泉谷しげる with LOSER「25周年記念LIVE「吠えるバラッド」」お台場 Zepp DiverCity
今日はお台場のZepp DiverCityへ、
泉谷しげる with LOSER「25周年記念LIVE「吠えるバラッド」」を観に行く。
“LOSER”が活動したのは1988年から1991年ということなので、結成から25周年になるのか。
当時ナマで観たことはなかったので、今回が初めてのライブ参戦となる。
会場のZepp DiverCityは、同じくお台場にあるZepp Tokyoとはまったく違う会場。
当初はZepp Tokyoが改名しただけと思っていたから、違う会場だと知ったときにはビックリした。
新宿から埼京線の乗って、りんかい線直通で16時過ぎに東京テレポート駅に到着。
連休真っ只中のお台場は、ものすごい人でごった返している。
16時開場予定がかなり押しているという情報をtwitterで得ていたので、
“お台場ガンダム”などを見て廻りながらしばらく時間をツブす。
16時45分ごろ会場入り。2階にある入口から階段を降りて、1階のフロアへ入っていく。
1階の座席数は888席、スタンディングで2,107人とのこと。ほどよい大きさのフロア。
フロア後方は一段高くなっているし、ステージも高いので観やすくてイイ。
私の席はN列12番で、一段高くなったフロアの最前列。左寄りのCHABO側だし、言うことナシ。
BGMには泉谷しげるのナンバーがガンガン流れている。珍しいけど、これはアリかな。
予定よりかなり遅れて、17時20分過ぎに開演。
ステージ前にかけられたシースルーの幕に、泉谷のシルエットが映し出される。
泉谷が「長いー友との、始まりにー♪」と唄い出すと、幕が取り払われてメンバーが姿を現す。
Drums:村上“ポンタ”秀一、Bass:吉田 建、Guitar:下山 淳、Guitar:仲井戸麗市、
そしてもちろんVocal&Guitar:泉谷しげる。メンバーが並んでステージに立っているだけで興奮する。
そりゃあそうだ。大好きなRCのギタリストと“THE ROOSTERZ”のギタリストが揃っているのだから。
「長い友との始まりに」のあと、「のけものじみて」「LOSER」と立て続けに演奏。
泉谷は「みんな派手な格好しやがって」とか「俺にギターを弾かせろ」とか言いながら、
ライブは進行していく。暑苦しい泉谷と、クールなバンドとのコントラストが素晴らしい。
コントラストといえば、CHABOのギターと下山のギターとのコントラスト。
CHABOのテレキャスがソリッドでメリハリのあるフレーズを刻めば、
下山のファイヤーバードは深いリバーブのかかった歪んだ音を出す。
私の席はスピーカーからちょうどいい位置だったようで、ふたりのギターがバランスよく聴こえた。
ライブのタイトルにもあるアルバム「吠えるバラッド」から全曲演奏するということで、
泉谷は「アルバム的にはいいけれど、ライブではどうかな?」と言いながら、
「TATTOO」「あいまいな夜」「終点」「あらゆる場面で」と、途切れることなくライブは進行していく。
泉谷は「ちょっと休ませろ。お前たちもトシなんだから座れ」と言って、お客さんを座らせる。
泉谷がアカペラで「美人は頭脳から生まれる」を唄っている間に、バンドはアコースティックセットに。
「“LOSER”の曲ってさぁ~、なんで休みがないの?」と泉谷が言うように、
アコースティックセットになってもテンションは変わらず、あくまでもハードな演奏が続く。
「野良犬」「失われた週末」「水の泡」「行きずりのブルース」「リアル1/2」をアコースティックで
じっくりと演奏したあと、再びエレクトリカルに戻って「果てしなき欲望」「春夏秋冬」。
下山の深く美しいギターに、CHABOのメリハリの効いたギターがからみつく極上の展開。
ここで第1部は終了。18時35分過ぎから休憩時間に突入。
18時55分、第2部の開始。泉谷が「翼なき野郎ども」のイントロを弾き出す。
それと同時に、ステージ前へと詰めかけるお客さん。泉谷のライブではお馴染みの光景。
これには賛否両論あるみたいだけれど、昔ながらのROCKコンサートという感じで俺は好きだな。
だけど今日はかなりの好ポジションだったので、俺は自分の席でじっくりと楽しむことにした。
そのままブレイクなしで“泉谷クラシックス”と言うべきナンバーが、次から次へと演奏されていく。
「デトロイトポーカー」「メディア」、そして「Dのロック」。
「お客さんにじっと観られるのは迷惑だから」と、照明をグッと落としての演奏。
ステージが真っ暗になる瞬間もたびたびあるのに、ちゃんと演奏出来るのだからスゴイな。
それから「褐色のセールスマン」「地下室のヒーロー」「眠れない夜」「火の鳥」「国旗はためく下に」と
お馴染みのナンバーが続いたあと、本編のラストは「旅から帰る男たち」。
なんとも意味深なタイトルのナンバーで、ひとまず演奏は終了。
アンコールの拍手に応えて、メンバーが再びステージに登場。
「ハードレイン」ではギターを手にした泉谷が、CHABOに「勝負しろ!」とギターバトルを仕掛ける。
あいかわらずハチャメチャな泉谷のギタープレイに、CHABOも思わず笑顔を浮かべる。
「ハレルヤ」で盛りあがったあと、「土曜の夜君と帰る」をじっくりと聴かせる。
今更ながらだけど、泉谷のヴォーカルは決して上手くないけど味わいがあるよな。
ここでメンバーは楽器を置いて帰ろうとするが、泉谷が「野性のバラッド」のイントロをかき鳴らす。
メンバーは「やってやろうじゃないか」という感じで、しぶしぶ演奏を始める。
泉谷は途中で演奏を止めて、「そんなにやる気ないですか?」とお説教。
・・・って、演出なんだろうな。「野生のバラッド」を演らないわけがないからね。
お客さんを巻き込んだジャンプ大会のあと、泉谷はいつものようにステージを降りて客席を一周。
ちょっとばかりグダグダな感じは否めないけど、これもまた泉谷らしくてイイんじゃないかな。
「また会おうぜ。コイツらはちょっと練習不足だから、もっと鍛えておく!」と言う泉谷。
近いうちにまた“LOSER”が観られることを期待させつつ、20時35分過ぎにライブは終了。
ライブ終了後、お台場で飲み食いする気にはならないので、ゆりかもめで豊洲へと向かう。
駅を降りてすっかり見慣れた街並みを歩き、「鳥ふじ」という店に入ってみる。
ちょっと古びた感じの普通の居酒屋だけど、料理が美味しくてなかなかイイ。
休日のためか空いていたので、21時過ぎから1時間ほどじっくり満喫して店を出る。
そのあと、以前から気になっていた「太陽のトマト麺」という店に行ってみる。
トマト味のお酒にトマト味のラーメン。どうかな?と思ったけど、意外と旨かった。
最後に残ったラーメンスープにライスを入れてリゾット風にしてシメる。
そんなこんなで、けっきょく23時ごろまで豊洲を満喫。
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