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2014年3月25日 (火)

仲井戸麗市・小室 等・梅津和時「プチ大仕事 2014 Time After Time」新宿PIT INN

年度末になって「おまえ働き過ぎ、休みをとりやがれ!」ということで、今日は休みをとった。
天気も良かったのでどこかへ行こうと思ったんだけど、なんとなくダラダラと過ごして一日が終了。
“やすみ”なので“休んで終わる”っていうのも、まぁイイことじゃないかと。。。

夜になって出かける。
今日から6日間、新宿PIT INNで「梅津和時 プチ大仕事 2014」があるのだ。
初日の今日は、仲井戸"CHABO"麗市と小室 等との共演。
小室 等は嫌いじゃないけど、CHABOと共演するというのは究極のミスマッチ。
いったいどんなライブになるのか? まったく想像がつかない。

19時前には新宿三丁目に到着して、開場時間まであたりをブラブラ。
このあたりは昔よく飲みに来たなぁ~と思いつつ、昔かよった店を探したけど見当たらず。
街はどんどん生まれ変わっているんだ・・・ということを、今さらながらに実感。
開場時間の19時30分には会場へ。予定どおり開場。
通し券とぴあチケットとの並列入場、前から4列目に座ることが出来た。
前の人のアタマが邪魔になるところもあるけど、それ以外は無問題。

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予定どおり、20時ちょうどに開演。
まずは梅津さんがひとりステージに登場して、小室さんとCHABOが共演するきっかけを話す。
そしてCHABOをステージに呼び込み、まずは梅津さんとCHABOとのセッション。
「Born in 新宿」から始まり、ストーンズのカバーで「As Tears Go By」へと続く。
ナイスな選曲ではあるけれど、今日もCHABOの口からはストーンズ来日公演の話は聞けなかった。
いつも通りの選曲だけど梅津さんのサックスが加わり、PIT INNの素晴らしいPAシステムで聴くと、
いつもとはちょっと違って聴こえるから不思議だ。
途中から谷川賢作という人がピアノで加わる。この人、なんと谷川俊太郎のご子息なんだと。
谷川俊太郎といえば教科書の中の人じゃないか! ちょっとビックリした・・・。
そんなこととは特に関係なく、谷川賢作さんのピアノがまた素晴らしくてビックリ。
けっこう激しく弾くのだけれど、決してヴォーカルの邪魔になることはなく、とにかく素晴らしい。
小室さんのレパートリーを演奏していると、途中で小室さんが合流。
ここでの共演はちょっとだけで、後半に繰り広げられるセッションの予告編といったところ。
小室さんはすぐに退場して、再び三人で「BLUE MOON」を演奏。
ドライブ感たっぷりの演奏から続くキメのユニゾンの部分、これがまた強烈に決まってた。
「Tennessee Waltz」をしっとりと唄ったあと、CHABOからのリクエストということで「リンゴの唄」。
最後に「My Home Townの夜に」を唄い、CHABOパートは終了。21時10分ごろ休憩に入る。

21時25分ごろ、小室 等のパートが始まる。
小室 等に加えて、ご令嬢のこむろゆいさん、そして谷川さんと梅津さんのセッション。
まずは中原中也の詩に曲をつけたというナンバーを二曲続けて披露。
一曲目の「詩人は辛い」という曲は、「お客さんは聴いてるふりをしてるだけ・・・」というブラックな歌詞。
小室 等って抑揚なくボソボソと唄うイメージがあったのだけど、朗々と唄いあげているのが意外。
梅津さんがヴォーカルで「東北」を唄ったあと、CHABOが加わって「ガルシアの風」を演奏。
小室さんが唄う「ガルシアの風」。完全に小室節になっていて、なかなか味があって良かった。
小室さん、ゆいさん、CHABO、それぞれの声が自然と素敵なハーモニーを奏でる。
曲の後半はポエトリーリーディング、三人がちょっとずつタイミングをずらしながら言葉を発する。
ナチュラルなディレイがかかったような、あたかも朗読劇を観ているような不思議な感覚。
それを支える谷川さんのピアノと梅津さんのサックス、この曲は今夜のハイライトかもしれない。
小室さんのナンバー「12階建てのバス」を演奏して、本編はひとまず終了。

アンコール、再び全員がステージに勢ぞろいして、小室さんのヒット曲「雨が空から降れば」を演奏。
それからCHABOのリクエストということで、Pete Seegerのカバー「天使のハンマー」。
この曲は清志郎も好んで演奏していたナンバー、いまの時代へのメッセージということか?
続いて「We Shall Overcome」を演奏したあと、最後は「Vietnamese Gospel」。
いつもなら梅津さんが唄うところを、今日は小室さんとゆいさんがヴォーカル。
梅津さんはそのぶんサックスに専念、このバージョンもなかなか素敵だった。
そんなライブは22時40分過ぎ、静かに幕を閉じた。

とってもイイ気分の夜なので、ちょっと飲んでいこうと三丁目界隈をブラブラ。
そろそろ閉店という店が多くて困ったけど、「ハラミ屋Burrari」という店に落ち着く。
なんでも調布「い志井」の系列店だそうで、どうりで料理が美味いわけだ。
24時過ぎにはおひらきにして、電車に乗って帰宅。

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