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2013年5月 2日 (木)

忌野清志郎「忌野清志郎ロックン・ロール・ショー 日本武道館 Love & Peace」日本武道館

今日は5月2日、清志郎が遠くへ旅立った日。
どうにか休みをとって、朝からずっと清志郎のことを想いながら過ごす。
そして例年どおり、「忌野清志郎ロックン・ロール・ショー 日本武道館 Love & Peace」へ行く。
今年はCHABOも伸ちゃんも出演しないので正直どうしようか?と迷ったけれど、
これは「忌野清志郎ロックン・ロール・ショー」、清志郎に会えればそれでイイのだ。
13時から物販が開始されるというので、13時半過ぎにひとまず武道館へ。
行列しているのを見越して早く行ったのだけれど、列はまだ出来ていなかった。
そしてパンフレット、ポスター、Tシャツ、エコバッグ、RCの新譜「悲しいことばっかり」を購入。
そのまま館内から漏れてくるリハーサルの音を聴いて過ごすのもアリかな?と思ったけど、
開演まであと4時間・・・さすがに時間を持て余しそうなのでいったん帰宅。

夕方になって、再び武道館に向かって出発。
16時半過ぎに到着してみると、ぼちぼち人が集まりだしていた。
しばらく北の丸公園を散策したあと、17時20分に会場前で友人と待ち合わせして会場入り。
いつもなら人が列をなしている、外から2階席に上がる階段が使われていない。
ちょっとした異常事態に一抹の不安を抱えながら、アリーナへと進んでいく。
私の席は、A3ブロック64番。ステージ向かってやや左寄りだけど、前から8列目の好位置。
ステージ両サイドにはモニター、そして今年もヒトハタウサギが立っている。
ステージは巨大スクリーンで覆われていて、ステージ置かれた機材の様子を見ることは出来ない。
BGMはもちろん清志郎ナンバー、否が応でも気分は盛り上がってくる。

予定より少し遅れて、18時05分過ぎに開演。
これまでと同様に「ロックン・ロール・ショー」が流れ、清志郎が自転車で武道館入りする映像から始まる。
映像は「よォーこそ」へと変わり、ファンファーレとともに本日のハウスバンドのメンバー紹介。
Drums:古田たかし、Bass:TOKIE、Keyboards:斎藤有太、Keyboards:Dr.KyOn、
Guitar:小倉博和、Sax:山本拓夫、Sax:yukarie、そしてVocal:忌野清志郎と紹介された。
ステージを覆っていた巨大スクリーンがあがってバンドがその姿をあらわし、
一番目のゲストヴォーカル:トータス松本が金髪をなびかせてステージに登場する。
ゲストが二曲づつ清志郎ナンバーを唄って、次々と交替していくというお馴染みのパターン。
トータス松本は、「ドカドカうるさいR&Rバンド」と「不思議」をセレクト。
「ドカドカうるさいR&Rバンド」はトータスらしい選曲で、オープニングにふさわしいナンバー。
続く「不思議」はちょっと意表を突いてきたかな? でも、原曲のままのアレンジで完璧に唄いきってた。
二番目のゲストは佐野元春。いきなり英語でRock'n'Rollを唄い出し、微妙な空気が館内に立ち込める。
「元春ぅー、今日は清志郎のイベントだよー!」というみんなの心の叫びが通じたのか、
「10年ぐらい前に清志郎と武道館で唄った曲」という紹介で「トランジスタ・ラジオ」。
元春節が思いっきり炸裂していたけれど、それがまた元春らしさ満開で良かった。

続いてステージに登場したのは、ムッシュかまやつ&浜崎貴司。
ステージ中央の椅子にふたり並んで腰かけ、ハウスバンドをバックに「黒くぬれ!」、
アコースティックギター弾き語りで「たとえばこんなラヴ・ソング」。
ムッシュは独特の存在感があるなぁ~。浜崎のヴォーカルも安定していて、どちらも素敵だった。
次のゲストは、真心ブラザーズ。「お墓」と「Johnny Blue」を演奏。
原曲をそのまま忠実に再現している様子が、本当に好きなんだなぁ~と感じさせる。
今回のライブは、清志郎といっしょに活動していた人はほとんど出演していないのだけれど、
清志郎に影響を受け、清志郎を好きで好きでたまらない人達が出演しているのだと感じた。
清志郎をトリビュートするイベントの趣旨も、少しずつ変化してきているのかな?と思う。
若干まったりとした雰囲気をかき消すように、華々しくステージに登場したのは及川光博。
ブルーの羽根つき帽子にマントという王子様ルック、オーバーなジェスチャーでビシッと決めてみせる。
清志郎とのユニット“ミツキヨ”のレパートリー「強烈ロマンス」と、清志郎のソロから「涙のプリンセス」。
「強烈ロマンス」は久しぶりに聴いたけど、ブレイクでの「ミッチー!」「清志郎!」はしっかりシンクロ。

