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2011年11月28日 (月)

AEROSMITH「JAPAN TOUR 2011」東京ドーム

今日は17時20分に退社して、急いで水道橋へと向かう。
19時から東京ドームで、“AEROSMITH”のコンサートがあるのだ。
“AEROSMITH”は7年ぶりの来日、この機会を逃すと・・・というのもあって参戦。
それほど熱心に聴いてきたわけではないけど、ここはやはり観ておきたい。
18時20分過ぎに水道橋駅に到着。しばらくあたりをブラついてから入場。
今日の席はアリーナC3ブロック41番。ステージ向かって左側、Cブロックの前から4列目。
ステージが近いのはいいけど、前の人のアタマが邪魔で見ずらいったらありゃしない。
やっぱり東京ドームは1階スタンドがいいのかなぁ~などと思いつつ開演を待つ。

予定よりかなり遅れて、19時15分ごろ開演。
闇に包まれた東京ドームの中を、いくつものスポットライトが交錯する。
その光がステージ前面に広がったサブステージにあたると、
そこにはVocal:Steven TylerとGuitar:Joe Perryの姿が・・・。
メインステージにはDrums:Joey Kramer、Bass:Tom Hamilton、
Guitar:Brad Whitfordがスタンバイ、一曲目の「Draw the Line」が始まる。
おぉ~いきなりクライマックス・・・ この曲が聴けただけでも充分満足だな。

Steven Tylerはものすごく調子が良さそうで、高い声がバンバン出てる。
Joe Perryはシブいギターを弾きまくり、バンドをグイグイ引っ張っていく。
他のメンバーも、シンプルながらもタイトな演奏を聴かせる。
“AEROSMITH”はハードロックだけでなく、Bluesをベースにしたバンドなのだと認識。
Steven TylerのBlues Harpや、Joe Perryのスライドギターがドーム中に鳴り響く。
メンバーそれぞれのソロを交えながら、代表曲を中心としたセットリスト。
それでもやっぱり、大好きな「Mama Kin」が始まったときは嬉しかったわ。
終盤のハイライトは「I Don't Want To Miss a Thing」、そして「Sweet Emotion」でフィナーレ。

アンコール、サブステージに白いグランドピアノが現れ、Steven Tylerが「Dream On」を弾き語り。
そこにバンドが加わって、演奏は次第に盛り上がっていく。
するとJoe Perryがギターを弾きながら、グランドピアノの上に立ちあがる。
実はピアノの半分が階段状になっていて、しまいにはSteven Tylerも上にあがって熱唱。
それから演奏はハードさを増し、「Train Kept A-Rollin'」「Walk This Way」を続けて演奏。
Joe Perryは客席に降りて、お客さんに身をゆだねるようにしてギターを弾く。
負けじとSteven Tylerも、サブステージとメインステージを縦横無尽に動きまわる。
こうして素晴らしいコンサートは、21時30分過ぎに終了。

【Setlists】
M01. Draw the Line
M02. Love in an Elevator
M03. Monkey On My Back
M04. Jaded
M05. Janie's Got A Gun
M06. Livin' on the Edge
M07. Mama Kin
M08. Drum Solo
M09. Lick And A Promise
M10. Hangman Jury
M11. What It Takes
M12. Last Child
M13. Red House
M14. Combination
M15. Baby, Please Don't Go
M16. I Don't Want To Miss a Thing
M17. Cryin'
M18. Sweet Emotion

Encore
EN1. Dream On
EN2. Train Kept A-Rollin'
EN3. Walk This Way

いつものように神保町まで歩いて、その間にどこかの店で食事・・・
なんて思ったけど、けっこう遅くなってしまったのでそのまま帰ることにする。
都営三田線の水道橋駅で電車に乗り込み、神保町駅で都営新宿線に乗り換え帰宅。

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2011年11月27日 (日)

CD「BEARDSLEY singles」BEARDSLEY

Beardsleysingles1980年代に活動していた“BEARDSLEY”のシングル・コンピレーションアルバム。“BEARDSLEY”の音は、初期の“THE DAMNED” に通じるスピーディでダークなサウンド。その疾走感がたまらなくカッコよく、当時の日本のパンク・バンドの中では飛びぬけて好きな存在であった。そんなバンドのアルバムが、およそ30年経った今発売される・・・ そんな素敵な時代になったことがとっても嬉しく感じる。日本の音楽業界も、まだまだ楽しみである。

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2011年11月26日 (土)

BEARDSLEY「BEARDSLEY singles 発売記念LIVE ~一夜限りの復活~」 代々木 Zher the ZOO YOYOGI

映画が終わったあと、タワレコで時間をツブしてから代々木へ。
Zher the ZOO YOYOGIで、“BEARDSLEY”の一夜限りの復活ライブがあるのだ。
今日は新宿LOFTで“LOODS”の復活ライブもあるので迷ったのだけれど、
“BEARDSLEY”をナマで観たことがなかったのでこちらへ参戦することにした。
18時45分ごろ会場に到着。外観が昔の新宿LOFTみたいでイイ感じ。
フロアに入るとまだお客さんはまばら・・・ でも最終的には100人以上入ってたかな。
それでもほど良い混み具合で、なかなかゴキゲンな雰囲気だ。
とりあえずステージ向かって右側の最前列に居場所をキープする。

予定より少し遅れて、19時10分過ぎにスタート。まずは“JIGHEAD”の演奏。
ドラムとツインギターのみという、ベースレスのちょっと変わったトリオ編成。
だけどギターの音がブ厚いので、ベースレスというのを感じさせない。
むしろそれが独特の個性となって、バンドの特徴になっているような気がした。
曲はひたすらハードコア。ひたむきにパンクしている感じがとっても好印象。
MCはほとんど無く、ひたすら曲を演奏し続けて30分ほどで終了。

セットチェンジをはさんで、19時55分過ぎから“GOMESS”のステージ。
“GOMESS”は前にも一度観たことがある。ドラム、ベース、ギター、女性ヴォーカルという編成。
オープニングSEの「ウルトラQ」のテーマから始まり、ゴキゲンなPunkロックを聴かせてくれる。
ノリがいいんだけどポップではなく、あくまでもPunkロックという感じのナンバー。
みんなもうすっかり大人なんだろうけど、等身大で楽しみながら演奏している姿がイイ。
30分という持ち時間はあまりにも短く、楽しい時間はあっという間に終わってしまった。

再びセットチェンジをはさんで、20時40分過ぎからいよいよ“BEARDSLEY”の演奏。
ここぞとばかりに、私はステージ正面の最前列へと移動。
かなり長めのオープニングSEが流れたあと、
ドラム、ベース、ギター、そしてヴォーカルのCHIAKIがステージに登場。
バック3人はお揃いの“BEARDSLEY”Tシャツ、CHIAKIは黒のコート姿。
ひたすらスピーディでアップテンポなPunkナンバーが繰り広げられていく。
“BEARDSLEY”のカッコよさは、やっぱりこの疾走感にあるんだな。。。
ヴォーカルがちょっと聴きとりにくかったけど、演奏は抜群にイカしてる。
ライブ終盤には、元“GO-BANG'S”の森若香織がゲストで登場。
あいかわらずの明るいキャラクターで、なんだかオーラが出まくり。
しばしのガールズトークをはさんで、“BLONDIE”のナンバーをPunkアレンジで披露。
こうして“BEARDSLEY”の復活ライブは、1時間ほどで幕を閉じた。

