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2013年12月 4日 (水)

東京愚連隊興行「TOKYO DREAM 2013」後楽園ホール

今日は後楽園ホールへ、東京愚連隊興行「TOKYO DREAM 2013」を観に行く。
ドス・カラスの引退ロード突入に伴い、マスカラス・ブラザーズ最後の来日興行となる。
プロレス黄金時代を築いたあの雄姿を、しっかりと目に焼き付けておきたい。
というわけで仕事を定時に切り上げて、水道橋駅へと急ぐ。
席は北側ろ列16番、「2列目席」ということで当然ながら二列目のほぼ中央だ。

予定より遅れて、18時40分ごろ試合開始。
「ザ・スコア―」に乗ってケロちゃんこと田中秀和リングアナウンサーが登場。
なんでもダークマッチが行われたらしく、残念ながらそれは見逃してしまった。
ケロちゃんはマスカラス初来日の1977年に、後楽園ホールで生観戦したのだそうだ。

第1試合は、藤原喜明 vs 望月成晃のUWFルールによるシングルマッチ。
組長はもうかなりの年齢になると思うのだが、全盛期を彷彿とさせる動き。
特にUWFルールとなれば、望月に勝ち目はほとんどないという感じ。
ヘッドバッドからの関節技で望月を追い込み、最後は足首固めで決めてみせた。

第2試合は、高山善廣&THE BRAVE&甲斐拓也 vs
嵐&ブラック・タイガー&那須晃太郎の6人タッグマッチ。
巨漢同士のド迫力な闘い、マスクマンによる華麗なやりとり、UWFスタイルのハードヒットな攻防、
それぞれの持ち味が存分に発揮されたなかなか見応えのある一戦。
特に高山と嵐がガチンコでぶつかり合うと、その衝撃がこちらまで伝わってきた。
最後はTHE BRAVEが、オリンピック・ジャーマンスープレックスホールドで那須をフォール。

第3試合は、エル・パンテーラ vs エル・イホ・デル・パンテーラのシングルマッチ。
この二人は実の親子ということで、試合内容もしっかりとスイング。
お互いに場外弾を華麗に決めて、親子ともどもルチャの真髄を見せてくれた。
最後は父が仕掛けたラ・マヒストラルを潰す形で、エビ固めで父を息子がフォール。
父親越えを果たした息子と、いつまでも抱き合う父が印象的だった。

第4試合は、鈴木みのる&CIMA&高木三四郎の実力派トリオに
佐藤光留&中澤マイケル&“ハリウッド”ストーカー市川の異色トリオが挑む一戦。
高木に「ギャラを上げろ!」と攻撃する佐藤も良かったけど、
やはりこのカードはマイケルと市川がすべて持って行った感がある。
市川は鈴木を挑発して闘いを挑むが、ほとんど相手にされずにボコボコに・・・。
マイケルはアンダータイツを脱いで、お客さんの笑いを誘っていた。
和田京平レフェリーを中止にしたロープ渡り大会も、とってもおもしろかった。
しかし最後は鈴木が市川を、ゴッチ式パイルドライバーでしっかりと仕留めてみせた。

ここで15分間の休憩。
ロビーでファンサービスするレスラーを眺めて楽しむ。
ドス・カラス、鈴木みのる、高山善廣、藤原喜明・・・ なんだかえらく豪華なメンバーだ。
そうこうしているうちに入場テーマ曲が聴こえて来たので、急いで席へと戻る。

第5試合は、菊タローが扮する馳浩と佐々木健介が「馳健タッグ」を復活させ、バラモン兄弟と激突。
黄色いタイツで馳浩風のマスクをかぶった菊タローが、本人を彷彿させる動きで場内を沸かせる。
だけど健介とのコンビネーションはややぎくしゃくしていて、なんとも言えない笑いを誘う。
対するバラモン兄弟は試合巧者ではあるけれど、健介のパワーの前にはまったく歯が立たず。
とにかく健介のパワーはズバ抜けていて、試合の主導権をがっちりと握って離さない。
最後はノーザンライトボムでバラモン・ケイをマットに沈めてみせた。

第6試合は、FUJITA vs 日高郁人の東京世界ヘビー級選手権試合。
かつて「相棒タッグ」を組んでいた二人だけに、試合も阿吽の呼吸で進んでいく。
どちらかというと日高が押している試合展開だったけど、FUJITAはその攻撃を耐えに耐える。
そして最後はドラゴンスープレックスホールドをガッチリと決めて、その王座の防衛に成功した。

