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2012年5月 2日 (水)

忌野清志郎「忌野清志郎ロックン・ロール・ショー 日本武道館 Love & Peace」日本武道館

今日は清志郎が旅立った日。
あれからもう三年経つのか・・・ 早いような短いようなフクザツな気持ち。
そして今年も武道館で「忌野清志郎ロックン・ロール・ショー 日本武道館 Love & Peace」が開催される。
もちろん本人がいない寂しさは決して拭い去ることは出来ないのだけれど、
CHABOやコーちゃんが出演するとなれば、これはもう行かないわけにはいかないでしょう。
未来永劫、5月2日は休みをとることに決めたので、今日も当然ながら休みをとった。
グッズ販売が13時からというので、13時半ごろ会場の日本武道館に到着。
午前中から降り続いている雨のせいか、拍子抜けするほど空いていて行列らしい行列は無し。
ほどなく順番がまわってきて、パンフレット、ポスター、Tシャツ、イヤホンジャック、
エコバッグを購入。物販テントの屋根が小さくて、身体半分びしょ濡れ。
開場時間は16時・開演時間は17時・・・ まだかなり時間があるので、どうしようかと思案。
晴れていたらリハーサルの音を聴きながら日向ぼっこも出来たけど、
あいにくの雨が降り続いていたので、武道館の軒先もしくは千代田区役所のロビーで待機。

20120502_1341a

今日は友人といっしょに観ることになっていたので、16時20分に会場前で待ち合わせ。
久しぶりに会うふたり、変わらず元気そうなのが嬉しい。そして距離感は昔のままなのが素敵。
あいかわらず雨が降り続いていたので、とりあえず会場入り。
今日の席は、アリーナB-7ブロック10番。フロア後方のブロックだけど、前から2列目なので観やすい。
しかもステージ真正面なので、ポジション的には最高の位置かな。
ステージ前面には巨大なスクリーン、ステージ両サイドには巨大なモニター。
そしてステージ向かって左側には、ヒトハタウサギの巨大なバルーン。
そんな光景を見ているだけで、気分は既にハイテンション。
客入れのBGMは、RCや清志郎のナンバーがガンガンにかかっている。

予定よりかなり遅れて、17時15分ごろ開演。
オープニングは昨年と同様、ステージに掲げられたスクリーンに映像が上映される。
「ロックン・ロール・ショー」が流れる中を、清志郎がオレンジ号に乗って武道館入り。
曲は「よォーこそ」に変わり、清志郎みずから本日のバンドメンバーを紹介。
Guitar:仲井戸"CHABO"麗市、AltoSax:梅津和時、TenorSax:片山広明、Bass:藤井 裕、
Keyboards:Dr.kyOn、Chorus:Leyona、Drums:新井田耕造・・・ これ以上ない最強のメンバーだ。
まずはトータス松本と奥田民生とをヴォーカルに迎えて、「ロックン・ロール・ショー」。
これから盛大に繰り広げられるショーのはじまりにふさわしいナンバー。
トータス松本のみがステージに残り、ソウルフルなアレンジで「君が僕を知ってる」。
「I LIKE YOU」をトータスが唄うのは意外だったけど、大好きさがにじみ出るような好演。
続いてバンドメンバーを代表して、とびきりキュートな女神Leyonaがヴォーカルをとる。
レゲエタッチの「ラプソディー」が、Leyonaの雰囲気にぴったりとハマって素敵だった。
「ゴキゲンだぜ!」と清志郎の口調を真似たMCをはさんで、バリバリの大ヒットナンバー「Good Lovin'」。
この曲を選んでしまうのがLeyonaのスゴさ、この曲もLeyonaの唄声にバッチリあっていた。