せっかくなので代々木で飲んでいこうと思い店を探すが、いまいちイイ店が見つからず。
それならばと新宿まで戻って、「紅とん」で飲むことにする。
23時閉店のためいきなり「食事ラストオーダー」と言われてしまったけど、それなりに満喫。
二軒目には寄らずに、そのままおとなしく帰宅。

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忌野清志郎「忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー 感度サイコー!!!」新宿バルト9

今日は午後から外出。
映画「忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー 感度サイコー!!!」のパンフレットを買いたいと思い、
新宿バルト9へ行くついでに15時00分からの回を観ることにした。
二日前に観たばかりではあるけれど、二度目には二度目の楽しみ方がある。
映画のディテイルをより細かくチェックして、マニアックな喜びに浸ったりして・・・。
C-16という前から3列目中央の席で観たのだけれど、画像の粗さがちょっと目立ったかな。
だけど目の前に大きく映し出される清志郎は迫力満点で、ライブさながらの臨場感。
次回はスクリーンからちょっと離れた位置で観てみようかな。。。

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2011年11月24日 (木)

忌野清志郎「「忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー 感度サイコー!!!」大江戸プレミア」新宿バルト9

今日は午後半休をとった。
18時30分から新宿バルト9で、映画「忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー 感度サイコー!!!」の
大江戸プレミア・・・つまりは先行上映会があるからだ。
あの「ナニワ・サリバン・ショー」が映画になる! スクリーンで清志郎に会える!
それだけで気分は最高潮。映画を観るのがこんなに楽しみなんて久しぶりだ。
もう居ても立っても居られない気持ちで、17時20分過ぎに劇場へ到着。
大江戸プレミア開催前に、ロビーでイベントがあるというのでしばらく待機。
イベントは17時50分過ぎに始まり、間 寛平&間 慎太郎親子がゲストで登場。
しばらくインタビューに答えたあと、「雨あがりの夜空に」をみんなで大合唱。
およそ15分間の短い時間だったけれど、なかなか心温まるイベントだった。
それからしばらく、「ナニサリカフェ」を覘いて過ごす。

そして18時30分から、シアター9で大江戸プレミア。
入口で特典のポスターを受け取り、自分の席:M列32番へ。
スクリーンから遠い、やや端の席ではあるけれど、ここに居られるだけでもヨシとしよう。
予定より少し遅れて、18時35分ごろ開始。
まずはゲストの間 寛平&間 慎太郎親子、鈴木 剛監督による舞台挨拶。
寛平ちゃんらしいボケをかましつつ、なんとも和やかな雰囲気で進行していく。
マスコミ向けのフォトセッションを含めて、20分ほどで終了。

そしていよいよ「忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー 感度サイコー!!!」の上映。
「ナニワ・サリバン・ショー」が今日これから始まるという設定で、
大阪の街を街宣車が走り、ラジオ局では生中継が行われる。
街宣車に乗っているのは矢野顕子と清水ミチコ、オープニングのDJはトータス松本、
ラジオ局から中継するのは宮藤官九郎・山崎まさよし・中村獅堂・ハナレグミ。
大阪の街の人々には木村充揮・藤井 裕・間 慎太郎・ゆず・ちわきまゆみ・内田勘太郎、
うどん屋の店員には石田長生と斉藤和義、スナックのママとホステスにはCharaとLeyona。
いろいろなアーティストが、それぞれのキャラに合った役柄をこなしている。
そして大阪の街を黙々と走り続ける寛平ちゃんの姿が、ところどころに挿入される。

もちろんメインとなるのは、「ナニワ・サリバン・ショー」のステージ映像。
2001年・2004年・2006年の3回分の映像から、選りすぐりの演奏が繰り広げられる。
フルオーケストラをバックにしたオーティス栗原と布袋寅泰の「お前を離さない」から始まり、
清志郎とゲストミュージシャンとの素晴らしいコラボの数々。
山崎まさよし、斉藤和義、北川悠仁、Chara、中村獅堂、矢野顕子、ハナレグミ、
トータス松本、木村充揮、宮藤官九郎、そして坂本冬美・細野晴臣とのユニット“HIS”。
中でも矢野顕子と唄った「ひとつだけ」を聴いているうちに、思わず涙があふれてくる。
歌詞の内容とそれを唄う二人の雰囲気がとっても温かくて、胸にジーンと迫ってきた。
宮藤官九郎の紹介で始まったのは「ナニワ・サリバン・ショーのテーマ」。
ここでなんとスクリーンに、客席に居る何年か前の自分の姿を発見!
こんな形で清志郎と夢の共演を果たすことが出来るとは思ってもみなかった。

走り続けた寛平ちゃんが到着したのは大阪城ホール。
スタッフに扮した松たか子に迎えられて、“アメママン”としてステージに登場。
「雨あがりの夜空に」で盛り上がる出演者が、みんないっせいにズッこける。
こういうナンセンスなことが好きなのも、清志郎らしくてイイな。。。
そして最後に、ラジオ局のDJブースに登場したのはCHABO。
オレンジ号、ORANGEのアンプ、サクラバマシンの人形、タイマーズのヘルメット、ステージ衣装・・・
清志郎ゆかりの品で埋め尽くされたこの場所にイチバン似合うのはやっぱりCHABOだ。
CHABOの紹介で「夜の散歩をしないかね」の映像が流れ、「Oh! RADIO」をバックにエンディングロール。
これで終わりかと思いきや、FM802でオンエアされた「ナニワ・サリバン・ショー 月あかりの夜空に」の
模様がしばらく流れて、映画は20時50分に終了。(上映時間:114分)

明日は仕事だけど、せっかくなので思い出横丁の「鳥園」で飲んでいくことに。
この店に来るのは久しぶり。あいかわらず庶民的な雰囲気がなんとも言えない。
1時間半ほど満喫したあと、「ココイチ」でカレーを食べて帰宅。

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2011年11月23日 (水)

感謝の日

今日は勤労感謝の日でおやすみ。
だけど今日は、“RCサクセション”が結成された日でもあるのだ。
1966年11月23日、“RCサクセション”結成。ちょうど45年になるのか…。
勤労感謝の日、僕は清志郎に感謝する。
RCがこの世に無かったら、自分はこんなに音楽を好きじゃなかっただろう。
清志郎がいろんな音楽を教えてくれた。
音楽は癒しであり、楽しみであり、怒りであり、愛であるということを!

