VA「NEVER MIND THE BOLLOCKS」川崎 CLUB CITTA'
今日は川崎 CLUB CITTA'へ、「NEVER MIND THE BOLLOCKS」を観に行く。
パンク専門誌「BOLLOCKS」三周年を記念したパンク集会、豪華なメンバーが揃った。
だから開演時間の12時半に間に合うよう、山手線と京浜東北線を駆使して川崎へと向かう。
川崎へ来るのは5月以来。気のせいかもしれないけれど、都心より暑さがじっとりとまとわりつく。
12時20分ごろ会場着。行列になっているかと思いきや、スムーズに会場入りすることが出来た。
まだこんな時間なのでフロアはがらんとしているけど、期待感はビッシリと満ちている。
今日のイベントは1バンド25分の演奏時間で、セットチェンジの間に15分のDJタイムという進行。
14バンド出演というロングランなので、ビールを飲みながらまったりと楽しむことにする。
トップバッターは“HAT TRICKERS”。まったりと言いつつ、本能的にステージ前のガードフェンスへ。
あいかわらず凝ったステージング、広いステージで観るのは初めてなのでちょっと違和感。
ハードな演奏もいつも通りだったけど、曲順を間違えたりギターの音が出なくなったりとハプニング続き。
ヴォーカルがMCで憲法第九条の話をしていたのが、ちょっと意外な感じがして印象に残った。
30分ほどの演奏。いきなり時間が押し始めてる・・・。
二番手は13時20分から“ロリータ18号”。オープニングから「Oi! Oi!」と、お客さんは大盛りあがり。
ストレートなPunkサウンドが次々に炸裂し、兎にも角にも心地よくてたまらない。
個人的には早くもこの日イチバンが出てしまった感じ。それぐらいに良かった。
“RAMONES”ばりにプラカードを持って唄う「「YES, PUNK ROCK call with me!!!」でフィナーレ。
こちらも30分ほどの演奏。
三番手は14時05分ごろから“EXTINCT GOVERNMENT”。
いま日本で一番ハードコアなバンドは、このバンドなんじゃないか?と思う。
とにかく速いサウンドに乗せてシャウトする、長身モヒカンのヴォーカルが最高にカッコイイ。
「お前ら飲んどるか~?」と言いながら、フロアへ缶ビールを投げ入れるサービス。
こちらもMCでちょっと政治的な話があり。Punksは怒っているのだ!
30分以上の演奏時間となり、どんどん時間が押していく。。。
14時55分ごろから、“BALZAC”の演奏が始まる。
一目でそれとわかるファンが、いっせいにステージ前に詰め掛ける。
この頃からお客さんが増え出し、ノリもどんどん荒っぽくなっていく。
“BALZAC”は初見。もうちょっとドロドロしているのかと思ったら、ゴリゴリのハードなサウンド。
ちょっと意外な感じがして、個人的にはいまひとつだったかな?
15時35分からは、“ANGER FLARES”のステージ。
イベントではよく見かける名前だけど、こちらも観るのは今回が初めて。
Oiパンクになるのかな~? シンガロングなナンバーがカッコイイ。
ヴォーカルがなんでも「BOLLOCKS」の編集長なのだそうだ。
けっこう好きなサウンド。気に入った。
16時20分から“OLEDICKFOGGY”。
多彩な楽器を駆使した親しみやすいサウンドが、いつも通りに楽しい。
ステージ前のお客さんは、これまたいつも通りに大暴れ。
とてもじゃないけど、あの輪の中には入って行けないな・・・。
ラストはもちろん「月になんて」。みんなで大合唱してフィナーレ。
17時05分ごろから“JUNIOR”の演奏が始まる。
バグパイプを使ったオープニングが印象的。アイリッシュ・サウンドというのかな?
タイプ的には“OLEDICKFOGGY”と似ているかも。イベント中盤にそれを組み込むセンスは流石。
しかし観るたびに思うけど、ヴォーカルはジョニー・ロットンに似ているなぁ~。
イイ感じに盛りあがった30分間であった。
これで前半7バンドが終了。
この時点で40分押し。今日は長い一日になりそうだ。
17時50分から“RADIOTS”。
このバンドも初めて観る。サウンドはハードだけど、どことなくメロディアス。
なんとなく“BoφWY”を思い出してしまったのは私だけかな?
18時35分から“THE RYDERS”。
このあたりからベテランバンドが続き、イベントもいよいよ最高潮に。
あいかわらずハードでスピード感あふれる演奏。これぞPunkという感じ。
お客さんのノリも最高で、次から次へとダイブが繰り広げられる。
30分ほどの演奏、たまらなく楽しいステージだった。
19時25分ごろ、“ニューロティカ”の演奏が始まる。
楽しいと言えば、このバンドの右に出る者はいない。
あっちゃんはスイカの格好でステージに登場し、いつものピエロのコスチュームになり、
それからサーファー・・・ではなくサーフボードのコスプレをして唄う。
いまいには男女のダンサーがステージに登場して、激しいダンスを繰り広げる。
文句なしに楽しめるステージ。もちろんサウンドもゴキゲンだった。
続いて20時10分ごろから“THE PRISONER”。
流れ的にここで登場は意外だったけど、本人たちはかなり気合が入っていた模様。
いつもながらの熱く骨太なサウンド。大きいステージが似合っているような気がした。
20時55分からは“THE STAR CLUB”。
兎にも角にも、HIKAGEが元気に復活してくれて良かった。
そんなことを決して感じさせない、いつも通りのハードでゴリゴリなステージ。
Punkといえば、やっぱり“THE STAR CLUB”だよねぇ~。
20分弱という演奏時間の短さも、潔くって良かった。
そして21時30分から“SA”。
野音は観に行けなかったけど、ひとまわり大きくなったステージングに期待。
あいかわらず熱すぎるほどに熱いパフォーマンス、これぞ“SA”ならではという感じ。
個人的にちょっと苦手だった「となりのヤツと肩組めよ~♪」、やってみたら結構楽しかった。
30分ほどの演奏、もうちょっと観たいと思った。
そしていよいよと言うかようやくと言うか、22時15分過ぎにトリの“LAUGHIN'NOSE”の演奏が始まる。
最後なので私も気合を入れて、ステージ前のガードフェンスにかぶりついて楽しむ。
「Could Be So Lonely」から始まり、「Teenager」「Out Of Money」「Scene Death」と初期ナンバーの連続。
Charmyはガードフェンスに乗って唄い、お客さんと一体化して盛りあがる。
そのあと「FALLIN' FALLIN' INTO YOUR HEART」「PARADISE」「LAUGHIN' ROLL」、
それから「CRASH ST. RULES」。この曲はいつ聴いてもイイよな~思わずグッとくる。
そして最後はもちろん「Get The Glory」。ステージには主演者全員が勢ぞろい。
いつの間にかメンバーじゃない人が楽器を持っていて、もうまさにハチャメチャ状態。
だけどメチャメチャ楽しい瞬間。やっぱりPunkはサイコーなのだ。
イベントが終わったのは、けっきょく23時ごろ。
21時30分終了予定だったから、実に90分押しだったという・・・。
10時間半もココに居たのか~。途中で外へ出たり座ったりして、なんとな乗り切った感じ。
心地良い疲れを感じつつ、東海道線に乗りこみ帰路についた。
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