飛び石連休の狭間
飛び石連休の狭間の水曜日。曜日の感覚がなくなってる。
吹き荒れる風をものともせず、「鳥八」へ寄り道。
今日で4月も終わり・・・ 今年も三分の一が終わったことになる。
早いなぁ~。早過ぎる。。。
飛び石連休の狭間の水曜日。曜日の感覚がなくなってる。
吹き荒れる風をものともせず、「鳥八」へ寄り道。
今日で4月も終わり・・・ 今年も三分の一が終わったことになる。
早いなぁ~。早過ぎる。。。
火曜日、飛び過ぎな連休。今日は昭和の日。
「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」日なんですと。
昭和どっぷりの世代としては、じっくりと顧みてみたりする。
白黒テレビ→カラーテレビ→液晶テレビ、8ミリ→ビデオ→DVD→ハードディスク→ブルーレイ、
ソノシート→レコード→カセットテープ→マイクロカセット→CD→MD→ハードディスク、
いろいろなものがめざましい進化を遂げた時代・・・便利になったものだ。
テレビのイヤホンジャックからモノラルのカセットテープレコーダーにつないで、
好きなアーティストが出る番組を音だけ録音したりしていたよな。
だけど、そうやって苦労して録音した音源のほうが、より印象に強く残っているのが不思議。
月曜日、今週のはじまり。だけど明日は休みっていうのが嬉しい。
というわけで、20時まで仕事して夜の街へいざ出陣。
休日前だから混んでるかと思ったけど、幡ヶ谷「みやび屋」に居場所を見つける。
この店に来るのは1ヶ月ぶりになるのかな? けっこう久しぶりのような気がする。
いつものようにつまみながら、ビールと黒ホッピー、仕上げは日本酒。
調子に乗って「ダルヴィッシュ」でチキンカレーでシメる。
今日はARABAKI ROCK FEST.14で、忌野清志郎リスペクトトリビュートライブ。
CHABOと伸ちゃんの共演もあり、是非とも行きたいところだったけど、チケットがとれなくて断念。
仕方がないのでお見送り組として、フォロワーさんが現地に向かっている様子をネットから応援。
同じ目的で同じ場所に向かっているのに、みんなそれぞれ時間がバラバラというのがおもしろい。
18時30分からのライブは、とっても良かったみたい。みんな楽しんだようでなにより。
うらやましいなー。次は是非とも参加したいものだ。
午前中、病院へ。受付終了時間ギリギリの11時半ごろ滑り込み。
40分ほどで終了し、昼食をとるため「かわしま」へ。
けっこう混んでいて、みなさん蕎麦とお酒を満喫中。
私も負けずにビールとざるそば・・・美味かった。
それから本屋・肉屋・八百屋と、地元の商店街で買物をする。
普段はスーパーやコンビニに行ってしまうけど、たまには地域貢献しないとな。
商店街の小売店っていうのは、そこにあるって感覚がいいんだ。
13時過ぎに帰宅。
清志郎の詩集「エリーぜのために」が文庫本になったと聞き、帰りがけに本屋へ。
ビバホーム2階にある「くまざわ書店」には無かったので、ららぽーとの「紀伊国屋書店」へ。
角川文庫の棚を探してみるが、探しても探しても見つからない・・・。
あきらめかけてふと見ると、新刊で平積みされているではないか!
すかさず手に取り、レジへ直行。無事にゲット出来てよかった。
こんな風に本を探しに来るのは、なんだか久しぶり。
ネットでポチれば簡単に手に入るけど、本屋で探すというフィーリングはやっぱり独特の良さがある。
探していた本を見つけたときの嬉しさは、他には替えられない。
金曜日だからどこかで飲んでいこうと、地元の駅前をブラブラ。
「鳥八」も「養老乃瀧」も、さすがに今夜は大混雑。
仕方がないので「日高屋」で、ちょっとだけ飲んで帰宅。
今週末は何も予定がない。どうやって過ごそうか?
予定があるのも楽しみだけど、予定がないのもけっこう楽しみだったりする♪
今日は何故だかふと思い立ち、原宿「CAFE SEE MORE GLASS」へ。
4月2日から開催されている、清志郎を偲ぶ特別展「それで君を呼んだのに」。
明治神宮前から明治通りを渋谷方面へ歩くこと数分、京セラ原宿ビルの地下1階にお店はあった。
ちょっと怪しげな地下街、その片隅で清志郎のポスターがおいでおいでしている。
店の奥のカウンター席に居場所を見つけて、アイスティーを注文。
壁には清志郎の写真や清志郎あてのメッセージカード、見てるだけでグッとくる。
清志郎の唄声を聴きながら、清志郎が載ってる雑誌をパラパラとめくる。
なんだかとっても贅沢なひととき・・・ その一方で、こみ上げてくるものを感じる。
清志郎関連の本は持っているものが多かったので、矢野顕子の本を集中的に読む。
アッコちゃんって、けっこうたくさん本を出しているんだなぁ~と感心する。
1時間ほどのんびりと過ごして店を出る。
外へ出ると雨が降り始めていた。
近所にシャブちゃんが経営するギターショップ「アムリタ・カスタム・ギターズ」があるのを思い出し、
Google Mapを頼りに探す。どうにも見つからないと思ったら、今日はお休みということらしい。
仕方がないので「タワレコ」で買物をして外へ出ると、マルイシティ前で何やらイベントの真っ最中。
“夢みるアドレセンス”というアイドルグループが唄い踊り、ヲタのみなさんが盛り上がってる。
ふぅ~ん、こんな世界もあるんだなぁ~とちょっと感心。まだまだ知らない世界がたくさんある。
18時を過ぎたので「山家」へ行って飲み出す。こんな時間にもかかわらず混んでる。
いつものように満喫して、19時過ぎにおひらき。ちょっと喰い足りなかったので「パンチョ」へ。
だけど時間が時間なので大繁盛。仕方なく隣の中華屋「兆楽」へ入ってみる。
