕張メッセ
とうとうこの日が来てしまった・・・ 連休最終日。
いつかこの日が来るのはわかっていたけれど、いざ来てしまうと切ないもので。。。
だからせめてあと一日、休日をじっくりと満喫したいーっ!
てなわけで連休最終日の今日、幕張メッセへ「Japan Jam 2011」を観に行く。
幕張までは、電車を乗り継いで約2時間ほどかかる。
遠い・・・さすがに遠い・・・。でも、今日ばかりは見逃すわけにはいかない。
CHABOとCHAR、そしてエレカシとCHABOと泉谷の共演。
一体どんなセッションが繰り広げられるのか? 期待に胸が膨らむ。
14時30分過ぎに海浜幕張駅に到着。駅前はたくさんの人でごった返している。
アウトレットモール・・・ってあったっけか? いつもは年末に来るから気づかなかったのかも。
少し歩いて幕張メッセ国際展示場、今日は9・10・11ホールでの開催。
受付でチケットをリストバンドに引き換え、会場内へと進んでいく。
休憩所兼食事処とライブ会場・・・「COUNTDOWN JAPAN」をこじんまりとさせた感じ。
“THE BACK HORN”というバンドの演奏中だけど、興味がないのでしばらく会場内を探索。
終演予定の15時ごろフロア内に入って、セットチェンジとともに左サイドブロックの最前列を確保。
約30分のセットチェンジをはさんで、15時30分から“真心ブラザーズ×松たか子”のステージ。
まずは“真心ブラザーズ”だけで一曲演奏し、ゲストの松たか子をステージに呼び込む。
黒のパンツスーツで松たか子が登場。あまりの可愛さに、フロアがいっきに華やいだ雰囲気になる。
正直言って、わたしも松たか子目当てで最前列とりましたよ・・・ それが何か?
可愛いだけではなくて、唄のほうもしっかりと聴かせてくれたのがまた良かった。
「ルイジアンナ」や「拝啓、ジョン・レノン」を、ノリノリで唄う様子はテレビで観る彼女とは違った魅力がある。
YO-KINGに「こんな顔してRock'n'Roll」と言われていたけど、まさにそのとおりだったな。
「忌野清志郎さんの訳詞で・・・」ということで、唄ったのは「500マイル」。
彼女の唄うバージョンはダウンロードして聴いていたけど、こうしてナマで聴くとまた格別。
ちょっとだけホロリとさせられてしまった。ありがとう、松っちゃん!
ここで松たか子は退場し、替わりに今日何度目かの登場という奥田民生がジョイント。
しばらく聴いていたものの、次のステージに備えていったんフロアをあとにする。
“真心ブラザーズ×松たか子”は55分ぐらいの演奏時間で、16時40分ごろからセットチェンジ。
例によってセットチェンジのタイミングで、なんとかセンターブロック右端最前列を確保。
立ち位置を右側にするか左側にするかはちょっとした賭けなのだけど、今日は右にして正解。
CHABOがCharに向かってアイコンタクトする様子が良く見えて、とっても良いポジション。
ほぼ予定どおり16時に開演。今日の出演は“仲井戸麗市BAND”名義ということで、
Vocal&Guitar:仲井戸"CHABO"麗市、Keyboards:Dr.kyOn、Bass:早川岳晴、
Drums:河村"カースケ"智康というメンツ。“CHABO BAND”じゃないのは、キーボードが違うからだ。
kyOnを観るのは5月に入って3回目。すごいヒット率だな・・・ 好きなアーティストだから嬉しいけど。
ウォーミングアップがわりに「Fox, trot」を演奏したあと、メンバー紹介を兼ねた「What'd I Say」。
挨拶をはさんで「Let's Spend The Night Together」、そしてジミヘンの「Little Wing」。
どちらももちろん歌詞は日本語。これから出てくるCharは英語で唄うから、まったく対照的だな。
「紹介させてくれー!」とCHABOは何度も叫んで、ステージにCharを呼び込む。
まずは「Cocaine」と「Crossroads」をセッション。CHABOのギターとCharのギターが、激しく絡み合う。