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2011年11月20日 (日)

水戸華之介 & 3-10chain/MAGUMI AND THE BREATHLESS「P-ROCK STARの饗宴」下北沢CLUB Que

今日は下北沢CLUB Queへ、「P-ROCK STARの饗宴」を観に行く。
出演するのは、“水戸華之介 & 3-10chain”と“MAGUMI AND THE BREATHLESS”。
去年11月の「RESPECTABLE 80's」で水戸さんの唄を聴き、もっと聴きたいと思っていたところへ、
MAGUMIと対バンするという今日のスペシャルなライブの情報をキャッチ。
“アンジー”と“La-ppisch”はもう無くなってしまったけれども、
「P-ROCK」の魂は今でも健在ということで、どんなライブになるのかとっても楽しみ。
開演時間10分前に開場入り。フロアに入るとほどよい混み具合。
ステージ向かって左側に、ちょっと空いてるスペースを見つける。
Queには何度か来ているけれども、ここから観るのは初めてだな。
ステージからは少し離れているけど、女子率が高いからかステージはよく見える。

予定より遅れて、18時10分ごろ開演。まずは“水戸華之介 & 3-10chain”のステージ。
ドラム、ベース、ギター、そしてヴォーカル:水戸華之介の4人編成。
よくよく見ると、ベースは“筋肉少女帯”の内田雄一郎なんだな。
水戸さんは全身黒づくめで、ムカデがデザインされたパーカーを羽織っている。
むかしと全く変わらない佇まい、そしてパフォーマンスと唄声。
「懐かしい」というだけでは済まされない、言葉では言い表せない何かを感じる。
演奏される曲は“3-10chain”のナンバーなのだろうか? 聴いたことの無い曲ばかり。
だけど「華之介節」というのか、なんとも自然に心地良く耳に入ってくる。
ライブ中盤は“RAMONES”のカバー「Rockaway Beach」でフロアを大いに盛り上げ、
ラストは“アンジー”のナンバー「素晴らしい僕ら」「でくのぼう」でフィナーレ。
ほぼ1時間のステージ、水戸さんの魅力満載の素晴らしいひとときだった。

セットチェンジをはさんで、17時25分過ぎから“MAGUMI AND THE BREATHLESS”のステージ。
SE「スピニング・トー・ホールド」に乗って、メンバーがステージに登場。
ドラム、パーカッション、ベース、キーボード、ギター、そしてヴォーカル:MAGUMI。
MAGUMIは、プロレスラーのような煌びやかなガウンを羽織ってる。
あの頃とまったく変わっていないヴィジュアル、タイムスリップしたような感覚に陥る。
演奏される曲は序盤こそアップテンポであったものの、
中盤からはレゲエのエッセンスを取り入れたミディアムテンポのナンバーが目立つ。
まさに“La-ppisch”の世界そのもの・・・。これがMAGUMIの持つオリジナリティーだな。
MAGUMIは何曲かで、トランペットを披露。これがまたカッコよくてたまらない。
お客さんもじっくり聴き入る感じで落ち着いた雰囲気のライブ、1時間20分ほどで終了。

アンコール、“MAGUMI AND THE BREATHLESS”のメンバーに加えて、
水戸さんと“3-10chain”のギタリストがステージに登場。
ここからはまさに「P-ROCK STARの饗宴」。対バンは初めてだという二人が、
“La-ppisch”と“アンジー”のナンバーをいっしょになって披露していく。
まずは“La-ppisch”の「リックサック」。くぅ~、やっぱりイイねぇー。
そして“アンジー”の「天井裏から愛をこめて」。フロアが一体となって呼応する。
最後は再び“La-ppisch”のナンバーで「Magic Blue Case」。
すっかり気分はあの頃に戻って、大盛り上がりの中を演奏は終了。
シメは“BO GUMBOS”風に「ポ、ポコチン!」とコール&レスポンス。
こうして楽しいステージは、21時10分ごろ幕を閉じた。

明日は月曜日だけれども、まだ時間も早いので「紅とん」で飲んでいくことに。
「紅とん」というとお気に入りのメニューは決まっているのだけれど、
今日のところはオリジナルメニューを中心にオーダー。
水餃子チゲ鍋はいまひとつだったけど、味噌かぶやカキフライは美味しかった。
おかげでちょっと食べ過ぎたかもしれない・・・。
22時30分ごろおひらきにして帰宅。

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2011年11月19日 (土)

新谷祥子「~風よ はこべ~ 新谷祥子マリンバ弾きがたり 2nd Album 発売記念ライブ」南青山MANDALA

今日は南青山MANDALAへ、新谷祥子「~風よ はこべ~
新谷祥子マリンバ弾きがたり 2nd Album 発売記念ライブ」を観に行く。
新谷祥子のプレイはCHABOのライブのゲストで何度か観たことがあるが、
マリンバとパーカッションを自由自在に操る姿は感動的でもある。
今日はそんな新谷さんのライブにCHABOがゲストで出演するというわけだ。
どんなライブが繰り広げられるか? ワクワクしながらMANDALAへと向かう。
季節はずれの颱風のような荒れ模様の天気の中、16時50分ごろ会場に到着。
「あれ?誰もいないのか?」と思ったら、みんな雨をしのげる場所に避難していた。
そんな混乱もあったためか、珍しく予定より遅れて17時10分ごろ開場。
入場整理番号B-08番、A・B・Cの並列入場ということでかなり早めに入場。
ステージ向かって左側、お気に入りの一段上のフロアに席を確保する。
CHABOファンと思わしき顔もチラホラ見られるが、
今日は新谷さんのライブということで若干アダルトで落ち着いた雰囲気の客層。

予定より遅れて、18時10分ごろ開演。
まずは新谷さんがひとりステージに登場、張りつめた空気の中でライブが始まる。
“マリンバ弾きがたり”というタイトルどおり、マリンバを自由自在に操りながら新谷さんは唄う。
見たことの無いようなさまざまなパーカッションが、唄に彩りを添えていく。
マリンバをはじめ木で出来た楽器を主に使っているので、木の温かいぬくもりが感じられる。
ゲストのCHABOを「どのように招き入れようか?」という話をして、
CHABOの曲「9月の素描」をマリンバでカバー。これがとっても良くて、胸にジーンときた。
CHABOはいつものようにパナマ帽をかぶり、ペイズリー柄のシャツを着てステージに登場。
ここからふたりのセッションが始まる。

新谷さんのオリジナルを中心に、CHABOのナンバーがいくつか演奏されていく。
新谷さんがヴォーカルをとる曲では、CHABOはバッキングに徹してギターを弾く。
本来のギタリストとしての立ち位置で演奏するCHABOもまた魅力的である。
CHABOのナンバーは、「BLUE MOON」と「ガルシアの風」。
特に「BLUE MOON」は新谷さんのマリンバソロが炸裂し、すっかり二人の作品という感じ。
それまで割と静かだった客席も、大きな拍手と大歓声に包まれる。

