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2014年4月 7日 (月)

Jeff Beck「LIVE」TOKYO DOME CITY HALL

今日は水道橋 TOKYO DOME CITY HALLへ、Jeff Beckのライブを観に行く。
Jeff Beckが前回来日したのは2010年4月だから、ちょうど4年ぶりの来日になるのか。
つい先日のような気がしていたけど・・・ それだけ印象に残っているということかな。
ここ何回かの来日公演は必ず観に行っているが、毎回ハズレなしというのがすごい。
今回の来日は、東京・大阪・東京3days・札幌・盛岡・横浜・名古屋・大阪を12日間でまわるという
超ハードなスケジュールだけど、まだまだ元気なBeck先生だから大丈夫なんだろうな。

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というわけで仕事を18時前には切りあげて、地下鉄に乗って水道橋駅へ。
目に飛び込んでくる東京ドーム、あれから一ヶ月になるのか・・・と、しばし感慨にふける。
会場のTOKYO DOME CITY HALLはすぐそこ、既に開場していたのでそのまま入場。
来日記念盤の「YOSOGAI」を購入して、自分の席・第2バルコニー4列69番へ。
TOKYO DOME CITY HALLは、アリーナ・第1バルコニー・第2バルコニー・第3バルコニーという構造。
第2バルコニーはステージから遠いかと思ったけどそうでもなく、おまけにほぼ真正面の好ポジション。
ステージを斜め上から俯瞰する感じで観られて、なかなかおもしろい席だ。

予定より少し遅れて、19時10分過ぎ開演。
Stevie Wonderの「Sir Duke」が流れて客席が盛り上がる中、仰々しいイントロとともに演奏が始まる。
今回のバンドは、Drums:Jonathan Joseph、Bass:Rhonda Smith、
Guitar:Nicolas Meierというメンツ。
偉大なるベック先生のバックを務めるだけあって、それぞれにバカテクの凄腕揃い。
ドラムはパワフルで手数が多いタイプ。ベースはスラップ多用のド派手なスタイル。
その一方でアップライトを弓で弾いたりもして、なかなか多彩な女性ベーシスト。
ギターはこれまた超絶テクニックの持ち主。ベック先生を前にメタメタ弾きまくってた。
しかし、そこはやっぱりベック先生。白いストラトをフィンガーピッキングで自由自在に弾きまくる。
エフェクターを使ってはいたけれど、クリアで澄んだサウンドがベック先生っぽくて最高。
序盤でいきなりジミヘンの「Little Wing」を披露。ベックがジミヘン・・・たまりませんな。

ライティングはそれなりに凝ってはいたものの、機材が並べられただけのシンプルなステージセット。
それどころかマイクスタンドは端っこのほうにセッティングされ、ギタリストにありがちな小物置き場もなく、
ギターテックなどのスタッフもステージ上に居ないという、無駄な贅肉をとことん削ぎ落としたスタイル。
曲間のMCの類も一切無く、ひたすら演奏に集中するベック先生とバンド・・・。
今回のツアーは携帯での撮影OKになっていたものの、写真を撮るのを忘れて演奏に見入るお客さん。
この空間には“音楽”以外の要素は一切なく、ここにいる全員が“音楽”だけに集中している。
ベック先生はガラス製のボトルネックバーを使っていたのだけれど、使わないときは床に直置き。
あるときは勢いがついてしまい、ボトルネックバーがコロコロと転がってステージ下へ落下。
最前列のお客さんがそれを拾って、ベック先生に手渡すシーンも・・・ って、ちゃんと見てろよスタッフ。
本編19曲、アンコール3曲、1時間40分ほどの演奏。その間、ほぼノンストップ。
「Blue Wind」「Led Boots」のメドレーを始め、インストナンバーばかりだったけれども、
アンコール一曲目「Rollin' and Tumblin'」だけ、女性ベーシストがヴォーカルをとってた。
最後は「Cause We've Ended as Lovers」「Why Give It Away」で締めくくり、20時50分に終了。

【Setlists】
M01. Loaded
M02. Nine
M03. Little Wing
M04. You Know You Know
M05. Hammerhead
M06. Angel (Footsteps)
M07. Stratus
M08. Yemin
M09. Where Were You
M10. The Pump
M11. Goodbye Pork Pie Hat
M12. Brush with the Blues
M13. You Never Know
M14. Danny Boy
M15. Blue Wind
M16. Led Boots
M17. Corpus Christi Carol
M18. Big Block
M19. A Day in the Life

Encore
EN1. Rollin' and Tumblin'
EN2. Cause We've Ended as Lovers
EN3. Why Give It Away

終演後、ライブの余韻を噛みしめながら、神保町方面へブラブラ歩く。
月曜日ではあるけれど、まだ21時過ぎなので「大金星」で飲んでいくことに。
1時間に一回焼かれる名物の焼そばは今日のところは注文せず、ひたすら飲みに集中。
23時前にはおひらきにして、都営新宿線に乗って帰宅。

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