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2014年12月 1日 (月)

金子マリ「金子な理由 ~MARI KANEKO 60th Birthday Live~」下北沢 GARDEN

今日から12月。いよいよ今年もあと一ヶ月というわけだ。早いなぁ~。
それはともかく、今日は下北沢GARDENへ金子マリ還暦Birthday Live「金子な理由」を観に行く。
あのマリちゃんが還暦とは・・・ なんとも言えない気分だなぁー。
それでもマリちゃんは、いまだに精力的にライブを続けてくれているのだから嬉しい。
先日なんとなくマリちゃんのライブスケジュールを見たら、毎週必ずどこかで唄っている事に驚いた。
そんなマリちゃんの誕生日当日に行われる還暦Birthday Live、これは観逃がすわけにはいかないでしょ。
今日は18時開場・19時開演ということだけれど、開場時間には間に合わず18時45分ごろ会場入り。
整理番号103番だったからけっこう良い位置狙えたのになぁー。だけどこればかりは仕方ない。
フロアに入って友達と合流。ちょっと後方だけど、ステージ真正面で意外とよく見える。

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開演時間ちょっと前にスマイリー原西がステージに登場し、前説的な感じでお客さんを煽る。
そして予定どおり19時に開演。オープニングは、“5th element will”のステージ。
北 京一のパントマイムを交えながら、マリちゃんがあいかわらずパワフルなヴォーカルを聴かせる。
演奏されたのは、「Compared To What」と「On Your Mark」。
(このあたりのセットリストは、友達のブログとTwitterなどを参考にして記載していきます)
続いて有山じゅんじが加わって、「Give, Get a Peace」。ちょっと重たい雰囲気がまたイイ。
有山さんは初めて観たけど、アコースティックギターの音がものすごく枯れていて独特。
ここで“5th element will”は退場して、マリちゃんと有山さんとで「抱きしめよう」。
ふたりの声がものすごくマッチしていて、しみじみと聴き入ってしまった。
そこへ“バンバンバザール”のふたりが加わり、「みんなの願いはただひとつ」。
マリちゃんはいったん楽屋へ戻ったのだけれど、有山さんがマリちゃんのパートを無理して
唄っているのにしびれを切らしたのか? 途中から加わっていっしょに唄う。

ここで有山さんは退場し、渋谷 毅と小川美潮がステージに登場。
“バンバンバザール”といっしょに、「恋はねずみ色」を演奏。
渋谷さんは以前から観てみたかったのだけど、ステージ下手の見えにくい位置。
ちょうどいい具合に前の人が移動したので、ようやく見える位置をキープすることに成功。
普段はピアノを弾いているので、キーボードを弾く渋谷さんが観られるのは貴重なのだそうだ。
“バンバンバザール”が退場し、ユニット“両手に花”の編成で「DEAR MR. OPTIMIST」。
小川美潮もナマでは初めて観たけど、ハッキリ言って好きかもしれない。
このあとマリちゃん抜きで唄った「はじめて」も、とっても心がほんわかした。
小川さんとマリちゃんが入れ替わり、渋谷さんのキーボードをバックに
マリちゃんが「青い空」を唄って第1部は終了。
スマイリー原島の前説によると、今日のライブは予定時間:3時間40分。
この時点でまだ20時、まだまだ先は長いぞ。

休憩をはさんで、20時20分ごろ第2部が始まる。
スマイリー原島の紹介で、“LIFE IS GROOVE”のメンバーがステージに登場。
Drums:DUTTCH、Bass:KENKEN、Guitar:山岸竜之介、Guitar:ムッシュかまやつというメンバー。
ギターの竜之介は「からくりテレビ」で観ていたとき以来、もう15歳になったのだそうだ。
ムッシュは75歳だから、年齢の差60歳。KENKEN曰く「1金子マリ違う」のだそうだ。
KENKENのFunkyなベースがバンドを引っ張り、そのビートに乗って竜之介がギターを弾きまくる。
そしてマリちゃんがそれに加わり、ムッシュといえばこの曲の「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」。
ここでマリちゃんと竜之介とムッシュがステージを降り、その替わりに高田エージがステージに登場。
演奏されたのは「永遠」という曲。歌詞がちょっと綺麗過ぎて、個人的にはいまひとつ。
それからマリちゃんが加わって、“SUPER Gooooood”のナンバー「そのままでいいよ」。