そしていよいよ本日のメインイベント、マスカラス兄弟の登場だ。
対戦相手のチャンピオンチーム:NOSAWA論外&MAZADAが先にリングに登場。
そしてあのメロディーに乗って、マスカラス・ブラザーズが入場してくる。
我慢しきれずに花道へ駆け寄り、ドス・カラスとマスカラスを手厚く歓迎する。
試合は言うまでもなく、マスカラス・ブラザーズの独壇場。
マスカラスのコークスクリュー・シザース、サーフボード・ストレッチ、フライング・クロスチョップ、
ドス・カラスの場外トペ、ケブラドーラ・コンヒーロ、メキシカン・ストレッチ、
そして兄弟そろってのフライング・クロスチョップ二連発。
おそらくこれで最後の兄弟編隊飛行、しっかりと目に焼き付けた。
最後はマスカラスが“伝家の宝刀”フライング・ボディアタックでNOSAWAをフォール。
ドス・カラスは日本引退試合だというのに、東京世界タッグ選手権の王者になってしまった。

試合後のセレモニー、マスカラス兄弟に花を持たせたあと東京愚連隊のメンバーがリングに残る。
いろいろなコトがありながらも、こうして後楽園で自主興行をうっているという事実。
プロレスを好きであり続けるということの素晴らしさを、しみじみと感じる瞬間であった。
こうして試合は、21時15分ごろすべて終了。

【対戦カード/試合結果】

<ダークマッチ:ダークマッチ 30分1本勝負>
●エル・マヒコ
(04分51秒 メキシカンバックブリーカー)
○エル・プルポ

<第1試合:水道橋名勝負数え歌~UWFルール~ 30分1本勝負>
○藤原喜明(藤原組)[3D1E]
(05分56秒 足首固め)
●望月成晃(DRAGON GATE)[1D3E]

<第2試合:ワクチンファイト提供試合~THE BRAVE 聖地見参~ 30分1本勝負>
高山善廣(高山堂)、○THE BRAVE(BRAVE)、甲斐拓也(ワクチンファイト)
(12分54秒 オリンピック・ジャーマンスープレックスホールド)
嵐(天龍プロジェクト)、ブラック・タイガー(フリー)、●那須晃太郎(U-FILE CAMP)

<第3試合:LUCHA DE FAMILIA~父対息子~エル・パンテーラ28周年記念試合 10分1本勝負>
●エル・パンテーラ
(05分49秒 ラ・マヒストラルを潰す→エビ固め)
○エル・イホ・デル・パンテーラ(WNC)

<第4試合:スペシャル6人タッグマッチ 時間無制限1本勝負>
○鈴木みのる(パンクラスMISSION)、CIMA(DRAGON GATE)、高木三四郎(DDT)
(15分1秒 ゴッチ式パイルドライバー→片エビ固め)
佐藤光留(パンクラスMISSION)、中澤マイケル(DDT)、●“ハリウッド”ストーカー市川(DRAGON GATE)

<第5試合:菊☆やります!菊健復活? 45分1本勝負>
菊 浩、○佐々木健介(ダイヤモンド・リング)
(14分24秒 ノーザンライトボム→体固め)
バラモン・シュウ(フリー)、●バラモン・ケイ(フリー)

<第6試合:東京世界ヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
[王者]○FUJITA
(14分56秒 ドラゴンスープレックスホールド)
[挑戦者]●日高郁人(ZERO1)
※第3代王者FUJITAが3度目の防衛に成功

<第7試合:東京世界タッグ選手権試合~ドス・カラス日本引退試合~ 60分1本勝負>
[王者組]●NOSAWA論外、MAZADA
(14分18秒 フライング・ボディアタック→片エビ固め)
[挑戦者組]○ミル・マスカラス、ドス・カラス
※初代王者組が初防衛に失敗。ミル・マスカラス&ドス・カラスが第2代王者組となる

落書きだらけの階段を降りて外へ出ると、なんだかごった返している。
隣の東京ドームでは“BON JOVI”のライブがあったらしく、その帰り時間と重なった模様。
おかげで駅前は大混雑だったけど、神保町方面へ歩く人は少ない。
お腹が空いたので、「こんごう庵」という店で飲んでいくことにする。
料理は22時でラストオーダーというので、美味しそうなヤツをいくつか注文。
ビール、焼酎、日本酒を飲みながら満喫して、へぎそばでシメる。
23時に閉店だというのいで、おひらきにして帰宅。

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