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2015年3月28日 (土)

VA「KAPPUNK」新宿LOFT&ACB<day-1>

今日明日は新宿歌舞伎町で行われるパンクイベント「KAPPUNK」へ。
「歌舞伎町をパンクで埋め尽くせ!!!」を合言葉に、新宿LOFTとACBの2会場3ステージを股にかけて、
1980年代から活動しているバンドから新進気鋭のバンドまで、二日間で60バンドが出演するという。
私は13時40分から始まる“HAT TRICKERS”に照準を合わせ、13時半ごろ現地に到着。
まずは会場近くに設営されたテントで、チケットをリストバンドに交換してもらう。
それから入場者特典のグッズ、出演する全バンドが収録されたDVDとてぬぐいを受け取る。
そしてそのままLOFTへ。フロアはほど良い感じのお客さんで埋まっている。
ライブは1バンド30分程度。時間的にはちょっと物足りない気がした。
だけどその分たくさんのバンドを観ることが出来るので、
自分が観たいバンドをメインにあちこち動き回って観ることにする。

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予定どおり13時40分から、LOFTステージで“HAT TRICKERS”の演奏が始まる。
いつものようにオレンジ色のダークな照明とスモーク、怪しげに光るネオンサインが印象的。
演奏もゴリゴリのハードなサウンドで、やっぱり好きだなぁ~このバンド。

それからACBへと移動。ACBへ行くのは、リニューアルオープンしてから初めて。
狭い階段を地下へ地下へと降りていく感じは、ちょっと怪しい雰囲気がしてイイ。
ステージはあまり高くなく、フロアもそれほど大きくない。タバコの煙が渦巻いている。
入ったときはガラガラだったけど、ライブの開始が近づくに連れてフロアはギッシリ。
そして14時40分から“SYSTEMATIC DEATH”の演奏が始まる。
システマの音源はたくさん持ってるけど、ライブを観るのは初めて。
バリバリのハードコアサウンドが、とってもカッコ良かった。

再びLOFTへ移動し、15時40分からLOFTステージの“BOMB FACTORY”を観る。
ちょっとばかり趣味が合わなかったので、すぐにLOFT BARへと移動。
15時50分からの“CRUCIAL SECTION”のステージを観る。
フロアを巻き込むパフォーマンス、ヴォーカルの弾けっぷりが印象的なバンドだった。

そしてここからはLOFTステージで、個人的にお目当てのバンドの演奏が続く。
まずは16時40分から“ニューロティカ”。あいかわらずの明るく楽しいパンクロック。
あっちゃんの笑顔を見ていると、自然とこちらまで笑顔になってくる。
ホントにあっという間に終わってしまった感じだけど、最前列かぶりつきで堪能。

続いて17時40分から“奇形児”。個人的には本日のメイン。
最前列ほぼ中央にスタンバイして、独特のドロドロした世界を味わう。
ヴォーカルのヤスの声は、何度聴いてもド迫力だ。
選曲も新旧取り混ぜてという感じで、短いけど中身の濃い演奏で大満足。

今日はとてもイイ天気なので、演奏の合間にはなるべく外に出るようにした。
長時間暗いフロアに閉じこもっているのは、さすがにちょっとキツかったので。
今回のイベントのキャラクター“カッパンクくん”と記念撮影したりして。
あたりにはモヒカンやトロージャンのパンクスがぞろぞろ歩いてる。
ご近所の行列が出来る店で並んでいる客が、驚いたような目で見ているのが印象的。

そして18時40分から“THE RYDERS”のステージ。
考えてみると今回のイベントの中で、一番正統派のパンクバンドかもしれない。
速い曲もあるけど、聴かせるタイプの曲が多いのが特徴的。
こういうバンドがいるから、日本のパンクは成長を続けられるのだよ。

ここでタイミングが合ったので、19時10分からLOFT BARで“THE ERECTIONS”を観る。
このバンドは何回か観てるけど、曲がわかりやすくて好きなバンド。
サウンドはOiパンク。狭いフロアにギッシリのパンクスで盛りあがっていた。
シンガロングでいっしょに楽しめるところが、Oiパンクの好きなところだ。

再びLOFTステージに戻って、19時40分から“アレルギー”。こちらも最前列で堪能。
ヴォーカルの宙也が独特の世界を繰り広げ、バンドの演奏がガッチリとそれを支える。
兎にも角にもバンドの演奏力がものすごくて、思わず身体が反応してしまう。
「J.B.の夢」は演ってくれなかったけど、「TOKYOフラストレーション」が聴けたので良かった。

“THE MODS”のライブで知り合った友達と合流して、しばらく話をする。
DJがかける「ゴキゲンRADIO」に合わせて、見知らぬパンクスと意気投合。
こういうイベントは、演奏以外にもおもしろいことがたくさんある。
細かい決まりごとは何も無かったけど、それぞれがお互いを認め合い共存している感じ。
狭いスペースにたくさんの人間が居るだけに、自由なだけじゃ収拾つかないからね。
ちょっとした譲り合いや心遣い・・・ この空間にはそれが確実に存在した。

そして20時40分から“JUNIOR”のステージ。
名前は聞いたことあるけど、どんなバンドなのか全く知らなかった。
バグパイプやケルトを使用したサウンドは、独特な雰囲気を醸し出してる。
「これはパンクなのか?」という気がしなくはないけど、こういうの嫌いじゃないぜ。
フロアは今日一番の盛りあがり。激しいモッシュとダイブの渦。
そのギリギリのポジションで観ていたけど、ラスト一曲というところで途中退出。

そして向かったのはACB。21時20分から“1984”のステージ。
このバンドも聴いたことなかったのだけれど、フライヤーを見て気になったので。
元“CRUCIFIX”のメンバーが結成したというアメリカのバンド。
ゴリゴリのハードコアサウンドだけど、ヴォーカルがアジア人なのかな?
そんなところが他とはちょっと違った雰囲気がして、なかなか好きなタイプ。
本日のACBラストということもあってか、アンコール含めて40分を超える演奏。
個人的には今日一番の収穫だったかもしれない。

これでけっこう終わった感があったんだけど、LOFTへと戻る。
LOFTステージでは“OLEDICKFOGGY”が演奏中。
始まってから既に30分近く経っていたけど、そんなことは関係ない。
ステージもフロアも、いっしょになって盛りあがってる。
キラーチューンの「月になんて」をいっしょに唄えただけで大満足。
こうして今日のイベントは、22時20分ごろすべて終了。

ライブ終了後は「新橋やきとん」で打ち上げ。
土曜日ということもあり混んでいたけど、時間とともに寂しくなる。
けっきょく24時過ぎまで飲んで、ブラブラと歩いて帰宅。

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