THE ROOSTERZ「FOUR PIECES LIVE AGAIN」福岡サンパレス
今日は福岡サンパレスへ、“THE ROOSTERZ”の「FOUR PIECES LIVE AGAIN」を観に行く。
なぁーんていつもの調子で言ってますが、なんてったって福岡ですよ、福岡・・・。
土日だけで行くのはちょっともったいないけど、あの“THE ROOSTERZ”最終形が復活するのであれば、
これはやはり観ておかないと・・・ ということで、いくつかの重なった予定を調整していざ福岡へ。
羽田空港11時30分発JAL313便に乗って、福岡空港に到着したのは13時30分ごろ。
予定より15分ほど遅れての到着だけど、まぁこれぐらいは仕方ないか。。。
そのまま地下鉄に乗って天神へ行き、とりあえず昼食をとることにする。
天神ビルの「喰海」で去年食べた肉そばが美味しかったので、もう一度食べようかと思ったのだけど、
同じフロアにある「居酒屋 朝次郎」のチキン南蛮揚げに惹かれてそちらを選択。
チキン南蛮揚げはどちらかと言えば宮崎名物なのかもしれないけど、福岡で食べても旨い。
お腹いっぱいになったところで、ブラブラと歩いて今夜泊まる「アメニティホテルin博多」へ。
既に15時をまわっていたので、そのままチェックイン。なかなかのグレードに大満足。
1時間ほど休憩してから外へ出ると、道路が濡れている。今夜はどうやら雨の模様。
15分ほど歩いて、ライブ会場の福岡サンパレスに到着。
15時からロビーで「HALL OF MENTAI ROCK Ⅱ(トークショー&パネル展)」が行われており、
熱心なファンが既にたくさんつめかけている。ビールとかも売ってて、なんだか自由な雰囲気。
パネル展のパネルは先着順で販売されていたけれども、この時間では既にほとんどが売約済。
そうこうしているうちに、16時30分からトークショーの第一部が始まる。
スマイリー原島を中心に、1980年代に活動していた九州のバンドのVTRを観ながらトーク。
VTRはなかなか興味深いものがあったけれど、トークはちょっとグダグダな感じが否めなかったかな。
45分ほどで終了し、15分の休憩をはさんで第二部・・・ということだったけれども、
せっかくなのであたりをブラついてみることにする。
会場のすぐ裏手は海になっていて、たくさんの人が海岸沿いを思い思いに歩いている。
んーそれにしてもピンクの服に身を包んだ女のコが多いなぁ~と思っていたら、
すぐそこにあるマリンメッセ福岡で浜崎あゆみのコンサートがあるみたいだ。
どんな感じなのか興味本位で行ってみると、物販のテントは長蛇の列。
並んでいるお客さんはピンク一色で、“THE ROOSTERZ”の客層とはずいぶん違う。
そんなことをしているうちに17時30分を過ぎたので、再び会場へと戻る。
既にトークショーの第二部が始まっていて、“THE ROOSTERZ”のビデオを観ながらトーク中。
VTRは市販のDVD-BOXからのもので、あまり見どころがなかったので再びあたりをブラブラ。
18時過ぎに戻ってみると既にトークショーは終わっていて、あたりはライブへの期待感で満ち溢れている。
わたしの席は1階4列18番、ステージ向かってやや左だけどステージはめちゃめちゃ近い。
正直言ってお客さんの入りはいまいちだけど、こりゃぁとことん楽しむしかナイ。
予定より少し遅れて、18時40分ごろ開演。
SEが流れる中を、“THE ROOSTERZ”のメンバーがステージに登場。
Vocal&Guitar:花田裕之、Vocal&Guitar:下山 淳、Bass:穴井仁吉、Drums:三原重夫、
そしてサポートメンバーのKeyboards:朝本浩文というメンツ。
わたしの中での“ルースターズ”は、やはり大江がいた頃の“THE ROOSTERS”であり、
大江脱退後の“THE ROOSTERZ”は、花田・下山・柞山・灘友というメンツのが思い入れ深い。
だけど今回の最終形“THE ROOSTERZ”も、これはこれで充分にイカしている。
