清志郎を読む「忌3 忌野清志郎はよみがえる!」第三書館編集部編
不定期気まぐれ連載「清志郎を読む」。
九冊目の今回は、第三書館編集部編「忌3 忌野清志郎はよみがえる!」。
「忌 忌野清志郎は生きている!」「忌2 忌野清志郎は死なない!」に続く第三弾。
あーだこーだと言われつつも、けっきょく第三弾まで出てしまったこのシリーズ。
当初は2009年8月発売予定だったところ、2010年8月に一年遅れで発売された。
そのあたり「何か事情があったのかな?」なんて、ついつい勘ぐってしまいたくなる。
前二作が清志郎に対するいろいろな人の想いを綴っていたのに対して、
本作は清志郎の「歌」にスポットをあてて、いろいろな人のコメントを集めている。
そのへんは前二作同様に物議をかもし出すところだとは思うけど、
それぞれのコメントは非常に興味深い内容だったりする。
本作では清志郎の「歌」を、「ラブソング」「すごい歌」「テツガク的な歌」「カバー曲」
「清志の歌」の五つに分類している。分類すること自体に意味があるとは思わないけど、
清志郎の「歌」が持っている要素を、わりと的確に表しているような気がする。
「カバー曲」っていう分類は、ちょっと浮いてるようなところもあるけど。
自分の好きな女性のことを歌い、自分の思想を歌い、自分の日常を歌う。
いろいろな側面を持った清志郎の「歌」だからこそ、多くの人に愛され、
多くの人の人生に影響を与え続けてきたのだろうと思うのだ。
| 固定リンク
コメント
こんにちは
第三書館の清志郎本は、他人の文章をネットから集めた
盗作ばかりで買っちゃダメなやつだと思います。
投稿: 今日聴いた音楽 | 2013年6月19日 (水) 00時16分
>今日聴いた音楽さん
コメントありがとうございます。
あのときの出版ラッシュで出された本は、二種類あると思っています。
以前から親交が深い人がその思いを切々と綴った本と、
わけのわからないライターが単なるネタとして書いた本。
この本がどちらにあたるのか?
一方的な表現はしたくないので明言は避けておりますが、
この記事を読んだ方がそれぞれご判断頂ければと思っています。
投稿: KANN | 2013年6月19日 (水) 23時14分