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2012年5月31日 (木)

映画「テルマエ・ロマエ」TOHOシネマズ府中

早めのお昼ごはんを済ませて、12時からTOHOシネマズ府中で「テルマエ・ロマエ」を観る。
古代ローマの浴場設計技師ルシウス(阿部 寛)が、現代日本の銭湯にタイムスリップしてしまい、
「平たい顔族(=日本人)」の真実(上戸 彩)に出会うことから物語は始まる。
なんて説明がアホらしくなるほど、ナンセンスで馬鹿馬鹿しいぶっ飛んだストーリー。
そして何よりも、ローマ人よりローマ人らしい濃い顔の出演者たち。
阿部 寛、市村正親、北村一輝、宍戸 開、竹内 力・・・ 全員が日本人離れしている。
それに対する「平たい顔族」の上戸 彩ちゃんも、可愛いんだけどどこか可笑しいんだよな。
それでも終盤には、この不思議な出会いを愛おしく思う二人の気持ちが伝わって来て、
なんとも言えない切ない気持ちにさせられたのであった。(上映時間:108分)

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2012年5月29日 (火)

たいちょう!

体調がいまいちなので昨夜は早めに寝たのに、夜中に地震で叩き起こされる。
東京地方は震度4! ちょっともういい加減にして欲しいものだ。

咳は出るし身体はだるいし・・・って状態なのだけれど、意外と持ちこたえている。
やっぱり寒かったり乾燥したりしていないから、それほど悪化しないのかな・・・?
今日も念のためマスクを持って出かけたけど、とうとうしないで済んだからね。
あとちょっとで完治しそう・・・ 今夜がヤマかな?

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2012年5月27日 (日)

VA「JAPAN BLUES & SOUL CARNIVAL 2012」日比谷野外大音楽堂

今日は日比谷野外大音楽堂へ、「JAPAN BLUES & SOUL CARNIVAL 2012」を観に行く。
暑くもなく寒くもなくちょうどいい気候のこの時期、野外で聴くBLUESは格別!
しかも、今年の目玉はJohnny Winterの二度目の来日。こりゃあたまらんわい。
というわけでなかなかゴキゲンな空模様の中、開演時間16時の約10分前に会場入り。
会場前の屋台は無くなってしまったので、仕方なく会場内の売店へ飲み物を買いに行く。
かなり長蛇の列だったので、並んでいるうちに司会のゴトウゆうぞうがステージに登場。
あいかわらずの調子で喋りまくり、そのままバンドの演奏に突入。
今日の席は、B1列16番。Bブロック最前列で、申し分の無いポジション。

最初のバンドは、“ゴトウゆうぞう ワニクマ・デロレン&マキ”。
ドラム、ベース、キーボード、ギター、トランペット、テナーサックス、
そしてヴォーカル&楽器全般を担当するゴトウゆうぞう という編成。
“スカパラ”のような感じの「JAPAN BLUES & SOUL CARNIVALのテーマ」から演奏は始まり、
Marvin Gayeのカバー「What's Going On」へと続いていく。
途中でゲスト・ヴォーカルの安富祖貴子を加えて、何曲かセッション。
安富祖貴子という人は初めて観たけど、なかなかソウルフルでいい感じだ。
トップにふさわしい求心力のあるパフォーマンスで、35分の演奏は終了。

「JAPAN BLUES & SOUL CARNIVAL」と言えばゴトウゆうぞうとカメリヤマキの司会と
「ブルース・クイズ」ということで、セットチェンジの間にはかなりゆるーい時間が流れる。
まぁ空は晴れてるし、ビールでも飲みながらグダグダ過ごすのもイイのではないかと。

そうこうしているうちにセッティングが整い、16時45分ごろから近藤房之助の登場。
ドラム、ベース、キーボードに、ハープはKOTEZ、ヴォーカル&ギターが近藤房之助。
近藤房之助は初めて観るけど、ギターを弾きながら唄っているのが意外。
ヴォーカルはなかなか良かったけど、ギターはもう少しなんとかならないのかな?
それよりもKOTEZのハープが印象に残った。身体全体で吹きまくってる感じがイイ。
こちらも35分ほどの演奏時間で、あっという間に終了。

続いて17時30分ごろから、Sonny Landrethの演奏が始まる。
ドラム、ベース、ヴォーカル&ギターのトリオ編成。
なんと言ってもSonny Landrethのギタープレイが、他に類を見ない感じ。
胸のあたりでストラトを抱えて、左手はボトルネックバーを使ったスライドギター、
右手はサムピックを使ったスリーフィンガーといった感じで演奏するのだ。
世の中にはまだまだいろいろな個性を持ったアーティストが存在するのだなと思った。
ドラムとベースもROCK寄りな感じで、なかなかハードなプレイを聴かせてくれた。
アンコール1曲を含む演奏で、45分ほどで終了。

そして18時30分過ぎから、いよいよ本日のトリJohnny Winterの演奏。
まずはドラム、ベース、ギターのバンドだけでインスト・ナンバーを繰り広げたあと、
盛大な拍手の中をJohnny Winterがステージに登場。
中央の椅子に腰かけて、ギターを構えて激しいブギーを繰り出す。
さっきまで座って聴いていたお客さんも、立ちあがってノリまくる。
そのうち次々にステージ前へと押し寄せてきて、あたりはもう大騒ぎ。
まぁせっかくなので、みんなで楽しく盛り上がるのも悪くはないか・・・。
Johnny Winterは、途中何度か椅子から立ち上がっての大熱演。
うーん、なんだかスゴいものを観たような気がするな。
アンコールでは出演者全員でセッションして、19時45分ごろすべて終了。

日比谷公園ではなにかのイベントなのか、屋台がたくさん出ていた。
せっかくなので寄ってみたかったけれど、体調がいまいちなのでおとなしく帰宅。

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2012年5月21日 (月)

