今日は南青山 MANDALAへ、「仲井戸"CHABO"麗市×石橋凌 「SOUL TO SOUL」」を観に行く。
CHABOと石橋 凌・・・ 私の大好きなバンド“RCサクセション”のギタリストと“ARB”のヴォーカリスト。
そんな二人の共演ということで、これはとっても楽しみなライブである。
それだけにチケットはソールドアウト、私の整理番号もA-117ということでほとんど最後に入場。
フロアに入ると椅子はほぼ埋まっていて、ステージ正面の奥の方の席になってしまった。
前の人のアタマでステージ右半分はほとんど見えず、でも左側CHABOサイドはけっこうよく見える。
予定より遅れて、18時05分過ぎに開演。
ソウルフルなSEが流れる中、まずは“司会の”CHABOがステージに登場。
「自分が観たい人を呼んでもらっちゃった」という紹介で、石橋 凌をステージに呼び込む。
いつもならここでCHABOとゲストとのちょっとしたやりとりがあるのだが、
CHABOはステージを降りて、ひとまず仕切り直しという感じでSEが流れる。
そしてその中を、凌とGuitar:藤井一彦がステージに登場する。
ステージ中央に凌、向かって右側に藤井一彦、ともに椅子に腰かけてのアコースティックセット。
一曲目は「最果て」。凌の緊張感のあるヴォーカルが、フロアの中に広がっていく。
“ARB”ナンバーから「乾いた花」を演奏してMC。凌は唄っているときと話しているときのギャップが大きい。
凌のお母さんがCHABOのファンだというエピソードを交えながら、お客さんを笑いの渦へと誘う。
「福岡のイタリアンレストランでバイトをしていたときのことを想って」という紹介で「Heavy Days」。
そうなのか・・・この曲は凌の実体験に基づいて書かれていたのだな。
凌の“WORK SONG”が妙に心に染みるのは、単なる想像で書かれていないからなのだな。
曲の後半はテンポアップして、“The Beatles”の「A Hard Day's Night」が挿入されるアレンジ。
ひと昔前に作ったという「抵抗の歌」、ソロアルバムから「待合室にて」、そして「Just a 16」。
“歌手”石橋 凌のディープな世界が、次から次に繰り広げられて行く。
それをサポートする藤井一彦、時には激しく時には繊細なギター、そしてBlues Harpまでキメてみせる。
ここから後半ということでステージ上はスタンディングとなり、「形見のフォト」をお客さんといっしょに唄う。
それから「MOJO WORKIN'」「Daddy's Shoes」と、アッパーなナンバーを立て続けに披露。
最後は「AFTER '45」を朗々と唄い上げて、1時間ほどのステージは終了。
セットチェンジをはさんで、19時20分ごろからCHABOのステージ。
アコースティックギターをしばらくつま弾いたあと、「Blues 2011」から演奏が始まる。
「Bluesで悪酔いしちまう」というフレーズが印象的な、アッパーなBluesナンバー。
続いて「つぶやき」という、ちょっとディープなBluesナンバー。
どちらも新曲なのだろうか? 対照的な曲調の二曲が、続けて演奏される。
次の曲は、「BLUE MOON」。CHABOのソロで聴くのは、久しぶりのような気がする。
「フジロックで演奏したのを記念に演ってやろう」ということで、飯田久彦のカバー「ルイジアナ・ママ」。
最近CHABOが凝っている(?)昭和歌謡曲のカバー。この曲もなかなかイイ感じだった。
続いて今度は、“ライジングサン”で披露したというカバー曲「The Harder They Come」を演奏。
Jimmy Cliffのナンバー、原曲とはかなり違ったアレンジがCHABOらしいと言える。
それから恒例となっている相手の曲をカバーするコーナー。
演奏されたのは、なんと“ARB”の「ウィスキー&ウォッカ」。
かなり思い切った選曲だと思うけれど、しっかりとCHABO風にアレンジされていたのはさすが。
サビの「ウィスキー!」「ウォッカ!」のお客さんとの掛け合いをCHABOは知らなかったみたいだけど、
途中で「そうやるのか」と気がついて、“ARB”ファンを巻き込んでの大盛りあがりとなった。
続いて「清志郎くんの夏・・・」ということで、RCナンバーから「忙しすぎたから」。
そのあと「エデンの東」をインストで演奏。街のノイズが流れて、「My Home Townの夜」が始まる。
このへんの流れはちょっとした物語を読んでいるみたいな感じで、とっても深く入り込む事が出来る。
最後は「R&R Tonight」。この曲を聴くのも、かなり久しぶりな気がする。
フジロック、ライジングサン、その他のフェス出演、最近のCHABOの活動は幅広くなってきている。
そんな中で、Rock'n'Rollとの新たな出会いがあったのだろうか?
そんなことを思いながら聴き入っているうちに、1時間10分ほどでCHABOのステージは終了。
そしてそのまま、アンコール・セッションに突入。
ひとりステージにあがったCHABOが、藤井一彦と石橋 凌、
そして明日出演が予定されているKeyboards:伊東ミキオを呼び込む。
そして「ROUTE 66」を皮切りに、楽しいRock'n'Rollセッションが始まる。
凌のソロアルバムから「Dear My Soulmate」を演奏したあと、「横浜ホンキートンク・ブルース」。
伊東ミキオのピアノに乗せて、CHABOと藤井一彦のギターバトルが繰り広げられる。
感極まったのかプレイそっちのけで、藤井一彦はCHABOに抱きつく。
憧れのギタリストといっしょにセッション出来て、とっても嬉しかったのだろうな・・・。
「年末みたいだな」と言うCHABOに、「今日これだけ盛り上がったので、
明日・明後日はトークショーで」と言う凌。会話のキャッチボールもスムーズなふたり。
それからRCの「いいことばかりはありゃしない」に続いて、「STAND BY ME」。
なんだか本当に年末のような、大団円とも言えるような展開。
「俺が聴きたいんだ。凌にもう一曲唄ってもらわねぇか?」と言うCHABOに応えて、
ラストは今日のライブのタイトルでもある「SOUL TO SOUL」という曲を披露。
SE「What A Wonderful World」が流れる中、全員がステージ中央に並んでお辞儀。
こうして21時15分ごろ、本日のライブはすべて終了。
まだ時間は早かったけれども、明日からまた仕事なので今日のところは打ち上げはナシ。
代々木八幡の「天下一」という店で、ビールを飲みながら餃子と焼きそばを食べる。
ぱっと見はいまいちな感じの店だけれど、意外と美味しかったのはちょっとした発見。
22時半ごろには家にたどり着いた。
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