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2015年8月 9日 (日)

VA「NEVER MIND THE BOLLOCKS」川崎 CLUB CITTA'

今日は川崎 CLUB CITTA'へ、「NEVER MIND THE BOLLOCKS」を観に行く。
パンク専門誌「BOLLOCKS」三周年を記念したパンク集会、豪華なメンバーが揃った。
だから開演時間の12時半に間に合うよう、山手線と京浜東北線を駆使して川崎へと向かう。
川崎へ来るのは5月以来。気のせいかもしれないけれど、都心より暑さがじっとりとまとわりつく。
12時20分ごろ会場着。行列になっているかと思いきや、スムーズに会場入りすることが出来た。
まだこんな時間なのでフロアはがらんとしているけど、期待感はビッシリと満ちている。

Img_0726

今日のイベントは1バンド25分の演奏時間で、セットチェンジの間に15分のDJタイムという進行。
14バンド出演というロングランなので、ビールを飲みながらまったりと楽しむことにする。
トップバッターは“HAT TRICKERS”。まったりと言いつつ、本能的にステージ前のガードフェンスへ。
あいかわらず凝ったステージング、広いステージで観るのは初めてなのでちょっと違和感。
ハードな演奏もいつも通りだったけど、曲順を間違えたりギターの音が出なくなったりとハプニング続き。
ヴォーカルがMCで憲法第九条の話をしていたのが、ちょっと意外な感じがして印象に残った。
30分ほどの演奏。いきなり時間が押し始めてる・・・。

二番手は13時20分から“ロリータ18号”。オープニングから「Oi! Oi!」と、お客さんは大盛りあがり。
ストレートなPunkサウンドが次々に炸裂し、兎にも角にも心地よくてたまらない。
個人的には早くもこの日イチバンが出てしまった感じ。それぐらいに良かった。
“RAMONES”ばりにプラカードを持って唄う「「YES, PUNK ROCK call with me!!!」でフィナーレ。
こちらも30分ほどの演奏。

三番手は14時05分ごろから“EXTINCT GOVERNMENT”。
いま日本で一番ハードコアなバンドは、このバンドなんじゃないか?と思う。
とにかく速いサウンドに乗せてシャウトする、長身モヒカンのヴォーカルが最高にカッコイイ。
「お前ら飲んどるか~?」と言いながら、フロアへ缶ビールを投げ入れるサービス。
こちらもMCでちょっと政治的な話があり。Punksは怒っているのだ!
30分以上の演奏時間となり、どんどん時間が押していく。。。

14時55分ごろから、“BALZAC”の演奏が始まる。
一目でそれとわかるファンが、いっせいにステージ前に詰め掛ける。
この頃からお客さんが増え出し、ノリもどんどん荒っぽくなっていく。
“BALZAC”は初見。もうちょっとドロドロしているのかと思ったら、ゴリゴリのハードなサウンド。
ちょっと意外な感じがして、個人的にはいまひとつだったかな?

15時35分からは、“ANGER FLARES”のステージ。
イベントではよく見かける名前だけど、こちらも観るのは今回が初めて。
Oiパンクになるのかな~? シンガロングなナンバーがカッコイイ。
ヴォーカルがなんでも「BOLLOCKS」の編集長なのだそうだ。
けっこう好きなサウンド。気に入った。

16時20分から“OLEDICKFOGGY”。
多彩な楽器を駆使した親しみやすいサウンドが、いつも通りに楽しい。
ステージ前のお客さんは、これまたいつも通りに大暴れ。
とてもじゃないけど、あの輪の中には入って行けないな・・・。
ラストはもちろん「月になんて」。みんなで大合唱してフィナーレ。

17時05分ごろから“JUNIOR”の演奏が始まる。
バグパイプを使ったオープニングが印象的。アイリッシュ・サウンドというのかな?
タイプ的には“OLEDICKFOGGY”と似ているかも。イベント中盤にそれを組み込むセンスは流石。
しかし観るたびに思うけど、ヴォーカルはジョニー・ロットンに似ているなぁ~。
イイ感じに盛りあがった30分間であった。

これで前半7バンドが終了。
この時点で40分押し。今日は長い一日になりそうだ。

17時50分から“RADIOTS”。
このバンドも初めて観る。サウンドはハードだけど、どことなくメロディアス。
なんとなく“BoφWY”を思い出してしまったのは私だけかな?

18時35分から“THE RYDERS”。
このあたりからベテランバンドが続き、イベントもいよいよ最高潮に。
あいかわらずハードでスピード感あふれる演奏。これぞPunkという感じ。
お客さんのノリも最高で、次から次へとダイブが繰り広げられる。
30分ほどの演奏、たまらなく楽しいステージだった。

19時25分ごろ、“ニューロティカ”の演奏が始まる。
楽しいと言えば、このバンドの右に出る者はいない。
あっちゃんはスイカの格好でステージに登場し、いつものピエロのコスチュームになり、
それからサーファー・・・ではなくサーフボードのコスプレをして唄う。
いまいには男女のダンサーがステージに登場して、激しいダンスを繰り広げる。
文句なしに楽しめるステージ。もちろんサウンドもゴキゲンだった。

続いて20時10分ごろから“THE PRISONER”。
流れ的にここで登場は意外だったけど、本人たちはかなり気合が入っていた模様。
いつもながらの熱く骨太なサウンド。大きいステージが似合っているような気がした。

20時55分からは“THE STAR CLUB”。
兎にも角にも、HIKAGEが元気に復活してくれて良かった。
そんなことを決して感じさせない、いつも通りのハードでゴリゴリなステージ。
Punkといえば、やっぱり“THE STAR CLUB”だよねぇ~。
20分弱という演奏時間の短さも、潔くって良かった。

そして21時30分から“SA”。
野音は観に行けなかったけど、ひとまわり大きくなったステージングに期待。
あいかわらず熱すぎるほどに熱いパフォーマンス、これぞ“SA”ならではという感じ。
個人的にちょっと苦手だった「となりのヤツと肩組めよ~♪」、やってみたら結構楽しかった。
30分ほどの演奏、もうちょっと観たいと思った。

そしていよいよと言うかようやくと言うか、22時15分過ぎにトリの“LAUGHIN'NOSE”の演奏が始まる。
最後なので私も気合を入れて、ステージ前のガードフェンスにかぶりついて楽しむ。
「Could Be So Lonely」から始まり、「Teenager」「Out Of Money」「Scene Death」と初期ナンバーの連続。
Charmyはガードフェンスに乗って唄い、お客さんと一体化して盛りあがる。
そのあと「FALLIN' FALLIN' INTO YOUR HEART」「PARADISE」「LAUGHIN' ROLL」、
それから「CRASH ST. RULES」。この曲はいつ聴いてもイイよな~思わずグッとくる。
そして最後はもちろん「Get The Glory」。ステージには主演者全員が勢ぞろい。
いつの間にかメンバーじゃない人が楽器を持っていて、もうまさにハチャメチャ状態。
だけどメチャメチャ楽しい瞬間。やっぱりPunkはサイコーなのだ。

イベントが終わったのは、けっきょく23時ごろ。
21時30分終了予定だったから、実に90分押しだったという・・・。
10時間半もココに居たのか~。途中で外へ出たり座ったりして、なんとな乗り切った感じ。
心地良い疲れを感じつつ、東海道線に乗りこみ帰路についた。

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