エレファントカシマシ「エレカシ復活の野音」日比谷野外大音楽堂
今日は日比谷野外大音楽堂へ、「エレカシ復活の野音」を観に行く。
ヴォーカル:宮本浩次の左耳急性感音難聴により、活動停止を余議なくされたのが昨年の10月。
活動停止直前のライブも日比谷野音で行われ、私も外聴きという形ながら参加したっけ。
こらえ切れないほどの絶望感と、その中にわずかながら見え隠れする光・・・。
いろいろな想いが交錯して、なんとも言えない気持ちになったライブだった。
それから早くも11ヶ月と言う歳月が流れて、今夜エレカシが復活するのだ。
台風接近という情報もあったけど、今日のところはなんとか天気は持ちそう。
今日は立見なので、開場時間の17時にあわせて会場へ行ってみる。
入場口の右側に立見の待ち行列が出来ていたけれど、順番はまだアバウトな模様。
ファンクラブ会員のIDチェックのため入場に時間がかかり、立見入場開始となったのは17時45分ごろ。
入口に10番単位で呼び出されて、入場整理番号103番で入場。
走り出す一歩手前の速足で、なんとか立見エリアの2列目を確保することが出来た。
18時ちょうど、ステージがライトに照らし出されてライブが始まる。
ミヤジは白いシャツに黒のパンツ、石くんはなんと金髪のロングヘアーだ。
メンバー4人で演奏は始まり、途中からKeyboards:蔦谷好位置、Guitar:ヒラマミキオが加わる。
復活一曲目は「優しい川」。ミヤジの唄が、まだほんのりと明るい野音の空に響き渡る。
以前にも増して透き通った伸びのあるヴォーカル、ミヤジ完全復活という感じだ。
「ハロー人生!!」のようなガレージパンクを思わせるナンバーから、
「大地のシンフォニー」のような壮大な曲まで、エレカシの唄はバラエティに富んでいる。
それはもちろんバンドの音楽性や演奏力の高さがあればこそなのだろうけど、
やはりミヤジのヴォーカルのスケールの大きさや柔軟性の賜物なのだろうと思う。
長い充電期間の後ということもあり、新曲を4曲も披露。
その一方で、「デーデ」や「星の砂」などの定番曲も織り交ぜていく。
中でも個人的にイチバン嬉しかったのは、「翳りゆく部屋」を聴けたこと。
暮れゆく野音のステージにあのイントロが流れた瞬間、思わず鳥肌が立った。
すっかり秋になった野音、演奏のバックは蝉の声でなく秋の虫の声に変わっていた。
ライブ終盤は、「笑顔の未来へ」「ズレてる方がいい」「俺たちの明日」の三連チャン。
このあたりの盛りあがっていく雰囲気は、最近のエレカシという感じだな。
アンコール、黒いシャツに着替えたミヤジ、「今宵の月のように」を弾き語る。
それから「友達がいるのさ」「so many people」と続いて「ガストロンジャー」。
エレカシ究極のアジテーションソング。間奏でミヤジはベースをプレイ。
そして「ファイティングマン」。やっぱりカッコいいぜ~、初期のエレカシ。
ダブルアンコールに突入し、最後の曲は「花男」。
こうして20時30分、2時間半に及ぶライブは幕を閉じた。
【セットリスト】
M01. 優しい川
M02. ハロー人生!!
M03. 四月の風
M04. 悲しみの果て
M05. 東京からまんまで宇宙
M06. 大地のシンフォニー
M07. めんどくせえ(新曲)
M08. デーデ
M09. 星の砂
M10. 涙を流す男
M11. (新曲)
M12. 翳りゆく部屋
M13. 風に吹かれて
M14. シグナル
M15. (新曲)
M16. 明日への記憶
M17. あなたへ(新曲)
M18. 旅
M19. 笑顔の未来へ
M20. ズレてる方がいい
M21. 俺たちの明日
アンコール1
EN1. 今宵の月のように
EN2. 友達がいるのさ
EN3. so many people
EN4. ガストロンジャー
EN5. ファイティングマン
アンコール2
EN6. 花男
なんとなく名残惜しくて、終演後の会場内をブラブラ。
物販で売っていた“エレカシ復活”バスタオルを購入して、会場をあとにした。
日比谷公園は“オクトーバーフェスト”で盛り上がっているけど、
ここはやはり「地元へ帰ろう~ 地元で飲もう~♪」ということで、幡ヶ谷まで戻って「太陽食堂」へ。
けっこう混んでいたけど、なんとか居場所を見つけていつものように飲み始める。
定番のつまみが品切れだったこともあり、いつもとはちょっと違ったラインナップを楽しむ。
なんだかとっても居心地が良くて、けっきょく2時間も居座ってしまった。
23時半ごろおひらきにして、そのまま歩いて帰宅。
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