« DEEP | トップページ | 花見 »

2015年3月 3日 (火)

KISS「JAPAN TOUR 2015」東京ドーム

今日は東京ドームへ、KISS「JAPAN TOUR 2015」を観に行く。
先週から始まった今回の来日ツアーも、いよいよ今日が最終日。
今夜は“ももいろクローバーZ”との共演もあり、一体どうなることやら。
というわけで16時過ぎには仕事を終わりにして、地下鉄を乗り継いで水道橋駅へ。
ひとまず東京ドームへ行ってみると、既にたくさんのお客さんが集まっていた。
バリバリのメイクとコスチュームでキメた人達を、見ているだけでも楽しくなる。
かなり時間が余ってしまったので、少し歩いて「富士レコード社」や「タクト」を覘いてみる。
あいかわらずどちらも品揃えが豊富で、心動かされるお宝がザクザク。

20150303_1646b

18時半ごろ会場入り。入口で全員プレゼントのマスクを受け取る。
俺はポールのマスクが入っていた。ちょっと得した気分。
今日の席は、S席アリーナF8-7番。アリーナだけれど、一番後のブロック。
メインステージはもちろんのこと、サブステージさえかなり前の方にある。
これならスタンドのほうがいいかも? ブロックの最前列なのがせめてもの救い。
それはともかく、アリーナもスタンドもお客さんでギッシリ。これは盛りあがりそうだ。

いつもよりかなり遅れて19時20分ごろ、RockなBGMがツェッペリンの「Rock'n'Roll」に変わる。
場内が暗転し、ステージを覆った幕にはGoogleEarthの映像が東京ドームへロックオン。
そしてジーン、トミー、エリック、そしてポールが楽屋を出てくるシーンが映し出され、
「You Wanted The Best? You Got The Best! The Hottest Band In The World, KISS!」の
前口上に続いて、ステージを覆った幕が左右に開くとそこにはメンバー四人の姿。
さすがにちょっと遠いかなー。だけどこうなったらひたすら楽しむしかない。
オープニングナンバーは「Detroit Rock City」。火柱がどっかんどっかんとあがる。
続いて「Creatures of the Night」「Psycho Circus」、演奏に呼応してステージセットが変化していく。
「今夜は古い曲から新しい曲までいろいろやるよ~」的なことをポールは話し、
ホールを右半分と左半分とに分けてかわりばんこにお客さんを煽る。
そして始まったのは「Parasite」、そして「Shout It Out Loud」。いやぁーやっぱりイイなぁ~。

続く「War Machine」のエンディングでは、サイレンが鳴り響く中でジーンが火吹き。
「Are You Feel Good?」とポールは叫び、「Do You Love Me」をお客さんといっしょに唄う。
ファーストアルバムから「Deuce」を演奏したあと、最新アルバムから「Hell or Hallelujah」。
まさに今夜は、“KISS”の歴史を一気に見せてしまおうとするようなセットリスト。
「Hell or Hallelujah」エンディングでは、トミーのギターソロが延々とフィーチャーされる。
黒のレスポールから火花が発射されると、ステージ上空の仕掛けが爆発する。
トミーは下手から上手から、そして中央から狙い撃ち、合計三回の爆発。
「I Love It Loud」でコール&レスポンスしたあと、ポールは「Are You Ready~!」と叫ぶ。
そして「Lick It Up」ではエリックのドラムにあわせて、ポールとトミーがステージ上空へせり出す。
色とりどりのレーザー光線が、巨大なドームを鮮やかに彩る。

ステージが暗くなり雷鳴が轟くと、緑色の光の中にジーンの姿が浮かび上がる。
斧型のベースを弾いているうちに、ジーンの口から血がしたたり落ちる。
そしてジーンは、ステージ上空に設けられたお立ち台にフライング。
ドームの天井に届きそうな場所から、ドスの効いた声で「God of Thunder」を唄う。
続いてポールは「上を向いて歩こう」を口ずさみ、お客さんはそれに合わせて手拍子。
「I Was Made for Lovin' You」を演奏したあと、「今回は11回目の来日だ!」
「もっとみんなの近くに行きたいぜ!」と言って、ポールはアリーナ中央のサブステージへフライング。
だけどサブステージは私の席からかなり前の位置、おまけに照明用のやぐらが邪魔。
それにこれまでのような回転する仕掛けはなく、ずっとメインステージ側を向いていたのもいまいち。
エンディングでポールがステージに向けてギターを構えると、ステージ上の仕掛けが爆発。
ポールはそのままサブステージでギターをつま弾き、アリーナ上空のミラーボールが廻り出す。
「Black Diamond」のイントロが流れる中をポールはメインステージへ戻り、エリックがヴォーカルをとる。
エンディングではドラムセットがぐんぐんと上空にせり出し、猫神様が左右に登場。
演奏終了後、すぐにメンバーがステージに戻って来て、お客さんといっしょに記念撮影。
いつもとはちょっと違った珍しい光景で本編は終了。

アンコール、ステージには“KISS”のロゴマークが浮かびあがる。沸き起こる歓声。
と思いきや、“週末ヒロイン ももいろクローバーZ”のロゴマークに変化。
一斉に色とりどりのサイリウムがドームを埋め尽くし、これまたいつもとは違った光景。
ロゴマークは変わりばんこに映し出され、そのたびにお互いのファンから歓声があがる。
そしてステージには、“KISS”とともに“ももいろクローバーZ”が登場。
曲はもちろん「Samurai Son」。いやむしろ今夜は「夢の浮世に咲いてみな」と言うべきか。
ももクロは初めて観るけど、ちっちゃいな・・・。だけど全身からみなぎるパワーを感じる。
それに呼応するかのように、会場のあちこちに散らばったモノノフが一斉にスパークする。
いやぁ~この曲ばかりは、さすがの“KISS”もお株を奪われたという感じかな。
ステージ両サイドには大太鼓。ドンドン、ドンドンと鳴り響き、サウンドに厚みを加える。
そのまま最後は、ももクロもいっしょに「Rock and Roll All Nite」。
アリーナ前方と後方から白い紙吹雪が舞い上がり、ぱぁ~っとした解放感に包まれる。
エンディングではももクロのメンバーが固唾を飲んで見守る中、
ポールがギターをブン廻し、最後にステージ中央に叩きつけてクラッシュ。
最後は全員がステージ中央に並んでカーテンコール。
“KISS”のライブのエンディングとしては、ちょっと珍しい光景。
ステージには「LOVES YOU TOKYO」の文字が映し出され、21時10分ごろライブは終了。

|

« DEEP | トップページ | 花見 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« DEEP | トップページ | 花見 »