三宅伸治「ひとつづきの夢ツアー 2015」名古屋 Jazz Spot Swing
18時過ぎ、再び外出。
新栄のJazz Spot Swingへ、三宅伸治「ひとつづきの夢ツアー 2015」を観に行く。
そもそも今回の旅は、「関西・名古屋方面で何か面白そうなライブがあればそれと絡めて」という企画。
いろいろと情報を集めているうちに、このライブにぶち当たったのだ。
開場時間18時30分の少し前に会場へ着くと、三人のお客さんが並んでいた。
どうやら先着順入場のようなので、そのまま並んで待っているとほどなく開場。
思ったよりも広い店内、ステージ下手の一番前のテーブルに座る。
それからお酒を飲みながら、ゆっくりと開演を待つ。フロアは次第にお客さんでイッパイに。
予定より少し遅れて、19時35分過ぎに開演。
伸ちゃんは客席後方からステージに登場し、フルアコのギターを抱えて唄い出す。
うーん、いいねぇ~。ステージでひとり唄う、伸ちゃんの唄声が妙に心に染みる。
選曲は伸ちゃんのオリジナルはもちろん、清志郎ナンバーの「愛と平和」、
Ray Charlesの「Geogia On My Mind」、“The Beatles”の「Something」といったカバーも。
それから、最近の社会情勢を見てどうしても唄いたくなったという新曲「平和の唄」。
本日のライブは二部構成ということで、第1部のラストは「君が僕を知ってる」。
オリジナルとはちょっと違ったアレンジで、しっとりとした雰囲気での演奏。
こうして第1部は、1時間弱で終了。
休憩をはさんで、20時40分過ぎに第2部開始。
若干早めの登場に、「まだ休んでいたかった? もう一度引っ込もうか?」と伸ちゃん。
伸ちゃんはスケルトンモデルのエレキギターを抱えて、「It's All Right」を聴かせる。
伸ちゃんのスライドギター、CHABOとはまた違った魅力がありますな~。
もう一曲アッパーなナンバーを演奏したあと、ステージ下手のピアノに向かう伸ちゃん。
Stevie Wonderの曲に続いて始まったのは「雑踏」、Bluesハープを吹きながらの演奏。
こいつにはかなりジーンと来てしまった。このタイミングでこの曲というのはちょっと反則だな。
再びフルアコを手にして、“THE TRAMP”のナンバー。「泣きたいほどのさびしさだ」という歌詞がまた・・・。
しんみりとした空気を吹き飛ばすように、ここから先はロックンロールの時間。
「月がかっこいい」が始まるとお客さんは総立ちになり、そのまま「ベートーベンをぶっとばせ」に突入。
ここで伸ちゃんはギターを弾きながら店を出て、階段をのぼって道端でギターを弾きまくる。
噂には聞いていたけど、本当にやるんだぁ~。こういうの大好きだわー、ロックだわー。
それから続けざまに「JUMP」。大盛りあがりの中、本編は終了。
アンコールに突入し、アルバム「SLAVE」から「ひとつづきの夢」をみんなで唄う。
それから「涙のプリンセス」。時期のせいなのか?清志郎ナンバーがけっこう多いな。
そして「ブギ・ナイト」。この曲は伸ちゃんのデビュー曲。この曲が聴けたのはかなり嬉しかった。
俺にとっての伸ちゃんは、まさにこのイメージ。ゴキゲンなブギをぶっ飛ばすぜぃ~ってな。
二回目のアンコールは「やぁ~」、そして「たたえる歌」。この曲も大好きなナンバー。
なんだか明日への活力というのでしょうかね、そういうモノがみなぎってきますわな。
本当はこれでおしまいだったみたいだけど、執拗なアンコールに応えて再び伸ちゃん登場。
「何が聴きたい?」との問いかけに「Forever Young」の声があがり、心の中でガッツポーズ。
なんたってこの曲は、伸ちゃんのレパートリーの中で一番好きかもしれない曲。
だけどその後の流れで、けっきょく「雨あがりの夜空に」なってしまった。
それはそれで良かったんだけどねー。「Forever Young」聴いたら、号泣してたかもしれないし。
こうして素晴らしいライブは、22時10分過ぎに終了。
ライブのあとはもうひとつのお楽しみ。
地下鉄に乗って今池駅へ行き、これまた清志郎が通ったという中華料理屋「ピカイチ」へ。
ここはドラゴンズファンが集う店でもあるので、壁にはドラゴンズの選手のサインなどがビッシリ。
清志郎のサインが見つからないので、店員さんにたずねてみる。
そしたらサインの場所だけではなく、いろいろなエピソードも話してくれた。
あまりにも居心地がいいのでのんびりしていたら、いつの間にか終電が無くなっていた。
まだ0時過ぎなのに、早過ぎるよ~。などと嘆いても仕方が無いので、意を決して栄まで歩く。
けっきょく30分ぐらいかかったのだろうか? すっかり身体が冷え切ってしまった。
だから「呑んき」に寄って熱燗で身体を温めてから、2時ごろホテルに戻る。
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