MCでは、ふたりの出会いとなった林 英哲のライブの話から、
CHABOはリハーサルで休憩を入れないという裏話まで多岐に及ぶ。
新谷さんとCHABOが交互にヴォーカルをとる展開を「紅白みたい」と言う新谷さんに対して、
「今度は白組が唄います」と返すCHABO、そんなところにも二人の間柄がにじみ出ている。
新谷さんがピアノを弾きながら唄う「マザー」、CHABOのアコースティックギターが効果的に重なり、
とっても壮大な雰囲気でたまらなく素敵だった。
最後は「私が自分に刻んだ曲」という紹介で、「風よ はこべ」。
その前のMCで2011年の出来事を語るときに、「私も東北人の端くれです」と涙ぐむ新谷さん。
情熱的なメロディーに、その想いが見え隠れする素敵な一曲だった。

アンコール、まずは新谷さんがひとりステージに登場。
「パガニーニ変奏曲」と新谷さんのオリジナル「とめようもない」をソロで演奏。
「仲井戸さんのステージに立ってから、アンコールの考え方が変わりました」という紹介で、
再びCHABOをステージに呼び込む。丁寧なステージ進行が、新谷さんらしくてイイな。
ステージスタッフを紹介するところも、CHABOと共通のアプローチだ。
最後の曲は「鐘は鳴る」。鳴り響く鐘の音が印象的な曲だった。
こうしてライブは、19時50分過ぎにすべて終了。

終演後、アルバムを購入した人にサイン会のサービス。
新谷さんはステージそのままに、とってもイイ人って雰囲気(もちろんいい意味で)。
「CHABO目当てでしたけど、ファンになっちゃいました」などと言葉を交わして会場をあとにする。

雨はやや小降りになっていて、その中を渋谷「鳥市」で飲んでいくことにする。
土曜日のこの時間だけど、それほど混んでいなくて美味しい料理とお酒を満喫。
じっくりと楽しんだあと、22時前にはおひらきにして帰宅。

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2011年11月18日 (金)

映画「ステキな金縛り」TOHOシネマズ府中

今日はTOHOシネマズ府中へ、「ステキな金縛り」を観に行く。
18時30分上映開始だけど、なんとか遣り繰りすれば充分間に合うもんだ。
映画は三谷幸喜作品というだけあり、若干ナンセンスな設定でのドタバタコメディー。
あまりにもぶっ飛んだ設定とストーリー展開に、ちょっとどうかな?と思うところもあったけど、
後半の展開はなかなか泣かせるものがあった。
親への想い、そして今ここにいる自分、そして幸福のあり方・・・。
ちょっと考えさせられ、ちょっとハッピーにさせられる作品だった。(上映時間:142分)

<ストーリー>
エミ(深津絵里)は失敗続きで後がない三流弁護士。
彼女が新しく担当になったのは、とある殺人事件。
被告人は無実を主張。完璧なアリバイがあるという。
なんと事件当夜、旅館の一室で金縛りにあっていたというのだ。
無実を証明できるのは、一晩中彼の上にのしかかっていた落ち武者の幽霊だけ。
エミはその幽霊、六兵衛(西田敏行)に会い、彼を証人として法廷に召喚する。
しかしこの六兵衛の姿は、すべての人に見えるわけではなかった。
しかもエミの前には、一切の超常現象を信じない敏腕カタブツ検事、小佐野(中井貴一)が立ちはだかる。
人生のどん詰まりに立たされたダメダメ弁護士と、
421年前に無念の死を遂げた落ち武者の間に生まれた奇妙な友情。
果たして彼らは、真実を導き出す事ができるのか…?

映画は21時05分に終わったので、そのあと「やき樽」で飲んでいくことに。
いつものように美味しい焼鳥を肴に、ビールと黒ホッピーを満喫。
23時前にはおひらきにして、「横浜家系ラーメン 府中家」でラーメンを食べて帰宅。

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2011年11月14日 (月)

映画「カイジ2 人生奪回ゲーム」TOHOシネマズ府中

今日は午後から社内研修のため府中へ。
社内研修は久しぶりに受けたけど、ずいぶんとしっかりやってるのね。
なんだかちょっと感心したというか、安心したというか。。。
17時過ぎに研修は終わって、日誌を書いてから退社。

せっかくなので18時20分から、TOHOシネマズ府中で「カイジ2 人生奪回ゲーム」を観ることにする。
ひと言で言えば、「再び借金まみれの負け組になった伊藤カイジが、
大金を稼ぐために難攻不落のモンスターマシーン“沼”に挑む」というストーリー。
その勝利に向けて、いろいろな駆け引きや心理戦が繰り広げられていく。
前作同様、斬新でスリリングなゲームや奇想天外な仕掛けはもちろん面白いのだけれど、
本作は人間の心の移り変わりや人間模様などに重点を置いて描かれているのが印象的。
「人を信じること」について、ちょっと考えさせられる作品だった。(上映時間:133分)

<ストーリー>
伊藤カイジ(藤原竜也)は数々の命懸けのゲームに勝利し、多額の借金を帳消しにした。
しかし、まさに人生の逆転を果たしたと思ったのもつかの間、
1年も経たないうちに再び借金まみれの負け組になっていた。
カイジは再逆転をめざし、当たれば10億円以上を稼げるモンスターマシーン、通称“沼”に挑む。
裏カジノの若き支配人・一条聖也(伊勢谷友介)は、ただでさえ難攻不落の“沼”を、
さらに絶対に攻略できないようにコントロールしていた。
実は一条とカイジの間には、驚愕の因縁があった。
地上300メートルの超高層ビルの間に渡された細い鉄骨を渡るという命懸けのゲームで、
渡りきったのが一条とカイジの2人だけだったのだ。
そんな最大最強のライバルである一条が支配する“沼”を攻略するため、
カイジはそれぞれの理由でどん底の人生を送る負け組の石田裕美(吉高由里子)、
坂崎孝太郎(生瀬勝久)、そして前作でカイジの行く手を阻んだ利根川幸雄(香川照之)と手を組む。
負け組4人は希望ある人生を奪回するため、命懸けで数々の究極のゲームに挑む。

映画は20時45分に終わったので、そのあと「やき樽」で飲んでいくことに。
この時間にもなると、店はほどほどの混み具合。
いつものように美味しい焼鳥を肴に、ビールと黒ホッピーを満喫。
すっかり満足して、22時15分ごろおひらき。

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2011年11月13日 (日)

泉谷しげる×仲井戸麗市ロックオーケストラ!「日比谷ライブ&マルシェ 2011」日比谷野外大音楽堂

今日は日比谷野外大音楽堂へ、「日比谷ライブ&マルシェ 2011」を観に行く。
このイベントは泉谷しげるが中心となり、「東日本の野菜を買おう。ライブで復興を支援しよう。」
というテーマで12日~14日の3日間行われる東日本復興支援のライブ&イベントである。
イベントが開催される数日前から、ネットでは「汚染された野菜を食べさせるとは何事か!」という
批判が相次ぎ一時は開催が危ぶまれたものの、泉谷は真摯な応対でこれを乗り切り
どうにか開催にこぎつけたという感じだ。
昨日は懐かしのフォーク&ニューミュージック特集で盛り上がったようだが、
今日は“泉谷しげる×仲井戸麗市ロックオーケストラ!”と題された一大ロックイベントだ。
この季節に野音?という不安もあったものの、見事に晴れ渡った今日は
秋とは思えないほどの温かさで、まさに絶好の野音日和という感じだ。

