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2012年12月20日 (木)

佐藤タイジプロジェクト「THE SOLAR BUDOKAN」日本武道館

今日は午前中豊洲に出社し、府中へいったん戻って、それから曙橋というスケジュール。
どんだけ都営地下鉄を利用するのだ!という感じの行動パターンだな。
16時過ぎにはすべて終了したので、16時半ごろひとまず家に帰る。

そして再度都営地下鉄に乗り込んで、九段下へと向かう。
今日は日本武道館で、「THE SOLAR BUDOKAN」があるのだ。
佐藤タイジが提唱する“武道館の公演で使用する電源を太陽光発電でまかなう”という壮大なイベント、
いったいどうなるのか? その歴史的瞬間を見届けようとチケットを手に入れたのだ。
私の席はスタンド1階南西E列23番、武道館では1階席が個人的にはベストだと思う。
開演時間18時30分になる前から、佐藤タイジのプロジェクト“インディーズ電力”と
“The Sunpaulo”の演奏があったようだが、開演時間ギリギリに会場入りしたので観られず。

開演予定時刻の18時30分にならないうちに、館内の照明が暗転。
このイベントを開催する経緯を綴ったVTRが流れたあと、“THEATRE BROOK”が一曲演奏。
それからは“THEATRE BROOK”をバックに、様々なアーティストが登場して唄を披露していく。
Leyonaはダンサブルな「Tone」を、和田 唱は“TRICERATOPS”の「FEVER」を唄う。
佐藤タイジは「武道館童貞でしたから、いま筆おろし中!」と下ネタを織り交ぜながら進行。
“LOVE PSYCHEDELICO”の二人は、いつもどおりのカッコいいRockを披露。
「私に与えた影響は巨大なものであります」という紹介で、加藤登紀子がステージに登場。
佐藤タイジとデュエットする「愛と死のミュゼット」は、ものすごい迫力で心に迫ってくる。
通常のコンサートよりも若干抑え気味の照明が、かえって迫力を増しているような気がする。

ここでバンドメンバーが若干入れ替えとなり、次のゲストSalyuがステージに登場。
この人は今日初めて観るけど、とっても不思議な空気感を持ったアーティスト。
どこかつかみどころのない雰囲気が、ちょっとばかり魅力的に感じた。
Salyuが2曲唄ったあとバンドが“TAIJI at THE BONNET”のメンバーとなり、
“GRAPEVINE”の田中和将と“怒髪天”の増子直純をヴォーカルに3曲ほど演奏。
世代的にはちょっと若い人達になるので、どこか醒めた感じで楽しんでいる自分。
イベントを造っている金沢工業大学のメンバーを紹介したあと、アコースティック・コーナーに突入。
浜崎貴司は名曲「幸せであるように」を唄いあげ、
蘭丸は屋敷豪太のカホンをバックにメロウなナンバーを披露。
続いて登場したのはChar。ステージに残った屋敷豪太をバックに、佐藤タイジと激しいギターバトル。
「Shinin' You, Shinin' Day」と「Smoky」、どちらもいつものCharらしい完璧な演奏。
お客さんを巻き込んでのコール&レスポンスもバッチリと決まって、まるでCharのワンマンライブみたい。

再び“THEATRE BROOK”のメンバーをステージに呼び込み、ヴォーカルとして登場したのは吉川晃司。
このあたりから大物が続いて、ライブは怒涛の盛り上がりへと突入していく。
吉川は「1990」と「BOY'S LIFE」をあくまでもマイペースに唄いきって、嵐のように去っていく。
広島つながりというわけではないだろうが、奥田民生が続いてステージに登場。
時間がかなり押しているのか、「ちゃっちゃとやろう!」と言いながら二曲を披露。
奥田民生はそのままギタリストとしてステージに残り、藤井フミヤといっしょにセッション。
ロッカバラードを唄いながらポーズを決めまくるフミヤは、悔しいけどやっぱりカッコいい。
フミヤは「Another Orion」をしっとりと唄いあげ、ステージを去って行った。
続いて登場したのは斉藤和義。髪の毛の色は変わったけど、雰囲気はいつものまま。
「歩いて帰ろう」「やさしくなりたい」と、ヒットナンバーを立て続けに演奏。
キラーチューンを持っている人は、こういうときにはやっぱり有利だな。

