今日は渋谷 Bunkamura オーチャードホールへ、「CYNDI LAUPER JAPAN TOUR 2012」を観に行く。
昨年の3月11日・・・あの日のあの時刻、シンディを乗せた飛行機は成田空港に着陸しようとしていた。
震災の発生により苦労して入国したものの、コンサートをやるような状況ではなくなっていた日本。
そんな中、シンディはライブを決行。私も東京初日:3月16日の公演を観ることが出来た。
余震や停電や帰宅困難の恐怖に怯えながらも、素晴らしいライブに涙したのであった。
あれから一年経った今日、3月11日に再びシンディのライブを観る。
開演予定時間18時の15分ほど前に会場入り。ちょっと迷ったけど、パンフレットを購入。
席は1階16列4番、1階フロアのちょうど中間ぐらい、ステージ向かって左端。
ステージは意外と近く、前の席との段差もあるのでなかなか観やすい。
チケットはソールドアウトということもあり、客席は3階まで見事なぐらいにギッシリ。
ステージには既に機材がセッティングされ、ライブが始まるのを待っている。
予定より少し遅れて、18時05分過ぎにライブはスタート。
ドラム、ベース、ギター、キーボード×2、ハーモニカという編成のバンドがステージへ。
最後に黒いスーツ姿のシンディが登場すると、客席は総立ちで割れんばかりの拍手。
通訳の女性を通じて、まずはシンディから「ありがとう」のメッセージが伝えられる。
そして始まったのは「She Bop」。オリジナルに忠実なアレンジ、Bluesyなハーモニカがアクセント。
いきなり客席に降りていき、椅子の上にあがってお客さんといっしょに熱唱。
アコースティックギターを弾きながらの「When You Were Mine」、
ダイナミックなグルーヴ感あふれる「What's Going On」「Lyfe」へと演奏は続いていく。
前回の来日公演はBlues色が濃かったけれど、今回はいささかポップな雰囲気。
それでもライブ中盤では、最新アルバム「Memphis Blues」からBluesyなナンバーをいくつか。
シンディは「オバアチャンソングを現代風にアレンジした」と言って、
ペギー・マーチという人が唄っていた「忘れないわ」を日本語で披露。
そしてアパラチアン・ダルシマーを弾きながら、「All Through the Night」「Time After Time」。
「Time After Time」ではシンディが間違えてしまったらしく、演奏をやり直す場面も・・・。
「Change of Heart」では再び客席に乱入し、「Money Changes Everything」でひとまず本編終了。
アンコール、ドラムとハーモニカとの激しいバトルセッションに続いて「Goonies」。
そして、大盛りあがり必至のキラーチューン「Girls Just Want to Have Fun」。
シンディは客席に降りてきて唄うのだけれども、お客さんが集まってきちゃって思うように動けず。
それでもお客さんの大合唱とともに唄うシンディは、キラキラと輝いて見えた。
ここでバンドは退場し、キーボードとハーモニカ、そしてシンディのみがステージに残る。
そしてフリューゲル・ホーンのTOKUが飛び入り参加して「True Colors」。
とってもハートウォーミングな演奏・・・ じーんと胸に染みてくる。
こうして19時45分ごろ、演奏はすべて終了。
この日を選んで日本に帰って来てくれたシンディ、MCのあちこちに優しい気遣いを散りばめながらも、
嘆いてばかりいるのではなく前に進んでいくのだという力強いメッセージが感じられた。
前回は涙でよく見えないシーンが多かったけど、今回はしっかりと目に焼き付けることが出来た。
ありがとう!シンディ。
【Setlists】
M01. She Bop
M02. Set Your Heart
M03. When You Were Mine
M04. What's Going On
M05. Lyfe
M06. Just Your Fool
M07. WASURE NAIWA
M08. Down Don't Bother Me
M09. All Through the Night
M10. Time After Time
M11. I Drove All Night
M12. Change of Heart
M13. Money Changes Everything
Encore
EN1. Goonies
EN2. Girls Just Want to Have Fun
EN3. True Colors
気がつけばまだ20時前なので、いつものように「山家」で飲み。
日曜日なのにけっこう混んでいたけれど、そこそこに満喫。
シメに「春日亭」で油そばを食べて、22時半過ぎに帰宅。
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