今日は後楽園ホールへ、全日本プロレス「40th Anniversary Year
2012新春シャイニングシリーズ」を観に行く。
例によって直前までノープランでいたので、試合開始時間12時ギリギリに会場へ。
既に雛壇席は売り切れ、南側C列42番の特別席7,000円を購入。
ちょっと端っこだけど南側の正面、とても観やすくてなかなかイイ席。
客席はほぼ満席、もう少し苦戦しているのかと思いきや、けっこう好調な客入り。
ホールに入ったのは12時を過ぎていたけれど、まだ前説をやっているところだった。
対戦カード発表に続いて、いよいよ試合開始となる。
第1試合は、KENSO&BLACK BUSHI vs 菊タロー&菊地 毅のタッグマッチ。
オープニングマッチと言えば、絶対に欠かせないのが菊タロー。
KENSOや菊池といったキャラクターの濃いメンツの中でも、ひときわ光を放っている。
試合も菊タローのコミカルな動きを中心に、KENSOと菊池の独特の動きがスウィング。
そしてBLACK BUSHIが華麗な空中弾で、試合にアクセントをつけていく。
最後はKENSOが菊タローを葉隠れから片エビ固めでフォール。
第2試合は、武藤敬司&大森隆男&征矢 学 vs 渕 正信&太陽ケア&カズ・ハヤシの6人タッグマッチ。
前日の後楽園大会で観客のジャッジメントで全日本再入団が決まった大森に対して、
全日本の歴代主要メンバーが査定をしていくような試合展開。
それでも試合の主軸を担っていたのは渕、久しぶりに観るファイトはあいかわらずのいぶし銀。
観客の声援に乗せられて、痛い腰を気にしながらもボディースラムを連発。
しかし最後は大森が踏ん張りを見せ、渕にアックスボンバーを叩き込んでスリーカウントを奪取。
第3試合は、諏訪魔&近藤修司&征矢 匠 vs 船木誠勝&河野真幸&田中 稔の6人タッグマッチ。
諏訪魔率いる“チーム・ディストラクション”と、船木率いる“STACK OF ARMS”との対決。
前半は征矢がひとりつかまり、“STACK OF ARMS”に一方的に痛めつけられる。
船木・河野・田中の攻撃はエゲつなく、諏訪魔と近藤はすっかり影が薄くなってしまった。
最後は船木・田中の絶妙なフォローを受けて、河野が征矢をジャイアントニードロップで仕留めた。
試合後に船木は、「28年間いろんな選手を見てきたけど、全日本プロレスのエースはお前じゃ無理だ!」と
諏訪魔を挑発。それに対して、諏訪魔は「お前に言われたくねぇよ!」と応戦。
ここは船木の言い分に軍配があがるような気がするが、諏訪魔の今後の奮起にも期待したい。
ここで休憩時間となる。休憩時間はロビーに出て、選手を真近で見るのが楽しみ。
大森・菊池・KENSOとともに、グッズ売場の片隅にアブドーラ・ザ・ブッチャーの姿が・・・。
なんでも足腰の具合が相当悪いらしく、昨日の後楽園大会で引退を表明したとのこと。
身体がひとまわり小さくなったような感じで、オーラも若干薄れてしまったような。。。
これも時代の流れなのであろうか・・・ ちょっと寂しい気がした。
休憩時間が終わり、第4試合は大日本プロレス:関本大介&岡林裕二の王者組に
曙&浜 亮太の“SMOP”が挑戦するアジアタッグ選手権試合。
前半は曙と浜が桁外れの巨体を活かして、圧倒的なパワーで押しまくる。
関本と岡林もパワーファイトで牙城を崩そうとするが、いまひとつ形勢は不利のまま。
それでも浜に照準を絞って、フロッグスプラッシュや合体攻撃で徐々に相手を追い詰めていく。
最後は岡林と浜との一騎打ちとなり、激しい肉弾戦を繰り広げたあと、
岡林がラリアットからの体固めで浜をピンフォールした。
大日本はアウェーの立場ではあるが、会場での声援は圧倒的に上回っている。
2度目の王座防衛に対して、大きな拍手が贈られていた。
