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2013年4月16日 (火)

IAN ANDERSON「JETHRO TULL'S IAN ANDERSON Plays THICK AS A BRICK」水道橋 TOKYO DOME CITY HALL

今日は水道橋 TOKYO DOME CITY HALLへ、
「JETHRO TULL'S IAN ANDERSON Plays THICK AS A BRICK」を観に行く。
“JETHRO TULL”はあの人が好きだったバンド、その影響を受けて聴き始めた。
Ian Andersonのフルートが印象的なサウンド、当初はブルース・ロックという感じだったが、
徐々にプログレ色が強くなっていき今日に至る・・・といったところか。
今回のライブは、その代表作の「THICK AS A BRICK」の1と2を全曲演奏するというもの。
正直言って、このアルバムは聴いたこと無いんだよねー。。。
事前に予習しておこうと思いつつ、聴けないまま今日を迎えてしまった。
そんな状態だったけど、何故だか期待感はめちゃめちゃ高かった。
18時前には仕事を切り上げ、地下鉄を乗り継いで水道橋へと向かう。

18時30分過ぎに会場へ到着。だんだん人が集まってきたので、その流れに乗って入場。
あいかわらず縦に長いこのホール、エスカレータを何度も乗り換えてアリーナへ。
今日の席は、アリーナ14列33番。考えてみると、アリーナは初めてかもしれない。
けっこう後方のド真ん中の席だけど、前の席と重ならないように椅子を並べてあるので見やすい。
「どの席からでもステージは30メートル以内」と謳っているだけあって、ステージもかなり近い。
ステージには既に機材がセッティングされていて、左側にキーボードとベース、
右側にギターとドラム、そして中央にそびえたつマイクスタンドが印象的。

19時10分、まだBGMが爆音で流れている中を、
ハンチング帽をかぶりトレンチコートに身を包んだメンバーがステージに登場。
ステージを掃除してみたり、椅子を置いてみたり、ちょっと演劇チックな動きを見せる。
ステージ後方のスクリーンに映し出されたオープニング映像が終わると、
アコースティックギターを抱えたイアン・アンダーソンが唄い出す。
第一部は「THICK AS A BRICK」の全曲演奏。全曲と言っても二曲、二曲と言っても44分。
絶え間なく演奏が続いていくため、拍手をする隙もありゃしない。
バンドは、Drums:スコット・ハモンド、Bass:デヴィッド・グッディアー、Guitar:フローリアン・オパーレ、
Keyboards:ジョン・オハラ、Vocal&Stage Antics:ライアン・オドネルというメンバー。
次から次へとめまぐるしく展開が変わる、まさにプログレといった感じのナンバーを事も無げに演奏していく。
それでもやはりイアン・アンダーソンの存在感は群を抜いていて、
片足を上げながらフルートを吹きまくる姿は、なんとも言えずとってもカッコいい。

20分ほどの休憩をはさんで、第二部は「THICK AS A BRICK 2」の全曲演奏。
こちらは組曲風の構成になっていて、通常のコンサートのような雰囲気。当然、拍手も出来る。
ジャンルとしてはプログレなのだろうけど、一作目よりもハードロックなアプローチが感じられる。
それはギターのフローリアン・オパーレによるところが大きいのだろうな。
テンガロンハットをかぶったそのたたずまいは、ほとんどハードロッカーという感じだし。
映像とのコラボや寸劇のようなものを織り交ぜながら、ライブは中盤へと近づいていく。
映像にはバイオリンを弾く女性と、スキューバダイビングの格好をした人物が登場。
どうにも実験的な試みが、その演奏にインパクトを与えていく。
ふと気がつくとライブはフィナーレ。アンコールに応えて、「Locomotive Breath」を演奏。
知っている曲が全く無いというのに、異常なほどに満足感は高かった。
それはイアン・アンダーソンを始めとするバンドのプレイが素晴らしいからに他ならない。
とっても充実した正味2時間のライブは、21時35分過ぎに終了。

【Setlists】

THICK AS A BRICK
M01. Thick As A Brick, Part 1
M02. Thick As A Brick, Part 2

THICK AS A BRICK 2 : Whatever Happened To Gerald Bostock?
M03. From A Pebble Thrown
M04. Pebbles Instrumental
M05. Might-Have Beens
M06. Upper Sixth Loan Shark
M07. Banker Bets, Banker Wins
M08. Swing It Far
M09. Adrift And Dumbfounded
M10. Old School Song
M11. Wootton Bassett Town
M12. Power And Spirit
M13. Give Till It Hurts
M14. Cosy Corner
M15. Shunt And Shuffle
M16. A Change Of Horses
M17. Confessional
M18. Kismet In Suburbia
M19. What-ifs, Maybe And Might-Have-Beens

Encore
EN1. Locomotive Breath

水道橋に来るのも久しぶりなので、帰りに神保町で飲んでいくことにした。
それなりに飲み屋はあるものの、いまひとつピンとこなかったので、「神田餃子屋」へ入ってみる。
ボリュームたっぷりの餃子を食べながら、ビールとチューハイを満喫する。
店員さんもけっこう気を遣ってくれて、とっても気分良く飲むことが出来た。
そろそろ閉店時間だと言うので、23時前にはおひらきにして帰宅。

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