金の環

今日は金環日食が見られる朝。
数日前からテレビやネットはこの話題で持ち切りだったけど、
日本で見られるのは1987年9月23日に沖縄本島などで見られたとき以来、
次回見られるのは2030年6月1日に北海道で見られるときまで無いという。
7時ごろ目が覚めたらあいにくの曇り空だったのだけれど、
雲の隙間からのぞく太陽は明らかに欠けている。
だんだんと欠けてる部分が大きくなってきて、7時34分30秒、
月が太陽にすっぽりと重なって光のリングを造り出す。
朝だというのにあたりはうす暗く、なんとも言えない神秘的な雰囲気。
リングはあっという間に形を変え、おまけに太陽は雲で覆われてしまった。
ほんの一瞬の出来事・・・だけどとってもいいものを見せてもらったような気がする。

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2012年5月19日 (土)

渋谷にて

今日は13時から渋谷でもろもろの手続き。
いろいろな書類にたくさんサインをして、1時間ほどで手続きはすべて終了。

お昼を食べていなかったので、道玄坂の「ねぎし」で牛たんを食べる。
久しぶりの牛たん、欲張ってたんとろとブラッキーのミックスを注文。
生ビールを片手に流し込み、すっかり満腹になってしまった。
そのあと渋谷をブラブラ・・・とも思ったけど、暑いし満腹なのでそのまま帰宅。

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2012年5月18日 (金)

ついてない日

しかしまぁ~次から次へと、わけのわからないことがいろいろ起こるわけで。
仕事を進めているのか邪魔をしているのか、正直言ってわからなくなる。。。

Suicaの払い戻しをしたかったので、仕事帰りに分倍河原駅へ。
だけど「扱っていないので他の駅へ行ってください」とのつれない返事。
仕方がないので、そのまま歩いて府中本町駅へ。
さんざん待たされた挙句、「残金がZEROでないと、手数料がかかります」との言葉に
すごすごと引き返してくるしかなかったのであった。
それでもまだ19時過ぎだったので、「焼きたる」でちょっと飲んでから帰宅。

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2012年5月17日 (木)

調布のそば

今日は、帰りに調布で途中下車。久しぶりに「中島屋」で蕎麦を食べる。
やっぱりここの蕎麦は旨い。ちょっと甘めの蕎麦つゆが、なんとも言えず格別。
お店のおばちゃんは接客をやめちゃったみたいだけど健在だったし、
接客してくれた店員さんはとっても一生懸命で好感が持てた。
なんだかほっこりとした気分になって帰宅。

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2012年5月16日 (水)

渋谷区役所

今日は18時過ぎに退社して、渋谷区役所へ行く。
渋谷区役所は、渋谷公会堂の隣にあるんだな・・・ なんだか感慨深いものがある。
夜間受付は毎週水曜日の20時迄ということで、窓口はそこそこの賑わい。
それでも19時ごろ到着して、19時40分ごろには終わることが出来た。
そのあと、駅前の「山家」で1時間ほど飲んでから帰宅。

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2012年5月14日 (月)

NICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNS「梅津和時 プチ大仕事 2012春」新宿PIT INN

今日は18時前に会社を脱出して、新宿PIT INNへ「梅津和時 プチ大仕事 2012春」を観に行く。
今年の「プチ大仕事」は、5月11日から16日までの6連チャン。
本日の出演は、“NICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNS”。
開場時間19時半まで少し時間があったので、新宿三丁目の「ACTUS」でソファなどを品定め。
なかなかピッタリとくる感じのものはなくて、これはけっこう探すのが大変そう。
そんなことをしているうちに開場時間が迫ってきたので、会場の新宿PIT INNへと向かう。
会場前には続々と人が集まってきたけど、思っていたほどの混雑ではないような・・・。
整理番号32番で入場。前の方の席も空いていたけど、ステージ正面通路際の席に陣取る。
前から6列目になっちゃったけど、通路を通してステージがバッチリ見える好ポジション。
フロアにはテーブルが置かれ、立ち見もほどほどに出て、なかなかいい雰囲気。

予定より少し遅れて、20時05分過ぎに開演。
フロアが暗転してしばらく間が空いてから、メンバーがステージに登場。
Drums:江川ゲンタ、Bass:中村きたろー、Keyboards:厚見玲衣、Vocal&Guitar:三宅伸治、
AltoSax:梅津和時、TenorSax:片山広明、Trumpet:渡辺隆雄。
いつものメンツだけど、梅津さんが中心に立っているところが「プチ大仕事」ならでは。
演奏は「I can't turn you loose」からスタート。梅津さんの前口上を交えて、気分はアゲアゲ。
続けて「涙のプリンセス」を演奏したあと、昨日急逝したDonald"Duck"Dunnさんに捧げるナンバー
「ドック・オブ・ザ・ベイ」「Fa Fa Fa Fa Fa」。梅津さんもBlue Note公演を観に行ったそうで、
何とも言えない想いがフロアに漂う中ではあったけれど、演奏はとってもホットだった。
次に演奏された「Remember you」、梅津さんがヴォーカルをとる「春の嵐」、
いつもは清志郎のことを想って唄われる曲も、今日は"Duck"Dunnさんへの想いで一杯だった。
そして始まったのは、RCサクセションの名曲「いいことばかりはありゃしない」。
江川ゲンタ、中村きたろー、厚見玲衣、片山広明、渡辺隆雄、梅津和時という順番でヴォーカルをとる。
今この場に居る人すべてのいろいろな想いが、フロアに溢れてはじけていた。
第一部は伸ちゃんのオリジナル「自由の鐘」を最後に、20時55分ごろ終了。

15分ほどの休憩をはさんで、21時10分過ぎに第二部がスタート。
「Shake」「Rock me baby」「サマータイム・ブルース」と、ハードなナンバーを立て続けに演奏。
「サマータイム・ブルース」は、前半はEddie Cochran、後半は“The Who”バージョンの合わせ技。
ここで一部のメンバーが退場して、きたろーさん&伸ちゃん&梅津さんの三人のみで演奏。
“三中梅”というユニットで東北を廻るという話から、梅津さんヴォーカルの「東北」。
梅津さんのヴォーカルはすごく上手いというわけではないけど、心がこもっている感じがしてイイ。
「日本一丁寧なロッカー」という紹介で、伸ちゃんが「生きよう」を唄いあげる。
それから、梅津さんと清志郎とで作ったという新曲「愛」を披露。
厚見さんのピアノにブ厚いホーンセクションがからみ、とってもソウルフルなバラード。
「ぶっ飛ばして行きますよ~!」という伸ちゃんの掛け声をきっかけに、
「ダンス天国」「ベートーベンをぶっ飛ばせ」とノリのいいナンバーが続いていく。
ラストは「Jump」。これまで立ちあがるのを我慢していたお客さんがいっせいにスタンディング。
いろいろと想うところのあるライブだったけど、やっぱりこうしていられるのが幸せということなんだな。

