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2014年1月26日 (日)

清志郎を読む「瀕死の双六問屋」忌野清志郎

不定期気まぐれ連載「清志郎を読む」。
十五冊目の今回は、忌野清志郎「瀕死の双六問屋」。

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雑誌「TV Bros.」に1998年11月から2000年7月まで連載された清志郎のエッセイ。
理想郷である双六問屋で暮らしていた男のひとり語りから始まるが、
次第に清志郎本人の随筆へと変化していき、話題はあちらこちらに行ったり来たりする。
そんな中で随所に散りばめられているのが、清志郎の名言・箴言の数々。
「本当に必要なものだけが荷物だ」とか、
「右にどんどん行ってみろ。やがて左側に来ているのさ」とか、
「もう一度笑うためにはその前に迷惑をかけた人を笑わせてあげないとね」とか。。。
中でも「本当に必要なものだけが荷物だ」は、私の座右の銘のひとつ。
その教えを忠実に守って、基本的には手ぶらで行動するのであった。

この本も解説は、角田光代さん。
「安心しろ。君はまだまだ大丈夫だ。ぜんぜん平気のヘーザだ。へっちゃらもいいところさ。
なにしろ俺がここにいて、君と同じ時間を生きているんだぜ。
こんなに心強いことはないだろう。よし、OKだ。」という本文の言葉を引用し、
「忌野清志郎が、絶望せずこの世界にとどまっていて、そして文章を読ませたり、
歌を聴かせてくれたりするのだから、大丈夫。」と言い切っている。
清志郎はこの世界から旅立ってしまったけれど、決して絶望はしていないはず。
今でもこうして文章を読ませたり、歌を聴かせてくれたりする。
私はずっと安心して、この世の中を生きていくことが出来るのだ。

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