ところがこの店が大当たり、店の外観とはうって変わって料理はなかなかに旨い。
やっぱり外見で判断しちゃいけないってことなんだな・・・ 改めて勉強しました。
まだ20時だったけど、今日のところはこのへんで切り上げ、バスに乗って帰宅。
ライブがあまりにも早く終わってしまったので、銀座へ「一粒万倍 百世のモモ版画」を観に行く。
百世というのは清志郎の娘さん。“モモちゃん”と呼ばれていたコが、ゴム版画作家になってるんだから驚き。
六本木駅から日比谷線で銀座駅まで行き、そこから少し歩いて会場の奥野ビルへ。
なんともレトロな造りのビル、エレベーターは手動式というのがなんとも素敵。
そしてこのビルのすべての部屋が、ひとつひとつギャラリーになっている。
こういう世界があるんだなぁ~というのが正直な感想。まだまだ知らないことってたくさんある。
モモちゃんの個展は4階の「ギャラリー403」という部屋。ハガキぐらいのサイズの作品が並んでいる。
カラフルな色使いで動物や植物が、ユーモアあふれる姿でプリントされている。
なんだかほっこりとした気分になるような、素敵な空気がこの部屋には流れている。
例によって立ち去り難くなっちゃったけど、記念に手ぬぐいを購入してその場をあとにする。
それでもまだ18時半だったけど、近くにあった「梵天」というラーメン家で夕食。
日曜日の銀座、この時間にお客さんはさすがに居ない・・・。
ビールと餃子を注文、餃子が異常に旨い。つけ麺もなかなかイケてて大満足。
19時過ぎにはおひらきにして、いつもの経路で家路に着いた。
今日はEX THEATER ROPPONGIへ、Johnny Winterのライブを観に行く。
Johnny Winterは2011年の奇跡の初来日、2012年の再来日に続いて、今回が三度目の来日。
今年の2月に70歳を迎えたばかり、まだまだ元気で来日してくれるだけで嬉しい。
会場のEX THEATER ROPPONGIは、昨年11月にオープンしたばかりの大型ライブハウス。
音楽好きなだけでなく、ハコ好きな私にとっては、是非とも行ってみたかった会場。
だから早めに家を出て~と思っていたのに、時間を勘違いしていて開演時間ギリギリに会場へ到着。
六本木通りに面した1階の入口には、「Johnny Winter JAPAN TOUR 2014」の文字が輝いている。
地上2階から地下3階を有し、2階は喫茶店、1階はエントランス、地下1階から3階がライブ会場という構造。
地下1階が2階席になっていて、地下2階・3階が階段状の1階席になっている。
ステージ前のエリアはフラットなフロアになっていて、私の席はその最後列の1F席G列11番。
椅子が互い違いに並べられており、前の席との間隔がけっこう広いため、フラットでも意外と観やすい。
キャパ920席という客席はぎっしりと埋まっていて、男女比率はやや男性が多いという感じか。
大音量でBGMが流れているのだけれど、ものすごく音が良くてステレオ感満載のサウンド。
開演予定時間の19時をちょっとまわった頃、ダミ声のアナウンスがフロアにこだまする。
まずはドラム、ベース、ギターが登場して、インストナンバーを演奏し始める。
とってもパワフルな演奏・・・ って、ちょっとパワフル過ぎないかい?
特にドラムがドカドカうるさくて、ちょっと走り気味なのがかなり気になる。
なんて思っているうちに、いよいよJohnny Winterがステージに登場。
スタッフにしっかりと支えられて、ゆっくりとステージ中央の椅子に腰かける。
さすがに年齢を感じさせる風貌だけど、いざギターを弾き出すとこれがとんでもなくスゴイ。
サムピックを使ったフィンガーピッキング、左手はなめらかに指板の上を動きまわる。
無意識のうちにBluesyなフレーズが、次から次へと飛び出してくるんだろうな。
「Johnny B. Goode」「Got Mojo Workin'」「Jumpin' Jack Flash」といった定番のナンバーを交えて、
ちょっとハードなBoogieのようなジャンプナンバーを中心に演奏は続いていく。
それぞれのパートがパワフルに噛み合っているのだが、ドラムはやっぱり好きになれない。
Johnny Winterというと、けっこうハードな感じなのかなぁ~。スタンディングだとモッシュとか起きるし。
だけど途中でスローなBluesを演奏したとき、これがとんでもなく心に染みた。
しゃがれた声を振り絞り、Bluesギターを弾きまくるJohnny・・・ もう言うことナシ。
「All Over Now」で本編は終了し、アンコールではファイヤーバードでスライドを披露。
これがまた良かった。本編では座っていたお客さんも、スタンディングになって盛りあがる。
ラストは「Highway 61 Revised」を演奏し、17時25分ごろライブは終了。
あっという間だったけど、とっても充実したライブで大満足。
【Members】
Vocal & Guitar:Johnny Winter
Guitar:Paul Nelson
Bass:Scott Spray
Drums:Tom Curiale
【Setlists】
M01. Intro [without Johnny]
M02. Johnny B. Goode
M03. Good Mornin' Schoolgirl
M04. Got Mojo Workin'
M05. I Don't Want No Woman
M06. Black Jack
M07. Killin' Floor
M08. Bony Maroni
M09. Jumpin' Jack Flash
M10. Don't Take Adavantage
