早川岳晴+翠川敬基+仲井戸麗市「早川還暦記念特別企画2nights」西荻窪 アケタの店
今日は西荻窪 アケタの店へ、「早川還暦記念特別企画2nights」を観に行く。
早川さん還暦を記念しての二日間、今夜のゲストはCHABOと翠川敬基だ。
キャパ30人というこじんまりとしたハコだけあって、チケットはかなりの競争率だった模様。
だけどラッキーなことに意外とすんなりと電話がつながって、めでたく参戦となったわけだ。
今日は午後から田端で打ち合わせがあり、16時に終了後そのまま業務もおしまいにした。
開場の19時までには時間があるので、山手線で新宿まで出て西口の聖地へ。
あれこれしているうちに17時半になったので、中央線に乗って西荻窪へ向かう。
それでもまだ開場時間までには時間があるため、駅周辺をブラブラと歩く。
西荻窪は何度か来ているはずなんだけど、あんまり強烈な印象はないな。
だけど歴史を感じさせる古本屋や中古盤屋がある商店街は、なかなかイイ雰囲気。
中古盤屋を覗いたら、「西新宿から直送」と触れ込みでストーンズの音源が置いてあったのは笑えた。
開場時間の19時が近くなったので、会場へと行ってみる。
店の前には既にたくさんのお客さん。だけどキャパが大きくないので、それなりの人数。
ひとりひとり予約した名前を呼ばれて並ばされるという、超アナログな入場方法。
なんとものんびりとした感じでいいけど、階段沿いに4階まで列を作るのは体力的にキツかった。
電話した時に私は58番と聞いていたので、おそらく全部で80人ぐらいになるのかな?
フロアに入ると既に椅子席はいっぱいで、PAモニターの横あたりにスタンディング。
前の人のアタマがちょっと邪魔だけど、前回は中に入れずにドアから中を覗いていたことを思えば、
まぁまぁってところじゃないですかね? それほど窮屈な感じではなかったし。
そんな状況に気を遣ってか、開演予定20時よりちょっと早めに早川さんがステージに登場。
まずはひとりで愛器Ibanez MC-924を駆使してのソロ。あいかわらずぶっとくてイイ音だ。
それからステージに翠川さんを呼び込み、ウッドベース(というよりコントラバス)とチェロとの二重奏。
早川さんの原点とも言えるチャーリーミンガスと、“生活向上委員会”の「タンゴ」を演奏。
ここで翠川さんはひとまず退場して、入れ替わりにCHABOがステージに登場。
「アメリカンフットボール」から始まり、「ヒッピー・ヒッピー・シェイク」「今夜R&Bを・・・」を、
アコースティックギターとウッドベースで演奏。
アンプラグドだというのに、あえて“麗蘭”や“CHABO BAND”のナンバーをチョイス。
今日の早川さんはウッドベース中心のプレイ。それでもエレキと同じように速いフレーズを弾きまくり。
これはスゴイ! 尊敬するベーシストはけっこういるけど、早川さんはそのトップに位置する人。
早川さんの還暦にちなんで、MCもこれまでを振り返るような内容。
CHABOは早川さんと一緒にプレイする前、ライブをこっそり観に来ていたのだそうだ。
それから再び翠川さんをステージに呼び込み、三人揃っての演奏。
「カビ」「BLUE MOON」「フリータイム」、
CHABOのギターと早川さんのベースに翠川さんのチェロがからみつく。
翠川さんのチェロは、美しいというよりヒステリック。ギリギリと鮮烈に空気を切り裂く。
CHABOは翠川さんのライブも、ここに観に来ていたと言っていた。
本編最後は「夏の色調」。こちらはしっとりとした弦楽三重奏といった趣き。
これからやって来るであろう夏に想いを馳せて、ほんわかとした演奏が素敵だった。
アンコールに突入し、再び三人で「GIBSON」。激しいバトルが繰り広げられる。
そして最後は「9月の素描」・・・今日一番印象に残った曲。
この曲にはCHABOの情念を感じる。翠川さんのチェロがそれに拍車をかける。
あまりにもいろいろな“気”を受け取り過ぎて、ちょっと目眩がしてしまった。
予想していたよりも短めにライブは終わり、22時15分ごろ店をあとにする。
火曜日だけれどせっかく西荻窪に来たので、ちょっと寄り道していくことにする。
目をつけておいたイイ感じの飲み屋は満席だったから、「やきとり戎」に落ち着く。
値段が安い割に、お酒も料理もけっこう旨くて良かった。
電車の時間もあるので、23時半ごろおひらきにして帰宅。
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