ケラリーノ・サンドロヴィッチ「奥様お尻をどうぞ」下北沢 本多劇場
今日は下北沢 本多劇場へ、芝居「奥様お尻をどうぞ」を観に行く。
この芝居は、作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ、出演:古田新太、八嶋智人、犬山イヌコ、
大倉孝二、入江雅人、八十田勇一、平岩 紙、山西 惇、山路和弘 というラインナップ。
ケラさんの芝居を観るのは、1986年の劇団健康「逆回転アワー~日本一アブナイお芝居~」以来だから、
実に25年ぶりになるのか・・・。ライブと違って芝居はなんだか敷居が高くって・・・と思っていたけど、
いまの状況の日本でケラさんがどのような物語を書くのか気になって観に行くことにしたのだ。
久しぶりに下北沢に行くのだから寄り道しようと思って、ちょっと早目に現地へ到着。
「Yellow Pop」へ行ったら定休日だったので、「disc union」へ行ってあれこれ漁る。
品揃えは変わったけれども、あいかわらずの雰囲気がやっぱり落ち着くなぁ~。
そんなことをしているうちに開演時間が近づいてきたので、本多劇場へと向かう。
これまでに何度も前を通っているけれど、中に入るのは初めての経験。
ライブとはちょっと違った雰囲気に気おくれしつつ、自分の席:K列6番へ。
ほどよい大きさの客席、やや後の席だけど階段状になっているので観やすい。
ステージにはセットが組み立てられ、左右の壁にはクリスマスっぽいイルミネーション。
気がつくと客席はぎっしり超満員、客層は男女半々といったところか。
予定より少し遅れて、19時05分ごろ開演。
ストーリーは、原子力絶対安全協会の協会長の娘の夢子が病気にかかり、
三重人格の探偵が助手のアルジャーノンとともに病気を治すために奔走する・・・だったか?
兎にも角にも最初から最後までシニカルなナンセンスギャグのオンパレード、
時間軸や空間軸がフクザツに入り乱れるので、よくわからんというのが正直な感想。
特に中盤で“人生”の「オールナイトロング」を全員で唄うくだりは、「いったい何?」という感じ。
突然繰り返される「おもむろに」の展開、とにかくホントに意味がない。。。
だけどそういうところがケラさんらしくて、個人的には好きなのだけれどね。
探偵役の古田新太がブリーフから取り出したマシュマロを客席に向かって投げたり、
お客さんのひとりにスポットライトがあたってモノローグが繰りひろげられたり、
俳優がしばしば通路から登場したり、会場全体を使った展開はなかなかおもしろかった。
転換時に映し出されるアニメーションや音響も凝ってて、これが今のケラさんの芝居なんだな。
本編は2時間30分、カーテンコールが終わったのは21時35分ごろ。
まだ時間も早いので、南口の「紅とん」で飲んでいくことに。
この店は前からチェックしていたのだけれど、入るのは今日が初めて。
いつもライブ後に入ろうとすると、既に閉店時間と言われちゃってたからね。
メニューは下高井戸店と同じものと違うものがあって、何にしようかとっても迷う。
定番の焼とんとネギ盛り、珍しいところでアジフライと厚切りチャーシューを注文。
ホッピーを注文したら、中焼酎はセルフサービスということになってた。
ボトルに目盛がふってあって、飲んだだけ精算というのがおもしろい。
21時50分に入店して、ラストオーダーの23時35分までじっくり満喫。
下北沢の夜は、こうして更けていったのでした。。。
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コメント
明日!16日 お客様に誘われ 本多劇場行きます
大変参考になりました。ありがとうございました・・・・串とろ
投稿: 六本木串とろマスター | 2011年8月16日 (火) 03時40分
>六本木串とろマスターさん
コメントありがとうございます。
つたない文章ではありますが、参考にして頂けて嬉しいです。
お芝居は楽しまれたでしょうか?
投稿: KANN | 2011年8月29日 (月) 23時01分