ここで演奏はいったん中断し、ウィルコ・ジョンソンと吉本ばななからのメッセージビデオの上映。
それから竹中直人扮する“ナン男”が、グッズ企画会議の模様を中継。あいかわらず可笑し過ぎる。
ステージの巨大スクリーンが上にあがると、KyOnのキーボードをバックに泉谷しげるが登場。
いきなり「写真撮影OK」との言葉にどよめく場内・・・。その中を「いい事ばかりはありゃしない」を唄う。
いつもは歌詞がかなり怪しかったりするわけだが、今日はきっちり完璧に唄っていた。
続いて、細美武士。えーと、誰? “the HIATUS”というバンドのヴォーカル。
うーん・・・ あぁ、“ELLEGARDEN”の人と言ったほうがまだわかりやすいかな。
透き通った声で唄う「スローバラード」は絶品だったけど、
「夜露が窓を包んで」を「夜霧が窓を包んで」と唄っていた本当の理由は不明。
もう一曲は「デイ・ドリーム・ビリーバー」。ほんわかムードに包まれる館内。
個人的にはこのときに、ステージ中央に清志郎のOrangeアンプが置かれているのを発見。
やっぱり来てくれていたんだー!と思った途端、嬉しい半面ちょっとばかりしんみりしてしまった。
かなり長いセッティングのあと、細野晴臣+坂本龍一with青葉市子がステージに登場。
“HIS”のナンバーから「日本の人」。細野さんと青葉市子がヴォーカルをとる。
でもやっぱり、坂本冬美のヴォーカルで聴きたかったなぁ~と思った。
次に登場したのはハナレグミ、「多摩蘭坂」を唄う。あいかわらずハナレグミの世界。
「サヨナラCOLOR」は映画のストーリーを思い出してしまい、思わずうるうる来てしまった。

続いて、佐藤タイジ&曽我部恵一のデュオで「甲州街道はもう秋なのさ」。
この選曲、最高です。タイジのヴォーカルも、とっても良かった。
もう一曲は「スローバラード」、細美武士と曲がカブってしまいましたな。
曽我部恵一のヴォーカルは良かったけど、タイジのギターはちょっとハード過ぎたような。
ここで前回と同様、ひとりのお客さんにすべてのグッズが当たるという抽選会。
それから清水ミチコ、蜷川実花、リリー・フランキーからのメッセージ上映。
そしてステージ中央には1台のエレピがセッティングされて、矢野顕子が登場。
「セラピー」「恩赦」、本人も言っていたけど「あまり唄われないけど、驚くほどいい曲ばかり」。
アッコちゃんだけ三曲の演奏で、最後に清志郎との大切な曲「ひとつだけ」を唄う。
この曲を聴くたびに、このなんとも言えない“優しさ”は何なんだろう?と思う。
思わず涙腺決壊・・・。この時間だけ、明らかに館内の空気が変わっていた。
この素敵な演奏を観られただけで、今日ここにやって来た意味があった。

ここで「忌野清志郎 ダイナミックライブ」と題したVTRの上映。
ハードフォーク時代「ヤングインパルス」での「僕の好きな先生」、
「SPADE ACE」から「海辺のワインディングロード」のプロモーションビデオ、
そして「ヒットスタジオR&R」から“THE TIMERS”の映像。
みんなの期待は「あの曲が流れるのか?」だったけど、当然のようにカットされてた。
それから「どんと紅白」での「孤独な詩人」、清志郎の名演のひとつだと思うパフォーマンス。
武道館のこんな大画面で観ることが出来たのは、とっても嬉しかった。
そして“忌野・泉谷スパイスマーケット”の野音「最期の悪夢 Part1」から「HB・2B・2H」。
もう10年も前になるのか・・・。泉谷が何気に若かったのがおもしろかった。
スクリーンの清志郎が「サム・ムーア!」とコールすると、ステージにはサム・ムーアの姿が・・・。
「Soul Man」で盛りあげたあと、「That Lucky Old Sun」でじっくりと唄を聴かせる。
ものすごい声量。言葉を超越したソウル、圧倒的なパフォーマンスだった。

