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2012年1月14日 (土)

石橋 凌「石橋凌ソロライブ「表現者」~我 歌う 魂こがして~」鴬谷・東京キネマ倶楽部

今日は鴬谷・東京キネマ倶楽部へ、「石橋凌ソロライブ「表現者」~我 歌う 魂こがして~」を観に行く。
石橋 凌は“ARB”のヴォーカル、それ以上の説明はもはや要らない。
このところすっかり俳優としてのイメージが強くなってしまったけれど、
俺にとっての凌はどう考えても“ARB”のヴォーカル=ロッカーなのだ。
そんな凌が音楽活動を再開し、初めて臨むソロライブ。
あの頃の熱い魂を見ることが出来るのか? それとも期待はずれに終わるのか?
いろいろな想いを抱きながら、会場である東京キネマ倶楽部へと向かった。

東京キネマ倶楽部は、JR鴬谷駅の南口から徒歩1分のところにある。
鴬谷は初めて来たかなぁ~? 駅周辺はホテルばっかりというのが驚き。
開演まで少し時間があったので、上野公園まで足を延ばす。
ここもなかなか来る機会がないので、急ぎ足ながらもそこそこに満喫。
そんなことをしているうちにすっかり暗くなってしまったので会場へ。
元キャバレーということでビルの6階にあるため、エレベータに乗るのにひと苦労。
会場内は大勢の人でごった返していたけど、雰囲気があってなかなかイイ。
席は1階154番。椅子の並べ方がイレギュラーでよくわからなかったけれども、
気がつけば前から5列目。ステージ向かってやや左寄りだけど、なかなかの好ポジション。
見事なほどにフロアは超満員で、始まる前から熱気でムンムンしている。

ほぼ予定どおり、18時過ぎ開演。
まずはステージ後方に、「カクテル・トゥナイト」のプロモーションビデオが流される。
それが終わると、メンバーがステージに登場。Drums:池畑潤二、Bass:渡辺圭一、
Keyboards:伊東ミキオ、Guitar:藤井一彦という強力なメンツ。
そしてVocalはもちろん石橋 凌。ソフト帽をかぶって、ベージュのコートを着ている。
すっかり貫禄がついてしまったなぁー。表情は帽子に隠れてよく見えない。
ライブは「AFTER '45」からスタート。それからソロアルバム「表現者」の曲が次々と演奏される。
「どこかに余白のある演奏を目指した」と言う凌、椅子に座ったままじっくりと演奏に聴き入る。
3曲ほど演奏したところで、Sax:梅津和時が演奏に加わる。
「RCサクセションの・・・」という紹介だったので、誰が出てくるのか?とちょっとドキドキしてしまった。
「乾いた花」「PALL MALLに火をつけて」など、シブく激しくキメてくれた。

梅津さんは3曲で退場し、再び5人での演奏。メンバーは椅子に腰かけ、アコースティックセットとなる。
「Just a 16」や「Heavy Days」といった定番のナンバーもさることながら、
「待合室にて」や「縁のブルース」といった新曲もなかなかイイ。
今日は「参加型のライブ」ということで、ここでメンバーから客席へシェイカーが投げ込まれる。
こういうのをキャッチするのはいまいち苦手なんだけど、今日はラッキーなことに見事ゲット。
ここからはお客さんも見えないシートベルトをはずして、スタンディングで盛り上がる。
ステージサイドの踊り場に、梅津さんを始めとする4人のホーンセクションが登場。
その中に渡辺隆雄さんの姿が・・・。知ってるアーティストが出てくるのは、単純に嬉しい。
ソウルフルなアレンジで「TOKYO SHUFFLE」「ダディーズ・シューズ」「パブでの出来事」を唄い、
「今の時代にもう一回唄いたくて、これからも叫び続けます!」と言って「喝!」。
リアレンジされても、この曲の魅力は変わらない・・・ いや、むしろ強力になっている。
そして最後は、ソロアルバムから壮大なバラードナンバー「我がプレッジ」。
この曲がまたイイ・・・ 年齢を重ねたからこそ唄える歌、そして年齢を重ねたからこそわかる歌。

あっという間に本編は終了し、アンコールへと突入。
黒いシャツに白いベストといういでたちから、白いシャツに黒いベストに着替えた凌。
藤井一彦のBluesyなギターに先導され、「I Got My Mojo Working」を唄い出す。
続いて始まったのは「Route 66」、スタンダードなRock'n'Rollナンバーを唄う凌もイカしている。
それから“ARB”のハードナンバー「R&R AIR MAIL」を演奏して、再びステージは暗転。
2回目のアンコール、今度は赤いシャツに黒いベストという格好で凌はステージに登場。
伊東ミキオのキーボードと梅津さんのサックスをバックに、「魂こがして」を唄う。
じっくりとしっとりと唄いあげる凌、むせび泣く梅津さんのサックスが感動的。
バンドメンバー全員が再びステージにあがり、書きおろしの新曲「ピカドンの唄」。
3回目のアンコール、メンバーは全員ツアーTシャツに着替えてステージに登場。
ハンチング帽を逆にかぶった凌、ようやくその表情がはっきりと見える。
ラストの曲は「STAND BY ME」、会場全体を包み込むような唄声でライブは大団円を迎えた。
時間は20時40分、大満足で会場をあとにした。

時間は21時を過ぎていたけれど、せっかくの鴬谷なので飲んでいこうとあたりを散策。
ホテル街を横目に駅の北口へまわり、駅前の「関所」という店で飲むことにする。
安くて美味しい料理がたくさん揃っていて、なかなかいい感じのお店。
自分の行動圏内にあったら、絶対通ってしまうんだろうなー。
そんなことを思いつつ、22時半ごろおひらきにして帰宅。

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コメント

はじめまして、石橋凌ソロライブで検索してこちらにたどり着きました!
ブログを読んでもいつもは静かに立ち去るのですが、私も前から4、5列目のやや(かなりか?)左側で参戦していたので、思わずコメントしてしまいました。
ソロライブ、私も満足でした。バンド(ARB)の凌が1番だという気持ちに変わりはありませんが、また音楽を再開し歌ってくれるだけでもうれしいことです。
そういえば、2/5は新宿LOFTでキースの還暦ライブですが、チャボもかけつけてくれるそうですね!こちらも参戦予定で楽しみです。
では、失礼します。

投稿: W | 2012年1月27日 (金) 17時35分

>Wさん

コメントありがとうございます。

お互いにかなり近い席での参戦だったようですね。
ホント、今回のソロライブは大満足という内容でした。

もちろん私もARBが一番ではありますが、
今後の凌の活動は見守っていきたいと思っています。

2/5キース還暦ライブ、私も参戦しますよー。
いろんなメンツが出るようで楽しみです。

投稿: KANN | 2012年1月30日 (月) 10時36分

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