M11. All Over Now
Encore
EN1. Dust My Broom
EN2. Highway 61 Revised
今日は初台 THE DOORSで、“TELEVISION”のライブ。
「おらが街に“TELEVISION”がやってくる!」というわけで、18時前には仕事を切りあげ会社をあとにする。
通勤経路をいつもどおりに帰るけど、目的はライブを観るためというのがなんだか不思議。
THE DOORSへ行くのは、初台に引っ越してきてから初めてのこと。
せっかく近所に住んでいるのだから頻繁に通いたいんだけど、
このところアイドル系のライブが多くてなかなか行く機会に恵まれなかった。
そんなときに“TELEVISION”がライブをやるという報せ・・・これはもう行くしかないでしょう。
18時50分ごろ会場に到着、チケットを買っていなかったので当日券で入場。
フロアはギッシリと埋まっていたけれど、うまいことすり抜けてステージ向かって右側4列目あたりへ。
予定より少し遅れて、19時10分から“頭脳警察”の演奏が始まる。
いつ頃からかはわからないけど、THE DOORSといえば“頭脳警察”という印象。
ドラム、ベース、ギター、キーボード、そしてTOSHIとPANTAという6人編成。
オープニングは「銃をとれ」。ベースから始まるアレンジがとってもカッコいい。
“頭脳警察”というとなんとなくオーソドックスな「日本語のロック」というイメージがあるけど、
2014年になった今、そのサウンドは進化し続けていることに改めて驚かされた。
「ふざけるんじゃねえよ」も「悪たれ小僧」も、オリジナルアレンジより全然カッコいい。
お客さんもその演奏に圧倒されたのか、最初はおとなしく聴いていたのだけれど、
ライブが終盤に近付くにつれて、次第にヒートアップしてくるのがわかる。
40分という短い時間だったけれど、“頭脳警察”の魅力満載のひとときだった。
セットチェンジの間、トイレに行きつつ場所を移動。ステージ向かって左側フロア中ほどの位置へ。
ステージからはちょっと離れたけれど、ステージ全体が見渡せるなかなかの好ポジション。
ステージにはいつのまにか黒い幕が張られて、その向こうで“TELEVISION”のメンバーがセッティング。
20時20分、いよいよ“TELEVISION”の演奏が始まる。
今日はオープニングSEは無く、幕が開くとメンバーがステージ上にスタンバイしていた。
Tomがいきなり「ライトをもっとアップしてくれ」と注文するが、うまく伝わらずに緊張感が走る。
今日のTomはいつもに増して神経質な様子で、しきりにドラムやベースの音が大きいと言っていた。
確かに音のバランスはいまいちで、もうちょっと控え目なサウンドのほうが“TELEVISION”らしいかも。
だけど演奏は絶好調。一曲目の「1880 or So」から、完璧なステージが繰り広げられる。
ほの暗いライティングと高いステージが、New Yorkのアンダーグラウンドな雰囲気を醸し出す。
演奏された曲は下北沢とほぼ同じだったけれど、曲順をほとんど入れ替えていたのは驚き。
下北沢はスタートからエンディングまで計算し尽くされた感じのステージだったけれど、
今日はかなり荒削りでナチュラルな雰囲気。こういう“TELEVISION”もまたイイ。
下北沢はJimmyのテレキャスがものすごく暴れまわっていたけれども、
今日はTomのストラトがグニャグニャと不思議なフレーズを奏でまくっていた。
未発表曲の「Persia」、本編ラストの「Marquee Moon」と、20分近い長さの曲を続けて披露。
緊張感が途切れることなく、どちらも完璧に演奏してしまうところは流石。
アンコールは「See No Evil」。2014年の来日公演のラストを飾るのにふさわしい選曲。
こうして22時05分過ぎ、演奏はすべて終了。
終演後、ドリンクを引き替えようとしたらけっこう待たされて、22時半近くになってしまった。
飲み屋へ行くにもそろそろ営業終了の時間になってしまったので、「桔梗」で軽く飲むことにした。
金曜日だからか団混雑で、カウンター席になんとか居場所を見つける。
餃子と冷奴をつまみにホッピーを飲んだけど、ちょっと落ち着かない感じだったな。
けっきょく24時ごろまで飲んで、もちろん歩いて帰宅。
今日は京都・磔磔で“CHABO BAND”のライブ・・・って書き始めるはずだったのに、
どうにもこうにも休みが取れずに断念。チケットを無駄にしてしまった。
平日に京都へ行くというのは、さすがに無理があったかなぁ~と。。。
ハーフハーフの可能性に賭けてはいたんだけどねー 残念。
この悔しさを、次のライブにつなげるぞぉー!
水曜日ともなると、「寄り道したい病」が発症する。
今夜は初めて入る、幡ヶ谷大阪風串カツ屋「ながい」。
ソースはもちろん二度漬け禁止で、なかなかいい感じ。
そういえば、大阪ずいぶんと行ってないなーと感傷にふける。
初めて入った店だというのに、店長さんと仲良くなってしばしおしゃべり。
しまいには、煮込みをおごってもらったー♪
今日は下北沢GARDENへ、“TELEVISION”のライブを観に行く。
“TELEVISION”は、去年の5月に続いて二年連続の来日。
ウィキペディアによると、1973年結成→1978年解散→1992年再結成・初来日→再び活動休止→
2001年再始動→2002年フジロック→2013年来日→2014年来日(今回)となっているが、
2003年にも来日してSHIBUYA-AXでライブをやっている。
私は2002年のフジロック以外は毎回観に行っているのだが、2007年まではRichard Lloydがいたのか!