アンコール、厚見さんのピアノから始まったのは「スローバラード」。
ヴォーカルはお客さん。梅津さんが吹くサックスが、今夜もむせび泣いていた。
そして「雨あがりの夜空に」が始まると、再びお客さんはスタンディング。
ステージはほとんど見えなくなってしまうけど、やっぱりライブはこうでないといかん。
二回目のアンコールに突入し、Bob Marleyのカバーで「No Woman No Cry」。
「きっとうまくいくよ・・・きっとうまくいくよ」というフレーズが、いつもながらに印象的。
梅津さんはサックスを吹きながら客席へと乱入。ゲンタさんのドラムもカッコいい。
最後はステージ前にメンバー全員が並んで、深々とお辞儀をして終了。
時間は22時40分、とっても素晴らしいライブであった。

【セットリスト】
第一部
M01. I can't turn you loose
M02. 涙のプリンセス
M03. ドック・オブ・ザ・ベイ
M04. Fa Fa Fa Fa Fa
M05. Remember you
M06. 春の嵐
M07. いいことばかりはありゃしない
M08. 自由の鐘
第二部
M09. Shake
M10. Rock me baby
M11. サマータイム・ブルース
M12. 東北 [三中梅]
M13. 生きよう
M14. 愛
M15. ダンス天国
M16. ベートーベンをぶっ飛ばせ
M17. Jump

アンコール1
EN1. スローバラード
EN2. 雨あがりの夜空に

アンコール2
EN3. No Woman No Cry

けっこう遅くなってしまったし、まだ月曜日なので、今日のところはおとなしく帰ることにする。
国領まで戻って、駅前の「武蔵家」でラーメンを食べてから帰宅。

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2012年5月12日 (土)

調布市役所

今日は調布市役所へ手続きに行った。
平日に休んで行かなければならないかと思ったけど、月に二回は土日にやっているようで助かった。
てくてく歩いて11時過ぎに調布市役所へ着くと、前の広場ではイベントをやっていて大賑わい。
その人ゴミの間を縫って、2階の市民課へ。けっこうたくさんの人が来ている。
ちょっと滞りながらも、窓口での手続きはあっさりと終了。
ちょうどお昼時になったので、「かれんど」でビールを飲みながらキーマオムライスを食べる。
調布でこうして過ごすことも無くなるのかな・・・と思うと、なんとも言えない気持ちになる。
街の風景を目に焼きつけながら、ブラブラ歩いて13時過ぎに帰宅。

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2012年5月11日 (金)

見えない力

仕事が少し落ち着いたので、今日は帰りに映画でも観ようと思っていた。
スマホからvitでチケットを予約しようとしたのに、何故だか出来ずに断念。
仕方なく席に戻ったら、みんなが集まってこちらを見ている。
なんでも来週の会議で使う資料を、急に直さなければならなくなったとのこと。
みんなであれこれ検討して決めたのに、上の意向で簡単にひっくり返ったということだ。
だけどもとを正せば、上を信じて黙っていた自分が悪いのだ。。。
これからはもっとしっかりとしないとダメだと、ちょっと反省。
しかしチケット予約が出来なかったのは不幸中の幸い・・・ なにか見えない力が働いてるな。

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2012年5月 9日 (水)

STAX! featuring STEVE CROPPER, DONALD"DUCK"DUNN & EDDIE FLOYD「LIVE」丸の内 COTTON CLUB

今日は丸の内 COTTON CLUBへ、「STAX!」を観に行く。
出演はSteve Cropper、Donald"Duck"Dunn、そしてEddie Floyd。
なんだかものスゴいメンツ。まさに「STAX!」な顔ぶれとしか言いようがない。
COTTON CLUBでライブを観るのは二度目、いささか新鮮な空気を感じる。
いつもはBlue Noteへ行くけど、たまにはCOTTON CLUBもイイかなと・・・。
大雨の降る中、開場時間20時30分を5分ほど過ぎたころ会場に到着。
受付を済ませると、整理番号46番とのこと・・・ うーん、ちょっと出遅れたかな?
開場時間が遅れて、20時45分ごろ開場。番号順に呼び出されて、入場したのは21時10分過ぎ。
席は既にほとんど埋まっていたけれど、なんとかステージ前三番目のテーブルに着席。
やや小さめの会場なので、ここからでも充分にステージを満喫することが出来る。
なかなかいい会場だな・・・ ひょっとしてBlue Noteよりもイイかもしれない。

ほぼ予定どおり、20時30分過ぎに開演。
Drums:Steve Potts、Bass:Donald"Duck"Dunn、Organ:Lester Snell、
そしてGuitar:Steve Cropperがステージに登場。
Cropperさんがかなり饒舌に話しまくったあと、いよいよ演奏がスタート。
ドラム、ベース、オルガン、ギター、すべての音がまさに“STAX”なサウンド。
なんと言っても、Steve Potts、Donald"Duck"Dunn、Steve Cropperの三人が
ステージに並んで演奏しているだけで感慨深いものがある。
ライブ前半は四人のみで、インストのナンバーを続々と繰り広げていく。
途中で"Duck"Dunnさんが腰を気にして、椅子に座っていたのがちょっと気がかり。
それでも大きな声でジョークを飛ばす"Duck"Dunnさんの笑顔がステージを和ませる。

ライブが後半に差し掛かったところで、Vocal:Eddie Floydがステージに登場。
「SOUL MAN」が始まると、フロアは蜂の巣をつついたように大騒ぎ。
Eddieさんはスタンディングでノリまくる女性がえらくお気に召したようで、
それからほとんどの時間をそちらに向かって唄うような形に・・・。
私の位置からはちょうど反対側だったので、ちょっと残念だったな。
だけどそのぶん、Cropperさんのギタープレイをまじまじと凝視。
ヴォーカルのバッキングとは思えないほど、多彩なフレージングに驚く。
パリっと乾いたギターの音と、ピックと指とを組み合わせたプレイが唯一無二。
「THE DOCK OF THE BAY」を演奏したあとは、Eddieさんの代表曲「KNOCK ON WOOD」。
メンバーはいったん楽屋へ戻ってから、アンコールに応えて「BIG BIRD」。
こうしてDeepでSoulなステージは、23時05分過ぎに幕を閉じた。

