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2013年2月11日 (月)

甲斐バンド「KAI BAND TOUR 2013 ROCKS」NHKホール

今日は建国記念日のためお休み。
なんだかんだ言っても、三連休というのはやっぱり嬉しい。
午前中は映画などを観て過ごし、夕方から渋谷へ出かける。
今日は渋谷 NHKホールで、「KAI BAND TOUR 2013 ROCKS」があるのだ。
“甲斐バンド”を前回観たのは2010年2月。早いもので、既に3年が経つのか・・・。
その後もコンスタントに活動を続けていたようだが、ツアーは3年ぶりとのこと。
セルフカバーアルバムの「ROCKS」も発売され、どんなライブになるのか楽しみ。

バスに乗って渋谷の街に着いたのは、17時半になろうとする頃。
それからちょっと用を足して、17時40分過ぎに会場入り。
今日の席は、2階C16列18番。2階席ド真ん中の最後列。
NHKホールの2階席は、意外とステージが近く感じられる。
ステージにはセットらしいものはなく、後方の壁に光の帯が縦に走っているのみ。
ここから3階席は見えないけれど、2階席と1階席はお客さんでギッシリ埋まっている。

開演予定時刻を過ぎた18時05分ごろに1ベルが鳴ると、客席から手拍子が沸き起こる。
10分ほどその状態が続いて、BGMは「破れたハートを売り物に」のバックトラックへ変化する。
ステージ中央に並んだ4本のマイクに向かって、フロントマン4人がシャウトする。
それからバンドは定位置にセッティング。ドラム、パーカッション、ベース、キーボード&ギター、
そしてドラム&ギターの松藤英男、ギターの田中一郎、ヴォーカルの甲斐よしひろ。
「翼あるもの」「感触(タッチ)」「きんぽうげ」、序盤からたまらない選曲が続いていく。
「今年は39年目。「ROCKS」のナンバーを全曲やりますが、しばらくやってなかった曲を
巧妙にはさんでいくツアーです」というMCに続いて「ビューティフル・エネルギー」。
2番に入ると松藤がヴォーカルをとる。なんとも言えない味わいのあるヴォーカルだ。

「テレフォン・ノイローゼ」「カーテン」「東京の一夜」「裏切りの街角」「ナイト・ウェイブ」「BLUE LETTER」、
“甲斐バンド”の歴史を辿っていくようなセットリスト。いろんな曲調があるけど、すべてが“甲斐バンド”だ。
それほど好きな曲ではないのだけれど、何故だか今日は「BLUE LETTER」が心に染みた。
“甲斐さん”と“解散”と“維新の会さん”が紛らわしい・・・というMCがしばらく続いたあと、
アコースティックセットで「男と女のいる舗道」を披露。この曲はかなりレアだな。
続いて「安奈」の2012年バージョン。悪くはないけど、やっぱりオリジナルバージョンがイイかな。
「ボーイッシュ・ガール」という意外なナンバーを演奏したあとは、終盤の怒涛の盛りあがりに突入。
「氷のくちびる」「ポップコーンをほおばって」「漂泊者(アウトロー)」、
“甲斐バンド”のカッコよさはツインギターのアンサンブルなのだと改めて実感。
本編ラストは「HERO」。ちょっとだけアレンジが変わっているけど、こちらはなかなかイイ感じ。
個人的な経緯から、やっぱり“甲斐バンド”はこの曲になるのかなぁ~と思ったりした。

1回目のアンコールは「港からやって来た女」「ダイナマイトが150屯」「嵐の季節」、
2回目のアンコールは「冷血(コールド・ブラッド)」「ダニーボーイに耳をふさいで」。
定番からちょっとハズしたような選曲だけど、それはそれで結構良かった。
「100万$ナイト」を聴くことが出来なかったのはちょっと残念ではあったけれど、
それはまた次の機会を楽しみにすることにしよう。
最後は「アベマリア」の流れる中、ステージ中央にメンバー全員並んで深々と頭を下げる。
時間は20時35分を廻ったところ。うーん、やっぱりイイわぁ~“甲斐バンド”。

【セットリスト】
M01. 破れたハートを売り物に
M02. 翼あるもの
M03. 感触(タッチ)
M04. きんぽうげ
M05. ビューティフル・エネルギー
M06. テレフォン・ノイローゼ
M07. カーテン
M08. 東京の一夜
M09. 裏切りの街角
M10. ナイト・ウェイブ
M11. BLUE LETTER
M12. 男と女のいる舗道
M13. 安奈 -2012-
M14. ボーイッシュ・ガール
M15. 氷のくちびる
M16. ポップコーンをほおばって
M17. 漂泊者(アウトロー)
M18. HERO(ヒーローになる時、それは今)

アンコール1
EN1. 港からやって来た女
EN2. ダイナマイトが150屯
EN3. 嵐の季節

アンコール2
EN4. 冷血(コールド・ブラッド)
EN5. ダニーボーイに耳をふさいで

明日からまた仕事だけれど、せっかくなので「山家」で飲んでいく。
祝日のこの時間は空いているから、じっくりと飲めて嬉しい。
1時間半ほど満喫して、23時ごろ帰宅。

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コメント

甲斐バンドもこういう選曲だと良いですね。ソロの時だったかは最初「ダイナマイト・・・」「ブライトン・ロック」で始まったので始まったので、みんな期待感いっぱいだったのが、後はスローなバラードがほとんどで途中退場してきました。やはり、お約束の曲ってあると思います。息子と一緒に行ったのですが、二人とも欲求不満になりました。

投稿: nekoitiban | 2013年2月20日 (水) 14時49分

>nekoitibanさん
コメントありがとうございます。
確かに甲斐さんのソロだと、知らない曲が多いときもありますね。
やっぱり好きな曲が多いのは甲斐バンドのライブですよ。
結局のところ甲斐バンドはこれからも続きそうなので、
是非ともライブに行ってみてください!

投稿: KANN | 2013年3月10日 (日) 22時59分

甲斐バンド。好きなんですがライブに行くとバラードばっかりで、この2年ほど行っていません。関東ではちゃんと(?)やっているんですね~。名古屋でもこういう曲やってくれたらいいのに!と思います。

投稿: ねこいち | 2013年4月 3日 (水) 13時30分

>ねこいちさん

甲斐バンド名義でも、そのときによって選曲が全然違うのですね。
いつも同じ曲ばかりだと不満を持つ人もいるのでしょうけど、
好きな曲をやってくれないというのも不満が残るわけで
なかなか難しいところではありますな。。。

投稿: KANN | 2013年4月 9日 (火) 07時10分

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