金子マリ「金子マリ presents 5th element will」下北沢 440(four forty)
今日は下北沢440へ、“金子マリ presents 5th element will”のライブを観に行く。
毎月第三土曜日に行われるこのライブ、始まってもう何年になるのだろうか?
私が初めて参加したのは2011年1月、そこから数えても既に四年の月日が経つ。
その間にいろいろな出来事があり、いろいろな出逢いと別れがあった。
それでもマリちゃんは“下北沢のジャニス”として、ずっと唄い続けてきたのだ。
先週起こった悲しい出来事に胸を痛めつつ、マリちゃんの唄声を欲している自分がいた。
開場時間18時30分にあわせて会場へ、例によって並んでいるお客さんはほとんど居ない。
整理番号6番だったけど、けっきょく四番目に入場。ステージ上手の最前列のテーブルに座る。
開演時間が近づくにつれて、いい感じにフロアは埋まっていく。
予定より少し遅れて、19時35分過ぎに開演。まずは吉村 瞳&小笠原友子のステージ。
小笠原さんがパーカッション担当で、それをバックに吉村さんがギターを弾きながら唄う。
そう書くと普通に聞こえてしまうのだけれど、二人ともちょっとばかり変わっている。
小笠原さんはカホンをペダルでキックしながら、ハイハット替わりに左足でタンバリンを刻む。
そして両手を駆使して、コンガや見たことのない打楽器を叩きまくる。
吉村さんはボトルネック、ラップスティール、リゾネイト・ギターを巧みに弾きこなす。
サウンドはアメリカ南部の音というのかな? あまりナマでは聴いたことがないサウンド。
「私たちの原点です」と言って、“Allman Brothers”のカバーを演ったりしてた。
およそ1時間のライブ、古くて新しい音楽との出会いに心ときめくひとときだった。
15分ほどの休憩をはさんで、20時50分ごろから“5th element will”の演奏が始まる。
すっかりお馴染みとなったバンドメンバー、北さんは金髪のショートヘアになってる。
マリちゃんはわりとラフなスタイル。あいかわらずのマリちゃんスマイル。
“5th element will”の音は、Soul、Funk、Rock、Blues・・・いろいろな要素が入り混じったサウンド。
「彼女の笑顔」や「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」といったカバー曲を織り交ぜて、
マリちゃんのキャリアの中からいろいろな曲がセレクトされて演奏される。
ライブ中盤に演奏されたちょっと沈んだ感じのミディアムナンバー、“BUXBUNNY”を連想させた。
マリちゃんはMCでシーナの事について触れる。とは言ってもそこはマリちゃん、
しんみりとした感じではなく、とても似てるとは思えないシーナの物真似を披露。
だけど続いて演奏された「風を追いかけて」、そして「on your mark」にシーナへの想いを感じた。
「もう一歩前進、もう一歩前進~♪」という歌詞は、悲しみを乗り越えて進んでいく決意表明。
そして本編最後の「悲しい夜は自由になれる」。なんかもう胸が一杯で、たまらなくなってしまった。
アンコールに突入し、「ご唱和願いますとは言いませんですけど・・・」とマリちゃんは言い、
「税ー! 税ー!」とお客さんと激しいコール&レスポンス。確定申告の時期、タイマーズの「税」ですな。
いつもとはちょっと違った感じの盛りあがり、だけどとっても楽しいフィナーレとなった。
こうして本日のライブは、22時ごろすべて終了。
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