次に登場したのは、“LOVE PSYCHEDELICO”。
kyOnのアコーディオンを加えたアコースティックトリオで、フォークタッチの「Oh! Baby」。
KUMIは清志郎に関する想い出を語ったあと、再びバンドが加わって「い・け・な・いルージュマジック」。
「ひとの目を気にして生きるなんてくだらないことさ・・・」 清志郎が教えてくれたこと。
いろんな想いが駆け巡り、本日一回目のうるうるタイムとなってしまった。
そしてステージには浜崎貴司が登場。しかしこの人はどこに行ってもブレない感じがスゴイな。
浜ちゃんの先導によって、「キョンキョーン!」の掛け声とともにKyon2がステージに。
いやぁ~ものスゴイ可愛さ・・・生まれながらのアイドルって、こういう人のことを言うんだな。
「小泉今日子とつきあいたいーっ!」ということで、始まったのはもちろん「つ・き・あ・い・た・い」。
ふたりのヴォーカルも良かったけど、間奏のCHABOのエレキソロもまた感涙モノ。
それから清志郎とお好み焼きを食べに行ったときの話をはさんで「Baby#1」。
ほんわかとした雰囲気が現在のKyon2のイメージとあって、なんとも言えず良かった。
うって変わってハードなタッチで登場したのは、「珍しく赤いパンツ穿いてきました」という吉井和哉。
清志郎のカヴァーアルバムに収録されている「RAZOR SHARP・キレル奴」を披露する。
かなり大幅にアレンジが変わっているので、最初は何の曲かわからなかった。
CHABOのハードなギタープレイもまたゴキゲンなナンバーだった。
「心のタイマーズを大事にしたい」というMCのあと、John Lennonのカバーで「MOTHER」。
清志郎の訳詞、武道館のステージ、CHABOとコーちゃんがバック・・・。
2007年12月8日、「ジョン・レノン スーパー・ライヴ」での清志郎の熱唱がよみがえる。
もちろん、吉井さんの唄声もとっても素敵だった。。。

ここでステージにスクリーンが降りてきて、コメント映像の上映が始まる。
秋元 康、三池崇史、爆笑問題、そして山口冨士夫!
病気のためかすっかり痩せてしまってちょっと痛々しかったけれど、
「みんなの記憶から消えるまでは、清志郎は死にません」とのコメントが嬉しかった。
続いて、竹中直人がいつもの調子でしゃべりまくるグッズ企画会議の映像。
タッペイくんとモモちゃんがさりげなく映っているところがイイね。
このあと清志郎関連の作品のリリースが続くということで、本やDVDの紹介映像が流れる。
そして昨年と同様に武道館の座席表にダーツが投げられ、当たった座席のお客さん1名に
グッズ一式と清志郎のブルーレイがプレゼントされるという企画。
今年はアリーナAブロックの人が当たっていた。いいなぁ~!

ステージには二本のマイクスタンドと椅子が用意され、木村充揮と内田勘太郎がステージに登場。
言わずもがな元“憂歌団”のふたり・・・ こんなシーンが見られるなんて夢のようだ。
「彼女の笑顔」と「上を向いて歩こう」を、これ以上ないほどBluesyに演奏する。
木村充揮のヴォーカルはこれまでにも聴いたことあったけど、
内田勘太郎のギターをナマでじっくり聴くのは今回がたぶん初めて。
なんて言うか、これまで観たことのないタッチでの演奏。
すごいミュージシャンって、まだまだたくさん居るんだな・・・ 音楽って果てしなく深い。
続いて登場したのは三宅伸治。黒い衣装を身にまとって、ひとりステージに立つ。
しっとりと「約束」を唄いあげたあと、足でビートを刻みながら「JUMP」。
ここで「JUMP」が飛び出すとは思わなかったけど、お客さんはいっせいにジャンプ!
たったひとりでの演奏・・・ それが現在の伸ちゃんの立ち位置なのか。。。
機材のセッティングが整い、ステージに登場したのは“JUN SKY WALKER(S)”。
キーボードを加えての特別編成なのは、「スローバラード」を演るからなんだな。
和弥のヴォーカルが会場中にこだまして、なかなかの大熱演だった。
ジュンスカはもう一曲「キモちE」を派手にブチかまして退場。

