泉谷しげるBAND VS 仲井戸麗市BAND「ONE NITE BLUES 61 「番外編:チャボのしっぺ返し」」 渋谷 Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
今日から5日間に渡って渋谷 Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREで、
仲井戸"CHABO"麗市の5夜連続ライブ「ONE NITE BLUES 61」が行われる。
ソロあり、バンドあり、対バンあり・・・ 毎日それぞれ違った趣向の5日間。
私は2日目の明日を除いて4日間の参戦。9日に61歳となるCHABOが何を見せてくれるのか楽しみ。
今日は「番外編:チャボのしっぺ返し 泉谷しげるBAND VS 仲井戸麗市BAND」と題され、
古くからの盟友である泉谷しげるとの対バン形式でのライブ。
仕事をあれこれ遣り繰りして切り上げ、18時45分ごろ会場入り。
エレベータで竹中直人さんと乗り合わせる。オーラ出まくりで、存在感あり過ぎ。
今日の席は1階C列8番、前から3列目ほぼド真ん中の好ポジション。
予定より少し遅れて、19時10分ごろライブはスタート。
まずはCHABOがひとり登場して、今回のライブの趣旨説明。
「恩返しシリーズをやっているのを小耳にはさんで、泉谷が「恩返ししろ!」と言ってきた。
恩はまったく感じてないけど、“しっぺ返し”として出演してもらうことにした」のだそうだ。
そんな悪態をつきながらも、CHABOの泉谷への想いが伝わってくる素敵なMCだ。
そしてステージに“泉谷しげるBAND”が登場して、演奏が始まる。
Drums:板谷達也、Bass:渡邉裕美、Guitar:藤沼伸一、Vocal&Guitar:泉谷しげるというメンバー。
CHABOのことを唄ったオリジナル曲に続いて、「サマータイム・ブルース」「ラヴ・ミー・テンダー」。
CHABOに敬意をはらってか、今日の客層を思ってか、いきなりのRCナンバー二連発。
「手拍子はしないように」との注意つきで「黒いカバン」を弾き語りしたあと「春夏秋冬」。
「自分だけに向かってそっと唄え」と言って、サビの部分をお客さんに唄わせる。
なんだか感動的な展開に、ちょっとホロリときてしまった・・・。
「ここで終わったらキレイでいいのに・・・アンコールやるか!」と泉谷は言い、ここからはいつもどおりの展開。
「褐色のセールスマン」「火の鳥」「国旗はためくもとに」と、お馴染みのナンバーを次々に繰り出す。
これまで座って聴いていたお客さんも総立ちとなり、ステージ前はいつもの泉谷ライブのノリ。
「今日観たことは誰にも言うな! オレはここに出なかったからな!」と泉谷は言い放ち、
最後の曲は「野性のバラッド」。泉谷は客席に乱入し、ギターやマイクを客席に投げ込む。
お客さんに連続ジャンプをやらせる替わりに、自分はステージ上で腕立て伏せ。
なんだかほとんどメチャクチャな展開だけど、これが泉谷らしくてイイんだよな。
約1時間の演奏は、20時10分ごろ終了。セットチェンジに入る。
かなり長めのセットチェンジをはさんで、20時30分ごろから“仲井戸麗市バンド”のステージ。
SE「Strangers In The Night」をバックに、Drums:川村“カースケ”智康、Bass:早川岳晴、
Keyboards:Dr.KyOn、そして最後にVocal&Guitar:仲井戸麗市がステージに登場。
一曲目は「よォーこそ」。何かがはじけ飛んだように、お客さんは総立ちで盛り上がる。
「アイ・アイ・アイ」を演奏したあと挨拶、そして「ヒッピー・ヒッピー・シェイク」でダンシング。
ここでCHABOは「おすわり!」とお客さんを座らせる。そんなところがいかにもCHABOらしい。
「泉谷元気だったねー」などと言いながら、メンバー紹介。そして、RCのナンバーで「お墓」。
アレンジがかなり違っていたので、最初は何の曲だかよくわからなかった。
続いて「バンドでしか出来ないから、こんな機会だから・・・」ということで、「花園神社」を演奏。
確かにCHABOのバンドというと、この曲のイメージが強いな・・・。
ずーんと重くサイケデリックで、観る者・聴く者を釘づけにして離さないHeavyな演奏。
曲の後半は「自由の風」とメドレーになっていて、組曲のような仕立てになっていた。
泉谷との想い出を少し話したあと、泉谷の曲のカバーで「君の便りは南風」。
そして、「BGM」「Free Time」。早川さんのベースを中心に、ブリブリとしたリズムが最高。
CHABOのテレキャスも、シャキシャキとゴキゲンな音を奏でている。
そして最後は、古井戸の「何とかなれ」。この曲をバンドで聴けるとは思わなかった。
「何とかなれ」・・・ CHABOの今の気持ちを代弁するような歌詞が胸に突き刺さる。
“仲井戸麗市バンド”の演奏も、ほぼ1時間。そのままアンコールに突入。
ステージにはマイクスタンドが追加され、“仲井戸麗市バンド”が再びステージに登場。
カースケが重いリズムを叩き出し、「眠れない夜」のイントロとともに泉谷とシンイチがステージへ。
お客さんもいっせいに立ち上がり、今日のライブのフィナーレに向かって準備万端。
そのまま泉谷がヴォーカルをとって、「雨あがりの夜空に」を演奏。
唄い出しのタイミングを間違えないように、CHABOが泉谷に合図を送っているのが可笑しい。
そして最後は「翼なき野郎ども」。泉谷とCHABOと言えば、もうこの曲しかないでしょう。
これ以上ない大盛り上がりの中、21時ちょうどにライブは大団円を迎えた。
アフターライブはいつものように、駅ビルの「鳥市」で飲み。
いつのまにかこの店も、顔見知りの店員が多くなったな。
そんな中で今日もゴキゲンに、飲んで喰って楽しいひとときを満喫したのであった。
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