15時開演というので、14時25分ごろ野音に到着。
何やら音が聴こえてくる。ん?前座で誰か演奏しているのかな?と思っていたら、
開場時間・開演時間ともに1時間遅れになるとのインフォメーションが・・・。
仕方がないのでリハーサルの音を聴きながら、マルシェ会場を覘いてみることにする。
たくさんの出店が出ていて、たくさんのお客さんが思い思いに楽しんでいる。
ニッポン放送や泉谷グッズの出店、ライブステージまであるわな。
とりあえず生ビールを購入して喉を潤す。やっぱりこれが基本だよね。
それからライブチケットを提示してクーポン券1,000円分を手に入れ、
福島の地酒「人気一ひやおろし」を差額380円でゲット。
そんなことをしているうちに開演時間が近づいてきたので、15時45分過ぎに会場入り。
今日の席はA-6列15番。ステージ向かって左、CHABO側の実質前から4列目。
ステージ上は、機材が並べられている以外何もないシンプルなステージセット。

ほぼ予定どおり、16時ちょっと過ぎにスタート。
まずはバンドだけがステージに登場し、ソウルフルなインスト曲を演奏。
バンドは、Drums:川村“カースケ”智康、Bass:角田俊介、Keyboards:Dr.kyOn、
Guitar:仲井戸"CHABO"麗市、Guitar:藤沼伸一、Sax:yukarie、Sax:小林香織というメンバー。
全員が黒の衣装で統一していて、ビジュアルも最高にイカしてる。
そしてVocal&Guitar:泉谷しげるが加わり、CHABOといっしょに「BGM」を唄う。
野音のステージでCHABOのナンバーを聴くことが出来るなんて、なんだか感無量である。
それから泉谷がヴォーカルをとり、「ハレルヤ」「責任者を探せ」と演奏は続いていく。

「東電が近いから攻撃しておきましょう」「原発推進ですからね、東京は・・・許さんぞー!」と、
泉谷はひとしきり毒づいたあと、ゲストの浜崎貴司をステージに呼び込む。
そして藤沼伸一を交えたアコースティックセットで、「マタサブロウ」「激しい雨」を披露。
さらにDr.kyOnが加わり、“下郎”のナンバーから「極楽楽土」を演奏。
なるほど、泉谷・伸一・kyOnという組み合わせか・・・あとは下山 淳が居てくれればなぁ~。
そして再びバンド編成となり、浜崎貴司のヴォーカルで「トランジスタ・ラジオ」。
それまで座って聴いていたお客さんも立ちあがって、いきなりの大盛り上がり。
だけど・・・だけどね、CHABOがいないっていうのはどういうこと? うーん、もったいない。。。

ここで浜ちゃんは退場し、泉谷のヴォーカルで「サマータイム・ブルース」。
間奏で泉谷は、「お前たちのやったことを一生忘れねぇからな!」
「オレは一人でも東電と戦ってやるからな!」とアジテーション。
これが今回のイベントを通じて、泉谷が一番やりたかったコトなんじゃないかな?
続いて泉谷は、「ラブ・ミー・テンダー」をアカペラで熱唱。
「オレは直接あいつらに言いに行ってやるからな。誰もついてこなくていい。勝手にやるからよ!」
「まさかこの歌を、この時代に唄うとは思わなかったよ。忌野、ありがとう!」と
泉谷は言いながら、テンションはそのままに最後まで唄い切った。

ここで、CHABOがアコースティックギターを片手に登場。
泉谷はCHABOのことを、「心の支えだぜ! 愛してる!」と褒めちぎる。
kyOnのアコーディオンとカースケのドラムが加わり、CHABOのリクエストで「春のからっ風」。
続いて“エレファントカシマシ”の宮本浩次が登場し、アコースティックセットで「今宵の月のように」を唄う。
そして「歌詞も曲もサイコー、ラブソングです」という紹介で、「君が僕を知ってる」。
ハンドマイクで唄うミヤジのバックで、ストラトを弾きまくるCHABO。
オリジナルキーでの間奏に、思わずグッと来てしまうのであった。
ミヤジと入れ替わりに登場したのは、“子供ばんど”のうじきつよし。
白と赤のストライプのギターを弾きながら、新曲の「マンモスの歌」を披露。
そして泉谷がヴォーカルをとり、Bass:早川岳晴が加わって「テスト・ドライバー」。
CHABOとうじきのツインギターが、すっかり暗くなった空に吸い込まれていく。

ここでうじきは退場し、1980年代のアレンジ=すなわち“LOSER”バージョンで「春夏秋冬」。
うーん、これもまた下山がここに居ないのがなんとも残念・・・。
「ここで帰ったほうが身のためだ。思いっきり暴れていいのか? やっていいんだな!」と泉谷はいい、
ここからはいつものように泉谷ナンバーが怒涛のように繰り広げられていく。
「翼なき野郎ども」「デトロイトポーカー」、そして早川さんが退場して、
リズム隊にお馴染みのDrums:板谷達也、Bass:渡邉裕美が加わって「火の鳥」「眠れない夜」。
ここまで来るとすっかり泉谷のペース、お客さんは総立ちでそれに応える。
そして最後は「野生のバラッド」。サビの部分でのジャンプ合戦、
連続ジャンプに対する泉谷の腕立て伏せ・・・いつもながらの熱い展開。
泉谷はエキサイトして客席に乱入、広い野音の通路を一周してお客さんとコンタクト。
泉谷はひとりひとりの顔を確かめるように、握手したりハグしたり頭をなでたり。。。
今日に賭ける泉谷の気持ちが、会場に居る全員に伝わってきた瞬間だった。

アンコール、「みんなのために唄うぜ」と泉谷は言い、「土曜の夜、君と帰る」を演奏。
泉谷は声を枯らしながら、本日の出演者全員をステージに呼び込み「雨あがりの夜空に」。
CHABOが弾くあのイントロのギターが、野音の空高くこだましていく。
野音で聴く「雨あがり」、泉谷へ「ホントにありがとう!」と感謝の気持ちを伝えたい。
演奏終了後、「手をつないでカーテンコールするのはカッコ悪い」と言う泉谷。
「私が代表してアタマを下げます」という泉谷に、今日のイベントの本質を感じた。
だけどその後で、他のメンバーが手をつないで深々とアタマを下げていたのがまた良かった。
人の思いは必ずしも一致することはない。だけどスタンスは違いながらも、
ひとつの目的に向かって集まることは、こんなにも素敵なコトなのだ。
18時35分、こうして素晴らしいイベントは幕を閉じた。