そうすると、自分が観た4回のうち2回はRichard Lloyd在籍時だったんだな。
だけど1992年初来日のNHKも2003年のSHIBUYA-AXも、あまりよく覚えてないんだよな。
というよりむしろ、ちょっとムムムム・・・といった感じの記憶。
それに比べて去年の公演はものすごく良くて、最近ではその印象しかない。
というわけで、その勢いに乗った今回の来日、いい演奏になることを期待して下北沢へ足を運んだ。
小田急線で下北沢駅まで行って、しばらくあたりを散策したあと18時50分ごろ会場入り。
フロアはほどよい感じの混み具合で、私がイチバン好きな状況。
とりあえずステージほぼ正面のフロア中央に陣取って開演を待つ。
予定より少し遅れて、19時05分過ぎに開演。
ステージ中央にずらりと並べられた機材に向かって、ひとりの女性がスタンバイ。
日本のアンダーグラウンドシーンにその名を轟かす“PHEW”・・・その人だ。
幻想的でフワフワとしたメロディーが、淡々とフロアに流れていく。
まさにアングラなサウンド・・・ こいつはちょっと耐えられないかな?と思っていると、
リズムボックスが加わって、曲は次第に激しさを増していく。
ヴォーカルも時には歪みを伴うようになり、“PHEW”は髪の毛を振り乱して唄う。
なんだか不思議な感覚しかないけど、決して嫌いじゃないな・・・ こういうの。
お客さんもじっと固唾をのんで見守るといった感じで、40分ほどの演奏は終了。
セットチェンジをはさんで、20時10分過ぎにいよいよ“TELEVISION”のステージ。
昨年と同じオープニング、フロアにたくさんの鐘の音が鳴り響き、
ステージを覆っていた幕が開くと、そこには四人のメンバーがスタンバイしていた。
Drums:Billy Ficca、Bass:Fred Smith、Guitar:Jimmy Ripp、Vocal&Guitar:Tom Verlaine、
2007年からは不動のメンバー。みんなとっても元気そうだ。
一曲目は「Venus」、この一曲だけでガツンと心を持って行かれる。ハッキリ言ってスゴイ・・・。
何がスゴイかと言うと、ドラム、ベース、ギター2本が絶妙のアンサンブルを奏でている。
バンド・サウンドのアレンジというものを、究極に煮詰めて計算し尽くされた感じ。
その中で時たまJimmyのテレキャスが暴走し、Tomのストラトが奇妙な音を奏でるところが、
たまらなくアバンギャルドであり、たまらなくニューウェイヴであり、たまらなくパンクである。
曲間では、神経質なぐらいにギターのチューニングを直すTom。
その繊細で危うい雰囲気が、なんとも言えないカリスマ性を発揮している。
それとは対照的に、ギターのJimmyは陽気なニューヨーカーという感じ。
スキンヘッドにテンガロンハットというスタイルが、とってもイカしてる。
ドラムのBillyとベースのFredは、もの静かな紳士という雰囲気。
それでもプレイはツボを押さえていて、サウンドをしっかりと支えている。
ドラムの銅をカチカチと叩く奏法は、ありそうでなかなか無いスタイルだ。
「1880 or So」「Prove It」「See No Evil」「Little Johnny Jewel」といったお馴染みの曲、
聴いたことのない曲、いろいろ織り交ぜながらライブは進み、本編最後は「Marquee Moon」。
やっぱりこの曲の緊張感は、たまらなくゾクゾクする。
アンコールは「I'm Gonna Find You」を演奏し、22時10分ごろライブは終了。
【Setlists】
M01. Intro - Venus
M02. 1880 or So
M03. Prove It
M04. Dog
M05. See No Evil
M06. The Sea
M07. Little Johnny Jewel
M08. The Rocket
M09. Guiding Light
M10. Persia
M11. Marquee Moon
Encore
EN1. I'm Gonna Find You
今日は日本武道館へ、“Deep Purple”のライブを観に行く。
パープルを前回観たのは2006年だから、既に8年が経つのか・・・。
だけど8年なんてこのバンドにとっては、たいした時間ではないのだろう。
なにしろバンド結成は1968年、半世紀近い時間が流れているのだ。
春爛漫という感じの北の丸公園、坂を登りきると武道館が見えてくる。
正面の看板には「LIVE IN JAPAN 2014」の文字、武道館で観るパープル・・・それだけで満足。
今日の席は、2階スタンド西N列44番。ステージを左横から見下ろすポジション。
目の前が通路になっているのは、いいような悪いような微妙なところ。
ステージはすっぽりと紫の幕で覆われて、開演時間になるのを待っている。
待ちきれないお客さんから手拍子が沸き起こる中、17時10分ごろ開演。
荘厳なメロディーが流れ、ステージを覆った幕が取り払われると、メンバーが姿を現す。
Drums:Ian Paice、Bass:Roger Glover、Keyboards:Don Airey、Guitar:Steve Morse、
そしてVocal:Ian Gillan。このメンバーになってから、既に10年以上経っている。
オープニングの「Apres Vous」からラストまで、MCはほとんど無くひたすら演奏が続く。
バンドとしてのアンサンブルもさることながら、メンバーそれぞれのソロもまた強烈。
特にDon Aireyのキーボードは、ものすごい速さで難解なフレーズを弾きまくる。
2012年に亡くなったJon Lordに捧げるナンバーは、けっこうグッときたな。
演奏は良かったんだけど、Ian Gillanのコスチュームのセンスにはちょっと閉口・・・。
タキシード柄のTシャツって、どこかのパーティの余興じゃないんだから(笑)。
今日のライブの模様はDVDになるらしいので、これが永久保存されると思うと笑える。
ライブは「Lazy」の圧倒的な演奏で最高潮に達し、
