仲井戸麗市「2015冬 梅津和時・冬のぶりぶり」新宿PIT INN
今日は新宿PIT INNへ、「2015冬 梅津和時・冬のぶりぶり」を観に行く。
梅津さん主催のシリーズライブ、今回はCHABOと早川さんとのトリオということで、こいつは見逃せない。
開場時間の19時30分にあわせて会場に到着。友達数人と合流。
整理番号は105番。余裕で立見というところだったけど、みんなが席を融通してくれて座ることが出来た。
ステージ上手の椅子席最後列なのだけど、何故だかすっきりとステージを見渡すことが出来る。
これは前に座っている人の座高の問題か? ちょっと意外だけど、こいつはかなりラッキーだ。
予定通り、20時に開演。
ステージ上手から、梅津和時、早川岳晴、仲井戸"CHABO"麗市という並び。
演奏は「顔」からスタート。CHABOはアコースティックギター、早川さんはエレキのアップライトベース、
梅津さんはサックスとクラリネットとを駆使してのプレイ。三人の音がバランス良く聴こえてくる。
三人のバンド名は、なんでも「THEすいません」というのだそう。
ちょっと喋っては「すいません」と繰り返すCHABOと梅津さんに、早川さんはムッとした表情?
「早川さん、どうもすいません」とCHABOが言うと、早川さんもあきれて笑い顔になる。
「Bluse 2011」「祝祭」「アメリカン フットボール」「BLUE MOON」と、お馴染みのナンバーが続く。
「サイクリング」は久しぶりに聴いたような気がする。いつ聴いても、その歌詞にグッときてしまう。
いつものようにマチャミさんは、チリンチリン!と自転車のベル担当。
曲が終わると早川さんは、「あまりチリチリ鳴らすと道交法に引っかかる」と突っ込み。
早川さんのウッドベースをフィーチャーした「つぶやき」に続いて、
“THE KINKS”のカバーで「ALCOHOL」。梅津さんのサックスがいやらしくてイイ。
梅津さんがバスクラリネットをかまえて、「ボスしけてるぜ」が始まる。
バスクラリネットとエレキベースに支えられて、CHABOのパフォーマンスも絶好調。
それから「お墓」。早川さんの歪みを効かせたベースソロから始まるアレンジ。
RCナンバー二連発に続いては、清志郎との共作「毎日がブランニューデイ」。
それからニューアルバムより、「ま、いずれにせよ」「やせっぽっちのブルース」。
どちらの曲も、早川さんのベースがグイグイと引っ張っていく感じがとってもカッコいい。
梅津さんが仙台から上京して初めて演奏したのがピットイン、
早川さんが高校三年生から出演していたのがピットイン、そしてCHABOは新宿生まれ・新宿育ち。
というわけで「新宿を語る・冬」「マイホームタウンの夜」と、新宿を唄ったナンバーを二曲。
そして本編最後は「ガルシアの風」。「来年、いい風が吹きますように・・・」との思いを込めて。
アンコール、まずは梅津さんとCHABOと二人で「リンゴの唄」。
この曲のエピソードを聞くたび、人間と音楽との関係について考えさせられる。
そして早川さんが加わって「いい事ばかりありゃしない」。お客さんもいっしょに大合唱。
続く「働き蜂」では、CHABOと梅津さんとの速弾き&早吹き合戦。二人とも超絶な演奏。
CHABOはおもちゃのエレキギターを取り出して、「雨あがりの夜空に」のイントロを弾き出す。
ここで総立ちになるかと思いきや、そこはピットインらしく座ったままで盛りあがる。
そして最後は梅津さんがピアノを弾き、CHABOと梅津さんとの共作「祈り」。
早川さんはウッドベースを弓で弾き、なんとも言えない荘厳な雰囲気が漂う。
こうして22時45分過ぎ、演奏はすべて終了。
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