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2015年12月13日 (日)

矢野顕子「さとがえるコンサート 2015」NHKホール

今日はNHKホールへ、矢野顕子「さとがえるコンサート 2015」を観に行く。
矢野顕子のコンサートを観るのは、2013年の夏以来。早いものでもう二年以上前になる。
今年で20回目だという「「さとがえるコンサート」、今回は“TIN PAN”との共演。
いったいどんなコンサートになるのか? いろいろな意味で楽しみが満載である。
バスに揺られて渋谷へ到着したのは17時半ごろ。しばらくあたりをブラブラしてから会場入り。
今日の席は、1階L7列7番。ステージ向かって左寄りだけど、なかなかの好ポジション。
ステージにセッティングされた機材の向こうに、木製の街灯(?)が二つ並んで立てられている。
客席は1階から3階までお客さんでギッシリ。根強い人気を感じさせる。

予定より遅れて、18時05分過ぎに開演。
ステージ上手から、Guitar:鈴木 茂、Drums:林 立夫、Bass:細野晴臣、
Vocal&Piano:矢野顕子という並び。これだけのメンツが揃っているだけでワクワクする。
演奏は、アッコちゃんのレパートリー「気球にのって」からスタート。
アッコちゃんの唄と演奏は、あいかわらず変幻自在で一瞬たりとも目が離せない。
正直言ってアッコちゃんのアルバムはあまり持っていないのだけれど、
不思議な事にときどき猛烈に唄を聴きたくなるんだよな~。今回がまさにそれ。
それをガッチリと支える“TIN PAN”の演奏。円熟した? 重厚な? 骨太の? なんて言うんだろう?
他のバンドではあまり味わえない感覚・・・。寸分の隙も無いっていうのかな?
鈴木 茂のギター、ストラトもファイヤーバードも、音が際立って聴こえてくるのがスゴイ。
決してバカテクで出しゃばるわけではなく、とにかくイイ音で存在感バッチリ。
林 立夫のドラム、それほどドカドカした感じではないのに、ズッシリと心に響いてくる。
右手の動きがしなやかで、なんだかすっごく上手いなぁ~と見とれてしまった。
それから細野さんのベース、安定感があって本当にベースらしいベースだと思った。

演奏はアッコちゃんのレパートリーはもちろん、“はっぴいえんど”のナンバーも交えて進行していく。
今回の「さとがえるコンサート」は、府中・名古屋・大阪と行われてきたのだが、
今日になって一曲追加となり、細野さんのヴォーカルで「香港Blues」が演奏される。
本日のコンサートは二部構成、第一部のラストはアッコちゃんが唄う「行け柳田」。
客席にはなんと柳田本人が来ていて、本人を目の前に演奏するというスペシャルな展開。
1時間ほどで第一部が終了し、20分間の休憩をはさんで、19時25分ごろから第二部がスタート。
アコースティックセットでスタンダードナンバーを演奏したあと、アッコちゃんのピアノ弾き語り。
これはまさにアッコちゃんにしか描けない世界。お客さんはシーンと聴き耳を立てている感じ。
それから再びバンド演奏になり、“はっぴいえんど”の「花いちもんめ」、
アッコちゃんのナンバー「変わるし」を演奏してから、本編最後は「ひとつだけ」。
バンドで聴く「ひとつだけ」、“ヘンタイよいこバンド”のことをちょっとだけ思い出してしまった。
アンコールでは、細野さんとアッコちゃんが「恋は桃色」をデュエットしたあと、
最後は再びバンドで「風をあつめて」を演奏。サビはお客さんもいっしょにシンギング。
なんだかとっても気持ちよい雰囲気のまま、20時50分ごろコンサートは終了。

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