終演後、再びマルシェ会場へ。18時終了とのことだったけど、まだやっている出店がちらほら。
昼間は大行列だったハム焼もそれほど並んでいなかったので、せっかくなので食べてみることに。
竹串にささった美味しいハム焼に舌鼓を打ちながら、日比谷公園をあとにする。
まだ時間も早いので、有楽町のガード下まで行き「海鮮居酒屋 銀蔵」へ入る。
寿司屋のような居酒屋のような、ちょっと変わった雰囲気のお店。
まぁまぁという感じだけれど、それなりに満喫して20時過ぎにおひらき。
そのあと「北海道ラーメン ひむろ」で、札幌味噌ラーメンを食べて帰宅。

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2011年11月12日 (土)

鳴瀬喜博「続々宴暦 早めくり」目黒 BLUES ALLEY JAPAN

今日は目黒 BLUES ALLEY JAPANへ、鳴瀬喜博「続々宴暦 早めくり」を観に行く。
ナルチョのライブを観るのは、実に9年ぶりになるのか。
“カシオペア”に加入したナルチョはいまいち興味が持てなかったので仕方ないかな。
入れ替え制2ステージの1部ということで、16時開場17時30分開演。
整理番号96番はちょっと厳しいかなと思っていたけど、
ステージ正面の前から3番目のテーブルという好ポジションをキープ。
ジントニックを飲みながら、期待に胸を膨らませつつ開演を待つ。

ほぼ予定どおり、17時30分過ぎにライブはスタート。
今日のメンツは、Bass:鳴瀬喜博、Drums:岡井大二、Guitar:森園勝敏、
Keyboards&Organ:厚見玲衣、Vocal:人見元基、Vocal:金子マリ。
フライヤーに書かれたナルチョの説明文を見ると、
「人見元基&厚見玲衣の“VOW WOW”、森園勝敏&岡井大二の“四人囃子”、
金子マリとオイラの“SMOKY MEDICINE・BUX BUNNY”♪
ニッポンのロック史に残るバンドから二人づつの登場っす」と書かれている。
なるほどねー、こりゃあもの凄い豪華メンバー。
兎にも角にも、元基とマリちゃんのツインヴォーカルっていうのが最高だ。

ステージに登場するなりドリンクを注文する元基、このノリは昔と変わらない。
だけど演奏が始まると、強力なバンドをバックに凄いヴォーカルを聴かせる。
一方のマリちゃんのヴォーカルもまた強力。Heartfulな唄声に心揺さぶられる。
ナルチョは珍しくプレシジョンベースをブリブリと弾きまくる。
もちろんMCも絶好調。次から次へと言葉があふれ出してくる。
厚見さんはいつものように、キーボードとオルガンをダイナミックに弾く。
岡井さんのタイトなリズム、森園さんの繊細なギター、完璧な演奏が繰り広げられる。

演奏はまず元基とマリちゃんが交互にヴォーカルをとり、Jeff Beckのナンバーなど3曲。
いったんヴォーカル二人は退場して、しばらくはバンドだけでの演奏。
曲は厚見さんが所属していた“タキオン”、森園さん&岡井さんの“四人囃子”からの選曲。
どっぷりとプログレッシブな展開、それも難なく弾きこなすナルチョはさすが。
そして客席の間を通って、元基とマリちゃんが再びステージに登場。
「Try A Little Tenderness」「Hallelujah, I Love You So」「Move Over」、
Rock&Soulの名曲を元基とマリちゃんが交互に唄いあげシャウトする。
「Move Over」は元基がほとんど唄い、マリちゃんの唄が聴けなかったのがちょっと残念。
曲のエンディングがすべて“DEEP PURPLE”風になっているところが泣かせる。
「Joy To The World」で盛り上がり、最後は「Shotgun」でひとまず終了。

アンコールとなり、ナルチョと厚見さんは楽屋へ戻るが、他のメンバーはステージに居残り。
マリちゃんが「もっと演れ!もっと演れ!」と言いながら、ステージを飛び跳ねる姿が可笑しい。
そのままアンコールに突入し、スローなBluesが始まる。そしてマリちゃんが「彼女の笑顔」を唄い出す。
言うまでもなく清志郎の曲・・・ 唄声がじーんと胸に入ってきて、思わず涙が出そうになる。
考えてみれば今日のメンツ、マリちゃんと厚見さんとで“RCサクセション”という見方も出来るな。
途中からヴォーカルが元基に替わり、「Stomy Monday」につながるという凝った演出。
ここで明日11月13日が誕生日というナルチョに、バースデイケーキが贈られるサプライズ。
ローソクの灯を消そうとするナルチョにかまわず、厚見さんが「Going Down」のイントロを弾き出し、
ナルチョは慌ててローソクの灯を吹き消してから、そのまま演奏に突入。
こうしてゴキゲンなライブは、19時15分ごろ幕を閉じた。

【セットリスト】
M01. Harf Moon
M02. Situation
M03. Tonight I'll Be Staying Here With You
M04. 中近東幻想
M05. 空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ
M06. Try A Little Tenderness
M07. Hallelujah, I Love You So
M08. Move Over
M09. Joy To The World
M10. Shotgun

アンコール
EN1. Slow Blues
EN2. Going Down

こうなったら2部も観たいなーと思いつつ、グッと我慢して「鳥薪」という店で飲み始める。
もつ焼とハラスを食べたけど、まずまずという感じかな・・・。
21時ごろおひらきにして、「魂心」で横浜家系ラーメンを食べて帰宅。

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2011年11月11日 (金)

映画「THE ROLLING STONES Some Girls LIVE IN TEXAS '78」ワーナー・マイカル・シネマズ新百合ヶ丘

今日は18時に退社して新百合ヶ丘へ。
ワーナー・マイカル・シネマズへ、“THE ROLLING STONES”の
「Some Girls LIVE IN TEXAS '78」を観に行く。
11月5日から18日までの2週間限定上映、14日に商品化されて発売されるとはいえ、
この機会に是非観ておきたいと思って雨の中を新百合ヶ丘駅へと急ぐ。
新百合ヶ丘駅に到着したのは18時50分、開映まであと20分。駅前の「イオン」6階に劇場はあった。
入口で特典のポスターを受け取り、スクリーン9へ。お客さんは18人、まずまずといったところか・・・。

映画は予告編に続いてスタート。まずはMick Jaggerのインタビューから。
最近の映像なのかな? しばらく見ない間に、けっこう年齢を重ねた感じがするな。。。
当時を振り返る内容の濃いインタビューがしばらく続いたあと、ライブの映像が始まる。
1978年7月18日、テキサス州フォート・ワースのウィル・ロジャース・メモリアル・センター。
開演を待つお客さんの表情から、ステージ上のSTONESへと映像が切り替わる。
Mick、Keith、Ron、Bill、Charlie、さすがにみんな若くてカッコいい。
大画面・大音量で体感するSTONES、もうたまりませんわな。
演奏は「Let It Rock」から始まり、お馴染みのナンバーのオンパレード。
特にKeithとMickが交互に唄う「Happy」から
「Sweet Little Sixteen」「Brown Sugar」への流れは最高。
最後は「Jumpin' Jack Flash」で、あっという間にフィナーレを迎えた。(上映時間:115分)