本編最後は「Space Truckin'」からの「Smoke on the Water」で終了。
アンコールは、定番の「Hush」と「Black Night」。
ずっと座ったままだった2階席のお客さんも、ここでようやくスタンディング。
コール&レスポンスで盛りあがり、19時ちょうどに演奏は終了。
【Setlists】
M01. Apres Vous
M02. Into the Fire
M03. Hard Lovin' Man
M04. Strange Kind of Woman
M05. Vincent Price
M06. Contact Lost
M07. Uncommon Man
M08. The Well-Dressed Guitar
M09. The Mule
M10. Above and Beyond
M11. Lazy
M12. Hell to Pay
M13. keys
M14. Perfect Strangers
M15. Space Truckin'
M16. Smoke on the Water
Encore
EN1. Hush
EN2. Black Night
夜風がとっても気持ちよかったので、靖国神社を抜けて市ヶ谷まで歩く。
夕飯にはちょうどいい時間帯、市ヶ谷駅前の「串八珍」で飲んでいくことにする。
平日だと激混みのこの店も、週末となるとのんびりくつろぐことが出来る。
付き出しで出てくる大根おろしが、おかわり自由というのが嬉しい。
焼鳥で油ギッシュになった口を、やさしく中和してくれる感じがなんとも。
21時過ぎまで堪能して、そのまま電車に乗って帰宅。
今日は久しぶりに友人と飲む。
19時過ぎに待ち合わせして、神楽坂をブラブラと歩く。
たまたま目についた「食道楽」という店に入る。土地柄かちょっと高めの値段だけど、料理は旨い。
三点盛といいつつたくさん盛られたお刺身と、食べたことのない食感の厚揚げ。
会計したらそれなりの値段におさまり、大満足して21時ごろ店を出る。
それから再び神楽坂をブラブラ。神楽坂と言えば・・・なんとなく蕎麦が食べたくなる。
「九頭龍蕎麦」というオシャレな雰囲気の店を見つけて入る。
熱燗を頼んだら、ケースに入れられてお湯につかったまま出てきた・・・ こんなん初めて。
お目当ての蕎麦もとってもいい感じの喉ごしで、これはかなりポイント高かった。
22時半ごろおひらきにして、そのまま中央線に乗って新宿へ。「歌広場」でカラオケ。
友人は終電で帰るというので、1時前にはおひらき。そのまま歩いて帰宅。
今日は水道橋 TOKYO DOME CITY HALLへ、Jeff Beckのライブを観に行く。
Jeff Beckが前回来日したのは2010年4月だから、ちょうど4年ぶりの来日になるのか。
つい先日のような気がしていたけど・・・ それだけ印象に残っているということかな。
ここ何回かの来日公演は必ず観に行っているが、毎回ハズレなしというのがすごい。
今回の来日は、東京・大阪・東京3days・札幌・盛岡・横浜・名古屋・大阪を12日間でまわるという
超ハードなスケジュールだけど、まだまだ元気なBeck先生だから大丈夫なんだろうな。
というわけで仕事を18時前には切りあげて、地下鉄に乗って水道橋駅へ。
目に飛び込んでくる東京ドーム、あれから一ヶ月になるのか・・・と、しばし感慨にふける。
会場のTOKYO DOME CITY HALLはすぐそこ、既に開場していたのでそのまま入場。
来日記念盤の「YOSOGAI」を購入して、自分の席・第2バルコニー4列69番へ。
TOKYO DOME CITY HALLは、アリーナ・第1バルコニー・第2バルコニー・第3バルコニーという構造。
第2バルコニーはステージから遠いかと思ったけどそうでもなく、おまけにほぼ真正面の好ポジション。
ステージを斜め上から俯瞰する感じで観られて、なかなかおもしろい席だ。
予定より少し遅れて、19時10分過ぎ開演。
Stevie Wonderの「Sir Duke」が流れて客席が盛り上がる中、仰々しいイントロとともに演奏が始まる。
今回のバンドは、Drums:Jonathan Joseph、Bass:Rhonda Smith、
Guitar:Nicolas Meierというメンツ。
偉大なるベック先生のバックを務めるだけあって、それぞれにバカテクの凄腕揃い。
ドラムはパワフルで手数が多いタイプ。ベースはスラップ多用のド派手なスタイル。
その一方でアップライトを弓で弾いたりもして、なかなか多彩な女性ベーシスト。
ギターはこれまた超絶テクニックの持ち主。ベック先生を前にメタメタ弾きまくってた。
しかし、そこはやっぱりベック先生。白いストラトをフィンガーピッキングで自由自在に弾きまくる。
エフェクターを使ってはいたけれど、クリアで澄んだサウンドがベック先生っぽくて最高。
序盤でいきなりジミヘンの「Little Wing」を披露。ベックがジミヘン・・・たまりませんな。
ライティングはそれなりに凝ってはいたものの、機材が並べられただけのシンプルなステージセット。
それどころかマイクスタンドは端っこのほうにセッティングされ、ギタリストにありがちな小物置き場もなく、
ギターテックなどのスタッフもステージ上に居ないという、無駄な贅肉をとことん削ぎ落としたスタイル。
曲間のMCの類も一切無く、ひたすら演奏に集中するベック先生とバンド・・・。
今回のツアーは携帯での撮影OKになっていたものの、写真を撮るのを忘れて演奏に見入るお客さん。
この空間には“音楽”以外の要素は一切なく、ここにいる全員が“音楽”だけに集中している。
ベック先生はガラス製のボトルネックバーを使っていたのだけれど、使わないときは床に直置き。
あるときは勢いがついてしまい、ボトルネックバーがコロコロと転がってステージ下へ落下。
最前列のお客さんがそれを拾って、ベック先生に手渡すシーンも・・・ って、ちゃんと見てろよスタッフ。
本編19曲、アンコール3曲、1時間40分ほどの演奏。その間、ほぼノンストップ。
