Wilko Johnson「Japan Tour 2012」渋谷 CLUB QUATTRO
今日は渋谷 CLUB QUATTROへ、Wilko Johnson「Japan Tour 2012」を観に行く。
Wilko Johnsonのライブを観るのは1年半ぶり・・・なんだかついこの前のような気がする。
ちょっと遅めの19時半開演ということで、仕事帰りでも余裕で会場に到着。
ステージ向かって右側、一段上のフロアのカウンター席後方に陣取る。
前の人のアタマが邪魔にならずに、ステージをほぼ正面から見渡すことが出来る。
フロアはほぼぎっしりと埋まっていて、なかなかイイ雰囲気に出来あがっている。
開演予定時間の19時30分ちょうど、ステージにひとりの男が登場。
Special GuestのBenjamin Tehoval(ベンジャミン・テホヴァル)だ。
白髪のシブい老人といった風貌だけど、なかなかの演奏を聴かせる。
バスドラとハイハットを足で操りながら、フルアコを抱えて弾き語り。
間奏ではブルースハープをシブく決めて、生粋のストリート・ミュージシャンといった感じ。
ロック、フォーク、ブルース、さまざまなレパートリーを演奏して、30分ほどで終了。
セットチェンジをはさんで、20時過ぎからいよいよWilko Johnsonがステージに登場。
DrumsはSteve Monti、BassはもちろんNorman Watt-Royだ。
一曲目は「Down By The Jetty」から始まり、Wilkoのマシンガン・ギターが炸裂する。
「Going Back Home」「Roxette」「Dr. Dupree」「Sneakin' Suspition」など、
これまでのWilkoのキャリアを俯瞰するようなナンバーが次々と繰り出されていく。
時間にすれば2~3分の短い曲ばかりだけど、切れ間なく演奏されていくのが心地よい。
お客さんは熱くなり過ぎず、だけど醒めているわけでもなくって、
なんとも言えずホットでクールな空気がフロアに立ちこめている。
これが本場のパブロックというヤツなんだろうか?
Wilkoはステージを右へ左へカニ歩きし、マシンガン・ギターをフロアに向かってぶっ放す。
「Don't Let Your Daddy Know」ではギターを女性に見立てて優しく撫でまわし、
ドラムソロやベースソロを交えてじっくりとした演奏を聴かせる。
Wilkoの曲はぜんぶ知っているわけではないけど、セットリストはたぶん前回と同じ。
だけど、Wilkoがステージで元気にギターを弾いてくれているだけで大満足。
そしてNorman Watt-Royのベース・・・ あいかわらず太くて腰のある音だ。
ラストは、「Back In The Night」「She Does It Right」というたまらない展開。
アンコールに突入するもすぐにステージに戻ってきて、「Bye Bye Johnny」。
機関車の擬音を出しながらフロアを盛り上げ、21時25分ごろ演奏は終了。
なにもかも忘れて単純に楽しむことが出来たライブだった。
ずいぶんと早い時間に終わったので、久しぶりに駅前の「鳥市」で飲む。
店員さんの顔ぶれが大幅に変わったけれど、店長さんはあいわからず。
そして料理とお酒もあいかわらず美味しくて、やっぱり満足度高いな。
23時過ぎにおひらきにして、道玄坂の「小麦房」でシメのうどん。
ようやく涼しくなってきたから歩いて帰ろうと思ったのに、パラパラ雨が降り出した。
仕方がないので、東急本店前でタクシーを拾って帰宅。
深夜料金込みで1,340円・・・ まぁこんなものかな。
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