桑田佳祐「昭和八十八年度! 第二回ひとり紅白歌合戦」パシフィコ横浜
今日はパシフィコ横浜へ、桑田佳祐「昭和八十八年度! 第二回ひとり紅白歌合戦」を観に行く。
タイトルにあるとおり、桑田佳祐がひとりで紅白歌合戦を再現するというこのコンサート、
前回は昭和八十三年に行われており、実に五年ぶりの開催となる。
そんなわけで大人気のプレミアムチケット、ダメもとでローチケに申し込んだのだけれど、
幸運なことに見事当選。今日の参戦に至ったというわけである。
会場のパシフィコ横浜は、副都心線~東横線~みなとみらい線直通で35分、
みなとみらい駅からちょっと歩いたところにある。
明日から12月ということもあり、クリスマスイルミネーションで光輝く街を抜け、
17時過ぎに会場へ到着。ちょうど開場したばかりらしく、会場前は長蛇の列。
しばらく時間をつぶして17時半ごろ再び会場へ行くと、嘘のように空いていてすんなり入場。
入口で座席指定券と引き換えると、1階席A-12列17番という好ポジション。
ホールに入ってみると実は前から三列目、ちょっと端だけど見切れも少なくてゴキゲン。
前を見ると最前列は審査員席、マネキンの男女が鎮座しているという凝った演出。
ステージ両サイドには大型モニターとお立ち台、ステージ中央には階段とスクリーン、
その前にはバンドの機材がセッティングされて、まさに紅白歌合戦を思わせるようなセット。
ほぼ予定どおり、18時ちょっとすぎに開演。
クリス・ペプラーのオープニングMCを合図に、「ひとり紅白歌合戦」の幕が上がる。
まずは「東京ラプソディ」「銀座カンカン娘」という昭和の名曲が、カラオケをバックに披露される。
お客さんはいきなり総立ちになったけど、桑田さんにたしなめられて着席する。
それからステージにバンドが登場し、グループサウンズ・ビート歌謡のナンバーが繰り広げられる。
続いてフォーク・ニューミュージックのコーナーに突入して、次から次へと名曲が演奏される。
おもしろいことはおもしろいんだけど、詰め込み過ぎでちょっと食傷気味な感じ。
この先これがずっと続くとなると大丈夫かなぁ~と、ちょっとばかり不安になる。
だけどそんな不安は、ライブ中盤を迎える頃にはすっかり払拭されることに・・・。
バブル時代の名曲の数々を唄ったあと、“爆笑問題”のVTRトークをはさんで、
「昭和歌謡大ヒットメドレー」と題したコーナーに突入。
ザ・キング・トーンズ、西郷輝彦、青い三角定規、西城秀樹、由紀さおり、布施明、あべ静江
といった昭和を彩る大スターの曲が披露され、それを聴いているうちに気分もアップ。
やっぱりイイわぁ~昭和歌謡曲・・・ これぞ紅白歌合戦という感じだ。
坂本九、ちあきなおみにほんのりしていたら、ドリフの懐かしいメロディーが・・・。
“サザン・オール・スターズ”のメンバーが、ハッピを羽織ってドリフばりのコントを繰り広げる。
ライブも佳境を迎え、最近のヒット曲からアイドルソングまで怒涛の展開を迎える。
客席に用意されたペンライトがコンピュータ制御でいっせいに光り輝き、なんとも言えない美しさ。
「TOKIO」ではパラシュートならぬパラソルを装着した桑田が、ステージ上空に高く舞う。
しまいにはレディ・ガガならぬジジイ・ガガが登場し、電飾で彩られた衣装で盛りあげる。
ここでひとまずアンコールのような形になり、「日本野鳥の会」風のみなさんがステージに登場。
お客さんのペンライトが紅白に輝き、ここまでの得点は紅組白組同点なのだそうな。
桑田が唄う佐野元春の「SOMEDAY」というのも、なかなか趣きがあっていい感じ。
「アンパンマンのマーチ」や島倉千代子の曲で哀悼の意を表して、
「ひとり紅白歌合戦」はいよいよトリの演奏を迎える。
白組は北島三郎「帰ろかな」、そして紅組は美空ひばり「川の流れのように」。
美空ひばりが東京ドームで着たような衣装に身を包み、巨大なセットで唄う桑田。
そして紅白を超越した存在として、客席後方から和田アキ男が登場。
「笑って許して」をみんなでセッションして、「ひとり紅白歌合戦」はフィナーレを迎える。
「また逢う日まで」のメロディーが流れる中、21時50分ごろすべて終了。
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