【Setlists】
M01. MELTING POT
M02. BOOKER-LOO
M03. SOUL DRESSING
M04. SOUL LIMBO
M05. SUMMERTIME
M06. HIP HUG-HER
M07. GREEN ONIONS
M08. TIME IS REAL TIGHT
M09. SOUL MAN
M10. 634-5789
M11. I'VE NEVER FOUND A GIRL
M12. (SITTIN' ON) THE DOCK OF THE BAY
M13. KNOCK ON WOOD

Encore
EN1. BIG BIRD

ずいぶん遅い時間になってしまったので、今日のところは寄り道せずにおとなしく帰宅。

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2012年5月 7日 (月)

CD「HARDEST NIGHT LIVE」松田優作

Matsudayusakuhardestnightlive“役者”松田優作の“歌手”松田優作としてのライブ・アルバム。決して上手ではないのだけれど、“人間”松田優作の生きざまが、BLUESとなってあふれ出してくる。ショーケン、原田芳雄、ビートたけし・・・この界隈の住人たちは、どうにもイカれたイカしたフィーリングを持った唄を聴かせてくれる。「ヨコハマ・ホンキー・トンク・ブルース」がやっぱり胸に染みるけど、「ボニー・モロニー」などのハードなナンバーもめちゃくちゃカッコいい。と思ったら、バックは“クリエイション+エディ藩”。最高にロックな演奏を聴かせてくれている。

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2012年5月 6日 (日)

連休終了

楽しかったゴールデンウィークも、今日でとうとうおしまい。
始まるまでは長いと思っていても、過ぎてしまうとあっという間だ。
というわけで今日は、お疲れ休みも兼ねて家でゆっくり過ごす。
それでも写真の整理とか、録画VTRの整理とか、やることはけっこうたくさん。
いったい何を目指してやっているんだか?と思うところもあるけど、
それが趣味なのだから仕方がない・・・ということにしておこう。

午前中は晴れていたものの、午後から雲行きがかなり怪しくなってきた。
そしてとうとう雨が降り始める。しかも、ハンパなくものすごい雨!
ほとんど視界が無いぐらいに、雨がザンザンと降ってすぐにやんだ。
場所によっては雹が降ったり、竜巻が起こったりしたのだそうだ。
うーん、いったい日本はどうしてしまったのだろう・・・?

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2012年5月 5日 (土)

仲井戸"CHABO"麗市 with 早川岳晴「THUMBS UP 14TH ANNIVERSARY LIVE 祝! THUMBS UP JUMPING!! NIGHT!!!」横浜 Thumbs Up

今日は横浜 Thumbs Upへ、「THUMBS UP 14TH ANNIVERSARY LIVE
祝! THUMBS UP JUMPING!! NIGHT!!!」を観に行く。
出演は、仲井戸"CHABO"麗市 with 早川岳晴。
2010年の「GO!!60」ツアー以来の二人の共演、こいつはとっても楽しみ。
ちょっとした小旅行の末、開場時間17時の30分ほど前に会場に到着。
お客さんは当然まだ誰もいない状態だったので、しばらくあたりを散策。
開場時間の17時ちょうどに再び会場へ戻り、整理番号B-113で入場。
AもBも区別なく、かなりアバウトな入場。ステージ前の席は既にほぼ満席。
一段上のフロア正面は立ち見席になっていたので、ステージ向かって右側に陣取る。
若干横の位置ではあるけれど、じっくりとステージを観るにはなかなかいいポジション。
美味しそうな料理に気を取られつつも、今日のところは飲み物だけで我慢・・・。

ほぼ予定どおり、18時過ぎに開演。
SE「第三の男」が流れる中、まずはCHABOがひとりステージに登場して「BLUES IS ALRIGHT」。
まだ一曲目だというのに、お客さんとのコール&レスポンスで盛り上がる。
CHABOは挨拶をしてから、Bass:早川岳晴をステージに呼び込む。
早川さんは怪我をしているのだろうか、左手で杖をつきながらの登場。
それでも大きなウッドベースを抱えて、ゴキゲンなプレイを聴かせてくれた。
2010年の「GO!!60」ツアーを彷彿させるような「ギブソン(CHABO'S BLUES)」に続いて、
“麗蘭”のナンバーから「Hey Hey It's Allright」を演奏。
「連休は休めないから天気がよくないと嬉しい」などと話したあと、「ホーボーへ」。
それから「爽やかな夏のムードで・・・(爆笑)」という紹介で「カビ」、
ギターとベースのユニゾンが強力な「BLUE MOON」へと続き、新曲「つぶやき」が披露される。
グッとHeavyなブルース、早川さんのウッドベースとCHABOのギターがからみ合う。

“The Band”のカバー「TWILIGHT」を演奏したあと、“The Lovin' Spoonful”のカバーで「DAYDREAM」。
5月2日に日本武道館でSteve Cropperと共演したときの話から、RCのナンバーから「君が僕を知ってる」。
サビの部分では、もちろんお客さんもいっしょに大合唱。CHABOと唄うこの曲は、やっぱり最高だ。
「「僕等のBIG PINK」で…」に続いて、「アメリカン フットボール」。ここでも激しいバトルが繰り広げられる。
続いて、“Martha Reeves & The Vandellas”のカバーで「Dancing In The Street」。
この日の早川さんはウッドベースを中心に弾いていたのだけれど、この曲ではIBANEZのMC924が炸裂。
ブリブリと重低音をうならせながらうごめくベースラインは、どんなベーシストよりも強力だ。
ガラリと雰囲気が変わり、この季節にピッタリの「夏の色調」。今年も近づいてくる夏に想いを馳せる。
そして、本編ラストは「ガルシアの風」。この曲を聴くと、CHABOのライブを観たな・・・という気になる。
後半のアレンジが微妙に変わっていたけれども、明日からまた生きていく力を与えられる。
杖をついている早川さんを気遣いながら、ひとまずCHABOは楽屋へと戻って行った。

