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2014年8月23日 (土)

人見元基「GENKI SESSION ~Summer of Love 2~」東京キネマ倶楽部

今日は東京キネマ倶楽部へ、人見元基「GENKI SESSION ~Summer of Love 2~」を観に行く。
8月は夏休み真っ盛り・・・ということで、人見元基先生のライブを観るチャンスでもある。
「GENKI SESSION」というライブがあるということは以前から聞いていたけれど、
なかなかタイミングがあわなくて、今回初めて行けることになった。
会場の東京キネマ倶楽部は一度行ったら忘れられない、なかなか雰囲気のあるハコ。
最寄駅は山手線の鴬谷駅だけれど、今日は地下鉄を乗り継いで入谷駅から行ってみた。
それほど歩かずに会場へ着いたので、次からはこの行き方を採用しよう。
17時30分開場だけれど整理番号が387番といまいちだったので、開演時間ギリギリに会場入り。
それでもまだスペースに余裕があったので、ステージ真正面のポジションに陣取る。
今日はバルコニー席は開放されていない模様。あそこで見るのもイイだろうな。

20140823_1804

ちょっとシブめの選曲のBGMが流れる中、予定より遅れて18時40分過ぎに開演。
Drums:ロジャー高橋、Bass:水野雅章、Keyboards:難波弘之、Guitar:大谷レイブン、
そしてVocal:人見元基という錚々たるメンバー。人見元基と難波弘之以外は初めて観る。
オープニングは「Hallelujah I Love Her So」。短パンにTシャツ、アロハを羽織った元基先生が唄い出す。
最初はヴォーカルがちょっと歪み気味でムムゥーと思ったのだけれど、
だんだんとクリアになってきて元基先生の素晴らしいヴォーカルを堪能することが出来た。
今回感じたのだけれど、元基先生は上手いだけじゃなくて、とっても丁寧に唄っているなと思った。
本当に唄が大好きで、じっくりと唄に向き合って、完全に自分のモノとして唄っているという感じ。
ビールとミネラルウォーターを交互に飲みながら、あれだけの声を出し続ける姿に感動。
それを支えるバックの面々も、百戦錬磨のつわものばかり。
パワフルに叩きまくるロジャーさん、ブリブリと何気に音数が多いテクニシャンの水野さん、
ものすごいフレーズを平然と弾く難波さん、馬鹿デカイ音でギターを弾きまくるレイヴン。
レイヴンはヘヴィメタの人だと思っていたのだけれど、Bluesyで枯れたフレーズも聴かせてくれた。
やっぱり一芸に秀でている人は、どんなことも簡単にこなせるんですかね?

セットリストはソウルの名曲からハードロックの定番ナンバーまで幅広い選曲。
2曲目で「Try a litte tenderness」を唄い、エンディングではフィナーレのような盛りあがり。
ステージサイドの階段をあがって退場しては、再び登場して唄い出すという極めてソウルショー的な展開。
そして早くも始まった「Move Over」。元基先生が唄うこの曲は、いつ聴いても鳥肌がゾクゾク。
それから“NOIZ”の曲を演ってくれたのも嬉しかった~♪ 未発表曲「樹のうた」と「いつものように」。
1時間ほど演奏して、「ステージ上もみんなも平均年齢が高い」ということで20分ほどの休憩。
第二部は「歴史に埋もれた名曲」を演奏するということで、“Deep Purple”の曲をいくつか。
それから難波さんやロジャーさんのヴォーカルをフィーチャーして、“PYG”や“ザ・スパイダース”をカバー。
更には“ザ・カーナビーツ”の「好きさ好きさ好きさ」を、元基先生のパワフルなシャウトで再現。
ライブ終盤は、「Cry Me A River」「30 Days In The Hole」「Gimme Some Lovin'」と定番の流れ。
この手の古き良き時代のRockを唄う元基先生も、個人的にはかなり好きだったりする。
「Gimme Some Lovin'」ではメンバー全員によるソロまわしが入り、おそらく20分以上の大熱演。
本編最後は「All Or Nothing」。サビの部分はお客さんを煽りながら、いっしょになって唄う。
エンディングは、再びステージサイドに引っ込んだり出てきたりを繰り返しつつフィナーレ。

アンコール、まずは難波さんのピアノだけをバックに、「Imagine」をしっとりと唄いあげる。
元基先生にしては意外な選曲・・・ だけどこれがまたとっても良かった。
ここでも魂の入りまくったヴォーカルに、フロアの空気が変わったような気がした。
それから高校生のころ文化祭で演ったという、“BBA”の「Sweet Sweet Surender」。
まったくRock好きにはたまらないところばかりを突いてくる選曲だ。
ラストは「アッコちゃーん、アッコちゃーん、すきすき~♪」でお馴染み「すきすきソング」。
元基先生はステージからフロアに降りてきて、お客さんにマイクを向けて廻る。
こういうパフォーマンスをする元基先生は初めて観るので、なんだかとっても得した気分。
ライブが終わって時計を見ると、なんと22時30分ではないか!
気がつけばおよそ4時間・・・だけどあっという間に感じるひとときだった。

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