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2015年3月29日 (日)

VA「KAPPUNK」新宿LOFT&ACB<day-2>

今日もまた、パンクイベント「KAPPUNK」に参加するため新宿歌舞伎町へ。
本当は13時からの“AUTO-MOD”を観たかったのだけれど、間に合わずに断念。
14時からのLOFTステージ、“EXTINCT GOVERNMENT”から観ることにした。
“EXTINCT GOVERNMENT”の名前はよく聞いていたけれど、演奏を観るのは今回が初めて。
ヴォーカルが長身のモヒカンで、もんのすごくカッコいい。
絶えずステージを動きまわり叫ぶ姿は、居並ぶPunkバンドの中でも最高なのでは?
サウンドもバリバリのハードコアで、一発で好きになってしまった。
途中で女性のゲストヴォーカルが参加、男女で唄うとヴォーカルに厚みが出てイイと思った。

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続いて15時からLOFT BARで、“SYSTEM FUCKER”のステージ。
こちらも金髪モヒカンのヴォーカルが、激しい音の洪水の中でシャウトする。
曲の途中でブレイクを入れたときに訪れる一瞬の静寂が、なかなか印象的だった。
ヴォーカルの「絶対あきらめないぜ!」という言葉に、思わずグッときてしまった。

“SYSTEM FUCKER”が終わってLOFTステージへ行くと、“THE PRISONER”が演奏中。
男と女のツインヴォーカル、Oiパンクがちょっとポップになったような感じかな。
演奏やステージングがとっても上手くて、人気があるのもわかるような気がする。
今回はけっきょく10分ぐらいしか観ることが出来ませんでしたが・・・。

そして16時からLOFTステージで、“ロリータ18号”の演奏が始まる。
ステージ下手の最前列、個人的にお気に入りのポジションで参戦。
“ロリータ18号”はいろいろなイベントで観てはいたけど、単独での演奏を観るのは初めて。
これが本当によかった・・・。なんて言うのか、パンク愛で溢れてる。
ヴォーカルのマサヨを始めとして、メンバー全員がニコニコ楽しそうに演奏している。
「パンクを好きで良かった~!」というマサヨの言葉通り、最高にゴキゲンな演奏だった。

“ロリータ18号”の演奏終了後、LOFT BARへ行くと“THE DISCOCKS”が始まるところ。
このバンドも何回か観たことがある。典型的なOiパンク、好きだな~こういうの。
モヒカンのギターは“THE ERECTIONS”の人、ベース&ヴォーカルが普通の服装なのがイイ。
LOFT BARはサウンドがいまいちと思うところもあるけど、それに負けないパワフルな演奏だった。

17時に再びLOFTステージへ行くと、フロアには太鼓を抱えた男たちが並んでいる。
それは“切腹ピストルズ”、ステージには笛や三味線を持った男が四人スタンバイ。
祭囃子のようなリズムに乗って、「KAPPUNK」ならではのPunkナンバーを繰り出す。
お客さんはそれに合わせて踊りまくり、私もその渦に身をゆだねて踊りまくる。
サウンド的にはPunkから程遠い位置に居るけど、その存在は完全にPunkだった。

ここでいったん外へ出てひと休みしたあと、18時からLOFTステージで“THE SECT”。
もともとゴリゴリのハードPunkというイメージがあったけど、サウンドはけっこうポップな感じ。
モヒカンヴォーカルのルックスとは裏腹に、明るく前向きな唄が印象に残った。

それからACBへと移動。18時50分から“MOSQUITO SPIRAL”のステージを観る。
フロアはたくさんのお客さん、タバコの煙が立ち込めてステージが霞んで見える。
ライブハウスというと昔はこんな感じだったな・・・ なんだかとっても懐かしい。
禁煙になったりクリーンな雰囲気に変わったのは時代の流れかもしれないけど、
こういう猥雑で危険な香りこそがライブハウスのような気がする。
それはさておき、ステージでは“MOSQUITO SPIRAL”の演奏が始まる。
Drums:KYO、Bass:穴井仁吉、Guitar:KASUGA、Vocal:BAKI、
これまで日本のPunkシーンを支えてきた錚々たるメンツ。
その四人の奏でるサウンドは、重厚でアグレッシブ。Punkというより重たいHeavy Rock。
あまりにも爆音で聴きとりにくいところがあったけど、とっても大満足の演奏だった。

“MOSQUITO SPIRAL”のステージが終わったのは19時35分。
次の“QP-CRAZY”の開始予定は19時40分、ここに来てずいぶんな遅れ。
ヤキモキしながら待った結果、19時50分ごろ演奏が始まる。
何をされるかわからないから離れて観たかったのだけれど、結局ステージ前から二列目。
音出しのまま演奏になだれ込み、いよいよ“バカ社長”ザ・クレイジーSKBがステージに登場。
ゴリゴリのハードなサウンドをバックに、バカ社長がひたすら激しくシャウトする。
マイクを頭に激しく打ち付けて、そのうち床に倒れ込み、そのままライブは終了。
20分ほどの短い演奏時間、今日は何も悪さをしなかったけどインパクトは大きかった。

これでタイムスケジュールは元に戻り、20時30分から“ゲンドウミサイル”のステージ。
メンバーのルックスが見るからにPunkという感じで、とってもカッコいい。
ヴォーカルの夜桜極蔵は金髪のリーゼント、すらりとした長身がステージ栄えする。
曲はけっこう速い曲が中心。昔みたいに「池袋」とかやらないのかしら?
MCやコール&レスポンスもおもしろくて、「そーだろみんなー!」というフレーズが印象的。
30分ほどの演奏だったけど、Punkならではの楽しさが詰まったライブだった。

終了するや否や、急いでLOFTステージへと移動。
21時からイベントの大トリ“LAUGHIN' NOSE”のステージがあるからだ。
開始には間に合わないかと思ったけど、奇跡的に間に合った。
さすがにフロアは超満員で、人をかき分けるようにしてステージ前へと移動。
オープニングは「聖者が街にやってくる」。あっという間にモッシュとダイブの海。
ものすごく激しいお客さんのリアクションに、チャーミーはなんだか嬉しそう。
私はステージ真正面を避けながら、最終的にはステージ前二列目までたどり着く。
演奏は「C'Mon Everybody C'Mon」「Out Of Money」「ダウンタウンにむかって」
「Pussy For Sale」「戦争反対」「So Fat」「Never Trust Women」「ラフィンロール」
「Broken Generation」「Crash St.Rules」「PARADISE」という黄金のセットリスト。
PONも「「KAPPUNK」だから飛ばし過ぎたー」と言っていたけど、本当にそんな感じ。
アンコール、「GET! GET! GET THE GLORY」コールの中、メンバーが再びステージに登場。
「Could Be So Lonely」に続いて、ステージへカッパンクくんを呼び込む。
そして最後は「Get The Glory」。出演者・スタッフ・お客さん、入り混じってのダイブ大会。
ラフィンは久しぶりに観たけど、やっぱり燃えるなぁ~。単純なところがすごくイイ。
これ以上ないぐらいの盛りあがりの中、イベントは22時にすべて幕を閉じた。

二日間に渡るイベント、私は合計16時間40分参戦、23バンドを観たことになる。
体力的にはかなり疲れたけど、いっぱい唄っていっぱい暴れて、エネルギーは満タンという感じ。
それに加えてイベント全体に漂う心地良さ、何ものにも替え難い素敵な体験だった。
打ち上げは「夢やぐら」で。まったりとした雰囲気で、しばし余韻に浸ったのであった。

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