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2014年10月13日 (月)

VA「ケラリーノ・サンドロヴィッチ・ミューヂック・アワー」新宿LOFT

今日は体育の日でおやすみ。
夜から新宿LOFTへ、「ケラリーノ・サンドロヴィッチ・ミューヂック・アワー」を観に行く。
台風が近づいてきていて出かけるのを躊躇したけど、今日は屋内だからなんとかなるかなーと。
整理番号3番という好番だけど、どうせ店頭売りが先に入場するのだろうと開演時間10分前に会場入り。
フロアに入ると、スペースにけっこう余裕があってビックリ。やっぱり台風の影響なのかな?
それでも個人的には大好きな雰囲気なので、ひとまずステージ上手4列目ぐらいに陣取る。

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予定より遅れて、18時35分過ぎに開演。
まずは“GO-BANG’S”のステージ。えっ?いつの間に復活したの?と思っていると、
ステージには森若香織ただひとり。サポートのDJが、バックでオケをまわすというスタイル。
なんでも“GO-BANG’S”は、森若香織のソロユニットとして復活したのだそうだ。
ちょっとばかり拍子抜けした感じもあるけど、イキイキとはじける森若さんを見るにつけ、
こんな開き直り方もあるのかぁ~ 人生楽しまなきゃソンだな!って思ったりした。
「あいにきて I ・NEED・YOU!」「ざまぁカンカン娘」「無敵のビーナス」
「BYE-BYE-BYE」「スペシャル・ボーイフレンド」とお馴染みのナンバーを披露。
バックのカラオケは当時のメンバーの演奏ということで、違和感はあまり無い。
デビュー25周年を迎えた“GO-BANG’S”、今後に期待したい30分間のステージだった。

セットチェンジをはさんで、19時15分過ぎから“J.トンプソン商会”のステージ。
ベースとギターをバックに、ケラさんがナゴム・ナンバーを唄うというコンセプト。
ケラさんは黒いシルクハットをかぶり、びっしりと無精髭をたくわえている。
ナゴム・ナンバーと言っても“有頂天”や“空手バカボン”なんだろ?と思いきや、
“人生”“ミシン”“ミンカパノピカ”“モノグラム”など、けっこうDeepなところからも選曲される。
「金玉が右に~寄っちゃった~ オーナーイローン!」なんて、お客さんみんなで唄ったりして。
いいトシこいた大人が集まって何やってんだろ?って思うけど、楽しいんだからしょうがない。
いろいろなタイプの曲があるけれど、どれも“ナゴム”というカラーで統一されている。
「自分がいいと思ったものはリリースする」というケラさんの意志どおりのステージ。
ラストは“GLAY”のHISASHIがギターで加わり、“有頂天”の「BYE-BYE」でフィナーレ。
ちょっとばかり胸がキュンとする(死語)、約40分のステージであった。

三番手は20時05分頃から“サニー久保田とオールド・ラッキー・ボーイズ”。
伝説のパンクバンド「8 1/2」のヴォーカルだった久保田慎吾のバンドということ以外に
何も前提知識は無く、正直なところ全く期待していなかったのだけれど、これがまたイイ!
ポップといえばポップだけど、どこかねじれたクセのあるサウンド。
かと言ってニューウェーブのようにDarkではないし、どこか歌謡曲っぽいテイストもある。
ドラム、ベース、ギター、キーボードというオーソドックスな編成に、
女性のトロンボーンと“太っちょさん”というコーラス&ダンサーのおじさん。
そして、ジョニー・デップを意識したという白いスーツがイカしているサニー久保田。
ヴィジュアル的にもただならぬ雰囲気を醸し出していて、かなり好きかもしれない。
新しい音楽との出合いに心震えながら、40分間のステージは幕を閉じた。

そして21時ちょうど、いよいよメインの“ケラ & ザ・シンセサイザーズ”のステージ。
キーボードの福間さん、ギターの三浦さんと、メンバーが相次いで脱退して、
どうなることかと思ったけど、本日ようやく新生“ケラ & ザ・シンセサイザーズ”が始動する。
Drums:Reiko、Bass:RIU、Vocal:KERAに加えて、元メンバーのKeyboards:杉山圭一が復帰。
それにサポートメンバーとして、澄田 健、成毛慎吾がGuitarで加わる。
メンバーは揃いのユニフォームを着て、サポートメンバーはそれぞれ独自のスタイル。
特に澄田 健は“THE STALIN”のTシャツを着て、かなりパンクなお方の模様。
だからサウンド的にはかなりRockっぽく荒々しい感じになったような気がした。
ケラさんは「打ち込みから解放された。手で弾けばいいんだ」ぐらいのこと言ってたし。
確かになんだかとっても吹っ切れたような感じがして、これはこれで良いかもしれない。

演奏は「一週間」から始まり、カバー曲の「真夜中のギター」、
あとは“有頂天”と“シンセサイザーズ”のナンバーを取り混ぜてという感じ。
久しぶりに聴いた「君はガンなのだ」はちょっと思うところあったし、
全編スキャットで通した新曲はハードでポップな名曲だったし、いろいろな面で楽しめた。
ライブ中盤で、ギターが成毛慎吾から元“有頂天”のCOUにチェンジ。
全身黒づくめでサングラスをかけたCOU、昔のままのイメージが嬉しい。
「夜のスポーツ」「BODY AND SONG」「HAPPY SLEEP」というキラーチューン三連発で本編は終了。
アンコールは「神様とその他の変種」。この曲はいい曲だよな~。感じるところある。
そして最後はCOUとHISASHIが加わって、大盛りあがりナンバーの「心の旅」。
イントロのアレンジがちょっと変わっていて、これはこれでなかなかカッコ良かった。
こうして22時過ぎに、本日のライブはすべて終了した。

会場の外へ出ると、風は強いものの雨はほとんど降っていない。
天候が気になるものの、ここはちょっとだけ飲んでいきたい。
ということで、「新橋やきとん」に入って飲み始める。
休日の夜だからか?台風のせいなのか? わからないけど店内はガラガラ。
やっぱり少しばかり天気のことが気になって、あまり落ち着いて飲んでいられない。
23時には閉店だというので、そそくさと店をあとにする。
ほとんど濡れずに途中まで来たのだけれど、家に帰る直前に土砂降り。
ズボンがびしょ濡れになってしまった。。。

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