演奏は「Gun Control」でスタート。下山のギターが静寂を切り裂き、ヒリヒリと痛いRockが始まる。
「Transmisson」を続けて演奏したあと、ひと息入れて花田が挨拶。
「ルースター“ゼット”です。まだみんな生きてます」
決して饒舌ではない花田、今日のMCらしいMCはこの言葉のみ。
だけどこの一言に、今日こうしてライブが出来る喜びがぎっしりと詰まっている。
「NAKED HEAVY MOON」をはさんで、「再現出来ないジグソウ・パズル」「NEON BOY」「Stranger In Town」。
前半で飛び出したこの流れは、もう悶絶するほど最強の展開。
花田はMCの替わりに、メンバーの名前をひとりひとり呼びあげていく。
下山のヴォーカル曲「EVERYBODY'S SIN」に続いて「CRAZY ROMANCE」、
そしてアコースティックな雰囲気で「鉄橋の下で」。
「HURT BY LOVE~LAND OF FEAR」から、再び下山のヴォーカルで「曼陀羅」。
「(Standing at)THE CROSS ROAD」「Lady Cool」・・・淡々と突き放した雰囲気のままライブは進んでいく。
そう、これが最終形“THE ROOSTERZ”。コブシを突き上げることもない、コール&レスポンスもない、
ただひたすらエッジの効いた鋭角的なRockが次から次へと突き刺さってくる。
「BURNING BLUE」「PASSENGER」と、最終形“THE ROOSTERZ”を代表するナンバーが続いて終了。
アンコール、「ライブハウスが一番似合うんですけど、こんなところでやらしてもらって感謝してます」と
花田は言って「CRIMINAL ROCK」、そして下山ヴォーカルの「(So You Wanna Be A)Rock'n Roll Star」。
激しいプレイがぶつかり合い、ギリギリのバランスを保ちながら演奏は展開していく。
2回目のアンコール、花田はぶっきらぼうに「ありがとう」と言い、最後の曲は「NO NO NO」。
「苦しみもなく、寂しさも知らないヤツなんて、信じられないさ」
“THE ROOSTERZ”の曲の中で、これほどメッセージ色の強い曲は珍しい。
オリジナルでは「好きになれないさ」と唄っているけど、今日は確かに「信じられないさ」と唄っていた。
いったい誰に向けてのメッセージだったのだろうか? 気になるけど、その真意はわからない。
こうして最終形“THE ROOSTERZ”の一夜限りの復活ライブは、20時25分過ぎに終了。
ロビーではパネルを購入したお客さんが、展示されていたパネルを受け取っている。
これから楽屋でサインをしてもらうのだそうだ。その姿を見送りつつ、会場をあとにする。
外はあいにくの雨・・・その中を中洲まで戻って飲み屋を探す。
いきつけの「酒一番」にしようと思ったけど、ちょっと変えて「中洲大衆 さかな市場」という店をチョイス。
店名からわかるように、かんぱち刺身やうまづら煮魚など魚料理がなかなか旨い。
お酒も福岡の地酒「杜の蔵」「庭のうぐいす」に芋焼酎「さつま木挽」と、どれも美味しくてゴキゲン。
「ロケみつ」で早希ちゃんが苦労して釣ってた「アラカブ」がメニューにあったので注文したら、
品切れだったのはちょっと残念だったな。。。
たっぷり2時間ほど楽しんでから、ブラブラと川端の屋台街へ。
思っていたほど混んでなくて、ふと目についた「山ちゃん」でとんこつラーメンを食べる。
うーん、やっぱり本場の味は違うなぁ~。こってりとしてウマい。
雨があがって心地よい風が吹く。こんなふうにのんびりと夜風にあたるなんて久しぶり。
東京では放射能が気になって、なかなかこんな気分にならないもんな。
ちょっぴり感傷にひたりつつ夜の街をさまよい、けっきょくホテルに戻ったのは1時半ごろ。
部屋でしばらく飲み直しているうちに、いつの間にか沈没。
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