ここでバンドは全員ステージを去り、マリちゃんとスマイリー原島との爆笑トーク。
そしてステージに呼び込まれたのは、石田長生とカルメン・マキ。
石やんはいつもの感じだったけど、マキさんは髪の毛をバッサリと切っていて驚いた。
始まったのは「アフリカの月」。石やんのちょっとJazzテイストが入ったギターをバックに、
マキさんとマリさんが交互にヴォーカルをとる。日本が誇る二大女性ヴォーカリストの共演。
この瞬間が観られただけでも、今日のライブを観に来た甲斐があったかもしれない。
マキさんは一曲のみでステージを降り、交替にCharがステージに登場。
Charと石やんとくれば“BAHO”。マリちゃんも交えて、定番曲の「Happiness」で盛りあがる。
それからCharのアコギをバックに、マリちゃんが「Time After Time」を唄う。
マリちゃんが唄うCyndi Lauper、ちょっと意外だけど心に染みた。
Charのライブではお馴染みの「Taxi Driver」、マリちゃんと掛け合いで演るとまた可笑しさも倍増。
あのやり取りはアドリブなのだろうか? 息がぴったりと合った様子は流石だ。
そして第2部のラストは、Charがつまびくアコギをバックに唄う「Honey」。
マリちゃんと言えば、個人的にはやっぱりこの曲。いろいろな想いが脳裏を駆け巡る。
こうして21時30分過ぎ、第2部の演奏は終了。

そして21時50分ごろ、第3部「最終章」のステージが始まる。
まずは再び“5th element will”の演奏で「A Change Is Gonna Come」。
こういう曲を演奏させたら、やっぱり右に出るものが無いなぁ~。とっても深いんだよな。
ここでシークレットゲストとして小坂 忠が加わり、マリちゃんへ「Happy Birthday To You」。
そして代表作「HORO」から「機関車」を唄う。この人もナマで観るのは初めてだっけ?
唄がとっても上手くて、とっても心を揺さぶられた。
そしていよいよ“MARI & BUXBUNNY”のステージが始まる。
マリちゃんのレパートリーの中では、一番大好きなバンド。またこうして観られるとは!
Drums:松本照夫、Bass:鳴瀬喜博、Guitar:永井充男、Keyboards:難波弘之、
そしてVocal:金子マリ。このメンツが揃って演奏する様子は、涙が出るほど嬉しい。
難波さんのほのぼのとしたフレーズから、ナルチョの地を這うようなベースが始まる。
一曲目は「時代」。このほんのりと暗い感じが、まさしく“MARI & BUXBUNNY”のサウンド。
続いて「セレナーデ」。マリちゃんは音程がうまくとれずに、曲のアタマからやり直しになる。
しかしそれも無理はない。唄い出しの部分、バックはほぼドラムとベースだけだもんな。
それから石田長生が加わり「最後の本音」。“SOOO BAAD REVUE”と“BUXBUNNY”の混合版だ。
今日のナルチョはTuneのフレットレス。でも「最後の本音」は、フレッテッドで決めて欲しかったな。