【Setlists】
M01. Let It Rock
M02. All Down The Line
M03. Honky Tonk Women
M04. Star Star
M05. When The Whip Comes Down
M06. Beast Of Burden
M07. Miss You
M08. Just My Imagination
M09. Shattered
M10. Respectable
M11. Far Away Eyes
M12. Love In Vain
M13. Tumbling Dice
M14. Happy
M15. Sweet Little Sixteen
M16. Brown Sugar
M17. Jumpin' Jack Flash

せっかく新百合ヶ丘まで来たので何処かへ寄り道しようかと思ったけれど、
特に興味を惹かれるような店もなく小田急永山まで戻る。
とは言え此処もたいしたお店はなく、駅前の「包王」という店で餃子とラーメンを食べて帰宅。

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2011年11月10日 (木)

仲井戸"CHABO"麗市 with 早川岳晴「loft 35th Anniversary 「homecoming」」新宿LOFT

今日は新宿LOFTへ、仲井戸"CHABO"麗市 with 早川岳晴
「loft 35th Anniversary 「homecoming」」を観に行く。
CHABOが新宿LOFTに出演する・・・ 今日のライブはそれだけで充分と言える。
対バンは“Permanents”、“GRAPEVINE”の田中和将と高野 勲から成るユニットだ。
ちょっと遅めの19時30分開演ということで、一度家に戻ってから19時15分ごろ会場に到着。
今日はなんと指定席! ステージ前の一段下のフロアに、椅子がぎっしりと並んでいる。
わたしの席はS58番ということで、ステージ真正面の前から6列目。
“GRAPEVINE”ファンが多いのか女子率が高く、ステージがよく見える。
一段上のフロアは立見席、ほどよい感じでお客さんが入っている。

予定より遅れて、19時40分過ぎに開演。
まずは“Permanents”のステージ。Vocal&Guitar:田中和将、Keyboards:高野 勲から成るユニット。
特に説明はなかったけれど、ふたりともモジャモジャのパーマ頭だから“Permanents”というのかな?
高野が譜面を楽屋に忘れて取りに行くというハプニングからライブは始まった。
初めて聴く演奏、ジャンルとしてはネオ・アコースティックとかそんな感じ。
ちょっと甘くて、ちょっと切なく、そしてちょっと冷たい感じのするサウンド。
田中はCHABOと共演できることに恐縮している様子で、とっても好印象だった。
次に出演するCHABOに最大限の賛辞を述べながら、約1時間の演奏は終了。

そして20時50分過ぎから、いよいよ仲井戸"CHABO"麗市 with 早川岳晴のステージ。
CHABOと早川さんがふたり並んでいるステージ、やっぱりしっくりとくるな・・・。
まずはスライドギターを駆使して、「You've Gotta Move」からライブはスタート。
CHABOは「新宿LOFTは33年ぶりの来日です」と挨拶して、「ギブソン(CHABO'S BLUES)」を演奏。
先ほどまで大人しかった客席が、手拍子とグルーヴで満たされていく。
田中和将との出会いから現在までやLOFTにまつわるを話を交えながら、
「BLUE MOON」「アメリカン フットボール」「BGM」と演奏は続いていく。
この選曲は、2010年の「GO!!60」ツアーの凝縮版という感じだな。
「“ふるさと”RCの曲演らせてくれー」とCHABOは言い、清志郎のMCを真似ながら「君が僕を知ってる」。
「ガルシアの風」を演奏したあと、「ライナーノーツ」の朗読をはさんで「エピローグ」。
「エピローグ」の歌詞には、“しょうもない自分にさよならしなさい”という意味が込められているのだそうだ。
新宿LOFTということもあり、CHABOの新宿への想いがとりわけ鮮明に映し出されていた。
最後に「My R&R」を唄って、CHABOのステージは1時間10分ほどで終了。

アンコール、“Permanents”のふたりとCHABOと早川さんが揃ってステージに登場。
田中はCHABOに敬意を表しながら、自らを「ばちあたり」と言いつつ「はぐれた遠い子供たちへ」。
ヴォーカルはずっと田中がとっていたけれど、イントロのスライドギターを聴けたのが嬉しい。
CHABOは本編ではアコースティックギターを弾いていたのだけれど、
アンコールではクリーム色のテレキャスを弾きまくっている。
“CCR”のカバーで「Proud Mary」を演奏したあと、
田中の「OK! C'MON CHABO!!」という掛け声から「雨あがりの夜空に」。
アリーナ後方のCHABOファンと思わしき人たちが一斉に立ち上がり、拳を振り上げる。
ステージ前は“Permanents”なのかな、座ったままだけど手拍子して盛り上がってはいたな。
間奏で壮絶なギターバトルを交えつつ、大盛り上がりのまま演奏は終了。
ステージにCHABOの黒ストラトが用意されていたのでもう一回あるかな?と思ったけど、
そのまま本日のライブは22時30分過ぎに終了。

けっこう遅くなってしまったけれど、久しぶりの新宿なので「大盛」で飲んでいくことに。
この店はメインはうどんなんだけど、焼鳥やつまみもけっこう旨いんだよな。
そんなわけで、ビールとホッピーを飲みながらじっくりと満喫。
そろそろ閉店だというので、24時前におひらきにして帰宅。

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2011年11月 6日 (日)

山下達郎「Performance 2011-2012」市川市文化会館

今日は市川市文化会館へ、山下達郎「Performance 2011-2012」を観に行く。
達郎のライブを観るのは昨年の秋以来、通算で6回目になるのかな。
今日はツアーの初日。今年はニューアルバムを発売したので、いつもに増してチケットは激戦。
あれこれ手を尽くして、ようやく今日のチケットをゲット。
市川市文化会館へは、笹塚駅から都営新宿線で端から端まで、本八幡駅まで40分弱。
所要時間がトータル1時間以上となると、ちょっとした旅気分だな。
本八幡駅からは歩いて10分ほど、開演時間20分前の17時40分ごろ会場入り。
パンフレットが欲しかったけれど、グッズ売場は長蛇の列なのであきらめて自分の席へ。
今日の席は1階28列46番、なんのことはない1階の最後列。
でも割とこじんまりとしたホールなので、ステージはそれほど遠くない。
ステージ上には上手にギターとサックスの巨大なオブジェと倉庫、
下手に「MUSIC INN」という看板の二階建て楽器店、バックには川にかかる大きなループ橋。
あいかわらず細かいところまで凝りに凝ったステージセットになっている。

