VA「ケラリーノ・サンドロヴィッチ・ミューヂック・アワー 生誕50周年・ナゴムレコード30周年&新生記念・新宿ロフト4days」新宿 LOFT
今日は新宿LOFTへ、「ケラリーノ・サンドロヴィッチ・ミューヂック・アワー」を観に行く。
「生誕50周年・ナゴムレコード30周年&新生記念」と題された、先週末・今週末4daysの最終日。
本日のメインは、なんと言っても“有頂天”の復活セッション。
いったいどんな演奏になるのか? プラチナチケットを握りしめて会場の新宿LOFTへ。
整理番号5番というので勢い込んでいったけど、通し券・Aチケットというのが先に入場なんだと・・・。
通し券が100番、Aチケットが350番あって、入場したのはけっきょく最後のほう。
中に入ると既にギッシリ超満員だったので、ステージ向かって右側の一段上のフロアに陣取る。
それにしてもものすごい数のお客さん・・・ ものすごい期待感にあふれている。
予定より少し遅れて、18時10分ごろ開演。
まずは“モーモールルギャバン”というバンドの演奏。
名前だけはよく耳にするけど、演奏を聴くのは初めてのバンド。
ドラム、ベース、キーボードという変則的なトリオ編成、激しい縦ノリのサウンドを奏でる。
演奏もものすごいのだけれど、目を惹いたのはドラム兼ヴォーカルのMC。
天井近くにセットされたマイクスタンドに向かい、いちいちお立ち台に立ってMCをする。
しかも裸にパンツ一枚というスタイル・・・ なんとも言えないおかしさが漂う。
キーボードの女性もハチャメチャなノリで、なかなか楽しい25分の演奏であった。
18時55分ごろ、次に登場したのは“ザ・ガンビーズ”。
KERA、みのすけ、犬山イヌコが中心となったグループサウンズ風のバンド。
全員がミリタリールックにおかっぱ頭というビジュアルが楽しい。
こうしてKERA、みのすけ、犬山イヌコの三人がズラリと並んでいると、
なんとも言えない安心感がステージに漂ってくる。
選曲はちょっと懐かしい香りのする、ほんわかとしたナンバーが中心。
「シェリーに口づけ」「ハッピートゥギャザー」「LOVE SONG No.4」「夜明けのうた」、
KERAが唄うカバーやスタンダードナンバーは情感があってけっこう好き。
最後はこれまたスタンダードナンバーの「唯一度だけ」を演奏して、19時35分ごろ終了。
続いて19時50分から“カーネーション”のステージ。
このバンドのことはずいぶん昔から知っているけど、ライブをちゃんと観るのは初めて。
オープニングはキーボードの弾き語りで地味に始まったものの、
バンドが入るとキッチュでポップな世界が広がっていく。
初めて聴く曲ばかりのはずなのに、なんだか懐かしいキャッチーなメロディーが心をくすぐる。
最後はKERAがステージに登場して、いっしょに「夜の煙突」をセッション。
「この曲からすべてが始まりました」という言葉が、歴史の重みを感じさせる。
短いながらも充実した40分ほどのステージ、20時30分ごろ終了。
セットチェンジの最中、人の流れに乗ってステージ前へと移動。
いよいよ“有頂天”の登場なのだから、後の方でおとなしく観ている場合じゃない。
20時45分を過ぎたころ、黒のシルクハットをかぶったKERAがステージに登場。
それと同時に、お客さんは一斉にステージ前へと押し寄せる。
そうこうしているうちにいつものポジション、ステージ向かって右側の3列目あたりまで進出。
まずは“初期「有頂天」セッション”、Drums:みのすけ、Bass:茶々丸、Guitar:本城トシアキ、
それにキーボードが加わった編成。みのすけとトシは当時とあまり変わらない雰囲気、
茶々丸は髪の毛が長くなって当時よりもカッコよくなっている。
演奏は「おすもうさんの唄」からスタート。そして「牛乳ゴックン」と、アッパーなナンバーが続く。
当時はコミカルな印象しかなかったけれど、こうして聴いてみるとバリバリのRockナンバーだ。
「有頂天セッションにかこつけて有頂天界隈の曲を演る」ということで“エッグレイヤー”の「ライブハウス」、
CD化されていないというナンバー「にわとり」と、レアな選曲が続いていく。
それから「ミシシッピ」「シュルシュルシュール」とお馴染みのナンバーが続き、
最後は「愛のまるやけ」を演奏して、夢のような40分間はあっという間に過ぎ去った。
そして21時45分過ぎ、4日間に渡る「ケラリーノ・サンドロヴィッチ・ミューヂック・アワー」の大トリ、
“中・後期「有頂天」セッション”が始まる。Drums:ジン、Keyboards:シウ、Keyboards:ミウ、
Bass:クボ・ブリュ、Guitar:コウ、Guitar:ハッカイ、Vocal:KERA、当時のメンバー勢ぞろいだ。
ミウは見慣れているから別として、シウ、クボ・ブリュ、コウは当時とほぼ変わらない。
ハッカイは大人の男っぽい雰囲気を醸し出していて、当時よりむしろカッコよく感じる。
手にはもちろんTokaiの白いTalboギター、この姿が観られるだけで大満足。
すっかり変わったのはジン。モヒカン頭でドラムを叩く姿は、かなり危険な香りでイッパイ。
演奏は「でっかち」「2090年のクーデターテープ」と、後期ナンバーから始まる。
大好きな“有頂天”のはずなのに、あまり馴染みのない曲が続いてビックリしたけど、
「カイカイデー」「ホワイトソング」とお馴染みの曲が始まって無我夢中でノリまくる。
そして始まったのは「ベジタブル」。2013年に聴く「ベジタブル」、感無量である。
そのあとも「シュートアップ」「B.C.」「フューチュラ」とお馴染みの懐かしいナンバーが続き、
アンコールは「HAPPY SLEEP」を演奏して22時35分過ぎに終了。
まだまだ聴きたい曲はたくさんあったけど、とっても充実したひとときであった。
人暴れして汗だくになり喉が渇いたので、「新橋やきとん」で飲んでいくことにする。
23時に食事はラストオーダーだというので、ひととおり注文してからビールと黒ホッピーで喉を潤す。
そのうち飲み物もラストオーダーとなり、24時過ぎに閉店のためおひらき。
それでもひと通り楽しむことが出来たので、すっかり満足して帰宅。
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