ライブはいよいよ佳境となり、次に登場したのは奥田民生。
「楽屋の煎餅を食べまくった」とトボけたことを言いながら、唄い始めたのは「サラリーマン」。
清志郎のレパートリーの中でも異色を思われるこの曲を、選んでしまうところが民生だな。
それから「あきれて物も言えない」。泉谷が楽屋で聴いているだろうに、この曲を演奏するセンス。
シャウトするところとか、間奏のギターソロとか、好きで好きでたまらないというのがよくわかる。
そして最後に登場したのは“怒髪天”の増子直純。「ダーリン・ミシン」と「ブン・ブン・ブン」を唄う。
原曲そのままのアレンジで、素直に唄っているところが好感が持てた。
この人も好きで好きでたまらないオーラがたくさん出ていて、等身大で楽しんでいる感じ。
最後はいつものように、出演者全員がステージに登場しての「雨あがりの夜空に」。
客電が全部つき、リボンキャノンが発射され、巨大バルーンが客席を飛び交う。
佐野元春、細野晴臣、坂本龍一、矢野顕子、サム・ムーアの姿が見えないのは『?』だったけど、
民生が「雨あがりの夜空に吹く風が、早く来いよと俺たちを呼んでる」と唄ってくれたのは嬉しかった。
清志郎が唄う「毎日がブランニューデイ」の映像が流れ、コンサートはフィナーレを迎えた。
およそ4時間という長さだったけど、まったく長さを感じさせないひとときであった。

【セットリスト】
M01. ドカドカうるさいR&Rバンド [トータス松本]
M02. 不思議 [トータス松本]
M03. デトロイトメドレー [佐野元春]
M04. トランジスタ・ラジオ [佐野元春]
M05. 黒くぬれ! [ムッシュかまやつ&浜崎貴司]
M06. たとえばこんなラヴ・ソング [ムッシュかまやつ&浜崎貴司]
M07. お墓 [真心ブラザーズ]
M08. Johnny Blue [真心ブラザーズ]
M09. 強烈ロマンス [及川光博]
M10. 涙のプリンセス [及川光博]
M11. いい事ばかりはありゃしない [泉谷しげる]
M12. スローバラード [細美武士(the HIATUS)]
M13. デイ・ドリーム・ビリーバー [細美武士(the HIATUS)]
M14. 日本の人 [細野晴臣+坂本龍一with青葉市子]
M15. 多摩蘭坂 [ハナレグミ]
M16. サヨナラCOLOR [ハナレグミ]
M17. 甲州街道はもう秋なのさ [佐藤タイジ&曽我部恵一]
M18. スローバラード [佐藤タイジ&曽我部恵一]
M19. セラピー [矢野顕子]
M20. 恩赦 [矢野顕子]
M21. ひとつだけ [矢野顕子]
M22. 僕の好きな先生 [RCサクセション]
M23. 海辺のワインディングロード [RCサクセション]
M24. タイマーズのテーマ [THE TIMERS]
M25. デイ・ドリーム・ビリーバー [THE TIMERS]
M26. タイマーズのテーマ(エンディング) [THE TIMERS]
M27. 孤独な詩人 [忌野清志郎]
M28. HB・2B・2H [忌野・泉谷スパイスマーケット]
M29. Soul Man [サム・ムーア]
M30. That Lucky Old Sun [サム・ムーア]
M31. サラリーマン [奥田民生]
M32. あきれて物も言えない [奥田民生]
M33. ダーリン・ミシン [増子直純(怒髪天)]
M34. ブン・ブン・ブン [増子直純(怒髪天)]
M35. 雨あがりの夜空に [全員(佐野元春、細野晴臣、坂本龍一、矢野顕子、サム・ムーアは除く)]
M36. 毎日がブランニューデイ [忌野清志郎]

ライブ終了後は、一年ぶりの再会を祝して「さくら水産」で打ち上げ。
カウンター席に通されたのだけれど、隣り合った人全員が武道館帰りというのが笑えた。
けっきょく24時ごろまで飲んで、都営新宿線に乗って帰宅。

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