第5試合は、王者:ケニー・オメガに大和ヒロシが挑戦する世界ジュニア・ヘビー級選手権試合。
ケニー・オメガはゴングが鳴っても水を飲んだりして、相手をすっかりナメきった態度。
会場の雰囲気としては、大和ヒロシを応援するムード一色になっていく。
だけどケニーもファイト内容は素晴らしく、ビルドアップされたボディで華麗な技をキメていく。
ケニーのセコンドの中澤マイケルが何度も介入して、試合はかなり混戦模様。
観客の声援を受けて大和が怒涛の攻撃を見せ、ケニーを追い込んでいく。
しかしケニーはそれを耐え抜き、最後はクロイツ・ラスで大和をノックアウト。
ケニーが2度目の王座防衛に成功した。
メインイベントは、ダーク・オズ&ダーク・クエルボ vs 真田聖也&KAIの世界タッグ選手権試合。
ダーク・オズ&ダーク・クエルボは、メキシコ“AAA”から来たルチャドール。
顔面におどろおどろしいペイントを施し、怪奇派レスラーと言ってもいい。
華麗な空中殺法だけでなく、場外乱闘やイス攻撃で真田とKAIを追い込んでいく。
真田とKAIも精一杯のファイトで応戦するが、王者組に一日の長があるように見えた。
最後はレフェリーを巻き込む混沌とした展開から、オズがオズ・ドライバーでKAIをピンフォール。
王者組が2度目の王座防衛に成功した。
気がつくと全日本勢はすべて負け。新春の興業としては、あまりにもバッドなエンディング。
最後にKENSOがリングをジャックして締めたが、全日本の現在を象徴するような幕切れであった。
終わったのは15時05分過ぎ。6試合で3時間はけっこう長丁場だったけど、充実した大会となった。
【対戦カード、試合結果】
<第1試合:タッグマッチ 30分1本勝負>
○KENSO、BLACK BUSHI
(11分32秒 葉隠れ→片エビ固め)
●菊タロー(アキバプロレス)、菊地 毅(餃子の王将)
<第2試合:6人タッグマッチ 30分1本勝負>
武藤敬司、○大森隆男(フリー)、征矢 学
(16分59秒 アックスボンバー→エビ固め)
●渕 正信、太陽ケア、カズ・ハヤシ
<第3試合:6人タッグマッチ 30分1本勝負>
諏訪魔、近藤修司、●征矢 匠
(14分1秒 ジャイアントニードロップ→体固め)
船木誠勝、○河野真幸、田中 稔
<第4試合:アジアタッグ選手権試合 60分1本勝負>
[王者組]関本大介(大日本プロレス)、○岡林裕二(大日本プロレス)
(14分22秒 ラリアット→体固め)
[挑戦者組]曙(フリー)、●浜 亮太
※第87代王者組が2度目の防衛に成功
<第5試合:世界ジュニア・ヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
[王 者]○ケニー・オメガ(DDT)
(24分58秒 クロイツ・ラス)
[挑戦者]●大和ヒロシ
※第31代王者が2度目の防衛に成功
<第6試合:世界タッグ選手権試合 60分1本勝負>
[王者組]○ダーク・オズ(AAA)、ダーク・クエルボ(AAA)
(16分9秒 オズ・ドライバー→片エビ固め)
[挑戦者組]真田聖也、●KAI
※第60代王者組が2度目の防衛に成功
昼食をとってなかったので、食事をしていこうと水道橋駅前を探索。
正月だから閉まっている店も多かったけど、「藤井屋」で餃子を食べることにした。
おせち料理に飽きた舌には、餃子の全部盛りがとっても美味しかった。
それから神保町へ向かって歩き、中古盤屋を覘いてまわる。
「タクト」で河島英五の「未発表曲集」を見つけて購入。
これが2012年度初のCD購入となる。今年もたくさんの音楽に巡り会いたいものだ。
そんなわけで、けっきょく18時ごろ帰宅。
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