清志郎を読む「忌 忌野清志郎は生きている!」第三書館編集部編
不定期気まぐれ連載「清志郎を読む」。
七冊目の今回は、第三書館編集部編「忌 忌野清志郎は生きている!」。
この本をここでとりあげるべきか、正直なところかなり迷った。
と言うのは、この本が発売されたとき、かなり評判が悪かったからだ。
各界の人々が清志郎に寄せたコメントを、ネットなどから勝手に集めてきて、
ただ単に分類して並べて、一冊の本にまとめたような感じ。
そこには愛のひとかけらもなく、ただ単に話題に便乗しているだけに思える。
だからアマゾンのレビュなどにも辛辣な意見が書かれていたし、
清志郎ファンが「NO」と言う気持ちもよくわかる。
そんな思いが届いたのか届いていないのかわからないけれど、
この本はこの後けっきょく二冊の続編が出版されている。
内容は変わらず、いろいろな情報の寄せ集めといったところ。
“第三書館編集部編”というのも、責任の所在が曖昧な感じがしてしまう。
だけどコメントしている人達にはもちろん罪はなく、
それぞれの想いが痛いほど伝わって来て、なんとも言えない気持ちになる。
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