そしてステージには、見慣れたテレキャスターが運び込まれる。
間違いない、次はCHABOの登場だ。ちょっとアウェイな雰囲気の中、どんな演奏になるのか・・・?
私が心配しても仕方がないのだけれど、なんだかとっても気になってしまう。
そんな心配をよそに、いつも通りのたたずまいのCHABO。喉の調子もすっかり回復している。
「よォ~こそ!」とお客さんを煽ったあと、佐藤タイジが今回のライブにかける想いを紹介。
そして佐藤タイジのリクエストということで、「ガルシアの風」を演奏。
テレキャスターを使ってのプレイは初めて観るけど、佐藤タイジとのギターバトルが冴えてイイ。
後半のブレイクでポエトリーリーディング風になる部分、水をうったように静まり返る武道館。
チャボの声だけが、あの広い空間に響き渡っていく・・・。思わず鳥肌がゾクゾクっと立った!
心配なんてまったくの杞憂、武道館にいるすべての人達の心に届いたに違いない。
エンディングをバンドの演奏に任せて、CHABOはギターを置いてステージを降りていった。

再び“THEATRE BROOK”のメンバーだけになり、「昨日よりちょっと」を演奏。
「よっしゃあ~っ! 100%ソーラーで出来ましたー!」と佐藤タイジは叫び、
今日の出演者全員をステージに招き入れる。出演者全員がズラリと並ぶさまは壮観。
そして、もうすっかりお馴染みのナンバー「ありったけの愛」を全員で演奏。
CHABOはステージ中央で、楽しそうにギターをかき鳴らしている。
それでも隣にCharが並んでいるところが、なんともCHABOらしくてイイ。
曲の途中で、ステージの端っこにいた蘭丸を自分の隣に呼び寄せるCHABO。
蘭丸はニッコリと笑ってそれに応え、寄り添って肩を組みあう。最高のベストショットだ。
最後は“THEATRE BROOK”のメンバーだけになり、ひとしきり挨拶してフィナーレ。
時間は21時45分、3時間以上に及ぶイベントはこうして幕を閉じた。
なんだかとっても幸せな空気に包まれた、とっても楽しいイベントだった。

【セットリスト】
M01. インディーズ電力メドレー [インディーズ電力]
M02. Close To You [The Sunpaulo]
M03. まばたき [THEATRE BROOK]
M04. Tone [Leyona]
M05. Fever [和田 唱(TRICERATOPS)]
M06. Lady Madonna~Rockin' In A Freeworld [LOVE PSYCHEDELICO]
M07. 愛と死のミュゼット [加藤登紀子]
M08. together tonight [Salyu]
M09. 新しいYes [Salyu]
M10. 光について [田中和将]
M11. R'N'R JEDI [田中和将 & 増子直純]
M12. オトナノススメ [増子直純]
M13. 幸せであるように [浜崎貴司]
M14. サンシャイン [土屋公平 with 屋敷豪太]
M15. Shinin' You, Shinin' Day [Char with 屋敷豪太]
M16. Smoky [Char with 屋敷豪太]
M17. 1990 [吉川晃司]
M18. BOY'S LIFE [吉川晃司]
M19. ルート2 [奥田民生]
M20. マシマロ [奥田民生]
M21. 嵐の海 [藤井フミヤ with 奥田民生]
M22. Another Orion [藤井フミヤ]
M23. 歩いて帰ろう [斉藤和義]
M24. やさしくなりたい [斉藤和義]
M25. ガルシアの風 [仲井戸"CHABO"麗市]
M26. 昨日よりちょっと [THEATRE BROOK]
M27. ありったけの愛 [全出演アーティスト]

とってもイイ気分だったけど、明日もあるので初台駅前で食事だけして帰宅。

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