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2013年5月 3日 (金)

TELEVISION「LIVE」吉祥寺 CLUB SEATA

今日は吉祥寺 CLUB SEATAへ、“TELEVISION”のライブを観に行く。
“TELEVISION”はおそらく2003年以来、10年ぶりの来日・・・のはず。
何故かネット上に情報が少ないのは、“TELEVISION”というその名前ゆえに検索しずらいからなのか?
などと思いつつ、自分自身が前回観たのは2003年SHIBIYA-AX、それだけは確かだ。
それ以来活動を続けていること自体知らなかったので、今回の来日はまさに青天の霹靂。
今回はちょっと小さめのハコばかりだけど、東京×3・福岡・大阪とかなり精力的な来日公演だ。
東京公演は昨日から始まっており、本日の吉祥寺は2公演目。
会場のCLUB SEATAは初めて行くハコ。2009年10月オープンだというから、まだけっこう最近だ。
開場時間18時のところ18時30分過ぎに会場へ行くと、まだ入場している最中。
キャパが650人ということもあり、けっこう時間がかかっている模様。
それでもほどなくして会場入り。フロアは意外と空いていたので、ステージ向かって右側前方に陣取る。
フロア中央を横切るように梁が横たわっているので、フロア後方からはちょっと観にくいかも?
ステージはまずまずの高さなので、それだけがちょっと残念なところかな。

予定よりかなり遅れて、19時15分過ぎに演奏がスタート。
オープニング・アクトは“キノコホテル”。正直言ってこういうときのオープニング・アクトってどうなの?
っていつも思うのだけれど、“キノコホテル”はけっこう好きなバンドなので全然問題なし。
それどころか、かなりいい感じのパフォーマンスだったのですよ、これが。
“キノコホテル”を観るのは実に3年ぶりになるけど、その間にメジャーデビューをして、
すっかりと貫録がついたような気がする。だけどその演奏は相変わらず、シャープでキレがある。
典型的なガレージサウンド、それをしっかりと支えるメンバー(従業員か?)のテクニック。
ドラム、ベース、ギター、それぞれにソロパートがフィーチャーされ、
トリを飾るのはもちろんヴォーカル兼キーボード(歌と電気オルガン)のマリアンヌ東雲。
拡声器を持ってキーボードの上にのぼる姿は、どうしようもなく過激で素敵。
“TELEVISION”とは全く異なる世界観だけど、けっこう受け入れられていたような気がする。
30分ほどで演奏は終了し、セットチェンジに入る。

そして20時10分ごろ、チャイムの音が鳴り響く中、“TELEVISION”のステージが始まる。
ステージを覆っていた幕が開くと、“TELEVISION”のメンバーが姿をあらわす。
その瞬間、いっせいにステージ前へと押し寄せるオーディエンス、
その流れに乗って私もガードフェンスから2列目まで進出してしまった。
Drums:Billy Ficca、Bass:Fred Smith、Guitar:Jimmy Rip、
そしてVocal&Guitar:Tom Verlaine。
もちろん年齢を感じずにはいられないけれど、その美しい面影はまさにTom Verlaineだ。
神経質なほどにギターのチューニングを気にするTom、それもまたらしくてイイ。
一曲目は「Prove It」、TomのふにゃふにゃVocalをこんなに真近で観られるなんて信じられない。
“TELEVISION”結成は1973年、実に40年の歳月を超えて、今こうしてナマで聴いている不思議。

MCはほとんどなく、神経質にチューニングをしながら「1880 or so」「The Fire」「Glory」と続く。
絶妙なベースの入り方、TomとJimmyとのギターの分担、スライドギターのテクニック、
これまで音だけで聴いていたものが、すぐ目の前で観られるというのはやはりスゴイ。
何曲か聴いたことのない曲があったものの、「Little Johnny Jewel」「Venus」といった
お馴染みのナンバーを中心に演奏は進められていく。
決してハードではないけれど、奥深いアンサンブルがそこには存在する。
そして極めつけは「Marquee Moon」。ドラムとベースの淡々としたリズム隊に、
TomとJimmyのギターが絶妙なタイミングでからみついていく。
10分以上に及ぶ演奏にフロアからは盛大な拍手が捧げられ、そのままアンコールに突入。
アンコールでは、なにやらセッション的な演奏を披露(単に私が曲を知らないだけ?)。
再びチャイムが鳴り響く中、1時間40分以上に及ぶライブは21時50分過ぎに幕を閉じた。
聴きたい曲は他にもたくさんあったけど、かなり満足度の高いライブだった。

久しぶりに吉祥寺へやって来たので、これまた久しぶりに「千尋」へ寄ってみる。
駅は改築中でまったく訳のわからない状態になっていたけど、
街並みやお店はまったく変わらずに温かく迎えてくれる。やっぱり素敵な街。
この店は料理が美味しくて、ゆっくりと飲めるところがとってもお気に入り。
23時過ぎまでじっくりと楽しんで、井の頭線と京王線を駆使して帰宅。

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