Syl Johnson「LIVE」六本木 Billboard LIVE TOKYO
今日は六本木 Billboard LIVE TOKYOへ、Syl Johnsonのライブを観に行く。
何を隠そう実は私、Syl Johnsonの曲を一曲も聴いたことが無い。
チケットぴあのポイントがたまったので、今夜のチケットと交換したのだ。
音を聴いたことはなくても、ライブスケジュールに載っている写真を観るからに良さそうだったので。
山下達郎御大もおっしゃっていたが、何の予備知識がなくても楽しめるのが本当のライブなのだ。
思えば昔は雑誌の片隅に載っているたった一枚の小さな写真から、
そのアーティストの演奏をいろいろと想像したものじゃないか。。。
というわけで19時前には会社を抜け出し、大江戸線で六本木駅へと向かう。
ちょっと早めに着いたので、ミッドタウン地下の「デリー」でカレーを食べてからあたりを散策。
ミッドタウン・ガーデンにはゴジラが出現! 30分ごとの特別演出は、少々期待はずれ・・・。
事前に予約を入れていたので、集合時間の21時05分に会場へ行く。
けっこう待たされて、けっきょく入場出来たのは21時20分ごろ。整理番号63番で入場。
席は既にかなり埋まっていたけれど、ステージ向かって右側の階段脇の席を確保。
ここは通常メンバーズシート45aにあたる席、なかなかの好ポジションでちょっとラッキー。
開演までにはステージ前のエリアはほぼ埋まり、なかなかいい雰囲気が出来あがっている。
予定より遅れて、21時35分ごろスタート。
MCがステージに登場し、お客さんを煽りたてる。ありがちだけど、いいねぇー!このパターン。
バックバンドは、ドラム、ベース、キーボード、トランペット、サックス、そしてギターという編成。
ギターは見たことのある日本人・・・ って、山岸潤史じゃないか! こいつは嬉しい。
まずはバンドだけでインストナンバーを演奏。本人登場までのじらし作戦・・・これもまたパターン。
曲の後半で、待ちきれないかのようにSyl Johnsonがステージに登場。
長身でかなりの大柄、バリッとスーツでキメているところがとってもカッコいい。
ギターはかなりゴツゴツとした感じの音色、山岸のギターとのコントラストが抜群にいい。
Syl Johnsonは、ギターを立って弾いたり座って弾いたり、ブルースハープを吹いたり、
スタンドマイクで唄ったりと、八面六臂の大活躍。とても御年78歳とは思えないパワフルさ。
自分の思うままに演奏している感じだけど、まわりがガッチリとそれに合わせているところが凄い。
今日は何の予備知識も無くライブに臨んだわけだが、想像を遥かに超えて良かった!
ブルース、ファンク、ソウル、ポップ、いろいろなジャンルを取り混ぜたようなサウンド、
次第にヒートアップしてきて、終盤は思わず立ち上がって踊りまくってしまった。
アンコールを含めて90分間、ノンストップで駆け抜けた感じのステージだった。
世の中には、まだまだ知らない音楽がたくさんあるものなんだな。
しかも1959年デビューのアーティスト、それさえ知らなかったなんてね・・・。
音楽って本当に奥が深いんだな。
終演後、フロントでアルバムを二枚購入。直筆サイン入り。
「本人持ち込みのため、再生出来ない場合があります」っていうのが笑える。
いろいろな国、いろいろな場所を、そうやって廻っているんだろうな。
アルバム購入者はツーショット撮影会というので、しばらく並んでご対面。
大きな手でガッチリと握手してくれたのが印象的だった。
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