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2011年7月23日 (土)

Leyona with 仲井戸"CHABO"麗市「CHABOの恩返し③」南青山MANDALA

今日は南青山MANDALAへ、「CHABOの恩返し③」を観に行く。
5月から始まった「CHABOの恩返し」シリーズ、今月はLeyonaとの共演。
7月とは思えない涼しい気候の中、16時30分ごろ東京メトロ銀座線の外苑前駅に到着。
しばらくあたりを散策したあと、開場時間17時のちょっと前に会場へ。
整理番号91番ということで入場がかなり遅くなり、ステージ周辺のエリアは既に満席。
しかたなくステージ正面奥のエリア、前から5列目ぐらいに座る。
MANDALAには何回も来ているけれども、このエリアに座るのは初めてだ。
人と人との間からどうにかステージが見えるといった感じ、ギリギリOKというところか?

18時10分になろうとする頃、フロアが暗転して“The Beach Boys”の「Surfer Girl」が流れ出す。
麦わら帽子にサングラスをかけたCHABOがステージに登場して、前説(?)を始める。
「CHABOの恩返し」シリーズを始めるきっかけからこれまでの経緯を話し、
“恩返しするメンバーの中で紅一点”という紹介でLeyonaをステージに呼び込む。
Leyonaは、いつもの彼女にしてはずいぶんとシックな黒い衣装で登場。
アコースティック・ギターを弾きながら、ちょっぴりハスキーな声で唄い出す。
“ひとりメンバー紹介”や抜群のスキャットを織り交ぜて、お客さんをグイグイひき込んでいく。
ステージの進め方やお客さんとのやり取りが、なんとなく金子マリに似ているような気がする。
なんて言うと本人はどう思うかわからないけれど、唯一無二の金子マリのポジションを狙えるのは
彼女以外にいないのではないか?と、ひしひしと感じさせてくれるパフォーマンス。

演奏はバッチリなんだけど、MCになるととっ散らかるのがLeyonaということらしい。
曲にまつわる話をしているうちに、とんでもない方向に話が展開していくのが可笑しい。
中でも「AC/DC(あーせーだーくー)になりながら・・・」というギャグは、かなり面白かった。
選曲は「風をあつめて」「パッチワーク」「Melody」「STARS」など、個人的に好きな曲が多くてゴキゲン。
MANDALAで演奏するのは初めてとのことで、「とても緊張している」と強調するLeyona。
「LOVE」でお客さんといっしょにコーラスしながら一気に盛り上げたあと「Thank you」。
CHABOや清志郎との出会いについてしばらく話をしたあと、最後の曲は美空ひばりのカバー「愛燦燦」。
5月のソロライブでも最後に唄われたこの曲、今日もまたたまらなく心に響いてきた。
1時間10分ほどのステージ、19時20分ごろセットチェンジに突入。

あっという間にセットチェンジが終わり、いよいよCHABOのステージとなる。
いつものようにChet Atkins SSTをつま弾き、まずはインストで「PIPELINE」。
続けて「うぐいす」を演奏したあと、MCをはさんで“夏の唄”という紹介で「WHISKY ROMANCE」。
曲の途中で早川さんとのエピソードを挿入するというスペシャル・バージョン。
Leyonaにまつわる話を少ししてから、Leyonaの曲「travellin'man」をカバー。
スライドギターを弾きまくり、原曲とはちょっと違ったタッチでの演奏。
“STRAY CATS”のカバーで「LONELY SUMMER NIGHT」を唄おうとしたところ、
イントロのハミングが「ティーンエイジャー」になってしまい思わず照れ笑いするCHABO。
確かに曲調が似ているからな・・・ でも、この曲もせつない感じがなかなかイイ。

そして、リズムボックスをバックに始まったのは「SUMMER SAMBA」。
CHABOの曲の中でイチバン夏っぽいナンバー、ナマで聴くのは始めてかもしれない。
晴れわたる青空、透きとおる海・・・ そんな情景が目に浮かぶようで、なんだかとても贅沢な気持ち。
「Johnの曲を弾かせておくれ」と言いながら、CHABOはインストで「IN MY LIFE」をつま弾く。
続いて「忙しすぎたから」。言わずと知れた初期の“RCサクセション”のナンバー。
この選曲はけっこう珍しいような気がするけど、CHABOが唄うこの曲もまたイイ雰囲気。
夏休みにまつわる話を少しだけしたあと、“こんな時だからこそ”と「悲しみをぶっとばせ!」。
最後は古井戸のナンバーから「きまぐれラプソティー」を演奏して、CHABOのステージは終了。

アンコールに応えて、ツアーTシャツに着替えたCHABOが再びステージに登場。
今後の「CHABOの恩返し」シリーズの予定や8月に発売されるDVDを紹介したあと、
土曜日にしかやらない“おまけ”ということで「Take You To The Movies Tonight」。
そしてCHABOの呼びかけで、おそろいのツアーTシャツに着替えたLeyonaがステージへ。
Leyonaは“RCサクセション”にまつわる想い出を話したあと、
CHABOがプロデュースしたLeyonaのデビュー曲「オレンジ」を演奏。
CHABOのアコースティック・ギターをバックに唄うLeyona、なんとも贅沢な瞬間。
続いて「魔法を信じるかい?」。Leyonaの持ち唄と言っても良いぐらい、すっかりハマっている感じ。

CHABOがリクエストした曲ということでLeyonaのオリジナル「パパママリバティー」を唄ったあと、
極上のBluesナンバー「いい事ばかりはありゃしない」。
CHABOとLeyonaが交互にヴォーカルをとり、間奏ではLeyonaがHarpを吹きまくる。
ひとしきりスタッフの紹介をしたあと、最後の曲は「A PLACE IN THE SUN」。
この曲ではLeyonaもアコースティックギターを手に、ふたり揃っての弾き語り。
Leyonaは英語の原詞、CHABOは日本語の訳詞というコントラストが面白い。
「What a Wonderful World」が流れる中、CHABOとLeyonaは並んでカーテンコール。
お客さんのスタンディング・オベーションの中、21時15分過ぎにすべて終了。
流れてきたのはLeyonaの「オレンジ」。今日の主役は、CHABOではなくLeyona。
今日のライブは、CHABOに対するLeyonaの想いがたくさん詰まっていた。
そんなことを感じるちょっと嬉しいエンディングなのであった。

土曜日だし時間もまだ早いので、渋谷まで戻って「鳥市」で飲むことにする。
わりと空いていて、じっくりと飲むことが出来てよかった。
けっきょく22時半過ぎまで飲んで帰宅。

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