Charの「TRADROCK」の影響もあってか、今日のセッションはRockのルーツをたどるような選曲。
“The Beatles”のカバー「A Hard Day's Night」に続いて、Rock'n'Rollの基本とも言うべき「Route 66」。
CHABOはCharのことを、「日本のRockの宝だ」と何度も繰り返し紹介する。
確かにCharはRockを身体で表わしているような存在だよな・・・ あまり他に見かけない。
そして「Love In Vain」で、ドップリとディープなBlues。ふたりのギターがハードなバトルを繰り広げる。
Charの変幻自在なプレイに対して、CHABOはスライドギターで応戦。
それを支える強力なリズム隊があってこそだけど、今日ばかりは完全にふたりの世界だったな。
ラストは、CHABOのオリジナルで「Free Time」。
各パートのソロを交えながら、強力なビートで会場はすっかりダンスフロアと化していた。
演奏は20時10分ごろ終了。今までタイムテーブルどおりだったのに、ここで一気に遅れが・・・。
CHABOとChar、さすがにお茶目なふたり。でも素晴らしい演奏で、大満足のセッションだった。
次の出演は“ZAZEN BOYS”なので、個人的にはひとまず休憩タイム。
喉が渇いたのでビールを一気に飲み干し、夕食替りに「金沢カレー」を食す。
それほど辛くはないけれど、とっても“濃い”感じのカレールーがなかなかのもの。
キャベツの千切りが添えてあって、フォークだけで食べるというのが特徴らしい。
幕張メッセのイベントで食べたものの中では、いまのところ断トツ1位にランキング。
19時40分ごろ、“ZAZEN BOYS”のステージは終了。
ところどころ観たけど、予想どおりというか何というかラウドで難解な内容・・・。
坂田 明と近藤等則のプレイが観れたのは、まぁまぁ良かったけど。
20時ごろ再びフロアに戻り、どこで観ようかとポジション決めを試みる。
時間が遅くなってきたため若干人数が減ったのか、難なくステージ前へ。
左サイドブロックの4列目ぐらいにポジショニング。ステージが高いので意外とよく見える。
というより、最前列で観るよりもステージ全体が見渡せてイイかも?
何が何でも「前へ前へ」っていうのは、ちょっと考え直したほうがいいかな~とちょっと思った。
予定より遅れて、20時15分ごろ“エレファントカシマシ”の演奏が始まる。
キーボードとギターをサポートに加えて、6人編成の分厚いサウンド。
「脱コミュニケーション」から始まり、「悲しみの果て」「戦う男」「風に吹かれて」と有名な曲が続く。
エレカシを観るのは初めてじゃないけど、こんな至近距離でじっくり観るのは初めて。
ミヤジとバンドメンバーとの間に走る、なんとも言えない緊張感にドキドキ。
ステージ上のミヤジから鋭い視線が飛んでくると、フロアに居てもドキリとしてしまう。
ミディアムテンポの「旅」からハードな「ゴクロウサン」を演奏し、ここでひとまずブレイク。
ミヤジは最大級の賛辞を並べて、ステージにCHABOを呼び込む。
そして始まったのは「ブン・ブン・ブン」。この曲は、先日の武道館でも演奏された曲。
だけど断然今日のほうが良かった。というのは、ミヤジが完璧に歌詞とタイミングを覚えているから。
MCでは中学生のころ夢中だったと言ってたのかな・・・ やっぱりこの頃に聴いた音楽は絶対だ。
清志郎のヴォーカルと比較するのはさすがに酷かもしれないけれど、
一生懸命ひたむきに唄うミヤジの姿勢がとても嬉しかった。
それが炸裂したのが、次に唄った「スローバラード」。
先日の奥田民生の唄も良かったけれど、今日のミヤジの唄もとっても良かった。
続いて始まったのが「君が僕を知ってる」。キラーチューンを立て続けに二連発か。。。
ちょっとフクザツな心境になったけど、それを吹き飛ばすようにヘルメットをかぶった泉谷が乱入。
最後はみんなで手拍子しまくりのノリになって、ちょっとひと味違った雰囲気になっていた。
