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2012年2月 5日 (日)

KEITH「~波瀾万丈~ KEITH 還暦 LIVE PARTY」新宿LOFT

今日は新宿LOFTへ、「~波瀾万丈~ KEITH 還暦 LIVE PARTY」を観に行く。
あのKEITHが還暦かぁー、なんだかウソみたいだな・・・。
KEITHのドラムは、スネアの音がスコーン!と突き抜けるのが気持ちいい。
派手なドラムソロはないけれど、歌モノのRockを叩かせたら右に出るものはいない。
開演時間18時の20分ほど前に会場入り。フロアはほどよく混みあってイイ感じだ。
いつものように、ステージ向かって右前のスペースに居場所を見つける。

予定より少し遅れて、18時05分ごろスタート。まずは“Groovin'”の演奏。
Drums:KEITH、Bass:寺岡信芳、Guitar:古見健二、Vocal:SHYというメンツ。
VocalのSHYは、あの“HEART BEATS”の元メンバーなのだそうだ。
なかなかシブいヴォーカルで心に染みる曲を唄ってくれて、けっこう好きかもしれない。
KEITHは還暦にちなんだ特注の赤いスティックで、リズミカルにドラムを叩く。
KEITHといえば“ARB”ということで、“ARB”のナンバーから「HEAVY DAYS」をセレクト。
25分ほどのステージは、あっという間に終了。

18時35分から、二番手の“PERSONZ”のステージが始まる。
メンバーは言うまでもなく、Drums:藤田 勉、Bass:渡邉 貢、Guitar:本田 毅、
そしてVocal:JILLという不動のラインナップ。
「MIDNIGHT TEENAGE SHUFFLE」から始まり、ファンにはたまらない選曲。
KEITHの顔がアレンジされたお札をばら撒いたり、KEITHへ誕生日プレゼントを手渡したりと、
JILLの女性らしい細やかな心遣いが感じられて、なんだかとっても微笑ましい。
KEITHを交えて「7 COLORS」と「ラ・ラの女」を演奏したあと、ラストは「DEAR FRIENDS」。
30分という短い時間だったけれど、“PERSONZ”の魅力が満載されたステージだった。

19時10分過ぎから、“稲田JOE+井上アツシ SECTION”。
Drums:KEITH、Bass:EBI[ユニコーン]、Guitar:内藤幸也[SDR]、Guitar:SHIHOをバックに、
まずは“G.D.FLICKERS”の稲田JOEがヴォーカルをとる。
“Rolling Stones”の「Ruby Tuesday」から始まり、“ARB”の「飲まずにいられない」「HOLIDAY」。
すっかり“ARB”色が強くなってきたステージに、さらに追い打ちをかける人が登場。
「なんちゃってARB」と言いながら、“ニューロティカ”の井上アツシが唄い出す。
「クレイジーラブ」から始まり、「R&R AIR MAIL」「ノクターン・クラブ」。
本人も言っていたけど、「気持ちイイですね!」という言葉がぴったりの瞬間だった。

続いて19時45分ごろから、“THE ROCK BAND”の演奏。
メンバーはもちろん、Drums:小林高夫、Bass:寺岡信芳、Guitar:藤沼伸一、Vocal:仲野 茂。
このメンバーが揃って目の前で演奏しているなんて、なんだか信じられない。
そんじょそこらのガキには真似できない、一本スジの通った骨太なロックが繰り広げられる。
それぞれに年齢を重ねたけど、みんな良い意味で上手くなったな…としみじみ思う。
中盤で二曲ほどKEITHが参加したけど、全曲“THE ROCK BAND”のオリジナルという選曲が良かった。
30分ほどのステージ、まだまだ現役バリバリの“THE ROCK BAND”を満喫することが出来た。

20時20分過ぎから、“ジェームス藤木+内海利勝 SECTION”が始まる。
Drums:KEITH、Bass:寺岡信芳、Guitar:古見健二をバックに、
“Cools”のジェームス藤木がシブい唄声を聴かせる。
今までそんなこと思わなかったけど、ジェームス藤木の唄はスゴい。
ヴォーカルが前に前に出てきて、歌詞がはっきりと聞こえてくるところがスゴい。
“Cools”のナンバーから「バースディ」「シンデレラ」を続けて演奏。
ここでヴォーカルが、元“CAROL”の内海利勝に交替。
“Cools”に“CAROL”って、なんだかスゴい展開だなー。
ここはもちろん、「ルイジアンナ」と「ファンキー・モンキー・ベイビー」だな。
だけどその間に演奏された「天国の扉」が、何気に一番良かったかもしれない。
このSECTIONは若干長めで、35分ほどで終了。