アンコール、まずはCHABOがひとり登場して、
土曜日ならではの曲「Take You To The Movies Tonight」。
今日の歌詞は、もちろん“相鉄ムービルあたりへ”だったことは言うまでもない。
ここで早川さんをステージに呼び込み、始まったのは「Route 66」。
チェットアトキンスをエレキギターのように弾きまくるCHABOがとってもカッコいい。
それから、2月のライブで初披露した橋 幸夫&吉永小百合の「いつでも夢を」を演奏。
なんでも甥御さんの結婚式で唄う予定らしい。ノったら「打破」も唄うと言うCHABOに場内大爆笑。
「本編で「ホーボーへ」を唄ったら、これで終わりたい」とCHABOは言い、
お店のスタッフの紹介をはさんで「Hobo's Lullaby」を唄う。
“やすらぎ”という言葉しか思いつかないほど、心休まる演奏に酔いしれる。
SE「What a Wonderful World」が流れ、お客さんはスタンディングオベーション。
CHABOはステージから手を伸ばして、ハイタッチしてくれた。
2時間半ほどの演奏時間、20時35分ごろ終了。

まだ早い時間だったけれど、横浜で飲んでいく気にはならなかったので、
そのまま稲田堤まで戻って駅前の「酉将」で飲むことにした。
ちょっと寂れた雰囲気ではあったけど、それなりに美味しかった。
23時にはおひらきにして、新しく出来た「日高屋」でシメてから帰宅。

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2012年5月 3日 (木)

VA「TOWER RECORDS presents MAVERICK KITCHEN VOL.4」 恵比寿 LIQUIDROOM

昨夜の興奮と疲労感とが抜けきらない今日、外はものすごい雨。
そんな中、今日は恵比寿LIQUIDROOMで「MAVERICK KITCHEN VOL.4」がある。
雨が激しいままならば行くのを断念か?とも思ったけれど、午後から雨足が若干弱くなった。
これはラッキー!と言うことで、13時過ぎに恵比寿に向かって出発。
14時40分過ぎに会場入り。とっくに開場していたので、整理番号C151番は関係なし。
フロアに入ると、お客さんはそれほどたくさん入っていない。ほどよい感じの混み具合だ。
これぐらいのほうが自由に身動きがとれて、長時間のイベントにはうってつけなんだな。
今日はステージ前にかぶりつくことはせず、フロアを行ったり来たり気ままに楽しむことにした。

開演時間の15時ぴったりに演奏開始。まずは緊急参戦の“DOES”からスタート。
“DOES”は以前にもイベントで観たことがあるけど、なかなかハードエッジなバンド。
ドラム、ベース、ギター、ギター&ヴォーカルの四人編成。
ひたすらノイジーでパンキッシュなサウンドだけど、意外とメロディアスなところもある。
ノンストップでひたすらハードな演奏を繰り広げたあと、
「最後に一曲だけ・・・」と始まったのが“RCサクセション”の「スローバラード」。
キーボードもサックスもない独特のアレンジだったけど、想いは痛いほど伝わってきた。
30分をちょっと超えるぐらいの演奏時間、とても充実したステージだった。

続いて15時55分から、“ゲタカルビ”のステージ。
イベントがいきなりクライマックスを迎えた感じで、私もステージ前へと突っ込む。
ドラム×2、ベース、ギター×3、そしてヴォーカルがシゲルという大所帯。
「ゲタカルビ」「アナーキー・イン・ザ・UK」「333」「缶詰」と、お馴染みのナンバーが続いていく。
「四月の海賊たち」を演奏したあと、ゲストギタリストということで和田静男が登場。
そして“ダウン・タウン・ブギウギ・バンド”のナンバーから「スモーキン・ブギ」を演奏。
子供のころテレビのブラウン管を通して観ていた人を、こんな至近距離で観られるなんて感激。
もう一曲「横浜ホンキー・トンク・ブルース」をシブく決めて、和田静男は退場。
入れ替わりに、“毛皮のマリーズ”のギタリスト:越川和磨がステージに登場。
シゲルが「愛しあってるかい?」と叫び、始まったのは「雨あがりの夜空に」。
荒っぽい演奏で歌詞は後半メチャメチャだったけど、その気持ちは充分に伝わってきたぜ。
そのまま「ノット・サティスファイド」「東電 イズ バーニング」と続き、35分ほどで演奏は終了。
やっぱり燃えるぜ“ゲタカルビ”、ついついノリまくって既に汗だく状態なのであった。

16時50分過ぎからは“THE BOHEMIANS”の演奏。
いいバンドだとの噂はあちこちで聞きつつも、今回初めてライブを観る。
ドラム、ベース、キーボード、ギター、ヴォーカルの五人編成。
メンバーそれぞれがグラムロック調の衣装を身にまとい、ロックバンドとして完成されている。
サウンドはちょっとポップだけど、それなりのこだわりが感じられてなかなかイイ感じ。
ヴォーカルとギターのからみがもろにMickとKeithで、イカれたロックンロールを演じている。
噂どおりの熱いステージ、約30分間堪能させてもらいました。

続いて17時45分過ぎから、“THE PRISONER”のステージ。
ドラム、ベース、キーボード、ギターに、女性と男性のツイン・ヴォーカル。
ドラマティックなオープニングやツイン・ヴォーカルを活かしたパフォーマンスなど、
なかなかイイなぁ~とも思ったのだけれど、ちょっと暑苦し過ぎるところがいまひとつ・・・。
イベント中盤戦というタイミングもあって、正直なところ休憩タイムとなってしまった。
他のバンドよりも若干長く、40分ほどの演奏時間であった。

ステージ前に大勢の人が押し寄せ、自然発生的に“SA”コールが沸き起こる。
私も一気にステージ前へと移動。その中を18時45分ごろから“SA”の演奏スタート。
肩車をしたパンクスがステージ前に押し寄せ、ものすごいテンションのステージが始まる。
いつもどおりに、イベントに来たお客さんをひとり残らず持っていこうとする姿勢が気持ちいい。
クドいぐらいに暑苦しく、シンガロングな曲たち・・・ だけど文句なく楽しくてカッコいい。
これがパンクの醍醐味なんだろうな。すべてを笑い飛ばして、楽しんでしまうアティテュード。
35分ほどで演奏は終了。だけどその後も、延々と“SA”コールがフロアにこだまするのであった。