「Blue Wind」「Led Boots」のメドレーを始め、インストナンバーばかりだったけれども、
アンコール一曲目「Rollin' and Tumblin'」だけ、女性ベーシストがヴォーカルをとってた。
最後は「Cause We've Ended as Lovers」「Why Give It Away」で締めくくり、20時50分に終了。
【Setlists】
M01. Loaded
M02. Nine
M03. Little Wing
M04. You Know You Know
M05. Hammerhead
M06. Angel (Footsteps)
M07. Stratus
M08. Yemin
M09. Where Were You
M10. The Pump
M11. Goodbye Pork Pie Hat
M12. Brush with the Blues
M13. You Never Know
M14. Danny Boy
M15. Blue Wind
M16. Led Boots
M17. Corpus Christi Carol
M18. Big Block
M19. A Day in the Life
Encore
EN1. Rollin' and Tumblin'
EN2. Cause We've Ended as Lovers
EN3. Why Give It Away
終演後、ライブの余韻を噛みしめながら、神保町方面へブラブラ歩く。
月曜日ではあるけれど、まだ21時過ぎなので「大金星」で飲んでいくことに。
1時間に一回焼かれる名物の焼そばは今日のところは注文せず、ひたすら飲みに集中。
23時前にはおひらきにして、都営新宿線に乗って帰宅。
散りゆく桜を愛でるため、今日はどこかへ出かけようと思っていたのに
晴れたり雨が降ったり雷が鳴ったりと、天気が不安定だったので断念。
けっきょく家でウダウダしているうちに、一日が終わってしまった。
今週はちょっと遊び過ぎたので、仕事がちょっと溜まり気味。
だから今日は気合を入れて、やるべきことをひとつひとつ片付けていった。
20時半までかかってしまったけど、なんとか目途をつけることが出来た。
ちょっとした満足感に浸りつつ、初台「鳥八」で飲んでから帰る。
今日はお台場 Zepp DiverCityへ、Bob Dylanのライブを観に行く。
Bob Dylanは4年ぶり7回目の来日、今回のツアーは前回と同じくライブハウスツアーである。
しかも東京9日、札幌2日、名古屋2日、福岡1日、大阪3日という日本縦断ロングラン。
前回の来日公演はチケットが取れなかったので、今回は気合を入れてソッコーでゲットしたのだ。
会場のZepp DiverCityへは、仕事場からゆりかもめ一本で行けるという好条件。
平日ではあるものの、開場時間の19時には余裕で間に合うというわけだ。
雨がかなり降る中を、18時45分過ぎに会場へ到着。既に開場していたので、そのまま会場内へ。
1階フロアはブロック指定のスタンディング。私はAブロックなので、一番前のエリア。
お客さんはかなりギッシリと入っていたけれど、ステージ向かって左端に空いてるスペースを発見。
関係者用に空いてるスペースがあり、その境目の柵にもたれかかって観ることにした。
ステージはちょっと見切れているけれど、前に人がいないからステージが良く見える。
予定時間をちょっと過ぎた、19時10分ごろ開演。
黒のスーツに身を包んだ、ドラム、ベース、ギター×2、スチールギターから成るバンドがステージへ。
スチールギターの人は、バンジョー、バイオリン、マンドリンと、いろいろな楽器をプレイ。
ギターのひとりはCharlie Sextonだと・・・ まさかこんなところでお目にかかるとは思わなかった。
そして帽子を目深にかぶったBob Dylanが、ステージ中央のスタンドマイクに向かって唄い始める。
一曲目は「Things Have Changed」、ミディアムテンポのゆったりとしたRockナンバー。
それからノンストップで独特なDylan節が、広いフロアにじんわりと響き渡っていく。
Dylanは曲によってスタンドマイクでの唄と、ピアノの弾き語りとを使い分ける。
ギターを弾いてくれないのは残念だけど、Bluesハープを吹くとこれがまた・・・イイのだ。
ステージセットはシンプルに、大きいライトが6つほど並んでステージ後方にぶら下がっているだけ。
スポットライトが無いので、ステージがほんのりと暗いまま演奏は進んでいく。
そんな光景がどこかレトロな雰囲気を醸し出していて、なんとも言えずカッコいい。
演奏は二部構成で、1st setが45分、2nd setが45分、加えてアンコール15分。
正直言って最近のDylanは聴いたことがないので、知らない曲が多かった。
だけどDylanの場合は知ってる曲でも大幅にアレンジが変わっていたりするので、
目の前で繰り広げられる演奏を純粋に楽しめばいい・・・。つまるところ、それが本当のライブだ。
Dylanのヴォーカルとバンドのアンサンブルが、次第にピタリと合ってくる感じがたまらなくスリリング。
アンコールの最後は「Blowin' In The Wind」。原曲とは全く違うアレンジでの演奏。
じっくりと楽しむ大人のライブ、21時15分ごろ終了。
【Members】
Bob Dylan : piano, harp
Tony Garnier : bass
George Recile : drums
Stu Kimball : rhythm guitar
Charlie Sexton : lead guitar
Donnie Herron : banjo, violin, electric mandolin, pedal steel, lap steel
【Setlists】
1st set
M01. Things Have Changed
M02. She Belongs To Me
M03. Beyond Here Lies Nothin'
M04. What Good Am I?
