映画「菅原文太さん追悼上映会」渋谷TOEI
今日は渋谷TOEIへ、菅原文太さん追悼上映会を観に行く。
昨年亡くなった菅原文太さんを偲んで、「トラック野郎」シリーズ全10作品から5本をセレクトしての上映。
11時開映・20時50分終映はかなりハードだけど、一日どっぷり文太さんの世界に浸るというのも悪くない。
席は指定席でH列14番。前過ぎず後過ぎず、スクリーン向かってほぼ中央の好ポジション。
予告編は一切なく、「御意見無用」「爆走一番星」「望郷一番星」「男一匹桃次郎」「故郷特急便」の順で
次々に上映していき、その間に30分2回と10分2回の休憩時間が入る。
どの作品も基本的なストーリー展開はほとんど同じ。
桃次郎がマドンナに一目惚れをし、相手の趣味に合わせて付け焼刃の知識で積極的にアタック。
その一方で個性の強いライバルが現われ、ワッパ勝負や一対一の殴り合いの大喧嘩を展開。
結局、マドンナとの恋は成就せず、ライバルとはいつしかお互いを認め合う仲になる。
映画のクライマックスでは、桃次郎は時間が足りるはずのない悪条件の仕事を引き受け、
愛車・一番星号に荷を載せてアクセルを踏み込み大爆走させる。
警察の検問を突破して、トラック野郎達の応援・協力を得て道なき道を走り、
一番星号をボロボロにしながらも時間内に無事送り届けてのハッピーエンド。
各作品のマドンナ役は、中島ゆたか、あべ静江、島田陽子、夏目雅子、石川さゆり、森下愛子、
ライバル役は、佐藤允、田中邦衛、梅宮辰夫、 若山富三郎、原田大二郎という豪華ラインナップ。
また、由利徹、笑福亭鶴光、湯原昌幸、桂歌丸、松鶴家千とせ、ばってん荒川、ラビット関根などの芸人や、
“ダウン・タウン・ブギウギ・バンド”も脇役として出演して、映画に華を添えている。
公開時期が1970年代後半ということだから、俺がまだ小学生だったころの作品。
リアルタイムでは一度だけ親と観に行って、ドギツイ内容に気まずいところもあったりした。
だけどスクリーンいっぱいに走るデコトラと、文太兄ィのカッコよさは格別のものがある。
そして幼な心に「男というものはどうあるべきものなのか?」というのを刻みこんでくれた
「トラック野郎」は、私にとってとっても大切な作品なのである。
10時間におよぶ映画鑑賞を終えたあとは、「山家」で軽く飲んでいくことにする。
10時過ぎにはラストオーダーになってしまったので、「兆楽」でシメてから帰宅。
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