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2011年11月13日 (日)

泉谷しげる×仲井戸麗市ロックオーケストラ!「日比谷ライブ&マルシェ 2011」日比谷野外大音楽堂

今日は日比谷野外大音楽堂へ、「日比谷ライブ&マルシェ 2011」を観に行く。
このイベントは泉谷しげるが中心となり、「東日本の野菜を買おう。ライブで復興を支援しよう。」
というテーマで12日~14日の3日間行われる東日本復興支援のライブ&イベントである。
イベントが開催される数日前から、ネットでは「汚染された野菜を食べさせるとは何事か!」という
批判が相次ぎ一時は開催が危ぶまれたものの、泉谷は真摯な応対でこれを乗り切り
どうにか開催にこぎつけたという感じだ。
昨日は懐かしのフォーク&ニューミュージック特集で盛り上がったようだが、
今日は“泉谷しげる×仲井戸麗市ロックオーケストラ!”と題された一大ロックイベントだ。
この季節に野音?という不安もあったものの、見事に晴れ渡った今日は
秋とは思えないほどの温かさで、まさに絶好の野音日和という感じだ。

15時開演というので、14時25分ごろ野音に到着。
何やら音が聴こえてくる。ん?前座で誰か演奏しているのかな?と思っていたら、
開場時間・開演時間ともに1時間遅れになるとのインフォメーションが・・・。
仕方がないのでリハーサルの音を聴きながら、マルシェ会場を覘いてみることにする。
たくさんの出店が出ていて、たくさんのお客さんが思い思いに楽しんでいる。
ニッポン放送や泉谷グッズの出店、ライブステージまであるわな。
とりあえず生ビールを購入して喉を潤す。やっぱりこれが基本だよね。
それからライブチケットを提示してクーポン券1,000円分を手に入れ、
福島の地酒「人気一ひやおろし」を差額380円でゲット。
そんなことをしているうちに開演時間が近づいてきたので、15時45分過ぎに会場入り。
今日の席はA-6列15番。ステージ向かって左、CHABO側の実質前から4列目。
ステージ上は、機材が並べられている以外何もないシンプルなステージセット。

ほぼ予定どおり、16時ちょっと過ぎにスタート。
まずはバンドだけがステージに登場し、ソウルフルなインスト曲を演奏。
バンドは、Drums:川村“カースケ”智康、Bass:角田俊介、Keyboards:Dr.kyOn、
Guitar:仲井戸"CHABO"麗市、Guitar:藤沼伸一、Sax:yukarie、Sax:小林香織というメンバー。
全員が黒の衣装で統一していて、ビジュアルも最高にイカしてる。
そしてVocal&Guitar:泉谷しげるが加わり、CHABOといっしょに「BGM」を唄う。
野音のステージでCHABOのナンバーを聴くことが出来るなんて、なんだか感無量である。
それから泉谷がヴォーカルをとり、「ハレルヤ」「責任者を探せ」と演奏は続いていく。

「東電が近いから攻撃しておきましょう」「原発推進ですからね、東京は・・・許さんぞー!」と、
泉谷はひとしきり毒づいたあと、ゲストの浜崎貴司をステージに呼び込む。
そして藤沼伸一を交えたアコースティックセットで、「マタサブロウ」「激しい雨」を披露。
さらにDr.kyOnが加わり、“下郎”のナンバーから「極楽楽土」を演奏。
なるほど、泉谷・伸一・kyOnという組み合わせか・・・あとは下山 淳が居てくれればなぁ~。
そして再びバンド編成となり、浜崎貴司のヴォーカルで「トランジスタ・ラジオ」。
それまで座って聴いていたお客さんも立ちあがって、いきなりの大盛り上がり。
だけど・・・だけどね、CHABOがいないっていうのはどういうこと? うーん、もったいない。。。

ここで浜ちゃんは退場し、泉谷のヴォーカルで「サマータイム・ブルース」。
間奏で泉谷は、「お前たちのやったことを一生忘れねぇからな!」
「オレは一人でも東電と戦ってやるからな!」とアジテーション。
これが今回のイベントを通じて、泉谷が一番やりたかったコトなんじゃないかな?
続いて泉谷は、「ラブ・ミー・テンダー」をアカペラで熱唱。
「オレは直接あいつらに言いに行ってやるからな。誰もついてこなくていい。勝手にやるからよ!」
「まさかこの歌を、この時代に唄うとは思わなかったよ。忌野、ありがとう!」と
泉谷は言いながら、テンションはそのままに最後まで唄い切った。

