宮沢和史 with 仲井戸"CHABO"麗市「CHABOの恩返し⑦」渋谷 Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
今日は渋谷 Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREへ、
「CHABOの恩返し⑦」を観に行く。
「CHABOの恩返し」も今回で第7弾、第6弾が先週行われたばかりという驚愕のハイペース。
10月は前半に「ONE NITE BLUES 61」5daysがあったため、月イチ開催をキープするには致し方ナシか。
今回のゲストは宮沢和史。CHABOとはけっこう昔からジョイントしている旧知の間柄。
個人的にミヤのヴォーカルは大好きなので、どんなライブになるのかかなり楽しみ。
祝日のためちょっと早目の18時開演、いつものように開演15分前ぐらいに会場入り。
今日の席は、1階B列6番。CHABO側の前から2列目ということで最高のポジション。
ほぼ予定どおり、18時ちょうどに開演。
SE「Everyday Will Be Like A Holiday」が流れる中、まずは司会のCHABOがステージに登場。
いつものように「CHABOの恩返し」シリーズ開催の経緯と、これまでのライブの模様を説明。
「こいつははずせない」という紹介で、ステージに宮沢和史が呼び込まれる。
ミヤはあいかわらず落ちついた雰囲気で、ステージ中央の椅子に腰かけ唄い始める。
「大好きな歌ばかり唄おうと思って決めました」と、ライブ前半はカバー曲中心のセットリスト。
美空ひばりの「悲しい酒」や“SMAP”の「蒼いイナズマ」といった意外な選曲、
ブラジルの曲や沖縄の曲といったミヤの多彩な音楽性を象徴するナンバーが、
ミヤの伸びやかな唄声で披露されると、なんとも言えない極上の雰囲気を醸し出す。
曲の間では「僕ら世代はチューニングをしながら楽しい話が出来ない」と言って、
精神を集中しながら黙々とチューニングをする姿がなんかミヤらしくて可笑しい。
曲の途中で沖縄三味線の弦がはずれるというアクシデントがあったのだが、
落ちついた表情で弦を直して、途中から演奏を再開する姿もまたミヤらしくてイイ。
どんとの曲をカバーした「ひなたぼっこ」には、どんとへの想いがいっぱい詰まっていた。
「残された人間に宿題をたくさん置いて旅立たれる・・・。
どんとの行きたかった場所、清志郎さんの行きたかった場所、そんな楽園を目指していきたい」
そんな話をするミヤを見て、いろいろな想いが込みあげ思わず目頭が熱くなる・・・。
「持ち唄をまだ一曲も唄っていない・・・いいんでしょうか?」とミヤは言い、
“THE BOOM”のナンバー「風になりたい」を披露。サビの部分をお客さんといっしょに唄う。
最後に“THE BOOM”の「僕にできるすべて」を唄い、1時間05分ほどでミヤのステージは終了。
セットチェンジをはさんで、19時15分過ぎからいよいよCHABOのステージが始まる。
水玉模様のシャツを羽織ったCHABO、一曲目の「プリテンダー」を唄い始める。
おぉ~!この曲聴きたかったんだよなぁー。10月の5daysでは演ってくれなかったからな。
「今日は文化の日。木曜日あたりで休みだとイチバン得するよね」とCHABOはひと言。
いろいろなところを旅しているミヤを懲らしめるために・・・ということで「キューバの唄」。
ここで当初演る予定だった曲を変更して、休日だからと「Holiday」を演奏。
のんびりとメロディーに身をゆだねていたら、なんだか揺れているような気が・・・ 地震だ!
かなり大きくグラグラと揺れていたけれど、ステージのCHABOはまったく気づいていない様子。
ミヤとの出会いからお付き合いが始まって(笑)今日に至るまでの話をはさんで、
「CHABOの恩返し」恒例の相手の曲を唄うコーナー、“THE BOOM”の「そこが僕のふるさと」を唄う。
曲のエンディングでは、“The Beatles”の「Here Comes The Sun」のメロディーをつま弾く。
“The Beatles”のカバー「All My Loving」を演奏したあと、渋谷にまつわる想い出話をしばし。
清志郎を一番感じる唄のひとつということでRCのナンバーから「ぼくとあの娘」、そして「GLORY DAY」。
このRCナンバー二連発が、今日のライブの見どころと言っても過言ではないほど濃密な瞬間だった。
そんな空気を一変させるかのように、リズムボックスをバックに「Voltage」を激しくシャウト。
最後にCarole King & James Taylorのカバー「You've Got A Friend」を唄い、
こちらも1時間05分ほどで終了。
アンコール、まずはCHABOがひとりステージに登場してスタッフの紹介。
そしてミヤがステージに登場して、いつものようにアドリブ・セッションが始まる。
CHABOのギターに対して、ミヤはBlues Harpで応戦。ちょっと違った形のセッション。
続いて、5月の清志郎“ロックンロールショー”でミヤが唄った「ぼくの自転車のうしろに乗りなよ」。
ミヤの圧倒的なヴォーカルで唄われる清志郎のメロディー、そしてCHABOの繊細なギター。
もうこれ以上に無く贅沢で、最高のひとときが過ぎ去っていく。
「アンコールじゃなくて第二部」というのはCHABOのいつものセリフだけど、
今日のアンコールはまさに第二部という感じで、たっぷりと二人の演奏を聴かせる。
CHABOのナンバー「唄」に続いて、“THE BOOM”のニューアルバム収録予定の新曲「歌いたくない夜」。
続いてCHABOのギターをバックに、ミヤがポエトリーリーディングを三編。
そして「ふるさと」。オープニングは静かに始まり、後半アップテンポになるというアレンジ。
ここで「おまけやっていい?」とCHABOは言い、CHABOからミヤへ贈る手紙の朗読。
10年前ほどに鎌倉芸術館でライブをやったとき、ミヤからCHABOへ贈られた手紙のお返しだ。
最後に、ミヤのオリジナル「遠い町で」をドラマティックに唄いあげてフィナーレ。
SE「What A Wonderful World」が流れて、21時25分過ぎにライブはすべて終了。
飲み疲れ気味ではあるものの、アフターライブはやっぱり飲み!
ということで、渋谷駅前の「山家」で飲んでいくことにする。
かき酢に焼鳥、ビールに黒ホッピーと、いつもどおりのメニューを満喫。
23時前にはおひらきにして帰宅。
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