VA「TOWER RECORDS presents MAVERICK KITCHEN VOL.4」 恵比寿 LIQUIDROOM
昨夜の興奮と疲労感とが抜けきらない今日、外はものすごい雨。
そんな中、今日は恵比寿LIQUIDROOMで「MAVERICK KITCHEN VOL.4」がある。
雨が激しいままならば行くのを断念か?とも思ったけれど、午後から雨足が若干弱くなった。
これはラッキー!と言うことで、13時過ぎに恵比寿に向かって出発。
14時40分過ぎに会場入り。とっくに開場していたので、整理番号C151番は関係なし。
フロアに入ると、お客さんはそれほどたくさん入っていない。ほどよい感じの混み具合だ。
これぐらいのほうが自由に身動きがとれて、長時間のイベントにはうってつけなんだな。
今日はステージ前にかぶりつくことはせず、フロアを行ったり来たり気ままに楽しむことにした。
開演時間の15時ぴったりに演奏開始。まずは緊急参戦の“DOES”からスタート。
“DOES”は以前にもイベントで観たことがあるけど、なかなかハードエッジなバンド。
ドラム、ベース、ギター、ギター&ヴォーカルの四人編成。
ひたすらノイジーでパンキッシュなサウンドだけど、意外とメロディアスなところもある。
ノンストップでひたすらハードな演奏を繰り広げたあと、
「最後に一曲だけ・・・」と始まったのが“RCサクセション”の「スローバラード」。
キーボードもサックスもない独特のアレンジだったけど、想いは痛いほど伝わってきた。
30分をちょっと超えるぐらいの演奏時間、とても充実したステージだった。
続いて15時55分から、“ゲタカルビ”のステージ。
イベントがいきなりクライマックスを迎えた感じで、私もステージ前へと突っ込む。
ドラム×2、ベース、ギター×3、そしてヴォーカルがシゲルという大所帯。
「ゲタカルビ」「アナーキー・イン・ザ・UK」「333」「缶詰」と、お馴染みのナンバーが続いていく。
「四月の海賊たち」を演奏したあと、ゲストギタリストということで和田静男が登場。
そして“ダウン・タウン・ブギウギ・バンド”のナンバーから「スモーキン・ブギ」を演奏。
子供のころテレビのブラウン管を通して観ていた人を、こんな至近距離で観られるなんて感激。
もう一曲「横浜ホンキー・トンク・ブルース」をシブく決めて、和田静男は退場。
入れ替わりに、“毛皮のマリーズ”のギタリスト:越川和磨がステージに登場。
シゲルが「愛しあってるかい?」と叫び、始まったのは「雨あがりの夜空に」。
荒っぽい演奏で歌詞は後半メチャメチャだったけど、その気持ちは充分に伝わってきたぜ。
そのまま「ノット・サティスファイド」「東電 イズ バーニング」と続き、35分ほどで演奏は終了。
やっぱり燃えるぜ“ゲタカルビ”、ついついノリまくって既に汗だく状態なのであった。
16時50分過ぎからは“THE BOHEMIANS”の演奏。
いいバンドだとの噂はあちこちで聞きつつも、今回初めてライブを観る。
ドラム、ベース、キーボード、ギター、ヴォーカルの五人編成。
メンバーそれぞれがグラムロック調の衣装を身にまとい、ロックバンドとして完成されている。
サウンドはちょっとポップだけど、それなりのこだわりが感じられてなかなかイイ感じ。
ヴォーカルとギターのからみがもろにMickとKeithで、イカれたロックンロールを演じている。
噂どおりの熱いステージ、約30分間堪能させてもらいました。
続いて17時45分過ぎから、“THE PRISONER”のステージ。
ドラム、ベース、キーボード、ギターに、女性と男性のツイン・ヴォーカル。
ドラマティックなオープニングやツイン・ヴォーカルを活かしたパフォーマンスなど、
なかなかイイなぁ~とも思ったのだけれど、ちょっと暑苦し過ぎるところがいまひとつ・・・。
イベント中盤戦というタイミングもあって、正直なところ休憩タイムとなってしまった。
他のバンドよりも若干長く、40分ほどの演奏時間であった。
ステージ前に大勢の人が押し寄せ、自然発生的に“SA”コールが沸き起こる。
私も一気にステージ前へと移動。その中を18時45分ごろから“SA”の演奏スタート。
肩車をしたパンクスがステージ前に押し寄せ、ものすごいテンションのステージが始まる。
いつもどおりに、イベントに来たお客さんをひとり残らず持っていこうとする姿勢が気持ちいい。
クドいぐらいに暑苦しく、シンガロングな曲たち・・・ だけど文句なく楽しくてカッコいい。
これがパンクの醍醐味なんだろうな。すべてを笑い飛ばして、楽しんでしまうアティテュード。
35分ほどで演奏は終了。だけどその後も、延々と“SA”コールがフロアにこだまするのであった。
“SA”が終わって若干人口密度が少なくなったフロア、その中で19時40分から“ジライヤ”の演奏が始まる。
Drums:大島治彦、Bass:穴井仁吉、Guitar:澄田 健、Guitar:山下竜也、そしてVocal:菊。
あいかわらず独特なルックスの菊が、ドスの効いた声でシャウトする。
その存在感だけで、もう充分という感じかな・・・ やっぱりオーラというか何かが違う。
大島と穴井のリズム隊も強力、特に穴井のダウンピッキングは観ていてスゴイな。
基本的には“ジライヤ”のオリジナルナンバー中心のセットリストだけど、
「NEON BOY」や「CRIMINAL ROCK」といった“THE ROOSTERZ”のナンバー、
そしてもちろん“SONHOUSE”のナンバーから「あて名のない手紙」も飛び出す。
さすがはメンタイロックの親玉、レパートリーは果てしなく多い。
35分を超えるステージ、ロックの原点を垣間見せてくれる演奏であった。
そして20時37分から、本日のイベントのトリ“OKAMOTO'S”のステージ。
ドラム、ベース、ギター、ヴォーカル、それぞれが強烈な個性をむき出しにして、
ロックというひとつのかたまりになって炸裂する。トリにふさわしい存在感バッチリ。
どのパートもバリバリにロックしていて申し分ないのだけれど、
視線はどうしてもドラムのオカモトレイジに釘付けになってしまう。
どう見てもイッてしまっている感じの目つきと激しいドラミング・・・サイコーにロックだ。
ベースのハマ・オカモトの淡々としたベースプレイももちろん最高なわけだが。
35分ほどのステージはあっという間に終わってしまった。
終演後、流れてきたのは「雨あがりの夜空に」。
タワーレコード主催のこのイベント、清志郎に捧げるという意味合いもあるようだ。
いろいろな想いを抱きつつ、イベントは21時20分に幕を閉じた。
恵比寿に来たのだから「呑兵衛」へ寄ろうと思ったら、改装して小洒落た店に変わってた。
けっこう気に入ってたのになー、なんでこんなことになってしまったのだろう? 残念だ。。。
さすがにちょっと入る気にならなかったので、しばらく恵比寿の街をブラブラ。
すでに閉店している店も多くて、これという店を見つけることが出来ずに断念。
渋谷まで行って、行きつけの「鳥市」でいつものように乾杯。
けっきょく23時半まで飲んでから帰宅。
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