M05. Waiting For You
M06. Duquesne Whistle
M07. Pay In Blood
M08. Tangles Up In Blue
M09. Love Sick
2nd set
M10. High Water (For Charley Patton)
M11. Simple Twist Of Fate
M12. Early Roman King
M13. Forgetful Heart
M14. Spirt On The Water
M15. Scarlet Town
M16. Soon After Midnight
M17. Long And Wasted Years
Encore
EN1. All Along The Watchtower
EN2. Blowin' In The Wind
昨日遅くまで盛りあがったため、睡眠不足でいささかグロッキー気味。
それでもライブはしっかり楽しんだけど、このままではさすがにちょっとキツイ。
なので終演後はどこにも寄り道せず、ゆりかもめに乗ってソッコーで帰宅。
夕方になって再び出かける。目指すはもちろんSHIBUYA-AX。
思っていたよりも順調にバスは進み、ほどなくして渋谷に到着。
しばらくあたりをブラブラしたあと、開場時間の18時に会場へ。
友人と合流しておしゃべりをしているうちに、開演時間が近づいてきたので会場内へ。
今日の席は1階L列37番。フロア後方だけど、一段高くなっているところの最前列。
視界を遮るものが何もなく、ステージがよく見える最高のポジション。
予定より遅れて、18時40分に開演。
ステージ上のスクリーンに映し出された清志郎が“Nice Middle with New Blue Day Horns”の
メンバーを紹介して、最後に「バンマス、三宅伸治!」と叫ぶと同時に演奏が始まる。
「I Can't Turn You Loose」に続いて「シュー」という、これ以上無いゴキゲンなオープニング。
ここからはゲストが次々と登場して、1~2曲づつ唄っていくというスタイル。
この進行は「感謝の日」というよりも、5月2日の「ロックンロールショー」ような感じ。
最初に登場したのは山崎まさよし。オリジナルアレンジで「ファンからの贈り物」を演奏。
この曲をライブで聴くのは初めてかも? ブレイクのファルセットも決まってた。
続いて、「ロックンロールショー」を思わせるドラムのイントロから「ドカドカうるさいR&Rバンド」。
いきなりフィナーレのような雰囲気になりつつ、次に“チリヌルヲワカ”のユウがステージに登場。
ユウは“GO! GO! 7188”解散後初めて観るけど、あの独特な雰囲気はあいかわらず。
選曲は意外なところで「仕草」。一言もしゃべらずに、淡々と演奏してステージを降りる。
続いて登場したのはタキシード姿の大西ユカリ。「今日はみなさんええ買いもんしはりましたな!」と一言。
ゆったりとしたテンポから「Baby何もかも」を唄い出し、エンディングに向けて加速度を増していく。
とっても勇気が必要な選曲だったと思うけど、この唄声を聴かされては納得するしかない。
ひょっとしてマントショーもあるのかしら?と思ったけど、さすがにそれはなくあっさりとエンディング。
それから「友達を紹介します」という伸ちゃんの呼び込みで、ステージに登場したのは石塚英彦。
黒のスーツの上下に赤の開襟シャツという石ちゃんらしからぬ衣装を身にまとっている。
清志郎の名曲「雑踏」と、石ちゃんのオリジナル「ボスの歌」を熱唱。
石ちゃんの唄は「清志郎大好き!」という想いが伝わってきて、上手い下手を超えた素晴らしさがある。
続いてバンドメンバーが交替でヴォーカルをとって、「いい事ばかりはありゃしない」を演奏。
途中で木村充揮がブラリとステージに現れ、“天使のダミ声”で唄いあげる。
ステージに椅子が並べられ、“梅津くんと木村くんと三宅くん”で「Happy Birthday」。
そう、今日は清志郎の誕生日。たくさんの「おめでとう」の想いを込めて。。。
今日は二部構成ということで、第一部は19時40分ごろに終了。
休憩をはさんで、19時50分過ぎに第二部が始まる。
流れてきたのは聴き覚えのある浪曲・・・ こ、これは!タイマーズ?!
ニッカボッカにハッピ姿の男が五人と、黄色いツナギの女がひとり。
トッピとボビー、そして金子マリはすぐにわかったけど、他の三人はいったい誰?
そうこうしているうちに演奏が始まり、「TIMERSのテーマ」から「ゼリーがいなくなったんだ」という新曲。
ゼリーが2014年の現在いたら、こんな唄を唄うんじゃないかなぁ~と思わせる歌詞。
唄声を聴いているうちに、他の三人は斉藤和義、山崎まさよし、宮藤官九郎であることが判明。
「デイドリームビリーバー」を演奏したあと、マリちゃんのヴォーカルで「税」。
昨日から消費税が8%に増税されたばかり。タイムリーなテーマはゼリーのスピリットを継いでる。
最後は「TIMERSエンディングテーマ」であっという間に終了。いやぁ~いいもん観たわ。
しばしのセットチェンジのあと、再び“Nice Middle with New Blue Day Horns”の
メンバーがステージに登場。
バスドラの連打をバックに梅津さんがヒステリックにフルートを吹き、伸ちゃんが大竹しのぶを呼び込む。
ハツラツと「明日なき世界」を唄い出したと思いきや、歌詞を忘れて初めから唄い直し。
この曲は歌詞がとっても大切だと思うので、唄い直しをお願いした大竹しのぶの姿勢はちょっと見直した。
それを快く受け止め、曲を途切れさせることなくやり直したバンドの演奏も良かった。
シャッフルのビートが流れる中、ニッカボッカを履いたままの斉藤和義がステージに登場。
「腰をふれ」も意外な選曲で良かったけど、次に演奏された「雪どけ」が泣けた・・・。
今のこの季節だからというだけでなく、あの人とあの人との関係がまさに雪どけとなる今日。
切々と唄い上げるステージ上のせっちゃんを、感無量の想いでぼんやりと観てた。
続いて金子マリが登場して「恩赦」を唄う。これまた世間を賑わす出来事を連想させるタイムリーな選曲。
マリちゃんのヴォーカルは、あいかわらずあったかくて気持ちいい。
そして更にウルフルケイスケが加わって、「MIDNIGHT BLUE」が始まる。
マリちゃんが6人目のメンバーとして活動していた時期のRCの代表曲。この頃のRCも好きだな~。
最後は、現在の“Nice Middle with New Blue Day Horns”とも言えるナンバー「ダンス天国」。