泉谷は「何でもかんでもノリやがって」と、お客さんに向かっていつもながらの悪態をつく。
だけど何だかんだ言いながらも、演奏はバッチリと決めてみせるのがスゴイ。
CHABOとのコンビネーションということで、あの伝説のバンド“LOSER”の再現。
「春夏秋冬」をじっくりと聴かせたあと、アッパーチューンの「翼なき野郎ども」。
「俺がギターソロを弾く。CHABO、勝負だ!」と言って、泉谷は間奏でギターソロ。
となるはずが、ミヤジがエレカシのギター:石くんを指名したのでステージ上は大騒ぎ。
そんな笑える展開も交えつつ、次に始まったのは「チャンスは今夜」。
この曲も先日の武道館で演奏されたけど、やっぱりCHABOが唄うほうが断然イイ。
「楽しい時間はあっという間に過ぎますね」とミヤジは言い、最後は「ガストロンジャー」。
ミヤジと泉谷がヴォーカルをとり、CHABOはひたすらラウドなギターをかき鳴らす。
ここでメンバーは退場し、アンコールに突入・・・ となるところだが、
「休んでんじゃねぇ、どうせやるんだから。なんでこいつらのアンコール待ちしなきゃいけねぇんだ」と泉谷。
そしていきなりアカペラで、「ラブ・ミー・テンダー」を唄い出す。
あいかわらず歌詞はメチャクチャだったけど、その心意気が嬉しい。
そして始まったのは、ミヤジ曰く“最高のロックナンバー”の「雨あがりの夜空に」。
三人が交互にヴォーカルをとり、まさに大団円という感じでフィナーレを迎えた。
終了したのは21時30分過ぎ、とても内容の濃いライブに大満足としか言いようがない。
帰りはまた延々、約2時間の電車の旅。
京浜幕張駅や京葉線は激混みかと思いきや、意外と空いていたのが意外。
激混みだったのはサマソニの時か・・・ 収容人数が桁違いということなのかな?
新木場駅経由か本八幡駅経由か東京駅経由かで迷ったけど、けっきょく本八幡駅経由を選択。
結果的にどれが早かったのかは不明・・・ とにかく遠いことには変わりない。
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コメント
お久しぶりです、お元気ですか?
と、歯の調子が悪いんでしたっけ・・・?
話は未来?へ逸れましたが、
連休中に開催されたSPECIALなイベント!
こりゃあ是非レポが読みたい!
KANNさんとこ行かなきゃ!
ってな感じで、覗きに来ました(仕事中やけど…)。
それにしても、5/2はスゴイ面々だったんですねー。
こういうライブがあってるということを、
未だ直視出来てないような感じがする自分ですが、
(実際ライブに行ってないから余計に、かもしれないけど)
この先、どうなっていくんだろ?
12月のジョンの日みたいになっていくんだろか?
とか思ってしまいました。。。
しかし、幕張は遠かったですか・・・、
ヨーコさんも言ってましたが遠かったですか・・・、
私は以前、それよりもっと南から都内へライブに行ってましたよーっ(苦笑)。
ちなみに幕張に免許更新に行った時は1日仕事でした。。。
そんなことを思い出しつつ、ではではまた来ますね。
投稿: yan | 2011年5月12日 (木) 14時35分
>yanさん
歯はぼちぼち直していきますよ~
そろそろ身体にガタがくるお年頃なんでしょうね。
お互いにぼちぼちやっていきましょうw
5/2はねー、楽しかったですよ。
でも、いろいろ思ったことは確かですね。
いろいろなところでいろんな人がRCのカバーをしたりするのも、
嬉しいような・・・なんだかフクザツな気持ち。
ジョンの日のようになってしまう・・・か。
うーん、それもどうなんだろうな?
私がひとつ決めているのは、CHABOについていこうということ。
清志郎にとってイチバンいいことを考えてくれるのは、
やっぱりCHABOしかいないですからね。
CHABOがやるというのであれば、それでいいんじゃないかと。
やー 幕張遠いです。
ヨーコさん元気かな?
投稿: KANN | 2011年5月14日 (土) 18時03分