「このあとは清志郎が出てきて、ビンビンにロックンロールしてくれるぜー!」という和弥の紹介で、
ステージに降りてきた巨大スクリーンにRCや清志郎の映像が映し出される。
1988年の日本武道館から「ダーリン・ミシン」「CALL ME」、1986年夏の野音「ラプソディー」、
2006年B.B.King Blues Clubでの「激しい雨」、2007年の札幌市民会館最後の日「スローバラード」、
そして2008年ブルーノート東京での「トランジスタ・ラジオ」。
みんな座ったままじっくりと観入る感じだったけど、去年のようなグダグダ感がなくて良かった。
映像にシンクロするような形でスクリーンがあがると、ステージにはSteve Cropperの姿が・・・。
Steve Cropperさんと言えば、やはりこの曲「(SITTIN' ON) THE DOCK OF THE BAY」。
間奏の口笛をお客さんといっしょに吹くパフォーマンス、梅津さんとの共演、どれも名場面。
続いてとことんソウルフルにもう一曲、「IN THE MIDNIGHT HOUR」を演奏。

ここでバンドは退場して、ステージ中央にキーボードがせり出してくる。
その前に座っているのは、もちろん矢野顕子。独特の解釈で「雑踏」を唄う。
本人曰く「世界初演」という演奏、とんでもなくスゴイものを観てしまったという感じ。
「今年もここに呼んで頂いて嬉しいけれど、やっぱりひとつ足りないのは、本人よね」
というアッコちゃんの言葉に、思わずグッとこみ上げてきてしまう。
そして始まった「ひとつだけ」。本日二度目の涙腺決壊・・・ この曲にはやっぱりやられてしまう。
ステージサイドのモニターに映し出されるアッコちゃんの表情が、
嬉しそうなのか?哀しそうなのか? なんとも言えない表情だったのが印象的。
再びバンドがセッティングして、kyOnの紹介でラキタがステージに登場。
曲は「まぼろし」。この曲を選ぶとは・・・ ラキタ、すごいぜ!
淡々と唄い上げるヴォーカル、それにCHABOのギターと梅津さんのサックスがからみつく。
まったくもって選曲の妙・・・ こんな演奏が再びナマで観られるとは思ってもみなかった。
ラキタは一曲のみで退場し、替わりに登場したのはChara。
「ハイウエイのお月様」を唄うも、やはりCHABOのヴォーカルにはかなわないかな。
続いて、清志郎に目の前で弾き語ってもらったという「指輪をはめたい」を披露。
これまた選曲の妙! CHABOの印象的なギターフレーズ、ラストのアップテンポになっての盛り上がり。
RCを頻繁に観に行くようになった頃、エンディングでよくやっていた曲なので思い入れ深い。

続いて斉藤和義がステージに登場して、「エンジェル」を演奏。
CHABOがアコースティックギターで、あのフレーズを弾いているよ・・・。
ちょっとたまらない光景。本日三回目のうるうるタイム。
せっちゃんもいつもと変わらない冒頓とした様子で、清志郎の想い出を語る。
「涙あふれて」を唄ったあと、奥田民生が加わって「ドカドカうるさいR&Rバンド」。
いくつもの巨大バルーンがアリーナに放り込まれるというお馴染みの演出。
ここからフィナーレに向かって怒涛の盛り上がりか?と思いきや、
奥田民生は「あふれる熱い涙」「誰かがBedで眠ってる」という本人曰くユルい選曲。
「オーケー!カモン!おれ」という唄い出しのフレーズが可笑しい。
しかしまぁ~「誰かがBedで眠ってる」を再びナマで聴けるとは思わなかったな。
奥田民生が退場して、次に始まったのは「いい事ばかりはありゃしない」。
最初はCHABOがヴォーカルをとり、途中でLeyonaがそれに替わる。
浜崎貴司と吉井和哉が再びステージに登場して、「トランジスタ・ラジオ」が始まる。
ステージ両サイドから色とりどりの紙吹雪が噴射され、会場の客電がキラキラ輝く。
そして本日の出演者全員がステージに登場。加えてウルフルケイスケや武田真治の姿も見られる。
トータスのシメの言葉に続いて、最後はもちろん「雨あがりの夜空に」。
キャノン砲で金色のリボンが打ち上げられ、フロアはグッと華やいだ雰囲気に。
間奏では武田くんが大活躍、梅津さんに負けじとサックスを吹きまくる。
出演者全員がステージ前面にラインを作って並び、揃って深々とお辞儀。まさに大団円。
再びステージにスクリーンが降りてきて、清志郎が「毎日がブランニューデイ」を唄う。
最後に「また会おうぜ!」と言う清志郎・・・ そう、またきっと会えるね。
「Like a Dream」をバックにエンドロールが流れ、21時43分にすべて終了。
実に4時間半におよぶイベント、とっても素敵なひとときであった。