“SA”が終わって若干人口密度が少なくなったフロア、その中で19時40分から“ジライヤ”の演奏が始まる。
Drums:大島治彦、Bass:穴井仁吉、Guitar:澄田 健、Guitar:山下竜也、そしてVocal:菊。
あいかわらず独特なルックスの菊が、ドスの効いた声でシャウトする。
その存在感だけで、もう充分という感じかな・・・ やっぱりオーラというか何かが違う。
大島と穴井のリズム隊も強力、特に穴井のダウンピッキングは観ていてスゴイな。
基本的には“ジライヤ”のオリジナルナンバー中心のセットリストだけど、
「NEON BOY」や「CRIMINAL ROCK」といった“THE ROOSTERZ”のナンバー、
そしてもちろん“SONHOUSE”のナンバーから「あて名のない手紙」も飛び出す。
さすがはメンタイロックの親玉、レパートリーは果てしなく多い。
35分を超えるステージ、ロックの原点を垣間見せてくれる演奏であった。

そして20時37分から、本日のイベントのトリ“OKAMOTO'S”のステージ。
ドラム、ベース、ギター、ヴォーカル、それぞれが強烈な個性をむき出しにして、
ロックというひとつのかたまりになって炸裂する。トリにふさわしい存在感バッチリ。
どのパートもバリバリにロックしていて申し分ないのだけれど、
視線はどうしてもドラムのオカモトレイジに釘付けになってしまう。
どう見てもイッてしまっている感じの目つきと激しいドラミング・・・サイコーにロックだ。
ベースのハマ・オカモトの淡々としたベースプレイももちろん最高なわけだが。
35分ほどのステージはあっという間に終わってしまった。

終演後、流れてきたのは「雨あがりの夜空に」。
タワーレコード主催のこのイベント、清志郎に捧げるという意味合いもあるようだ。
いろいろな想いを抱きつつ、イベントは21時20分に幕を閉じた。

恵比寿に来たのだから「呑兵衛」へ寄ろうと思ったら、改装して小洒落た店に変わってた。
けっこう気に入ってたのになー、なんでこんなことになってしまったのだろう? 残念だ。。。
さすがにちょっと入る気にならなかったので、しばらく恵比寿の街をブラブラ。
すでに閉店している店も多くて、これという店を見つけることが出来ずに断念。
渋谷まで行って、行きつけの「鳥市」でいつものように乾杯。
けっきょく23時半まで飲んでから帰宅。

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2012年5月 2日 (水)

忌野清志郎「忌野清志郎ロックン・ロール・ショー 日本武道館 Love & Peace」日本武道館

今日は清志郎が旅立った日。
あれからもう三年経つのか・・・ 早いような短いようなフクザツな気持ち。
そして今年も武道館で「忌野清志郎ロックン・ロール・ショー 日本武道館 Love & Peace」が開催される。
もちろん本人がいない寂しさは決して拭い去ることは出来ないのだけれど、
CHABOやコーちゃんが出演するとなれば、これはもう行かないわけにはいかないでしょう。
未来永劫、5月2日は休みをとることに決めたので、今日も当然ながら休みをとった。
グッズ販売が13時からというので、13時半ごろ会場の日本武道館に到着。
午前中から降り続いている雨のせいか、拍子抜けするほど空いていて行列らしい行列は無し。
ほどなく順番がまわってきて、パンフレット、ポスター、Tシャツ、イヤホンジャック、
エコバッグを購入。物販テントの屋根が小さくて、身体半分びしょ濡れ。
開場時間は16時・開演時間は17時・・・ まだかなり時間があるので、どうしようかと思案。
晴れていたらリハーサルの音を聴きながら日向ぼっこも出来たけど、
あいにくの雨が降り続いていたので、武道館の軒先もしくは千代田区役所のロビーで待機。

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今日は友人といっしょに観ることになっていたので、16時20分に会場前で待ち合わせ。
久しぶりに会うふたり、変わらず元気そうなのが嬉しい。そして距離感は昔のままなのが素敵。
あいかわらず雨が降り続いていたので、とりあえず会場入り。
今日の席は、アリーナB-7ブロック10番。フロア後方のブロックだけど、前から2列目なので観やすい。
しかもステージ真正面なので、ポジション的には最高の位置かな。
ステージ前面には巨大なスクリーン、ステージ両サイドには巨大なモニター。
そしてステージ向かって左側には、ヒトハタウサギの巨大なバルーン。
そんな光景を見ているだけで、気分は既にハイテンション。
客入れのBGMは、RCや清志郎のナンバーがガンガンにかかっている。

予定よりかなり遅れて、17時15分ごろ開演。
オープニングは昨年と同様、ステージに掲げられたスクリーンに映像が上映される。
「ロックン・ロール・ショー」が流れる中を、清志郎がオレンジ号に乗って武道館入り。
曲は「よォーこそ」に変わり、清志郎みずから本日のバンドメンバーを紹介。
Guitar:仲井戸"CHABO"麗市、AltoSax:梅津和時、TenorSax:片山広明、Bass:藤井 裕、
Keyboards:Dr.kyOn、Chorus:Leyona、Drums:新井田耕造・・・ これ以上ない最強のメンバーだ。
まずはトータス松本と奥田民生とをヴォーカルに迎えて、「ロックン・ロール・ショー」。
これから盛大に繰り広げられるショーのはじまりにふさわしいナンバー。
トータス松本のみがステージに残り、ソウルフルなアレンジで「君が僕を知ってる」。
「I LIKE YOU」をトータスが唄うのは意外だったけど、大好きさがにじみ出るような好演。
続いてバンドメンバーを代表して、とびきりキュートな女神Leyonaがヴォーカルをとる。
レゲエタッチの「ラプソディー」が、Leyonaの雰囲気にぴったりとハマって素敵だった。
「ゴキゲンだぜ!」と清志郎の口調を真似たMCをはさんで、バリバリの大ヒットナンバー「Good Lovin'」。
この曲を選んでしまうのがLeyonaのスゴさ、この曲もLeyonaの唄声にバッチリあっていた。