ギターでウルフルケイスケ、ユウ、宮藤官九郎も加わっての演奏。
恒例の全員で思いっきり叫ぶーーー!もあり、大盛りあがりのままアンコールに突入。
ステージ上は暗転し、スクリーンに清志郎の写真が映し出される。
静まり返るフロア、ひとりひとりの清志郎への想いがひとつになる瞬間。
伸ちゃんが再びステージに現れ、メンバーひとりひとりをステージに呼び込む。
ドラムの江川ゲンタがマイクをとり、今日発売されるライブアルバムを宣伝する。
「ボスがバンドに帰って来たってあの時言ってくれたのが、
僕たちの誇りです。もちろん今でも誇りです」というMCのあと「ボスのSOUL」。
この位置からはさすがに見えないけれど、伸ちゃんは涙ぐんでいるのか? 声が震えている。
ここで伸ちゃんが本日のゲスト全員をステージに呼び込み、全員で「Happy Birthday」を合唱。
そして始まったのは「スローバラード」、これまたいつもどおりにヴォーカルはお客さん。
一回目のアンコール、最後に演奏されたのは「JUMP」。
巨大なバルーンがフロアに投げ込まれ、みんなで飛び跳ねての大団円。
これでおしまい? だが待てよ・・・。肝心のあの人がまだ出てきてないじゃないか。
本当に出てくるのか? それとも・・・と、ドキドキしながらアンコールの手拍子を送り続ける。
それに応えて伸ちゃんがひとりステージに登場し、CHABOをステージに呼び込む。
満面の笑顔のCHABO、伸ちゃんのアタマをポンポンと叩く。たまらなく嬉しいシーン。
そして始まったのは「君が僕を知ってる」。ふたりのアコギが優しいアンサンブルを奏でる。
伸ちゃんが聴き慣れたフレーズを弾く中、バンドメンバーが再びステージに登場。
そして伸ちゃんの「オッケー!CHABO!!」という掛け声とともに、「雨上がりの夜空に」が始まる。
CHABOと伸ちゃんが交互にヴォーカルをとる・・・ 待ちに待った極上の瞬間だ。
「Over The Rainbow」が流れる中、ステージ中央に出演者全員が並んで挨拶。
手を振りながらステージサイドへはけると、照明が暗転してスクリーンには清志郎。
伸ちゃんといっしょに、ウクレレで弾き語る「約束」。じっと聴き入るお客さん。
言葉ではうまく言い表せないけど、唄のパワーがまったく違うと感じた。
いろいろなゲストのヴォーカル、伸ちゃんのヴォーカル、CHABOのヴォーカル、
みんな素敵だったけど、やっぱり・・・やっぱりね。清志郎のヴォーカルが聴きたい。
21時50分終演。「Oh! Baby」が流れる中、いろいろな想いを抱きつつフロアをあとにした。
第一部
M01. I Can't Turn You Loose
M02. シュー
M03. ファンからの贈り物 [Vo&G:山崎まさよし]
M04. ドカドカうるさいR&Rバンド [Vo&G:山崎まさよし]
M05. 仕草 [Vo&G:ユウ(チリヌルヲワカ)]
M06. Baby何もかも [Vo:大西ユカリ]
M07. 雑踏~ボスの歌 [Vo:石塚英彦]
M08. いい事ばかりはありゃしない [Vo:木村充揮]
M09. Happy Birthday [Vo&G:三宅伸治+Vo&G:木村充揮+Cl:梅津和時]
第二部
<タイマーズトリビュート>
M10. TIMERSのテーマ
M11. ゼリーがいなくなったんだ
M12. デイドリームビリーバー
M13. 税
M14. TIMERSエンディングテーマ
[Vo&G:トッピ、B:ボビー with Vo:金子マリ、Vo&G:斉藤和義、
Vo&Snare:山崎まさよし、G:暴動(グループ魂)]
M15. 明日なき世界 [Vo:大竹しのぶ]
M16. 腰をふれ [Vo&G:斉藤和義]
M17. 雪どけ [Vo&G:斉藤和義]
M18. 恩赦 [Vo:金子マリ]
M19. MIDNIGHT BLUE [Vo:金子マリ+G:ウルフルケイスケ]
M20. ダンス天国 [G:ウルフルケイスケ+G:暴動+G:ユウ]
アンコール1
EN1. ボスのSOUL
EN2. Happy Birthday [with 全ゲスト+Vo:会場全員]
EN3. スローバラード [with 全ゲスト+Vo:会場全員]
EN4. JUMP [with 全ゲスト]
アンコール2
EN4. 君が僕を知ってる [Vo&G:仲井戸麗市+Vo&G:三宅伸治]
EN5. 雨上がりの夜空に [Vo&G:仲井戸麗市]
EN6. 約束 [Vo&Ukulele:忌野清志郎+Vo&G:三宅伸治]
※セットリストは渡辺隆雄さんFacebookページを参考
終演後、ファン仲間で集合して、駅前の「北海道」で打ち上げ。
いっしょに観た友人、顔馴染みのメンバー、そして初めて会う人、総勢18名。
twitterで繋がってる人と初めて会うのは楽しく、初対面でもまったく関係ない。
だけどさすがにこの人数だと、全員とお話することが出来なかったのが残念。
けっきょく24時ごろまで話し込んで、楽しい宴はおひらきとなった。
電車で帰る人達を見送り、タクシーに乗って帰宅。
今日は4月2日、すなわち「感謝の日」だ。
あの人がくれたいろいろなことに感謝。そしてその気持ちを持ち寄り、盛大にお祝いする日。
5回目の今年の会場はSHIBUYA-AX。この5月に閉館してしまうので、そちらも感慨深い。
それからCHABOと伸ちゃんとの久々の共演、こいつもまた楽しみ過ぎる出来事である。
そんなわけで仕事をしている場合じゃないため、お昼までで退社することにした。
豊洲駅前の寿司屋で昼食を済ませ、夜までどのように過ごそうか?と思案。
桜の花がちょうど満開ということもあり、花見と洒落込むことにした。
代々木公園がいいかな?とも思ったけれど、北の丸公園から靖国神社へ抜けるコースにした。
東西線の竹橋駅で降りて、ぶらぶらと北の丸公園へと歩く。
桜の花は満開。平日の昼間だというのに、たくさんの人が花見に訪れている。
ちょっと暑いぐらいの天気に上着を脱ぎ、武道館の方向へと歩いていく。
せっかくなので売店でビールを買って、桜の花を見ながらグビグビ。
あぁ~今年もこんな日を迎えることが出来た。感謝・・・。
武道館を通り過ぎ、いつもとは逆方向に歩いて靖国神社へと向かう。
屋台がたくさん出てとっても賑やかなんだけど、桜の花は思ったほどではない。
それでも能楽堂あたりに咲く花は、とっても絵になっていた。
それから歩いて市ヶ谷駅方面へ。靖国通りやお堀端の桜もすごく綺麗。
いい加減歩き疲れたので、15時ごろにいったん帰宅。
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