麗と蘭「祝! 結成20周年! アコースティカルライブ THANK YOU Everybody」南青山MANDALA
今日は創立記念休暇でお休み。天気は雨模様なので、昼間は部屋でまったりと過ごす。
そして夜からは南青山MANDALAへ、“麗と蘭”のライブを観に行く。
タイトルは、「祝! 結成20周年! アコースティカルライブ THANK YOU Everybody」。
そうかぁ、“麗蘭”は結成20周年になるのか~。。。
正直言って初期の頃はあまり熱心に聴いていなかったのだけれど、
ある日ファーストアルバムを聴いたときの衝撃は忘れられない。
「ミュージック」のサビ「Ah 忘れてたミュージック 今 思い出すミュージック」というフレーズが、
ちょっとばかり音楽から遠ざかっていた当時の私を素晴らしい音楽の世界に一気に連れ戻してくれた。
そんな“麗蘭”の結成20周年記念ライブ、当初は4月6日~8日に行われるはずだったのだが、
震災の影響で延期となってしまい、2ヶ月後の6月1日~3日に行われることになったのだ。
延期は残念だったけれど、こうして無事にライブの日を迎えられる事にとにかく感謝。
ライブ二日目にあたる今日、はずむ気分で17時45分ごろ会場へ到着。
予定どおり18時に開場、整理番号50番で入場してドリンクを受け取る。
いつもどおりステージ向かって左側、一段高くなったフロアの最前列に座る。
平日の18時開場というのはハードルが高いのか、最初は空席が目立っていたけど、
開演時間が近づくにつれて次第に席が埋まっていく。
予定より少し遅れて、18時05分過ぎ開演。
SEが「麗蘭のテーマ」から「波路はるかに」に変わり、CHABOと蘭丸のふたりがステージへ。
この二人がステージに並んだ感じ、なんとも言えずイイんだよな~。
“麗蘭”20周年といいつつ、今日は“麗と蘭”のライブなのでアコースティックでの演奏。
オープニングは「ミッドナイト・ブギ」で始まり、挨拶をはさんで「待ちわびるサンセット」「顔」。
「一日目は固くなるし、手を抜いておいた。明日は疲れてヘトヘトで。二日目、一番いいぞ!」と
CHABOは20年間変わらないMCをしつつも、蘭丸が「CHABOさん、二日目のほうがイイですね」とフォロー。
“麗蘭”を結成するにあたり初めてミーティングをしたときの話から、
CHABOが蘭丸のイメージで描いたという曲「シャスターデイジィー」を演奏。
グッとBluesyな雰囲気で「運」を演奏したあと、“The Rolling Stones”のカバー「As Tears Go By」。
CHABOは3月に起こった震災についての想いをしばらく話したあと、
「当時はそんな気持ちで書いたんじゃないけど」と言って「SOSが鳴ってる」を唄う。
フロアに波の音が流れ出し、その音に合わせて「Well Alright」が始まる。
この曲は、“麗と蘭”のアルバム「1+1」に収録されているナンバーだ。
今日はこのアルバムから他にも何曲か演奏されたけれど、
バンドとしての“麗蘭”にない“麗と蘭”としての空気感があってけっこう気に入ってる。
このときのツアーは2007年か・・・ 全国各地いろいろと遠征して聴いたものだよな。。。
次の曲も「1+1」から「おいしい水」。この曲もボサノバタッチで、独特の雰囲気がある。
ここで蘭丸がMC。CHABOは去年還暦を迎えたけど、蘭丸は50歳になったのだそうだ。
50歳になった記念ということで、弾き語りで「千の祈りより小さな羽ばたきひとつ」を披露。
続いて蘭丸のヴォーカルでもう一曲、お馴染みのナンバーで「光るゼブラのブギー」。
リズムボックスは入っているものの、ギター2本でこのFunkyなグルーヴはさすがとしか言いようがない。
続いて、何年か前に作ったけどあまり演奏していないという「ミラクル(麗蘭のバカンス)」を演奏。
この曲はライブでしか演奏されてないのかな? 確か音源にはなっていないような気がする。
そして「あこがれの Southern Man」。なんだかとても久しぶりに聴くような気がする。
この曲も、2本のギターだけで弾いているとは思えないほどのド迫力。
CHABOと蘭丸のソロの掛け合いもスリリングで、“麗蘭”の魅力はやっぱりこれなんだな。
間髪を入れずに「Blue Blue」が始まる。お客さんとのコール&レスポンスで盛り上がる。
「ボクタチハモウイカナクチャナラナイ」と、これもずっと言い続けているPaul McCartneyの物真似で挨拶。
最後の曲は「Get Back」。アコースティックバージョンならではのスローテンポ。
Beatの効いたバンドバージョンもいいけど、ゆったりとゆったりと唄いあげるこのバージョンもイイ。
なんだかとってもすがすがしい気分になって、本編は幕を閉じる。
アンコール、いつものように「いいTシャツを着てるじゃないですか!」とのやりとりから、
20周年の感謝の気持ちを込めた新曲ということで「THANK YOU Everybody」。
サビの「THANK YOU Everybody」というフレーズを、お客さんもいっしょに大合唱。
なんだかとってもソウルフルな空間に、どっぷりと浸ることが出来た。
「じゃぁまた会いましょう」と言いながらギターを持っているという芸風・・・
もう20年やっているけど、これからもずっとやるとCHABOは宣言。
もうすぐ始まる夏に想いを馳せつつ「夏の色調」を演奏して、帰ろうとするCHABOに蘭丸が耳打ち。
「外は大雨なのでもう一曲やりましょう」と、ホントに耳打ちしているというのが笑える。
CHABOはひとしきりスタッフを紹介してから、インストの「Eden.」を演奏。
“麗蘭”の夏っぽいインストナンバー「霧のスプートニク」が流れ出し、ライブはフィナーレを迎える。
CHABOはアロハシャツを肩にかけ、「マントショー」ならぬ「アロハショー」を披露。
しまいには蘭丸をシャブちゃんにみたてて、二人で何度も同じムーブを繰り返す。
“麗蘭”20周年を迎えて、新たなネタというところかな・・・。
とっても楽しい2時間半、21時40分ごろにライブはすべて終了。
帰りは渋谷まで出て、久しぶりに「鳥市」で飲む。
木曜日だからかそこそこの混み具合で、じっくりと堪能することが出来た。
調子に乗って日本酒とにごり酒を飲んだら、ちょっとばかり飲み過ぎたかな。。。
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