忌野清志郎「忌野清志郎ロックン・ロール・ショー 渋谷公会堂 Love & Peace 2015年5月2日」渋谷公会堂
今日は5月2日。大好きなあの人が遠いところへ旅立った日。
ゴールデンウィークの初日、朝からあの人のことだけを想いながら過ごす。
今年のカレンダーはあの年と同じなので、いつもに増して特別な想いが込みあげてくる。
あれからもう6年経つのか・・・ 長いようで短い日々。僕らはなんとかやってます。
14時過ぎに家を出て、バスに乗って渋谷へ。
まずはタワレコを覘いて、「シングルマン」の特設コーナーで清志郎とご対面。
それからブラブラと坂をのぼって、渋谷公会堂へと向かう。
毎年5月2日に行われる「忌野清志郎ロックン・ロール・ショー」があるのだ。
14時半から物販が始まっていて、会場前には既にたくさんの人が集まってる。
会場前にはヒトハタウサギ入りのメッセージボード。記入するのは16時からなんだと。
パンフレットとTシャツを購入して、ひとまずその場をあとにする。
暑いぐらいの快晴の中、代々木公園をのんびり散策しながらいったん家に戻る。
17時過ぎに再び家を出て、渋谷公会堂へと向かう。
会場前で友達と落ち合い、17時45分ごろ会場入り。
今日の席は1階6列19番。ステージ下手寄り、CHABO前のベストポジションだ。
会場内に流れているのはRCサクセション。聴いているだけで気分が高揚してくる。
客席は隅から隅までお客さんでギッシリと埋まっている。期待感ではち切れそうな空気。
ステージには巨大なスクリーン、そして下手にはヒトハタウサギの巨大なバルーン。
開演予定時間の18時を少しまわったころ開演。
まずは「ロックン・ロール・ショー」のイントロが流れる中、清志郎が会場に到着する映像。
ホーンの音色をバックに蔦岡さんが前口上、ステージを遮っていたスクリーンが上がる。
Drums:古田たかし、Bass:湯川トーベン、Keyboards:Dr.kyOn、A.Sax:梅津和時、T.Sax:片山広明、
そしてGuitar:仲井戸麗市。CHABOはバンドの一員としてプレイしてくれるようだ。
オープニングは「よォーこそ」。ヴォーカルは、トータス松本と奥田民生。
一曲で民生はステージを降り、トータスのみで「ベイビー! 逃げるんだ。」「ラプソディー」。
「清志郎の曲はKEYが高いので、音を下げて唄っている」と、トータスは正直に告白。
それは仕方が無いと思うけど、イントロを聴いたときにちょっと違和感があったりはする。
続いて、“BRAHMAN”のTOSHI-LOWが登場。代々木上原の居酒屋で、清志郎と飲んだ話を披露。
清志郎が遺したメッセージを朗読してから、アコースティックセットで「明日なき世界」。
それからバンド編成で「ドカドカうるさいR&Rバンド」を唄い、フロアを大いに盛りあげる。
次に曽我部恵一が、「九月になったのに」「山のふもとで犬と暮している」を唄う。
なかなかシブい選曲。だけど伸びやかな曽我部のヴォーカルにマッチしているような気がした。
続いて浜崎貴司がステージに登場。「ゆるーく演ります」と言って、お客さんを座らせる。
そして始まったのは「いい事ばかりはありゃしない」。CHABOと重ね合わせる声の響きが心地よい。
清志郎から「もっと夢や希望を唄ってもいいんだよ」と言われたという話から「JUMP」。
お客さんは再び総立ちになって大盛りあがり。既にフィナーレのような雰囲気。
ここで細野晴臣がステージに登場し、飄々とした感じで「幸せハッピー」を唄う。
一曲だけ唄ってあっさりとステージを降りていく様子が、なんともCOOLで素敵。
CHABOは「渋谷でやるのだから記念に演らせてくれ」と言い、RCの未発表曲「ベルおいで」を演奏。
渋谷は清志郎とCHABOとが出逢った街。この曲に込められたCHABOの想いは如何に・・・。
それから続いて「エネルギー oh エネルギー」。この曲は今は無き「屋根裏」へのオマージュかな。
ひとまずバンドメンバーが全員退場し、入れ替わりにステージに登場したのは井上陽水。
アコースティックギターを抱えて、「帰れない二人」を唄う。
まったく力まずに唄うその唄声の向こうに、清志郎のハーモニーが確かに聴こえる。
陽水はとってもマイペースな雰囲気で曲紹介をしたあと、「楽しい夕べに」を唄う。
再びステージにバンドが登場し、Charを交えて「かくれんぼ」を演奏。
CharとCHABOとのギターのからみが、たまらなく美しく響き渡る。
続いて「S.F.」。Charのゴールドのストラトが、お馴染みのリフを奏でる。
Blues Harpを吹くのは、なんとシャブちゃん。とってもカッコいいブルースマン。
Charはお客さんとコール&レスポンス。どこで演っても全く変わらないお得意のパターン。
それからステージには奥田民生が登場。「つ・き・あ・い・た・い」で客席を盛りあげる。
続いて「スローバラード」。オリジナルキーで唄い切るところは流石だ。
勢い余って(?)間奏でギターソロ・・・ おいおい、そこは梅津さんのサックスだろ!
と、おそらくあの場に居た誰もがそう思ったのではないかな? ちょっとだけ残念。
ここで「コーラス隊」ということで、浜崎貴司、曽我部恵一、トータス松本がステージへ。
「今日は華がないステージ」とボヤきつつ、民生のヴォーカルで「トランジスタ・ラジオ」。
そこへ更にCharとTOSHI-LOWが加わり、CHABOのヴォーカルで「毎日がブランニューデイ」。
そして最後は、細野さんと陽水を加えた全員で「雨あがりの夜空に」。
リボンキャノンから金色のテープが発射され、華やかな雰囲気の中で演奏は終了。
ここでフロアが暗転し、ステージには巨大なスクリーンがスタンバイ。
いつものように「忌野清志郎ダイナミック・ライブ」の幕が上がる。
日本武道館での「ロックン・ロール・ショー」、横浜新都市ホールでの「HONEY PIE」、
渋谷公会堂での「まぼろし」、そして同じく渋谷公会堂での「Baby何もかも」。
まだ初々しさが残る清志郎と、時代を感じさせるマリちゃんの衣装がイイ。
そしてロン毛時代の清志郎が唄う「まぼろし」には、かなりグッと来てしまった。
それなのに「Baby何もかも」の途中で映像が途切れてしまうアクシデント。
最初からもう一度リピートされたのは、嬉しいのだかツライのだか・・・。
最後はいつもどおり、清志郎の直筆歌詞付で「毎日がブランニューデイ」。
清志郎の「また会おうぜ!」という言葉とともに、本日のイベントは終了。
と思いきや、「ロックン・ロール・ショー The FILM ~#1 入門編~」DVD発売のニュース映像。
それ自体は嬉しいけど、ここに入れる必要は無かったよなぁ~。
というわけでいろいろありつつも、21時15分ごろイベントは全て終了。
ライブ終了後は、いつものように仲間と打ち上げ。
センター街をはずれたところにある「みろく」という店に入ってみる。
イベリコ豚のしゃぶしゃぶがオススメみたいだけど、沖縄料理フェアだったのでそちらで。
今日のライブの感想と、帰りに配られたCHABOの渋谷公会堂ライブの話題が中心。
楽しく飲んで話して、シメにソーキそばを食べて24時ごろおひらき。
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