次に登場したのは、“LOVE PSYCHEDELICO”。
kyOnのアコーディオンを加えたアコースティックトリオで、フォークタッチの「Oh! Baby」。
KUMIは清志郎に関する想い出を語ったあと、再びバンドが加わって「い・け・な・いルージュマジック」。
「ひとの目を気にして生きるなんてくだらないことさ・・・」 清志郎が教えてくれたこと。
いろんな想いが駆け巡り、本日一回目のうるうるタイムとなってしまった。
そしてステージには浜崎貴司が登場。しかしこの人はどこに行ってもブレない感じがスゴイな。
浜ちゃんの先導によって、「キョンキョーン!」の掛け声とともにKyon2がステージに。
いやぁ~ものスゴイ可愛さ・・・生まれながらのアイドルって、こういう人のことを言うんだな。
「小泉今日子とつきあいたいーっ!」ということで、始まったのはもちろん「つ・き・あ・い・た・い」。
ふたりのヴォーカルも良かったけど、間奏のCHABOのエレキソロもまた感涙モノ。
それから清志郎とお好み焼きを食べに行ったときの話をはさんで「Baby#1」。
ほんわかとした雰囲気が現在のKyon2のイメージとあって、なんとも言えず良かった。
うって変わってハードなタッチで登場したのは、「珍しく赤いパンツ穿いてきました」という吉井和哉。
清志郎のカヴァーアルバムに収録されている「RAZOR SHARP・キレル奴」を披露する。
かなり大幅にアレンジが変わっているので、最初は何の曲かわからなかった。
CHABOのハードなギタープレイもまたゴキゲンなナンバーだった。
「心のタイマーズを大事にしたい」というMCのあと、John Lennonのカバーで「MOTHER」。
清志郎の訳詞、武道館のステージ、CHABOとコーちゃんがバック・・・。
2007年12月8日、「ジョン・レノン スーパー・ライヴ」での清志郎の熱唱がよみがえる。
もちろん、吉井さんの唄声もとっても素敵だった。。。

ここでステージにスクリーンが降りてきて、コメント映像の上映が始まる。
秋元 康、三池崇史、爆笑問題、そして山口冨士夫!
病気のためかすっかり痩せてしまってちょっと痛々しかったけれど、
「みんなの記憶から消えるまでは、清志郎は死にません」とのコメントが嬉しかった。
続いて、竹中直人がいつもの調子でしゃべりまくるグッズ企画会議の映像。
タッペイくんとモモちゃんがさりげなく映っているところがイイね。
このあと清志郎関連の作品のリリースが続くということで、本やDVDの紹介映像が流れる。
そして昨年と同様に武道館の座席表にダーツが投げられ、当たった座席のお客さん1名に
グッズ一式と清志郎のブルーレイがプレゼントされるという企画。
今年はアリーナAブロックの人が当たっていた。いいなぁ~!

ステージには二本のマイクスタンドと椅子が用意され、木村充揮と内田勘太郎がステージに登場。
言わずもがな元“憂歌団”のふたり・・・ こんなシーンが見られるなんて夢のようだ。
「彼女の笑顔」と「上を向いて歩こう」を、これ以上ないほどBluesyに演奏する。
木村充揮のヴォーカルはこれまでにも聴いたことあったけど、
内田勘太郎のギターをナマでじっくり聴くのは今回がたぶん初めて。
なんて言うか、これまで観たことのないタッチでの演奏。
すごいミュージシャンって、まだまだたくさん居るんだな・・・ 音楽って果てしなく深い。
続いて登場したのは三宅伸治。黒い衣装を身にまとって、ひとりステージに立つ。
しっとりと「約束」を唄いあげたあと、足でビートを刻みながら「JUMP」。
ここで「JUMP」が飛び出すとは思わなかったけど、お客さんはいっせいにジャンプ!
たったひとりでの演奏・・・ それが現在の伸ちゃんの立ち位置なのか。。。
機材のセッティングが整い、ステージに登場したのは“JUN SKY WALKER(S)”。
キーボードを加えての特別編成なのは、「スローバラード」を演るからなんだな。
和弥のヴォーカルが会場中にこだまして、なかなかの大熱演だった。
ジュンスカはもう一曲「キモちE」を派手にブチかまして退場。

「このあとは清志郎が出てきて、ビンビンにロックンロールしてくれるぜー!」という和弥の紹介で、
ステージに降りてきた巨大スクリーンにRCや清志郎の映像が映し出される。
1988年の日本武道館から「ダーリン・ミシン」「CALL ME」、1986年夏の野音「ラプソディー」、
2006年B.B.King Blues Clubでの「激しい雨」、2007年の札幌市民会館最後の日「スローバラード」、
そして2008年ブルーノート東京での「トランジスタ・ラジオ」。
みんな座ったままじっくりと観入る感じだったけど、去年のようなグダグダ感がなくて良かった。
映像にシンクロするような形でスクリーンがあがると、ステージにはSteve Cropperの姿が・・・。
Steve Cropperさんと言えば、やはりこの曲「(SITTIN' ON) THE DOCK OF THE BAY」。
間奏の口笛をお客さんといっしょに吹くパフォーマンス、梅津さんとの共演、どれも名場面。
続いてとことんソウルフルにもう一曲、「IN THE MIDNIGHT HOUR」を演奏。

ここでバンドは退場して、ステージ中央にキーボードがせり出してくる。
その前に座っているのは、もちろん矢野顕子。独特の解釈で「雑踏」を唄う。
本人曰く「世界初演」という演奏、とんでもなくスゴイものを観てしまったという感じ。
「今年もここに呼んで頂いて嬉しいけれど、やっぱりひとつ足りないのは、本人よね」
というアッコちゃんの言葉に、思わずグッとこみ上げてきてしまう。
そして始まった「ひとつだけ」。本日二度目の涙腺決壊・・・ この曲にはやっぱりやられてしまう。
ステージサイドのモニターに映し出されるアッコちゃんの表情が、
嬉しそうなのか?哀しそうなのか? なんとも言えない表情だったのが印象的。
再びバンドがセッティングして、kyOnの紹介でラキタがステージに登場。
曲は「まぼろし」。この曲を選ぶとは・・・ ラキタ、すごいぜ!
淡々と唄い上げるヴォーカル、それにCHABOのギターと梅津さんのサックスがからみつく。
まったくもって選曲の妙・・・ こんな演奏が再びナマで観られるとは思ってもみなかった。
ラキタは一曲のみで退場し、替わりに登場したのはChara。
「ハイウエイのお月様」を唄うも、やはりCHABOのヴォーカルにはかなわないかな。
続いて、清志郎に目の前で弾き語ってもらったという「指輪をはめたい」を披露。
これまた選曲の妙! CHABOの印象的なギターフレーズ、ラストのアップテンポになっての盛り上がり。
RCを頻繁に観に行くようになった頃、エンディングでよくやっていた曲なので思い入れ深い。