ここでマリちゃん以外のメンバーは総入れ替えとなり、ステージにはKENKENと金子ノブアキ。
あっくんのドラムとKENKENのベースをバックに、マリちゃんは「アスベスト」を唄う。
ギターレスでもここまでカッコよくRock出来るんだな~と、ちょっとばかり感動。
「“Johnny, Lous & Char”の曲を演りたいから」と、Charをステージに呼び込み「Don't Cry My Baby」。
CharのギターとKENKENのベースとマリちゃんのヴォーカルのユニゾンが気持ちいい。
そしてCharが軽快なギターカッティングを繰り広げる中、CHABOがステージに登場。
「清志郎くんも来てるはず。だけどアイツのことだから遅刻してる」とCHABO。
マリちゃんのリクエストという紹介で、「ドカドカうるさいR&Rバンド」を演奏。
それから今夜最後の曲ということで、「Street Information」。
「Street Information」はとっても大好きな曲、そいつをCHABOが弾くとは!
この曲はけっこう独特な展開なので、CHABOはどのようにプレイするのか気になったけど、
Charと渡り合って見事に演奏していたのがとっても良かった。

アンコール、Stevie Wonderの「Happy Birthday」が流れる中、
JESSEがバースデイケーキを持って登場。
フロアに居る人全員で「Happy Birthday」を大合唱してマリちゃんを祝福する。
そして最後は、マリちゃんからのお返しみたいな感じで「ありがとう」。
マリちゃんの温かい唄声、JESSEの心のこもったRAP、Charのギターカッティング、
KENKENのFunkyなベース、あっくんのドラム、すべてが素晴らしくホットな瞬間。
ありがとう・・・最後に残った言葉は、本当にそれだけだったな。
こうして素晴らしいライブは、23時10分ごろ終了。

【セットリスト】
第1部
M01. Compared To What [5th element will]
M02. On Your Mark [5th element will]
M03. Give, Get a Peace [有山じゅんじ+5th element will]
M04. 抱きしめよう [金子マリ+有山じゅんじ]
M05. みんなの願いはただひとつ [金子マリ+有山じゅんじ+バンバンバザール]
M06. 恋はねずみ色 [金子マリ+渋谷 毅+小川美潮+バンバンバザール]
M07. DEAR MR. OPTIMIST [金子マリ+渋谷 毅+小川美潮]
M08. はじめて [渋谷 毅+小川美潮]
M09. 青い空 [金子マリ+渋谷 毅]
第2部
M10. (Instrumental) [LIFE IS GROOVE]
M11. ゴロワーズを吸ったことがあるかい [金子マリ+LIFE IS GROOVE]
M12. 永遠 [高田エージ+粂 絢哉+KENKEN+DUTTCH]
M13. そのままでいいよ [金子マリ+高田エージ+粂 絢哉+KENKEN+DUTTCH]
M14. アフリカの月 [金子マリ+カルメン・マキ+石田長生]
M15. Happiness [金子マリ+BAHO]
M16. Time After Time [金子マリ+Char]
M17. Taxi Driver [金子マリ+Char]
M18. Honey [金子マリ+Char]
第3部
M19. A Change Is Gonna Come [5th element will]
M20. 機関車 [小坂 忠+5th element will]
M21. 時代 [MARI & BUXBUNNY]
M22. セレナーデ [MARI & BUXBUNNY]
M23. 最後の本音 [石田長生+MARI & BUXBUNNY]
M24. アスベスト [金子マリ+KENKEN+金子ノブアキ]
M25. Don't Cry My Baby [金子マリ+Char+KENKEN+金子ノブアキ]
M26. ドカドカうるさいR&Rバンド [金子マリ+仲井戸麗市+Char+KENKEN+金子ノブアキ]
M27. Street Information [金子マリ+仲井戸麗市+Char+KENKEN+金子ノブアキ]
アンコール
EN1. ありがとう [金子マリ+JESSE+Char+KENKEN+金子ノブアキ]

ライブ終了後は、ライブの感想を語り合いながら飲みたいところだったけど、
既に23時をかなり過ぎていたので、今日のところは断念。
それでもライブの興奮は冷めやらず、夜遅くまで眠れなかったのでした。

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