予定より少し遅れて、18時10分ごろ開演。
ステージが暗転する中、楽器店の二階から階段を降りてメンバーがステージへ。
メンバーは、Drums:小笠原拓海、Bass:伊藤広規、Piano:難波弘之、Keyboards:柴田俊文、
Guitars:佐橋佳幸、Sax:宮里陽太、Back Vocal:国分友里恵、Back Vocal:佐々木久美、
Back Vocal:三谷泰弘、そしてVocal&Guitar:山下達郎。
Saxがチェンジしている以外は、いつもどおりの鉄壁の顔ぶれが並んでいる。

ここからいつものようにライブレポといきたいところなのだが、
達郎本人から「ネットでのネタバレは配慮して欲しい」とのお達しがあったので、
詳細を記載するのは当面控えておくことにしたい。
ツアーはあと63公演、来年の5月まで続いていく。

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2011年11月 3日 (木)

宮沢和史 with 仲井戸"CHABO"麗市「CHABOの恩返し⑦」渋谷 Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE

今日は渋谷 Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREへ、
「CHABOの恩返し⑦」を観に行く。
「CHABOの恩返し」も今回で第7弾、第6弾が先週行われたばかりという驚愕のハイペース。
10月は前半に「ONE NITE BLUES 61」5daysがあったため、月イチ開催をキープするには致し方ナシか。
今回のゲストは宮沢和史。CHABOとはけっこう昔からジョイントしている旧知の間柄。
個人的にミヤのヴォーカルは大好きなので、どんなライブになるのかかなり楽しみ。
祝日のためちょっと早目の18時開演、いつものように開演15分前ぐらいに会場入り。
今日の席は、1階B列6番。CHABO側の前から2列目ということで最高のポジション。

ほぼ予定どおり、18時ちょうどに開演。
SE「Everyday Will Be Like A Holiday」が流れる中、まずは司会のCHABOがステージに登場。
いつものように「CHABOの恩返し」シリーズ開催の経緯と、これまでのライブの模様を説明。
「こいつははずせない」という紹介で、ステージに宮沢和史が呼び込まれる。

ミヤはあいかわらず落ちついた雰囲気で、ステージ中央の椅子に腰かけ唄い始める。
「大好きな歌ばかり唄おうと思って決めました」と、ライブ前半はカバー曲中心のセットリスト。
美空ひばりの「悲しい酒」や“SMAP”の「蒼いイナズマ」といった意外な選曲、
ブラジルの曲や沖縄の曲といったミヤの多彩な音楽性を象徴するナンバーが、
ミヤの伸びやかな唄声で披露されると、なんとも言えない極上の雰囲気を醸し出す。
曲の間では「僕ら世代はチューニングをしながら楽しい話が出来ない」と言って、
精神を集中しながら黙々とチューニングをする姿がなんかミヤらしくて可笑しい。
曲の途中で沖縄三味線の弦がはずれるというアクシデントがあったのだが、
落ちついた表情で弦を直して、途中から演奏を再開する姿もまたミヤらしくてイイ。

どんとの曲をカバーした「ひなたぼっこ」には、どんとへの想いがいっぱい詰まっていた。
「残された人間に宿題をたくさん置いて旅立たれる・・・。
どんとの行きたかった場所、清志郎さんの行きたかった場所、そんな楽園を目指していきたい」
そんな話をするミヤを見て、いろいろな想いが込みあげ思わず目頭が熱くなる・・・。
「持ち唄をまだ一曲も唄っていない・・・いいんでしょうか?」とミヤは言い、
“THE BOOM”のナンバー「風になりたい」を披露。サビの部分をお客さんといっしょに唄う。
最後に“THE BOOM”の「僕にできるすべて」を唄い、1時間05分ほどでミヤのステージは終了。

セットチェンジをはさんで、19時15分過ぎからいよいよCHABOのステージが始まる。
水玉模様のシャツを羽織ったCHABO、一曲目の「プリテンダー」を唄い始める。
おぉ~!この曲聴きたかったんだよなぁー。10月の5daysでは演ってくれなかったからな。
「今日は文化の日。木曜日あたりで休みだとイチバン得するよね」とCHABOはひと言。
いろいろなところを旅しているミヤを懲らしめるために・・・ということで「キューバの唄」。
ここで当初演る予定だった曲を変更して、休日だからと「Holiday」を演奏。
のんびりとメロディーに身をゆだねていたら、なんだか揺れているような気が・・・ 地震だ!
かなり大きくグラグラと揺れていたけれど、ステージのCHABOはまったく気づいていない様子。

ミヤとの出会いからお付き合いが始まって(笑)今日に至るまでの話をはさんで、
「CHABOの恩返し」恒例の相手の曲を唄うコーナー、“THE BOOM”の「そこが僕のふるさと」を唄う。
曲のエンディングでは、“The Beatles”の「Here Comes The Sun」のメロディーをつま弾く。
“The Beatles”のカバー「All My Loving」を演奏したあと、渋谷にまつわる想い出話をしばし。
清志郎を一番感じる唄のひとつということでRCのナンバーから「ぼくとあの娘」、そして「GLORY DAY」。
このRCナンバー二連発が、今日のライブの見どころと言っても過言ではないほど濃密な瞬間だった。
そんな空気を一変させるかのように、リズムボックスをバックに「Voltage」を激しくシャウト。
最後にCarole King & James Taylorのカバー「You've Got A Friend」を唄い、
こちらも1時間05分ほどで終了。

アンコール、まずはCHABOがひとりステージに登場してスタッフの紹介。
そしてミヤがステージに登場して、いつものようにアドリブ・セッションが始まる。
CHABOのギターに対して、ミヤはBlues Harpで応戦。ちょっと違った形のセッション。
続いて、5月の清志郎“ロックンロールショー”でミヤが唄った「ぼくの自転車のうしろに乗りなよ」。
ミヤの圧倒的なヴォーカルで唄われる清志郎のメロディー、そしてCHABOの繊細なギター。
もうこれ以上に無く贅沢で、最高のひとときが過ぎ去っていく。

「アンコールじゃなくて第二部」というのはCHABOのいつものセリフだけど、
今日のアンコールはまさに第二部という感じで、たっぷりと二人の演奏を聴かせる。
CHABOのナンバー「唄」に続いて、“THE BOOM”のニューアルバム収録予定の新曲「歌いたくない夜」。
続いてCHABOのギターをバックに、ミヤがポエトリーリーディングを三編。
そして「ふるさと」。オープニングは静かに始まり、後半アップテンポになるというアレンジ。
ここで「おまけやっていい?」とCHABOは言い、CHABOからミヤへ贈る手紙の朗読。
10年前ほどに鎌倉芸術館でライブをやったとき、ミヤからCHABOへ贈られた手紙のお返しだ。
最後に、ミヤのオリジナル「遠い町で」をドラマティックに唄いあげてフィナーレ。
SE「What A Wonderful World」が流れて、21時25分過ぎにライブはすべて終了。

飲み疲れ気味ではあるものの、アフターライブはやっぱり飲み!
ということで、渋谷駅前の「山家」で飲んでいくことにする。
かき酢に焼鳥、ビールに黒ホッピーと、いつもどおりのメニューを満喫。
23時前にはおひらきにして帰宅。

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