ここで、CHABOがアコースティックギターを片手に登場。
泉谷はCHABOのことを、「心の支えだぜ! 愛してる!」と褒めちぎる。
kyOnのアコーディオンとカースケのドラムが加わり、CHABOのリクエストで「春のからっ風」。
続いて“エレファントカシマシ”の宮本浩次が登場し、アコースティックセットで「今宵の月のように」を唄う。
そして「歌詞も曲もサイコー、ラブソングです」という紹介で、「君が僕を知ってる」。
ハンドマイクで唄うミヤジのバックで、ストラトを弾きまくるCHABO。
オリジナルキーでの間奏に、思わずグッと来てしまうのであった。
ミヤジと入れ替わりに登場したのは、“子供ばんど”のうじきつよし。
白と赤のストライプのギターを弾きながら、新曲の「マンモスの歌」を披露。
そして泉谷がヴォーカルをとり、Bass:早川岳晴が加わって「テスト・ドライバー」。
CHABOとうじきのツインギターが、すっかり暗くなった空に吸い込まれていく。

ここでうじきは退場し、1980年代のアレンジ=すなわち“LOSER”バージョンで「春夏秋冬」。
うーん、これもまた下山がここに居ないのがなんとも残念・・・。
「ここで帰ったほうが身のためだ。思いっきり暴れていいのか? やっていいんだな!」と泉谷はいい、
ここからはいつものように泉谷ナンバーが怒涛のように繰り広げられていく。
「翼なき野郎ども」「デトロイトポーカー」、そして早川さんが退場して、
リズム隊にお馴染みのDrums:板谷達也、Bass:渡邉裕美が加わって「火の鳥」「眠れない夜」。
ここまで来るとすっかり泉谷のペース、お客さんは総立ちでそれに応える。
そして最後は「野生のバラッド」。サビの部分でのジャンプ合戦、
連続ジャンプに対する泉谷の腕立て伏せ・・・いつもながらの熱い展開。
泉谷はエキサイトして客席に乱入、広い野音の通路を一周してお客さんとコンタクト。
泉谷はひとりひとりの顔を確かめるように、握手したりハグしたり頭をなでたり。。。
今日に賭ける泉谷の気持ちが、会場に居る全員に伝わってきた瞬間だった。

アンコール、「みんなのために唄うぜ」と泉谷は言い、「土曜の夜、君と帰る」を演奏。
泉谷は声を枯らしながら、本日の出演者全員をステージに呼び込み「雨あがりの夜空に」。
CHABOが弾くあのイントロのギターが、野音の空高くこだましていく。
野音で聴く「雨あがり」、泉谷へ「ホントにありがとう!」と感謝の気持ちを伝えたい。
演奏終了後、「手をつないでカーテンコールするのはカッコ悪い」と言う泉谷。
「私が代表してアタマを下げます」という泉谷に、今日のイベントの本質を感じた。
だけどその後で、他のメンバーが手をつないで深々とアタマを下げていたのがまた良かった。
人の思いは必ずしも一致することはない。だけどスタンスは違いながらも、
ひとつの目的に向かって集まることは、こんなにも素敵なコトなのだ。
18時35分、こうして素晴らしいイベントは幕を閉じた。

終演後、再びマルシェ会場へ。18時終了とのことだったけど、まだやっている出店がちらほら。
昼間は大行列だったハム焼もそれほど並んでいなかったので、せっかくなので食べてみることに。
竹串にささった美味しいハム焼に舌鼓を打ちながら、日比谷公園をあとにする。
まだ時間も早いので、有楽町のガード下まで行き「海鮮居酒屋 銀蔵」へ入る。
寿司屋のような居酒屋のような、ちょっと変わった雰囲気のお店。
まぁまぁという感じだけれど、それなりに満喫して20時過ぎにおひらき。
そのあと「北海道ラーメン ひむろ」で、札幌味噌ラーメンを食べて帰宅。

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