そして21時05分ごろから、お待ちかねの“仲井戸麗市 SECTION”。
Drums:KEITH、Bass:渡邉 貢、Guitar:本田 毅をバックに、いつもどおりの佇まいでCHABOが登場。
「Fox, trot」で「KEITH還暦おめでとうー!」と唄ったあと、「気持ちいらないから、プレゼント渡せ」と一言。
そして始まったのは「BGM」。“PERSONZ”とCHABOって正直どうなんだろ?と思っていたけど、
渡邉さんも本田さんもBluesyでFunkyな演奏で、どっぷりと組み合ってくれていた。
CHABOの「KEITHはずっと年上だと思ってた。いい兄貴だと思ってた」というコメントに、
大きくざわめくお客さんが可笑しい。確かに見た目では・・・なんて言ったら失礼か。
そして元“CAROL”の内海利勝が来年還暦って、なんだかよくわからない状態だな。
CHABOパートの最後は、KEITHのリクエストということで「雨あがりの夜空に」。
押し合いへしあい、ぎゅうぎゅうの状態で盛り上がる「雨あがり」も久しぶりだな。
途中でシゲルがヴォーカルで加わり、さらにグチャグチャになって21時20分過ぎに終了。

そして21時30分過ぎから、“JEAN JACQUES BURNEL SECTION”。
JEAN JACQUES BURNELが出演するとはまったく知らず、正直言って驚いた。
でも先日“THE DAMNED”を観て、「まだ観ていないパンクヒーローって誰だろう?」と思ったときに、
真っ先に思い浮かんだのがJEAN JACQUES BURNELだったので、こうして観れたのは感激。
Drums:KEITH、Guitar:内藤幸也、Guitar:藤沼伸一、そしてVocal&Bass:JEANという編成で、
“THE STRANGLERS”のナンバーを次々に繰り出していく。
JEANは若干ふくよかになってしまったものの、長身で長い足を蹴り上げるアクションはカッコいい。
「Something Better Change」から始まり、「No More Heroes」で終わるというたまらない選曲。
20分ちょっとという時間だったけれども、とっても濃密なひとときだった。

アンコールに突入し、KEITH、小林高夫、EBI、内藤幸也、藤沼伸一がステージに登場。
そんな錚々たるメンバーをバックに、JILL、稲田JOE、井上アツシ、仲野 茂がヴォーカルをとる。
演奏されるナンバーは、こんなシチュエーションにぴったりの「LOFT23時」。
いつまでも続きそうな勢いで演奏は続き、お客さんもいっしょに唄いまくる。
二度目のアンコールに応えて、KEITHがひとりステージに登場。
「一日でも長く叩けるよう頑張ります。応援してね!」と言うKEITHの笑顔が最高だった。
こうしてゴキゲンなイベントは、22時05分過ぎに幕を閉じた。

明日は仕事ではあるけれど、せっかくなので飲んでいくことに。
久しぶりに思い出横丁の「鳥園」へ行き、鯨の竜田揚などをつまみに飲む。
けっこうイイ感じに飲んでいたのだけれど、23時半で閉店というのでおひらき。

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コメント

はじめまして。
私はストラングラーズのインフォメーション、SIS Japanの運営とサイトの管理をしているものです。SISサイト管理の時はR.I.Bと名乗っております。
キースさんの還暦ライブパーティには、ストラングラーズのJ.J.バーネルが友情出演すると言うことで、遠路はるばる(JJほどではありませんが)福岡からやってまいりました。
本当に素晴らしいライブでしたね。

それで、サイトの方にライブのレビューを書くつもりなのですが、悲しいかな、日本のバンドに詳しくない故に出演者のほとんどが判りません。曲も古いものはいくつか判りましたが他はほとんどわからないと言う体たらくです。
それで、お願いですがこのエントリーを参考にさせていただけないでしょうか。もちろん、このブログとこのエントリーのURLは参考文献としてご紹介させていただきます。
お返事をお待ちしております。

投稿: 黒木 燐(R.I.B) | 2012年2月24日 (金) 00時05分

>黒木 燐(R.I.B)さま

コメントありがとうございます。

福岡から参戦ですか! お疲れさまでした。

私は情報不足で、J.J.バーネルの出演は知らなかったのですが
それだけに元気な姿を見られたのが嬉しかったです。

お返事遅くなってしまいましたが、引用の件まったく問題ありません。
むしろ、よろしくお願いいたします。

ライブレビューも是非とも拝見したいです。
よろしくお願いいたします。

投稿: KANN | 2012年3月 4日 (日) 10時37分

KANN様

ご快諾ありがとうございます。
レビューをアップしましたら、またここにお知らせに参ります。

こちらこそ、よろしくお願いいたします。

投稿: R.I.B | 2012年3月 6日 (火) 01時23分

KNANNさん、こんばんは。

残業や土曜出勤続きでなかなか書き上げられませんでしたが、今日の午前中になんとかレビューを書いてアップしました。
http://kuroki-rin.cocolog-nifty.com/stranglers_live/2012/03/post-088f.html

長いだけでいまいち面白みに欠けるかもしれませんが、ご確認ください。
今夜中に写真の追加と、書き足し、修正などをする予定です。
KANNさんともう一方のご協力のおかげで充実したレビューにすることが出来ました。
どうもありがとうございます。

投稿: R.I.B | 2012年3月18日 (日) 00時06分

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