昨年に続いて開催されたこのイベント、前回は正直言ってグダグダ感があったことは否めない。
数多くのゲストアーティスト、サブステージでのパフォーマンス、延々と続くVTR上映、
そして何よりも6時間にもおよぶ演奏時間、いくらなんでもそれはちょっと・・・と思う場面もちらほら。
それが今回はどうなるのか? 期待だったり、不安だったり、半分半分の気持ちでいた。
だけど、そんな心配はまったくの杞憂であった。
ゲストアーティストは絞り込まれ、サブステージはなくなり、VTRは短くなり、
4時間半という時間にぎっしりといいところが詰め込まれた感じが良かった。
もちろんアッコちゃんが言うとおり、ひとつ足りないのだけれど、
昨年感じた寂しさをひとつ乗り越えた気持ちを共有出来たような気がする。
なによりもCHABOがいる限り、絶対に大丈夫なのだ。

【セットリスト】
Opening:ロックン・ロール・ショー~よォーこそ
M01. ロックン・ロール・ショー [トータス松本・奥田民生]
M02. 君が僕を知ってる [トータス松本]
M03. I LIKE YOU [トータス松本]
M04. ラプソディー [Leyona]
M05. Good Lovin' [Leyona]
M06. Oh! Baby [LOVE PSYCHEDELICO]
M07. い・け・な・いルージュマジック [LOVE PSYCHEDELICO]
M08. つ・き・あ・い・た・い [浜崎貴司+小泉今日子]
M09. Baby#1 [浜崎貴司+小泉今日子]
M10. RAZOR SHARP・キレル奴 [吉井和哉]
M11. MOTHER [吉井和哉]
M12. 彼女の笑顔 [木村充揮&内田勘太郎]
M13. 上を向いて歩こう [木村充揮&内田勘太郎]
M14. 約束 [三宅伸治]
M15. JUMP [三宅伸治]
M16. スローバラード [JUN SKY WALKER(S)]
M17. キモちE [JUN SKY WALKER(S)]
M18. ダーリン・ミシン(日本武道館 1988) [RCサクセション]
M19. CALL ME(日本武道館 1988) [RCサクセション]
M20. ラプソディー(日比谷野音 1986) [RCサクセション]
M21. 激しい雨(B.B.King Blues Club 2006) [忌野清志郎]
M22. スローバラード(札幌市民会館 2007.1.31) [忌野清志郎]
M23. トランジスタ・ラジオ(ブルーノート東京 2008.2.18) [忌野清志郎]
M24. (SITTIN' ON) THE DOCK OF THE BAY [Steve Cropper]
M25. IN THE MIDNIGHT HOUR [Steve Cropper]
M26. 雑踏 [矢野顕子]
M27. ひとつだけ [矢野顕子]
M28. まぼろし [ラキタ]
M29. ハイウエイのお月様 [Chara]
M30. 指輪をはめたい [Chara]
M31. エンジェル [斉藤和義]
M32. 涙あふれて [斉藤和義]
M33. ドカドカうるさいR&Rバンド [斉藤和義・奥田民生]
M34. あふれる熱い涙 [奥田民生]
M35. 誰かがBedで眠ってる [奥田民生]
M36. いい事ばかりはありゃしない [仲井戸"CHABO"麗市]
M37. トランジスタ・ラジオ [浜崎貴司・吉井和哉]
M38. 雨あがりの夜空に [全員+武田真治]
M39. 毎日がブランニューデイ [忌野清志郎]
M40. Like a Dream [忌野清志郎]

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