続いて斉藤和義がステージに登場して、「エンジェル」を演奏。
CHABOがアコースティックギターで、あのフレーズを弾いているよ・・・。
ちょっとたまらない光景。本日三回目のうるうるタイム。
せっちゃんもいつもと変わらない冒頓とした様子で、清志郎の想い出を語る。
「涙あふれて」を唄ったあと、奥田民生が加わって「ドカドカうるさいR&Rバンド」。
いくつもの巨大バルーンがアリーナに放り込まれるというお馴染みの演出。
ここからフィナーレに向かって怒涛の盛り上がりか?と思いきや、
奥田民生は「あふれる熱い涙」「誰かがBedで眠ってる」という本人曰くユルい選曲。
「オーケー!カモン!おれ」という唄い出しのフレーズが可笑しい。
しかしまぁ~「誰かがBedで眠ってる」を再びナマで聴けるとは思わなかったな。
奥田民生が退場して、次に始まったのは「いい事ばかりはありゃしない」。
最初はCHABOがヴォーカルをとり、途中でLeyonaがそれに替わる。
浜崎貴司と吉井和哉が再びステージに登場して、「トランジスタ・ラジオ」が始まる。
ステージ両サイドから色とりどりの紙吹雪が噴射され、会場の客電がキラキラ輝く。
そして本日の出演者全員がステージに登場。加えてウルフルケイスケや武田真治の姿も見られる。
トータスのシメの言葉に続いて、最後はもちろん「雨あがりの夜空に」。
キャノン砲で金色のリボンが打ち上げられ、フロアはグッと華やいだ雰囲気に。
間奏では武田くんが大活躍、梅津さんに負けじとサックスを吹きまくる。
出演者全員がステージ前面にラインを作って並び、揃って深々とお辞儀。まさに大団円。
再びステージにスクリーンが降りてきて、清志郎が「毎日がブランニューデイ」を唄う。
最後に「また会おうぜ!」と言う清志郎・・・ そう、またきっと会えるね。
「Like a Dream」をバックにエンドロールが流れ、21時43分にすべて終了。
実に4時間半におよぶイベント、とっても素敵なひとときであった。

昨年に続いて開催されたこのイベント、前回は正直言ってグダグダ感があったことは否めない。
数多くのゲストアーティスト、サブステージでのパフォーマンス、延々と続くVTR上映、
そして何よりも6時間にもおよぶ演奏時間、いくらなんでもそれはちょっと・・・と思う場面もちらほら。
それが今回はどうなるのか? 期待だったり、不安だったり、半分半分の気持ちでいた。
だけど、そんな心配はまったくの杞憂であった。
ゲストアーティストは絞り込まれ、サブステージはなくなり、VTRは短くなり、
4時間半という時間にぎっしりといいところが詰め込まれた感じが良かった。
もちろんアッコちゃんが言うとおり、ひとつ足りないのだけれど、
昨年感じた寂しさをひとつ乗り越えた気持ちを共有出来たような気がする。
なによりもCHABOがいる限り、絶対に大丈夫なのだ。

【セットリスト】
Opening:ロックン・ロール・ショー~よォーこそ
M01. ロックン・ロール・ショー [トータス松本・奥田民生]
M02. 君が僕を知ってる [トータス松本]
M03. I LIKE YOU [トータス松本]
M04. ラプソディー [Leyona]
M05. Good Lovin' [Leyona]
M06. Oh! Baby [LOVE PSYCHEDELICO]
M07. い・け・な・いルージュマジック [LOVE PSYCHEDELICO]
M08. つ・き・あ・い・た・い [浜崎貴司+小泉今日子]
M09. Baby#1 [浜崎貴司+小泉今日子]
M10. RAZOR SHARP・キレル奴 [吉井和哉]
M11. MOTHER [吉井和哉]
M12. 彼女の笑顔 [木村充揮&内田勘太郎]
M13. 上を向いて歩こう [木村充揮&内田勘太郎]
M14. 約束 [三宅伸治]
M15. JUMP [三宅伸治]
M16. スローバラード [JUN SKY WALKER(S)]
M17. キモちE [JUN SKY WALKER(S)]
M18. ダーリン・ミシン(日本武道館 1988) [RCサクセション]
M19. CALL ME(日本武道館 1988) [RCサクセション]
M20. ラプソディー(日比谷野音 1986) [RCサクセション]
M21. 激しい雨(B.B.King Blues Club 2006) [忌野清志郎]
M22. スローバラード(札幌市民会館 2007.1.31) [忌野清志郎]
M23. トランジスタ・ラジオ(ブルーノート東京 2008.2.18) [忌野清志郎]
M24. (SITTIN' ON) THE DOCK OF THE BAY [Steve Cropper]
M25. IN THE MIDNIGHT HOUR [Steve Cropper]
M26. 雑踏 [矢野顕子]
M27. ひとつだけ [矢野顕子]
M28. まぼろし [ラキタ]
M29. ハイウエイのお月様 [Chara]
M30. 指輪をはめたい [Chara]
M31. エンジェル [斉藤和義]
M32. 涙あふれて [斉藤和義]
M33. ドカドカうるさいR&Rバンド [斉藤和義・奥田民生]
M34. あふれる熱い涙 [奥田民生]
M35. 誰かがBedで眠ってる [奥田民生]
M36. いい事ばかりはありゃしない [仲井戸"CHABO"麗市]
M37. トランジスタ・ラジオ [浜崎貴司・吉井和哉]
M38. 雨あがりの夜空に [全員+武田真治]
M39. 毎日がブランニューデイ [忌野清志郎]
M40. Like a Dream [忌野清志郎]

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